絶対☆領域 【凍結】   作:-Msk-

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スイマセン………風邪にかかりまして………

手が痛くて、熱が出てダルくてキーボードを打つことができなかったんです。


四領域目 俺の想い

 客室にアザゼル達が結界を張り巡らせている間に、どうすれば今回の件が早く片付くか考えていた。

 

 既に《桃源郷の探索者(エクスプロール・シャングリラ)》は発動していて、俺を中心とした半径5.040m―――――俺の絶対領域も展開されている。

 

 結衣さんは結衣さんで、ブリューナクを創造していつでも戦闘に入れるようにしていた。

 

 作戦は地下から侵入して頑張るという簡単なものだ。具体的に頑張るのが俺と結衣さん以外になることを願うばかりだね。

 

 目的は聖杯の抜き出しの阻止、マリウスの捕縛、上役を()()()()捕縛、テロリストの殲滅。邪龍に襲われて危なくなったらヴァレリーと聖杯だけでも取り戻してすぐに逃げる。

 

 うむ、こうして考えると実に俺向きの作戦じゃないか。聖杯の抜き出しの阻止とマリウスの捕縛さえしてもらえれば、禁手(バランス・ブレイカー)で一瞬で片付くからね。

 

 地下への階段を降りていく。うす気味が悪くて、少し苦手だ。それに加えて外からの激しい戦闘音が聞こえてきて、時々ビクッってなって俺に抱きついてくる結衣さんが萌える。俺のやる気はこれで二倍になった。やったね、アザゼル!! これで勝つるよ!!

 

 しばらくすると、最初の階層に出た。開けた空間で、パワーバカなグレモリー眷属が少しぐらい暴れても平気そうな規模はある。運がいいことに天井に照明があって、人間の俺でも辺りが見回せるようになっていた。

 

 でもそのおかげで見えちゃうんだよね………ずらりと並ぶ、鎧を着こんだ吸血鬼の兵士が。全員が全員武器を持っていて、赤い双眸をこれでもかってぐらいに輝かせている。

 

 アザゼルが言うには、元人間の吸血鬼らしい。吸血鬼の特性は純血に比べると薄いらしいけど、身体能力は並みの人間では太刀打ちができないほどらしい。

 

 数は………一〇〇を軽く越えてるね………よし、さっさと片付けよう。こんなところで足止めをくらうわけにはいかないし、何よりリリンに勘付かれたら面倒だ。

 

 

「―――――禁手化(バランス・ブレイク)

 

 

 誰にも聞き取れないような声量で呟く。勘付かれたら嫌だからね。よし、それじゃあ殺ってみようか。

 

 

「―――――『塵になれ』」

 

 

 久々の決め台詞、『塵になれ』の登場だ。声に出すのと同時に『塵になれ』と念じるのがコツだよ。

 

 目の前にいた大量の吸血鬼が全て塵になった。これで万事解決さ。さぁ、行こう。さっさと行こう。

 

 

「アザゼル、頭を抱えてないで早く行こう」

「お前なぁ………はぁ………」

 

 

 アザゼル、溜息ばかり吐いてると禿げるよ。まぁ禿げたら禿げたで笑えるからいいけどね。

 

 再び歩き始めて数分、階段が出現した。その階段を降りていくと、再び開けた空間に出た。ちなみに城の地下は最下層を含めて四つの空間からできてる。

 

 

「来た来た。主殿がおっしゃった通りだ」

「うむ、噂のグレモリー眷属」

「強化された我々にとってはいい相手になりそうだ」

 

 

 上の階よりも強そうな奴らが出てきた。身に纏っているのは鎧ではなく、普通の衣装だ。

 

 さっさと塵にして次に行こうとしたんだけど、先にイッセーと木場が仕掛けてしまった。それに続いてゼノヴィアさんとイリナさんのコンビが飛び出していった。

 

 まぁあれだろうね、ボスの前に身体を温めておこうとでも考えたんだろうね。正直無駄だと思うんだけど。

 

