卒業生にして【ロキ・ファミリア】から出向してきたレフィーヤに迫られはしたが(意味深)、レオン先生及び男神バルドルによって誤解は解かれたことで安堵する。
そして言い渡される【学区】にこんな妙ちくりんな変装して入学するよう言われた本当の目的。
『君はこれから一つ、伸び悩んでいる小隊を任せたい』
『同胞を成長させ、戦争を勝利をさせたその手腕でどうか彼らを導いてやって欲しい』
『『どうかよろしく頼むよ』』
【学区】の戦技学科では都市外のモンスターだけではなく、実際にダンジョン探索及びモンスター討伐を行わせるらしい。まあ、外よりも
生徒として【学区】に居る間は授業を受けていいと言われたので──というよりレオン先生に負けたから潜入しているんだけど──断る理由はないな。
驚きだったのは、
また、俺と同じタイミングで入学してきた
などと考えていると案内された部屋に辿り着く。俺が受け持つ生徒、というより俺が仲間として活動するメンバーのが正しいか。今から顔合わせする。
【第六小隊】。全員Lv.2のこれまた才能がある生徒達。右からエルフ、
「私はアラコ・サミシーと言います。入学前は都市の外で冒険者をしてました。
Lv.2の
まあ、名前と活動はバリバリの嘘なのだが。
「私はメッフィ。この隊のリーダー兼魔導師をやらせてもらってるわ。よろしくね、アラコ」
「俺はラァサ。前衛兼斥候だ。······やけに逞しい女だな」
「ちょっとラァサ、失礼だよ!······あ、えと、僕はジョン。ドワーフと違って弱々しいけど、このパーティの盾役をやってるよ。よろしくね」
「私はルル。弓兵兼サポーターだけどサポーターの方に傾いてるね。このパーティ、リーダーしか回復魔法使える人居なかったから治癒士の君が来てくれて助かるよ」
と、エルフ、狼人、ヒューマン、小人の順で自己紹介が終了した。中々バランスが良さそうだな。俺という治癒士が入って更に地盤が固まった気がする。
「顔合わせも終了したし、ダンジョンに行って課題を済ませようか」
メッフィの言葉に全員が賛同した。よし、頑張るぞ。
「前方から三体、オークだ!それとインプの群れも来た!」
「任せて!僕が前に出て陽動する!」
「よし、ラァサも前へ!ルルは弓で援護、アラコは──」
「詠唱完了、いつでもいいよ」
「・・・! タイミングは任せる、私も詠唱を始める!」
(・・・もう詠唱を?判断が速いわね)
メッフィは詠唱を始める傍らで驚いた。指示する前に、すでに行動に移しているアラコの能力に。【学区】の支援や援助も無しに、
ジョン、ラァサに回復魔法を使用後、迅速に次の行動に移す。地面に転がる石を持ち、投擲する。前から練習しているお陰で
ジョンの陽動、ラァサの攻撃、ルルの弓の邪魔をしない牽制。指揮官のメッフィ以外にも、三人は妙にパーティ行動に慣れてるアラコに疑問を浮かべるが、それ以上に頼もしさを覚えた。
「──詠唱完了、下がって!」
メッフィの合図で全員下がる。オーク達も彼らの背を追いかけるが、いい位置にきた。
「──【フォレスト・ファイヤ】!!」
森林を彷彿とさせる鮮やかな緑の炎が、全てのモンスターを飲み込んだ。
これで課題は終了だがこのパーティ、連携取れて安定してるし俺不要じゃね?レオン先生には問題なしと伝えておこう。
「アラコは実力も申し分なくて・・・ううん、私達の予想以上の働きだった。だから貴方を信頼して目的を言うわね。
───私達、十八階層へ進もうと思っているの」
はい、アウト。
アラコ・サミシー(カナ)Lv.2
力:H105
耐久:G224
器用:F311
敏捷:G277
魔力:D550
発展アビリティ
治癒G
魔法
【ディア・カンタービレ】
・回復魔法
・数秒間、効果持続
詠唱【唄う貴女の慈悲は万人を癒し、その奇跡をここに呼び起こす】
スキル
【
・治療時、魔法効果増幅及び器用・魔力に補正
フレイヤが気紛れに口ずさんだ歌に脳を焼かれ、魔法を発現させるに至った。
流石【