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黒衣の人物もとい、
知性のあるモンスターを【
「ギ、ギルドが!?」
「ガ、【ガネーシャ・ファミリア】もでございますか・・・?」
これにはベル達は驚いた。
まさかギルド(厳密にはウラノス)と【ガネーシャ・ファミリア】がこんな秘密を抱えているとは思わなかったからだ。もしバレたら組織の信用が急降下し、民衆の不満が一気に爆発するだろう。改めて聞くと、とんだリスクを抱えてんな、神ウラノスとガネーシャよ。
「モンスターを倒すことに躊躇わないでくれ」
リザードマンの【異端児】リドが全員に告げる。その中で特に、躊躇の色を見せていたベルの心に刻まれた。これからはもう大丈夫だろう。
全ての話を聞き終わり、その帰りの際にウィーネが離れ離れになることを嫌がったが、俺達はまた会うことを約束し、一応は納得してくれたみたいだ。
「フェルズ、相談があるんだが・・・」
「? なんだアラン・スミシー」
まさかウィーネとは
せめて、日時をずらすことって出来ないかな?
「・・・君の言うことは分かった。しかしまだ君を信用していない。それが本当かどうかも不明だからな」
まあ、そうだな。こんなこといきなり言われても信用しない。俺だってそうかも。
「だから【異端児】最強の
「最強が来るんなら安心だ。ちなみに実力はどのくらい?」
「流石に【猛者】よりかは下だろうが・・・それでも
「・・・マジ?」
「マジだ。深層域のモンスターを喰らっているからな」
やっぱやべぇよメインヒロインは。あれとまた戦うことを約束したベルも大概だけどさ。
「それならマシになるね。でも一応警戒させておいてくれ。安全とは言えないから」
「任せろ」
「アランー?もう出発するよー」
「分かった、今行く!・・・じゃあ、みんなによろしく」
俺はベル達の後を追った。不安は消えないが、あれが原作より早く来るんならまあ大丈夫だろう。
あー、でもでも。【ロキ・ファミリア】の連中と和解して外伝で協力するんだよね確か。変えたら変えたで絶対影響するよなぁ。最悪ゲームオーバーだよぁ。慎重に動くか。目標はベルとの再戦。そして【異端児】と協力関係になってもらうこと。頑張ろ。
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「糞がっ!!ここは中層だぞ!?なんで
男はあらゆる箇所から血を流し、折れた足を引き釣りながら悪態を付いた。
男とその仲間達は移動中の知性あるモンスターを捕獲するため張っていたら、そのモンスターは姿を現した。男達は何とか制圧していたのだが、突如として現れたモンスターに滅茶苦茶にされてしまった。
その結果、この男を除く仲間達が皆殺しにされたのだ。
「俺の
彼の呪詛は狂乱。簡単言えば対象を狂わせ、狂った生物は近場の生物を襲うというものだ。あのモンスターの近くにいたのは自分だった。
重症を負いながらも、仲間を囮にすることで命からがら逃げ出せた男は嗤った。
「一匹捕まえられたのは運が良かった。こいつを利用してあの牛野郎に復讐してやる・・・!」
男の名前はディックス・ペルディクス。【イケロス・ファミリア】所属で【
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「やったー!
帰宅後のこと。
ラクシュミーに恩恵の更新を頼んだ俺達は、順番にやってエリスの番で発覚した事実。
「おいおいマジかよ・・・」
「早すぎじゃろ、流石に・・・」
ラクシュミーはいつもの余裕が消え去る。例のスキルも当然知ってるし、更新の度に早いことだって分かってる。でもランクアップは別。偉業を達成しないと不可能だもん。
「やっぱあれかなー。私の攻撃がレイに当たったことだよね。あれしか考えられないもん」
「あの時か。なら俺だって」
「アビリティはよく伸びたが、アランは上位の経験値が足らんのじゃよ」
ぐぬぬ。
エリス・キャルロ(16)Lv.3
力:I0
耐久:I0
敏捷:I0
器用:I0
魔力:I0
発展アビリティ
狩人H
剣士I
魔法
“
スキル
【犬人咆哮】
・獣化
・全能力値に高補正
【
・───
・特定の人物を想うほど効果向上
・魅了無効