 ボス戦になったとしても、イッセー達の出番はないと思う。俺が禁手(バランス・ブレイカー)を使ってるから、視界に入れば一瞬で片が付くし。

 

 イッセーと木場はどうにかこうにかやっているみたいだけど、ゼノヴィアさんとイリナさんは辛そうだ。デュランダルは全然効果がないみたいだし。

 

 ゼノヴィアさんに関してはデュランダルを封じられたら為す術無いんじゃないかな? 俺、ゼノヴィアさんがデュランダルと聖剣以外の方法で攻撃しているところを見たことがないんだけど。

 

 そろそろ手をだそうかな、そう思った時だった。

 

 

「………一兄様、見ていてください。姉様に教えてもらったものがここで役に立ちそうです」

 

 

 白音がそう言った。

 

 兄………様………白音に兄様って言われちゃったよ。いいね………ロリっ娘に兄って呼ばれるのは堪らないものがある。

 

 白音の身体に淡い光が集い始めた。集まった光は白音の小柄な身体を包み込み、白音は白音で呼応するように闘気を発生させていった。

 

 闘気を纏って全身を発光させる白音。その光は膨れ上がり、大きくなっていく。光が何かの形に形成されていった。

 

 光が収まった後に現れたのは、黒歌に良く似た風貌の女の子だった。

 

 白い着物、猫耳、二又の猫の尻尾。ふむ、実によろしいじゃないか。俺のヤる気がビンビン上がっていくよ。

 

 

「近隣に存在する自然の気を集めて、自身の闘気と同調させることで強制的に成長させました」

 

 

 白音………そんな裏技があるとは………なんで黒歌は俺に教えてくれなかったんだろう。あのシスコンめ。

 

 白音から話を聞いたリアス・グレモリーが言うには、外部の気を体内に取り込むことで、猫又の力を自在に扱えるように一時的に白音を大きくさせる仙術の技なんだって。

 

 白音は幽鬼のように音もなく前へ進んでいった。

 

 右手を横にすると、その先に大きな車輪が出現した。

 

 

「―――――火車(かしゃ)。猫又が操る能力の一つです」

 

 

 これに関しては黒歌から聞いたことがある。火車(かしゃ)は死者をあの世に誘う妖怪で、猫又のもう一つの姿とされている。

 

 白音は宙にいくつも火車(かしゃ)を出現させ、吸血鬼に向けて放っていた。放たれた火車(かしゃ)は、空中で勢いよく回転しながら結構な速さで吸血鬼に向かって飛んで行った。

 

 吸血鬼が一人火車(かしゃ)を受けたんだけど、悲惨だったよ。白い炎に包まれたと思ったら叫び声を上げて灰になっていったからね。

 

 吸血鬼共は焦り始めた。それはまぁ、仕方がないよね。聖杯のおかげで弱点を克服したと思ったらこうもあっさり灰にされたんだから。

 

 

「その炎は死者を燃やし尽くすまでは決して消えることはありません。戦術の追うようにより取り込んだ自然の気を浄化の力に変えていますから。弱点どうこうという理屈ではあありません。あなた達の存在理由、真理そのものを根源から作り変えない限り、炎はあなた達を燃やしていきます」

 

 

 浄化の力ですか………黒歌、なんてものを教えてくれちゃってるんだ。まぁ別に構わないんだけど。俺は人間だから被害は出ないと思うだけど。

 

 いやぁ………しかしこのミニ着物と白ニーソが展開する絶対領域は素晴らしい。目が離せない。今度個人的にこの姿になってもらって、黒歌と白音で姉妹丼撮影なんていうのもいいかもしれない。

 

 吸血鬼が一人白音に殴り掛かったんだけど、白音に拳が触れた瞬間灰になっていた。

 

 

「………今の私は浄化の力そのものです。あなたたちはふれただけで消えてしまいますよ?」

 

 

 触れるだけで消滅………可哀想に。ていうかそれ何て無理ゲー。というか浄化の力が凄まじい。

 

