Fate/憑依転生ワカメは死にたくない   作:エドアルド

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ワカメは答えを……え?聖杯問答?何故!?

 

俺が教会で聖杯の異常に着いて説明してから三日。今日改めて教会に集まり協力するか否かを決めるのだが

 

「遅かったではないか坊主!」

 

何故教会前で宴が始まってるんだよ!?

なんで呑気に酒とか飯とかだしてテーブル囲ってるんだよ!お前何しに来てんだよ!絶対イスカンダルの仕業だな!

 

「…何がどうなってんだよ」

「聖杯は相応しき者の手に渡ると言い、それを見定める為の儀式がこの冬木における闘争だと言う」

 

え?まぁ、見定めるというか白黒つけるというか。英霊が六体敗退し聖杯にくべられなきゃ聖杯は使い物にならないからな

 

「何も見極めをつけるなら血を流すには及ばない。英霊同士お互いの格に納得がいったなら。それで自ずと答えは出る!」

「だけどなんで今……」

 

それより先に聖杯を先に何とかしないといけないってのに

 

「面倒事はこういう暇な時にこそ片付けて置くべきだろう?」

 

一理あるが

 

「坊主への回答も宴の中で言えば良かろう!他の連中も既に揃っておる。おぬしらも座れ」

 

イスカンダルらしいと言えばらしいが。それによく見ると璃正さんとかもいるじゃないかちゃっかりアサシンもいるし。お前死んだフリしてなくてええんか。聖杯戦争関係者みんないるじゃん

 

「あれ?璃正さんその方は?」

 

だけど一人だけ見知らぬ。いや、見た事あるぞこの人……まさか

 

「あぁ、彼女はシエル。埋葬機関から送られて来た今回の増援だ」

 

まさかの埋葬機関からの増援。いや、でも最悪世界が終わるから正解ではあるのかな。てか今の時期だとシエルは中学生かギリギリ小学生なんじゃ……いや、待てよ確か本来の肉体年齢は確か25歳だっけかな?この世界英霊召喚出来てるからFate時空なのは確かとして確かシエルを乗っとたノアはエドモンに殺されたんだっけかな?そこら辺うろ覚えだからなぁ。月姫よりもどっちかていうとFate時空の方がまだ詳しいんだけどてかここはリメイクとリメイク前どっちのやつだ!Fate時空と月姫時空で色々変わるけど基本は変わらないとは思うけど。まさか月姫の出来事が起きるのか?くそっ!こういう所が型月はややこしい!

考察は今は辞めだ面倒臭い。

 

にしてもシエルの後ろすげぇ神秘含んだ物体があるんだがもしかしてあれが第七聖典かな?形的にはリメイクぽいがどうなんだ?

まぁ、良い今は座るか

 

「さて全員が揃った事だ!始めようでは無いか聖杯問答!我ら英霊の誰が聖杯を持つに相応しいか決めようぞ!」

 

こうして何故か聖杯問答が始まった

 

 

 

 

 

 

 

 

「ていうか聖杯問答って何をするんだ?」

 

俺の疑問はそこに尽きる。原作では王達の格を競うことをしていたが今は王以外のサーヴァントもいる。何を持って相応しいとするのか

 

「そうさなぁ。では聖杯にかける願いで決めよう!それがわかりやすい」

 

……やっぱりそこに落ち着くか

 

「ふん、そのような事は雑種どもで勝手にやっていろ。我には関係無い」

「どういう事だアーチャー。貴様も聖杯を手に入れる為にこの聖杯戦争に参加したはずだ」

 

……あー、もしかして三日前のあれで気付いた感じかな?

 

「本来なら聖杯は俺の所有物。しかし、数日前の雑種の言葉を聞き確信した。今回の聖杯戦争における聖杯は我が宝では無いと。全ての宝は俺の所有物ではあるがウルクの大杯から派生したものですらない」

「…それはどういう?」

 

あーと、これは説明した方が良いのかな

 

「発言失礼します。説明をしてもよろしいでしょうか、英雄王」

「……まぁ良かろう、手間が省ける」

 

よし!セーフだ。英雄王に話しかけるなんて自殺行為だけど許可取らないで話したらそれはそれで死ぬ

 

「坊主…今何と……」

「えーと、英雄王―もといギルガメッシュ王からのご許可を頂いたので説明します。まず今回のサーヴァントクラスアーチャーは最古の王、英雄王ギルガメッシュです。」

 

その言葉にみんな驚くそうだよねぇ

 

「坊主良くわかったな」

「いや、まぁ。あれだけの宝具を持つのは英雄王以外は心当たりないので」

 

前世で知ってますなんて言えないけどこれなら整合性ぐらい取れるでしょ

 

「えっと話を戻しますけど。ギルガメッシュ王の逸話通り全ての宝はギルガメッシュ王の宝物庫を起源にします。これは聖杯でも変わりはありません。今回のギルガメッシュ王の参加は自分の宝を取り戻す意味合いがありました。しかしこの冬木の聖杯はアイツベルンが主導で作りあげた魔術礼装。即ち王の宝物庫を起源とする聖杯とは全くの無関係。王の宝物では無いと言う事です」

「その通りだ。よくわかっておるではないか■■■■■」

 

……ん?あるうぇ?その名前……

 

「ん?今アーチャー、お主なんと言った?」

「最後だけ何やら聞き取れなかったのですが」

「知らんでも良いわ」

 

……まさか、まさか!?

 

「あ、あのぅ。王様」

「なんだ雑種?」

「もしかして俺の王様でしょうか?」

「たわけ、貴様が俺の小間使いよ」

 

あ、すーーーーーーう。はい、そうでございましたか。いや、でも王様なら可能性ありありすぎて不思議じゃない……そうかーーカルデアの王様だったかあーー。いや、俺個人の知り合い多すぎぃ!?イレギュラーの中心俺やんけ!なんか王様にしては大人しいなぁとは思ってたけどさ!

 

……胃が痛ァい

 

「にしても中々に愉快な存在になったでは無いか雑種。クックック」

 

……あ、俺今回愉悦の対象なのかなぁ。普通に嫌だァ

 

もう、関係者いないよね?ね?嫌な予感しかしねぇ




ギルガメッシュ王はもう大人しくしてもらうにはこうするしか無かったんだ

セイハイクン「ステンバーイ、ステンバーイ、ステンバ……ナ、ナンダオマエタチハ!グワッー」
???『マッテイテクダサイマスター!!』
ワカメ「ナンダカイヤナヨカンガスルナ」
AUO「愉☆悦」

作者「おや?何やら嫌な予感とギャグの予感が……ナ、ナンダオマエハ!グワー」
ノリ「イイカラカクンダヨ!」

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