原作通り【イシュタル・ファミリア】は崩壊した。【勇者】はイシュタルが闇派閥と繋がり、さらに例の鍵を持っていると予想するが、たしか副団長タンムズからフレイヤに渡っているはず。
無駄足になるだけだから探さなくていいよ。
アラン・スミシー(16) Lv.2
力:F356
耐久:G240
器用:G251
敏捷:F303
魔力:E419
“発展アビリティ”
幸運H
"魔法"
"スキル”
【
・会話や文字の自動翻訳
【
・三つの中から一つ獲得
・選んだモノの貯蓄と引出し
・一週間後に再選択
・貯蓄(1.篭手2.レイピア3.【刀剣乱舞】4.バンダナ5.【癒光の羽衣】6.【全力投擲】7.槍(返してもらった))
【
・スキルにより入手したモノを捨て自身の能力値に還元する
・価値によって変動
エリス・キャルロ(16)Lv.2
力:D563
耐久:D520
器用:B712
敏捷:B785
魔力:C635
“発展アビリティ”
狩人H
“魔法”
“
“スキル”
【犬人咆哮】
・獣化
・全能力値に高補正
【
・───
・特定の人物を想うほど効果向上
・魅力無効
あの戦場から帰ってから後日。俺達はステータスを更新した。【
また、俺とは対照にアビリティがかなり成長しているエリスだが、まだまだ上位の経験値が貯まってないようだ。だから偉業を積まない限りはランクアップができない。
「新居はどうするのじゃ?賭けでそれなりに儲けたじゃろ」
「それが・・・」
俺はありのままを伝えた。賭博で得たお金は全て【ディアンケヒト・ファミリア】に渡したことを。
「仕方なかったんです!秘薬も
だから俺は弁明を兼ねて謝罪した。DOGEZAである。全て許されると武神が言った、
「・・・頭を上げるのじゃ。賭博で溶かしたんじゃなくて、人のために使ったんじゃろ?ならば責める道理はない」
「うん。お金から貯めればいいしね。それにこれからも一緒に寝れるし・・・」
「ふ、二人とも・・・!」
女神が、ここに優しい女神達がいる・・・!エリスが小声で何やら言っていたが許されたらしい。俺の心は幾分か軽くなっ──
「アミッドって【戦場の聖女】だよね?いつから下の名前で呼ぶようになったの?」
胃が痛くなった。
それには事情があってだな・・・
「どんな事情?ねぇ?私に教えて?」
ひぇ。
た、助けてラクシュミー・・・!
「お茶が美味しいのじゃ」
ラララ、ラクシュミィィィィィッ!!
「ごめんくださーいっす」
「だ、誰か来たみたいだなぁ~~!待たせると悪いから行ってくるね!」
俺は逃げるように玄関まで走った。ナイス来客!お前がナンバーワンだ(ベ◯ータ風)
「・・・そんなに嫉妬するなら告白すればよかろうに。好きなんじゃろ?アランのことが」
「・・・はい。私はアランを愛してます。彼が他の女の子と仲良くするのは堪らなく嫌だ。でも、告白して振られたり、強引に迫って今の関係が壊れるのがすっごく怖いんです」
「それは・・・杞憂だと思うんじゃがなぁ。アランはきっと受け入れるぞ?」
アランは自分よりも仲間を優先する。知り合って間もないエリスに魔導書を渡すぐらいだし。
「そこに愛はありませんよ、きっと。心に残るのは虚しさだけです。だから私を好きになってくれるよう彼を振り向かせます!目移りなんかさせませんから!」
こいつはこいつで一途だ。愛なんて恋人になってから育めばよいだろうに。恋は盲目なんじゃろか。
「まあ、励むとよいわ」
「もちろんラクシュミー様は第二婦人です!」
「ぶふぅっーーーーー!?」
飲んだお茶を吹いた。
ーーーーーーーーーーーー
「以上で報告は終わりっす。団長から『君のお陰で初心に、いや、目指したいものを再確認できた。心から感謝する』と言っていましたっす!自分も仲間を助けてくれたことに礼を言わせて欲しいっす!」
「いえいえそんな」
そんなに感謝しないで欲しいっす!俺は原作知識をフル活用しただけだから!
「それとこれをどうぞっす」
「バッグ?」
「その中には今回の報酬と、アランさんが【ディアンケヒト・ファミリア】に依頼した分のお金が入ってるっす」
は?待て待て。依頼金を知ってるのか?かなりの額になるぞ?そこに報酬が加わったら・・・やべぇ返さな──
「返品不可なので、自分はそれじゃ!」
「ちょっ待っ・・・速!?流石Lv.4だな!【超凡夫】すげぇ!!」
感心してる場合じゃない。取り敢えずリビングに戻るか。
「ぶふぅっーーーーー!?」
いや何やってん?
【人工迷宮】攻略の参加条件
・情報の開示
・お金
・自分等が敵対してもスルーしてほしい(冒険者及び一般人に手を出したら無効とする)
アミッド
人命よりお金優先だと思ってましたけど・・・命懸けで他派閥を治療し、自分のお金を使い切ってまで我々に依頼するとは。少々誤解してたかもしれませんね。下の名前で呼ばせたのに他意はありませんから!今後ともご贔屓に!
ロキ
うちに欲しいなぁ。
フィン
彼のお陰で高みへと至れた。くそ、もう一度会いたいけど書類仕事が・・・。あの槍くれないかな?味方だと頼もしいけど敵になったら厄介。
???
怪人を撃退したり、仲間を助けたり、フィンをランクアップさせたり・・・すごい気になる。一度ホームに訪れようかな。