 アザゼルからの説明では、邪気を持つ相手に特別効果があるみたいだ。邪龍も例外ではないという話しだ。ちなみにイッセーも触れたら浄化されるらしい。エロの権化だから仕方がない。

 

 そうこうしているうちに、白音は最後の一人を灰にした。

 

 

「………この状態はあまり長い事維持できません。どうでしたか? 兄―――――」

 

 

 そこまで言ったところで白音を包んでいた光が止んでしまい、元の幼女体型に戻ってしまった。途端に力が抜けたように崩れた折れていく。

 

 近くにいたこともあり、俺はすぐに白音を抱きとめた。

 

 

「………ふぇ」

 

 

 どうやら意識を失う寸前だったようで、抱きとめたらすぐに気絶してしまった。

 

 

「お疲れ、白音」

 

 

 そう言って頭をひと撫でする。

 

 それにしてもすごい成長だ。黒歌も白音にこんな技を仕込んでるとは………今度修行を覗いてみよう。何か得るものがありそうだし。

 

 

「この状態で初めての実戦だ。体力が一気になくなっちまったんだろう」

 

 

 アザゼルが言った。

 

 初めての実戦でこれだけの結果を残す………白音も才能の塊だったのか………嫉妬しちゃうよ。

 

 

 

†††

 

 

 

 下の階層にたどり着く直前からビンビン伝わってくるこのイヤな感じ。邪龍のオーラだ。

 

 俺達が三つ目の階層の扉を開くと、そこにはクロウ・クルワッハがいた。

 

 

「ここから先に生かすわけにはいかないのでね」

 

 

 イッセーが真の『女王(クイーン)』とやらになろうとしたらしいけど、そのタイミングで白龍皇が閃光を放ちながら登場した。

 

 白龍皇はすでに禁手化(バランス・ブレイク)しているのか、白銀の鎧を身に纏っていた。

 

 白龍皇―――――もういい加減ヴァーリって呼ぼう。もういちいち白龍皇って言うのが面倒くさい。

 

 カーミラの領地から先に出たのにもかかわらずここまで遅くなったのは、途中でユーグリッド・ルキフグスに妨害されたからだそうだ。

 

 ルキフグスからもわかるように、ユーグリッド・ルキフグスはグレイフィアさんの家族だ。なんでも弟らしい。

 

 ヴァーリの仲間―――――猿とかは、はぐれ魔法使いの集団『魔女の夜(ヘクセン・ナハト)』に所属している聖十字架の使い手に捕まったらしい。それでその相手をしていると。

 

 聖十字架―――――《紫炎祭主による磔台(インシネレート・アンセム)》は神滅具(ロンギヌス)の一つだ。

 

 聖遺物ということで、対悪魔性能は凄まじい物がある。紫炎の十字架を放てるらしく、その炎をまともに受ければ上級悪魔も簡単に消滅するようだ。

 

 本質は独立具現型で、時代所有者への継承とは別の形で自らに宿る何者かの意思の元で次々と主を変えるという特徴を持つようだ。

 

 聖槍、聖杯と来て聖十字架。全てが『禍の団(カオス・ブリゲード)』に関与している。聖書の神もとんでもない物を残して行ってくれたね。全部テロリストの道具として使われてるじゃないか。

 

 

探索者(エクスプローラー)!! 君はクロウ・クルワッハに勝つことはできるか?」

 

 

 イッセーと話していたヴァーリが俺に話を振ってきた。

 

 

「正直に言っていいの?」

「あぁ………ここで冗談を言われてもな」

「余裕」

 

 

 俺の声が聞えたのか、ヴァーリだけではなくイッセーやアザゼル達も俺の方を向いていた。

 

 誰も知らないだろうけど、今すぐどうにでもできる。さっきからずっと禁手化(バランス・ブレイク)している。そして視界にはクロウ・クルワッハがいる。

 

 ほら、念じるだけでどうとでもできるじゃないか。

 

 禁手(バランス・ブレイカー)に至ったせいか、超越者以外は力がうまく働くことが分かった。いい例がアザゼルやレヴィアたんだ。

 

