アニメ最終話で、喜多ちゃんがぼっちちゃんのこと抱きしめながら腹話術してる場面あるじゃん?最後後ろからその二人が描かれてるところを見てさぁ 作:明太子美味しい
恒星(最高でした)、キスの日、虹夏ちゃんの誕生日。全てを無視して本日投稿。
「ぼっちざろっく プリンセスカフェ」で調べるとサブカルぼっちが見られると思いますので、ご参考までに。
「お、美味しいですっ」
か、か、可愛い〜〜〜!
目の前には、しゃがみ込んで苺クレープを食べるひとりちゃんの姿。もっちゃもっちゃと美味しそうに頬張っているその姿は、可愛らしい小動物を連想させる。
そして何より、彼女の服装がその可愛らしさを際立たせている。
なんと今日の彼女は、私が選んだコーデに身を包んでいるのだ!
いつものダサ――とても趣のある服装とは違い、今日は凄く女の子女の子している。
色はイメージカラーのピンク色。けれど彼女が羽織っているものは、ジャージではなくフード付きの可愛らしいパーカーである。下にはスカート、ついでにハイソックスも追加しておいた。
それだけでも可愛い。とても可愛い。
たがしかし!
今日一番のチャームポイントは丸メガネであるとここに宣言しよう。
その丸メガネが彼女の大きな瞳を際立たせ、尚且つ素敵なお顔をアピールしている。またメガネをかけたことで普段とのギャップが生まれ、クラッとしてしまうほどの魅力を醸し出していた。
俗に、サブカルファッションというスタイルだが、ここまで似合うとは思わなかった。甘い系の服以外も似合うなんて、ひとりちゃんは最強か?
「はむはむ」
はー、好き。
相変わらず美味しそうに食べている彼女を見て、愛おしさが溢れ出す。このまま、いつまでもひとりちゃんを見守っていたいと本気で思った。
ほんわかとした気分のままひとりちゃんを見つめていると、ほっぺたにクリームが付いてることに気が付く。彼女は食べることに夢中で、それに気付いた様子はない。
あはっ。
ひとりちゃぁぁぁん。
私はひとりちゃんに近づき、彼女の名前を呼ぶ。自分で言うのも悲しいが、その声はネッチョリとしていて少しだけ気持ち悪かった。
「は、はい?」
ひとりちゃんが私を見上げる。
彼女の上目遣いを受けて昇天しそうになったが、鋼の意思でそれを堪えた。
私は彼女の頬へと手を伸ばす。
ゆっくり、ゆっくり。
「ぴっ!」
そして指先が触れる。私の人差し指が、彼女の頬に付いたクリームを拭った。
――クリーム、付いていたわよ?
「あ、ありがとうございます! は、早く拭きましょう。今ティッシュを出しますね」
そんな勿体ないことするわけないじゃない!
私はひとりちゃんの提案を断った。彼女の顔に、何故? という文字が浮かびあがる。
いいでしょう。ひとりちゃんの疑問には私、喜多郁代がお答えしましょう。
私が何故断ったのか。そして私は、これから何をするのか。勿論、そんなことは決まっている。よく見ていてほしい。
私は腕を持ち上げる。
それから、ゆっくりと口を開けて――
「えちょっ!? き、喜多さ、えぇ!」
――クリームのついた指をネッチョリと舐めた。
とっても甘いわぁ(恍惚)。
++++++
最近、キラキラが足りない気がする。
毎日のようにスタジオ練習、アルバイトをしているせいか、私の生活から『映え』という二文字の影が薄くなってしまったようだ。
だから、ここ数日は殆どイソスタの更新が出来てない。疲れた体で頑張って投稿しても、おはようの挨拶や楽器の写真を載せることぐらい。
私は花の女子高生なのよ!
これはまずい。ただでさえ郁代なんてシワシワネームなのだ。このままでは私生活までシワシワになってしまう。これは由々しき事態である。早急にキラキラ成分を補給しなければ。
強く決意した私は早速、イソスタに使えそうな映えスポット、映えスイーツを検索するのであった。
あれから一時間程かけて、漸く良い感じの映えスポットが見つかった。最近話題になっている、クレープ屋さんである。
どうやらそのお店は、お持ち帰り専門のクレープ屋さんであるらしい。お店でゆっくりとは出来ないけれど、近くには公園やショッピングモールがあるため、そこまで気にする程ではないだろう。
私は本日の予定リストに、クレープ屋さん♡と書き足した。
一人で行こうか。いや、一人でクレープを食べて、それで写真を撮るだけなんて、流石に寂し過ぎる。
それならどうするか。そんなこと決まっている!
――ひとりちゃんとクレープデートよ!!
このあと滅茶苦茶お誘いした。
+++
時刻は進み、ひとりちゃんとの約束の時間である。
最初こそ、お外は嫌だとか、家から出たくないだとか、色々と理由をつけて粘っていたが、私が悲しんだ声で返事をすると直ぐに了承してくれた。
ひとりちゃんは本当に優しくて可愛らしい女の子だ。悪い女に引っかからないよう、私が守らなくてはいけない。
そんなことを考えていると、フラフラとした足取りで待ち合わせ場所へと近づいてくるひとりちゃんの姿を発見する。嬉しくなった私は、急いで彼女の元へと駆け寄った。
――おはよう!
