日時としてはベルとエリスのランクアップのお祝いでの話。宴会中、ベルはシルとリューから褒められて喜び、リリルカは私も早くしたいと羨ましがっていた。俺もリリルカと同じ気持ちだ。それを察したのか、隣のエリスによしよしされた。お酒に酔っていたのかな。
ちなみに俺とエリスのステータスはこんな感じだ。
アラン・スミシー(16) Lv.1
力:D634→D688
耐久:D622→D671
器用:E540→E597
敏捷:D630→C700
魔力:I0→H105
“魔法”
スキル
【
・会話や文字の自動翻訳
【
・三つの中から一つ獲得
・選んだモノの貯蓄と引出し
・一週間後に再選択
・貯蓄(1.篭手2.レイピア3.【刀剣乱舞】4.湿布5.バンダナ6.【癒光の羽衣】)
【
・スキルによって入手したモノを捨て自身の能力値に還元する
・価値によって変動
エリス・キャルロ(16) Lv.2
力:B786→I0
耐久:B742→I0
器用:A836→I0
敏捷:A870→I0
魔力:C680→I0
“発展アビリティ”
狩人:I
“魔法”
“
“スキル”
【犬人咆哮】
・獣化
・全能力値に高補正
【
・ーーーー
・特定の人物を想うほど効果上昇
・魅了無効
ステータスはランクアップしなかったものの、かなり上昇した。さらに【三択からどうぞ】と連動するスキルも(今更)手に入れたので満足だ。効果の程はまた今度。
また、エリスの場合はランクアップを遂げたので、発展アビリティである【狩人】を手に入れ、更に謎のスキルまで手に入れていた。ーーーーって意図的に隠してるの何?ラクシュミーよ、早熟じゃないよね?なんか最近エリスの雰囲気変わった気がする。大人っぽい余裕が生まれたみたいな。スキル名から察するにあいつ恋でもしてるんか?
それとどうでもいい話だが、原作通りモルドさんはリューさん達にしばかれていた。ミア母さんのお叱りに内心ビクッとしたのは内緒だ。
話しは変わる。
【ヘファイストス・ファミリア】とは、鍛冶を司る女神ヘファイストスを主神として構成される生産系派閥。鍛冶の腕もさることながら、団長の椿・コルブランド筆頭に実力も折り紙つきだ。
都市内外問わず有名な【ヘファイストス・ファミリア】に、俺はインファントドラゴンとの激闘により損傷した武器と防具を買いに来た。
「すいません。この武器と防具って、同じのが他にありますか?」
「少々お待ちください。製作者は・・・あ~あの子か、これはもうありませんね」
やっぱりか。前買った時も店員が似たような反応してたから察していたが、正直これ以外使いたくないんだよなぁ。かなりしっくりくるし。
「じゃあ他のを探してみます」
俺は武具コーナーへと足を運ぼうとしたのだが、
「・・・もしよければ、製作者に会ってみませんか?」
「え?」
「もしかしたら同じのを作ってもらえるかもしれませんので」
「いいんですか?俺としては嬉しいけど・・・」
本当に大丈夫か?俺が悪人だったらヤバいぞ。向こうはLv.2みたいだから返り討ちにあうけどさ。
「アハハ、大丈夫ですよ!お客さんはイケメンですから!」
「え、何その判断基準」
イケメンなら許されるあれか?
「冗談は置いておいて、私の名前を出せばいけますよ」
店員曰く、この製作者は友人なのだとか。謎の信頼を得たことにより、製作者と場所を教えてもらった。
ーーーーーーーーーーーーーー
「ごめんくださーい!貴方のご友人の紹介で来ましたー!」
工房の扉をノックする。鍛治場特有の武具を造る金属音がしないので、作業中という訳ではないと思うが・・・。
主は留守にしてるのかな・・・おや?
「眠りを妨げる無礼者は誰?」
「俺です」
「本当に誰?」
ごもっとも。
現れたのは長い黒髪に本来のものなのか、単に寝不足なのか分からない目元の隈。小動物っぽい小柄なヒューマン。少々無防備じゃないかと不安になるタンクトップと短パンの服装。
この人が俺の使用した武具を造った鍛冶士シトリー・ハンナなのだろうか。
「俺はアラン・スミシーと言います。貴方の武具が損傷したので修理して欲しいんですが・・・」
「私の武具・・・?」
「これですね」
俺は横に置いていた箱を持ち上げた。シトリーはその箱を覗き込む。
「・・・かなり損傷してるね。何と戦ったの?」
「強化種のインファントドラゴンと少々」
「よく勝てたね」
「仲間が居たので」
あれは死ぬほど大変だったなぁ。あの後、二人とも精神枯渇で倒れそうな所に【ロキ・ファミリア】に助けてもらった。生ヒリュテ姉妹にテンション上がったね。
話しは戻る。
「修理・・・いや、新調しようか」
「やっぱ無理っすかね」
「うん。こんなにボロボロならね」
着いて来てと言われ、工房の中に入る。足場には沢山の物で溢れており、隅っこに小さなベッドがポツンと置かれていた。片付けが苦手なタイプか。
「採寸する。上着脱いで」
「あ、はい」
指示通り上着を脱いでシャツ一枚になる。地面に投げ捨てていたであろうメジャーで測った。
「ガッシリしてるね」
「鍛えてますから」
これ本当。朝早く起きて運動してるんだ。恩恵に頼りきりになるのもアレだし。
測定終わった後、シトリーは興味深そうに俺の体を触る。あ、やめ、ちょっとくすぐったい。
「すんすん」
「!? シ、シトリーさん!?」
「・・・落ち着く。あと呼び捨てでいい」
いきなり匂いを嗅ぐな!あと抱き付くな!それに落ち着くってなんだよ。
「だめ?」
「ぐっ」
上目遣いやめて。理性が飛んじゃう。
「専属契約結ぶ?」
「いきなりだな。理由を聞いても?」
「友達が紹介したのと、お兄ちゃんに似てて落ち着くから。次も抱かせて」
言い方よ。途端にいかがわしくなっちゃうからやめよ?友達とはあの店員のことか。
「装備は二日後にできるから、その時に」
「分かった。だから離れて?」
「あと、いちじ、かん・・・ZZZ」
「え?もしかして立ったまま寝たの?流石鍛冶士器用だねぇ」
呑気なこと言いながらシトリーをベッドに投げた。彼女は寝不足だったようだ。
欲を言うなら、ヴェルフみたいに熱い思いを語ってほしかった。そうすればマイペースな性格の他、シトリー・ハンナという鍛冶士の人となりを知れたのに。
シトリー・ハンナ(18)
ランクアップを果たして半分引きこもり生活をしており、客を選ぶ性格。これでも警戒心が強く身持ちが固い。オリ主を昔亡くした兄と重ねているので(オリ主限定で)ガードが緩くなった。過去はもっと仲良くなってから。別に同行しない。
次回中層探索