 アザゼルには『ひれ伏せ』って念じたら綺麗に頭が床とディープキスしていた。レヴィアたんには『ミニ丈ゴスロリで絶対領域』って念じたら、ミニ丈のゴスロリ衣装に身を包んで、黒いレースのニーソを履いたレヴィアたんに変身したからね。もちろん撮影はしましたよ。

 

 

「お、おい一………本当に大丈夫なのか? いくらグレンデルを一瞬で封印したからって―――――」

「イッセー、一がこう言ってるんだから任せてみたら?」

「リアス………分かりました」

 

 

 こんなところでイチャつかないでもらいたい。俺は我慢してるのになんだよこの仕打ち。この怒りはクロウ・クルワッハにぶつけよう。

 

 

「いざ―――――『封印』」

 

 

 クロウ・クルワッハを真っ直ぐ見て『宝石に封印』と念じる。するとグレンデルのときと同じように―――――ってあれ? 封印できてない?

 

 右手に収まる宝石からは、グレンデルを封印した時みたいな感触がない。ただ、クロウ・クルワッハが地面に膝をついているところから考えるに、少しは封印できたんだろう。

 

 

「貴様………俺の力を………」

「やっぱり少しは封印できたんだね」

「少しではない………半分は持っていかれた………」

 

 

 それは良い誤算だ。でも封印しきれなかったってことは、超越者にも匹敵する実力者ってことか。

 

 

「……………頃合いか。これまでのようだ」

 

 

 ゆっくりと踵を返して、近くの壁に寄りかかるクロウ・クルワッハ。

 

 

「あれ? これから激しい戦闘が始まるんじゃないの?」

「一度に半分も力を持っていかれればクるものがある。それに最低でも十数分だけ時間を稼げと言われただけだ。―――――次に会うときは本気で殺りあいたいものだ」

 

 

 絶対にお断りだ。激しい戦闘っていうのは冗談で言っただけだし。そんなガチ戦闘は結衣さんとの模擬戦だけで十分だ。

 

 俺達はクロウ・クルワッハを警戒しながらもこの空間を後にした。

 

 

 

†††

 

 

 

 最下層へ向かうときに、列の先頭を陣取ったのはギャスパーだった。それだけヴァレリーが心配だってことだろう。俺も黒歌がさらわれたらなりふり構わずいろいろ念じまくって助けに行くと思うし。

 

 到着した空間は祭儀場そのもののようで、儀式に使われそうな怪しげな像や書物の棚が部屋のあちこちに置かれていた。

 

 

「………ギャ………ギャスパー………?」

 

 

 ヴァレリーの声が聞えたのでそっちに顔を向けると、床に描かれた巨大な魔法陣の中央に置かれた寝台の上にヴァレリーが寝かされているのが確認できた。

 

 すでに魔法陣は怪しい輝きを発していて、その光はヴァレリーを包み込んでいた。

 

 ヴァレリーの表情は、苦痛にまみれていた。だがヴァレリーが展開している絶対領域に俺は衝撃を受けた。

 

 履いているのはミニスカート。これは別に普通だ。でもニーソはどうだ? ヴァレリーが履いているニーソは、あみあみニーソだった。

 

 あみあみニーソは、淵があみあみになっているのではなく、脚を包む場所があみあみになっているもののことを言う。

 

 ヴァレリーが履いているあみあみニーソは、クモの巣を模したようなものだった。ニーソの色は黒。もうわかるだろ?

 

 ニーソのあみあみから見えるヴァレリーの白い太ももがまぶしぃぃぃぃぃぃ!! 眼福じゃこらぁぁぁぁぁっ!!

 

 

「ヴァレリィィィィィィィィィッ!!」

 

 

 ギャスパーの叫び声で俺の意識は引き戻された。おっと、失礼。でも素晴らしいものを見たんだから仕方ないよね?

