サクシャ「ウーン,ナヤマシイナァ」
グダグダ「|´-`)チラッ」
サクシャ「ン?ナンカサムケガ…」
グダグダ「グダグダノジカンダ!」
サクシャ「グワー」
シニガミ「愉☆悦」
てな感じで多分ZERO編はギャグ調になるかも
俺の頭をぐだぐだが侵略してくるんだ
アルトリアは願いを否定されたからなのか、自身の願いに自信を持てなくなったからなのか意気消沈している。
「ここで議論してもかなり終わりが見えないので次行きましょう。次」
俺は話を逸らすことにした。これ以上アルトリアに関してはつついても面倒臭いだけだから。救えるのは多分、衛宮士郎だけだから。まぁ、ここの世界線で第五次聖杯戦争が起きるかは知らんが
「ランサーは聖杯にかける願いは何だ?」
「何も望まん。オレは生前の悔いを晴らすため、二度目の生である此度こそ、主に曇りなき忠義を捧げる。こうして召喚された時点で、既にオレの願いは叶っているんだ。故に、後は我が主に勝利を。そのためにオレは槍を振るうまで」
予想していた通りというか、知っていた通りだな。何も聖杯戦争に応じるのは聖杯を必要としてる訳でなないしな。今回のランサーディルムッドなら主への忠義、クー・フーリンなら闘争、阿国だったら自分の歌舞伎を世界に広める事。色々だ
「何だランサーは聖杯を欲しておらんのか。ならアサシンはどうだ?」
ランサーの答えを聞いたイスカンダルは今度はアサシンに問いかける
「我々は1つの体に数多の人格を宿している。それを統合し1つの個となる事が聖杯にかける願いだ」
それを聞いたみんなは頭に?を浮かべている。わかる、だって聖杯を使うまでも無いんだし
「フハハハハハ!!アサシンよ我の腹筋を崩壊させる気か!フハハハハハ」
その言葉に顔は髑髏の面で隠れているがいかにも不服そうな雰囲気を出すアサシン
「アサシン、君達はおそらく宝具で分離してるんだろ?個を確立したいならな英霊になった時点で人格それぞれで個を宝具で確立出来るんだから、聖杯要らなくないか?」
アサシンについて詳しく知っているとおかしいので推測の言葉を混ぜつつアサシンの願いについて言うと
「………………確かに」
アサシンは目からウロコとはこの事か、という雰囲気を醸し出し、納得した。
「いやしかし……確かにそれも…どうなんだ?……その考えも」
何やらぶつくさ一人で呟いているがおそらく人格達と話でもしているのかな。そのアサシンを放って次に阿国に飛ぶ
「キャスターはどうなんだ?」
「私でございますか?私は聖杯にかける様な望みはありません。阿国さんの歌舞伎舞を、全世界の人々にお届けできればと、思いはしますけど聖杯に望むことでは無いですからね」
「それは受肉では無いのか?」
「受肉しなくてもマスターさえいれば現界し続けられますからね」
受肉に関してはイスカンダルに話すつもりは無い。というか話して受肉されたら色々とまずい事になりかねない。魔術協会とか抑止とか。てか征服始める前に魔術協会に消されそう、バゼットさんならやりかねない。まぁとにかくめんどくさいから話しはしない。
それに阿国さんの言い分も間違いでは無いし。
「ならばアヴェンジャーとやらはどうだ?」
「私は特に無いですね。私は平景清として現界しておりますが、今貴方達と話しているのは九郎判官義経としての私。平景清は源氏に怨みを持つもの達の集合体という少し特殊な英霊ですから本来なら源氏の鏖殺でも願っていたのでしょうが今回は何故か私の側面が強く出ましたので、特に無いですね。強いて言えば主殿のお役に立てればと」
実は景清は引っ込んでおり何故か義経の方が主立って肉体を動かしているのだ。まぁ、景清は義経だけには甘々だから。
「まともな願いがあるのは余とセイバーだけでは無いか。無欲だのぅ」
みんな必ずしも聖杯にかける願いがある訳でも無いしね
「ならば!マスター達はどうだ?」
今度はマスター達に質問するのかイスカンダル。
それに答えたのは時臣さんだった
「私は根源への到達が目的です。しかし、私はこの地の管理者。その責務を果たす為にもまずは問題の解決が先ですが」
時臣さんは魔術師よりも感性的には魔術使いよりかな?それでも魔術師なんだろうけど
時臣さんの話しから数秒だけ空けて今度はロード・エルメロイが喋り出す
「私は聖杯への願いなどない。この聖杯戦争で勝ち抜くこと自体が目的なのでな。いわば武勲と言った所か」
魔術師の聖杯戦争の認識て何なんだろうね。原作見てても思ったんだけどさこれは決闘じゃなくて戦争なんだけどな。基本魔術師は思考回路が古いから何とも言えない。
「……僕は、聖杯戦争で勝ち抜いて時計塔の奴らを見返したいんだ!」
次に話したのはウェイバーくん。確か論文がロード・エルメロイに否定されたから見返すために参加したんだったな。だけどあれは否定されてしょうがないと思う。というか前世でもネットとかでかなりウェイバーくんが叩かれてた記憶がある。逆にロード・エルメロイの株が上がってたな。
確か『新世紀に問う魔導の道』だったか?間違ってたらあれだけど。
記憶がもう曖昧な所が多いんだよな。
「……ふんっ。君はやはり馬鹿なようだ。大方あの論文を否定されたからか?あの論文が矛盾しているとなぜ気付かん。確か、君の論文は才能や家系が浅くとも努力すれば大成出来ると言うものだったな。簡単に纏めれば」
「そ、そうだよ!それの何処がおかしいんだ!!」
「ならば、才能や家系が優れていればもっと大成出来ると実証できる論文では無いか?君はそんな初歩的な事にすら気付かんのか?ん?」
「えっ……」
おおぅ、ストライク正論。多分ロード・エルメロイも流石に気付いてないと思ってなかったんやな。
まぁ、凡人が努力して天才に追いついたとしても天才が凡人と同じ努力をした場合、下地がより大きい方が大成できるよな。
その言葉を聞いたウェイバーはやっと気付いたのか座り込んだ
「ふんっ。これだから新興の魔術師はいかん」
ロード・エルメロイそれ以上はやめて!ウェイバーくんのライフはゼロよ!
まぁとりあえず次は俺行くか?
「私も特に聖杯に願う事は無いですね。聖杯戦争に参加したのも聖杯の汚染を止める為に必要だと考えただけなので。」
強いて言うなら平和に暮らしたいです。けど魔術の世界に足を踏み入れた以上無駄なんだろうな。そもそも半分精霊な時点でバレたら死が待つのみだからな。
そして俺が話し終えると今度は言峰綺礼が口を開いた