Fate/憑依転生ワカメは死にたくない   作:エドアルド

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俺が書いてる他の小説よりも凄まじい勢いでお気に入り登録とか起きててなんか釈然としない。やはりFateよりマイナーだからか!

※読者の方に指摘を頂きまして一部説明を増やしました


ワカメのサーヴァント召喚

 

俺は今召喚陣の前に立っている。既に雁夜おじさんから令呪を譲渡され俺もマスターになれるので早速召喚する事になった。ただ触媒が無いので誰が召喚されるかは分からない。まともに扱えるサーヴァントだと嬉しいんだけど。それに聖杯も使えないからな、そこら辺諦めてくれる人だと嬉しいだけど

 

俺は詠唱を唱え始める

 

「素に銀と鉄。 礎に石と契約の大公。

降り立つ風には壁を。

四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ」

 

召喚陣に魔力が流れ光り出す

 

閉じよ(みたせ)閉じよ(みたせ)閉じよ(みたせ)閉じよ(みたせ)閉じよ(みたせ)

 繰り返すつどに五度。

 ただ、満たされる刻を破却する。」

 

風が吹き荒れ更に光が増す。

 

「―――告げる。

 汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。

 聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ。

 

誓いを此処に。

我は常世総ての善と成る者、

我は常世総ての悪を敷く者。

 

汝、三大の言霊を纏う七天。

抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ!」

 

詠唱の終わりと共に風が更に強まる。召喚陣が閃光のように輝き、人の影が浮かび上がる。

 

頼むから出来るだけマシなサーヴァントが来てくれと、俺は心から願った。

 

「―――キャスター、出雲阿国、ここにまかりこしてございます。

音に聞こえし阿国歌舞伎、存分にご堪能くださいな。」

「ザンッ!」

「………………」

「おや?どういたしました?マスター様」

 

―――キャスター?あれぇ?え、バーサーカーじゃないの?……あ、俺、バーサーカーの詠唱してないわ。だけどキャスターが来たって事はまだ雨生龍之介は召喚してないって事?じ、時系列が……

―――てか何故に出雲阿国??

 

「……マスター様?どういたしまたか?」

「ザァン?」

「い、いや。何でもない」

 

まぁ、バーサーカーよりは扱いやすいし良いか。

 

「せっかくの再会なのにあんまり嬉しそうじゃ無いですねぇ」

「ザァン」

「え?」

 

―――こいつ今なんて?

 

「再会?」

「マスター様まさか阿国ことを忘れたと?よよよ、マスター様がそんな薄情なお人だとは」

「ザン、ザザァン」

 

いや、始めて会うはず何だけど……まさか!?

 

「…なぁ、俺の名前は何だ?」

「え?マスター様まさか記憶喪失!大変でございます!」

「ザァン!?」

 

いや、ちゃうけど……

 

「マスター様のお名前は■■■■■様ですよ」

 

……前世のFGOのプレイヤーネームじゃねぇかよォ!

絶対あの死神が手を回してる。あいつ何してくれとんじゃ!

いや、でもマシか?全く知らない奴よりは良いか

てか本来の聖杯戦争じゃ日本のサーヴァントは出ないはずだがそこら辺も死神が何かしたのか?それとも聖杯の異常?いや、今まさに異常な事なってんだけど

 

「そうか、いや、今の俺は間桐慎二だから。それと記憶は無くしてないから」

「おや、そうでしたか」

「ザァン」

 

相変わらずだなぁ、ゲームでしか見てないけど。

 

「とりあえず上いくか、ここはジメジメしてるからな」

「わかりました」

「ザン」

 

俺は元蟲倉からキャスターを連れて出た。

 

 

 

 

 

 

 

「自己紹介致しましょう。サーヴァントキャスター、出雲阿国と申します。以後お見知りおきを!後ろのはカラクリ人形の斬ザブローでございます」

「ザンッ!!」

「よ、よろしく」

「…よろしくお願いします」

 

とりあえず召喚が終わったので雁夜おじさんと桜に紹介した。雁夜おじさんは少々押され気味か?桜はちょっと警戒してるな

 

「さてキャスター今回は聖杯戦争で呼んだわけだけど聖杯は諦めてもらうよ」

「阿国としては問題はありませんのでOKでございます」

「ザァン」

 

まぁ、だよな。確かこいつの聖杯については世界に歌舞伎を広めるとかだったはずだから。今はネットとかで配信できるしな、某有名動画サイトはまだ出来てないけど

 

「えっ!?そんなあっさり!?」

 

雁夜おじさんは驚く。まあ普通だったらありえないもんな。

 

「ええ、マスター様の手助けが出来れば阿国としては問題ゼロです。それに私の歌舞伎を世界に広めるのが願いですから。聖杯にかけるような願いではありません。まぁそのためには聖杯戦争に勝って受肉しなければ始まりませんけど、マスター様ですからそこら辺は考えているのでしょう?」

「もちろん」

 

Prototypeで令呪三画による受肉あったし。令呪が足りなかったら他の参加者からぶんどるか俺の魔力全てを回すか、俺の魔力に関しては精霊種故にガイアからバックアップ貰えるからね。他の方法に関しては

 

・擬似サーヴァントとして現世の人間に憑依する

・現世の人間を喰いまくる

・英霊を越えた神になる

 

があるけど無理無理、そうそう達成できる事じゃ無いわ。それに一部に関しては確実に魔術協会に目を付けられるわ

 

にしてもキャスターならメディアとか来たら聖杯何とか出来たんだけど、阿国は退魔の一族だからそっち系には強いとはいえ、聖杯を何とかできる系のキャスターでは無いんだよな。本人もバリバリ太刀使って斬りに行くスタイルだから。

 

でも戦力としては申し分無いな。斬ザブローもいるから実質サーヴァント二基みたいなもんだ。それに現地だから真名補正で強化されるだろうし。ミエドもいるし。俺も少しは戦えるから戦力は問題ない。後はどう聖杯戦争を終わらしに行くかだなぁ。

―――やっぱりギルガメッシュが一番厄介だなぁ。

 

とりあえず今日は阿国が来た記念で良いものでも食べようかな。

 


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