 

 叫ぶギャスパーが魔法陣に近づこうとするけど、障壁に阻まれて近寄ることができていなかった。

 

 ギャスパーが魔法陣の中で術式を操っている男―――――マリウスを視線に捉えた。

 

 

「やめてッ!! やめてくださいぃぃぃっ!! もう、これ以上、ヴァレリーをいじめないでッ!! 彼女を解放してあげてぇぇぇぇっ!!」

 

 

 ギャスパーの願いにマリウスはいやらしい笑みを見せた。

 

 

「えぇ、だから、『解放』してあげようとしているのですよ。ほーら、もうすぐ彼女の心身をむしばんでいた聖杯が取り出されますよー」 

「いやぁぁぁぁぁああああああああああああああああああああああああああああああっ!!」

 

 

 いっそう高い絶叫がヴァレリーから発せられ、身体から何かが出現しようとしていた。

 

 いけない………それはいけないぜマリウス。俺に素敵な絶対領域を見せてくれた女の子をいじめるのはダメだ。

 

 

「ちょっと退いて」

「一!! お前ならどうにかできるのか!?」

「分からない。だってアザゼルが聖書の神のプロテクトコードとか言ってたし。でもやってみるしかないでしょ」

 

 

 聖書の神が創り上げたプロテクトコードに聖書の神が創りあげた神器(セイクリッド・ギア)で対処する。どっちが上なのか分からないからどういう結果になるのかは分からない。でもやってみるしかないでしょ。

 

 俺に絶対領域を見せてくれた女の子なんだから。

 

 

「―――――『止まれ』」

 

 

 すぐに『止まれ』と念じる。でもこれが間違いだった。いや、本当は術式だけ止めようと思ったんだ。

 

 術式だけ止めようと思ったら、俺の絶対領域に存在するもの全て止まったみたい☆

 

 術式はもちろん、人、悪魔、吸血鬼が全員止まっていた。俺の絶対領域っていう空間内に存在するありとあらゆるものが停止していた。

 

 今まではこんなことがなかった………今までと違うところと言えば、絶対領域を見せてくれた女の子を助けようって思いながら念じたこと。そ、そうか!!

 

 俺の絶対領域への想いが能力の強さに反映されたのか!!

 

 なるほど。それなら合点が行く。さすが俺の神器(セイクリッド・ギア)だね。

 

 とりあえず、さらに『ヴァレリーの解放』と念じて、魔法陣からヴァレリーを開放する。そして寝台に寝かされているヴァレリーを抱え上げて、そのまま退避する。

 

 次に『魔法陣の消滅』と念じて、神器(セイクリッド・ギア)を抜き出す為の魔法陣を消滅させる。

 

 あとはマリウスだけど………こいつは意識を覚醒させてじっくりと拷問しよう。ヴァーリみたいに。ギャスパーも色々殺りたいだけだろうし。

 

 まずは『銀製の十字架』と念じて銀製の十字架を創造する。そして『銀製の十字架に磔』と念じて磔にする。ついでに『銀製の茨』と念じて銀製の茨を創造して、『銀製の茨で拘束』と念じてマリウスを磔に拘束する。

 

 次に『銀製の十字釘』と念じて数百本創造する。後は『すりおろしニンニク』と念じてニンニクを創造する。

 

 十字釘にすりおろしにんにくをつけて良く馴染ませる。くっくっく、これで刺されたらヤバイぞ。吸血鬼じゃなくて人間でもヤバイ。染みるから。ついでにマリウスを拘束している茨にもすりおろしニンニクを馴染ませておこう。

 

 マリウスは確か聖杯のおかげで弱点が無くなっていたはずだ。だから『聖杯による性質変化の無効』と念じて元の普通の吸血鬼に戻す。

 

 よし、早速始めよう。『止まれ』と念じたのを解除する。その瞬間―――――

 

 

「ア―――――ッ!!」

 

 

 ―――――マリウスが叫び声を上げた。

 




白音は別にイッセーのこと好きじゃありませんからね。
どちらかと言えば一くんなんじゃないかなぁ………

一くんの拷問は辛いですよ………ヴァーリがいい例ですね。
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