「あっ、お、おはようございます!」
あはっ! 今日も可愛いわね!
無事に合流できた私達は、早速とばかりに目的地へと歩き始めた。
そして到着する。今話題のクレープ屋さん――
「こ、ここは?」
――ではなく、お洋服屋さんである。
合流してすぐにクレープを食べるのは少しだけ勿体ないと思うし、折角のデートなのだ。ピンクジャージのひとりちゃんも可愛いと思うが、オシャレした彼女とも一日を過ごしてみたい。
ということでお洋服屋さんにやってきた。この後にクレープ屋さんに行く予定である。
ちなみに、お洋服の代金は私が負担する。だから今日は、もの凄く可愛いひとりちゃんを作り上げることとする。私はひとりちゃんの肩を掴み、未だに呆けている彼女をグイグイと押し込んでいくのだった。
あれも着せて。これも着せて。素材が素晴らしいとどんな服でも似合う。流石はひとりちゃんだ。私も鼻が高い。
「ひぇぇ」
ひとりちゃんは既に満身創痍のようだ。これ以上は彼女に酷かもしれない。そろそろどの服を買うか決めるとしよう。
ふむふむ。
着ていたときの彼女の反応、それと私の好みを鑑みるに……。
――これよ!
改めてひとりちゃんに着てもらう。
「ど、どうですか……?」
おほっ!
とっても素敵だわ!
恥ずかしそうに試着室から出てきたひとりちゃんを見て、私の頭が爆発する。やはり私の目に狂いはなかった。今のひとりちゃんは最高に可愛らしい。
未だにモジモジとしている彼女を引き連れ、私はレジへと向かうのだった。
++++++
「お、美味しいですっ」
か、か、可愛い〜〜〜!
目の前には、しゃがみ込んで苺クレープを食べるひとりちゃんの姿。もっちゃもっちゃと美味しそうに頬張っているその姿は、可愛らしい小動物を連想させる。
そして何より、彼女の服装がその可愛らしさを際立たせている。
なんと今日の彼女は、私が選んだコーデに身を包んでいるのだ!
いつものダサ――とても趣のある服装とは違い、今日は凄く女の子女の子している。
色はイメージカラーのピンク色。けれど彼女が羽織っているものは、ジャージではなくフード付きの可愛らしいパーカーである。下にはスカート、ついでにハイソックスも追加しておいた。
それだけでも可愛い。とても可愛い。
たがしかし!
今日一番のチャームポイントは丸メガネであるとここに宣言しよう。
その丸メガネが彼女の大きな瞳を際立たせ、尚且つ素敵なお顔をアピールしている。またメガネをかけたことで普段とのギャップが生まれ、クラッとしてしまうほどの魅力を醸し出していた。
俗に、サブカルファッションというスタイルだが、ここまで似合うとは思わなかった。甘い系の服以外も似合うなんて、ひとりちゃんは最強か?
「はむはむ」
はー、好き。
相変わらず美味しそうに食べている彼女を見て、愛おしさが溢れ出す。このまま、いつまでもひとりちゃんを見守っていたいと本気で思った。
ほんわかとした気分のままひとりちゃんを見つめていると、ほっぺたにクリームが付いてることに気が付く。彼女は食べることに夢中で、それに気付いた様子はない。
あはっ。
ひとりちゃぁぁぁん。
「は、はい?」
彼女の頬へと手を伸ばす。
ゆっくり、ゆっくり。
「ぴっ!」
そして指先が触れる。私の人差し指が、彼女の頬に付いたクリームを拭った。
――クリーム、付いていたわよ?
「あ、ありがとうございます! は、早く拭きましょう。今ティッシュを出しますね」
そんな勿体ないことするわけないじゃない!
私は腕を持ち上げる。
それから、ゆっくりと口を開けて――
「えちょっ!? き、喜多さ、えぇ!」
――クリームのついた指をネッチョリと舐めた。
とっても甘いわぁ(恍惚)。
ひとりちゃんのクリームを舐めた、という興奮が、一瞬で体を駆け巡る。あまりの興奮に、私の腰が砕けそうになった、
おお、おおおおおおっ!
これは良いものだ!
ひとりちゃんのほっぺたを経由するだけでこんなにも美味しくなるなんて!
目の前で恥ずかしそうにしているひとりちゃんを見下ろす。彼女は顔を僅かに赤く染めて、ポーッとした様子で私のことを見上げていた。
いける。
「んぐっ!」
そんな彼女の口元に、私のクレープを押し付ける。そして離す。彼女の口元には、沢山のクリームが付いていた。
これでよし。
私は再び彼女のほっぺたに付着したクリームを拭い、そして舐めた。
あまぁい(恍惚)
これよこれ。これがしたかったのよ!
ひとりちゃんにクリームをつけて、それを食べる。魔の無限ループだ。いつまでもやっていられる気がする。ほんとに最高――
「――喜多さん!」
恍惚とした表情を浮かべる私に、ひとりちゃんが突然声を張り上げる。あまりに突然のことで、私は体をビクッとさせてしまった。
慌ててひとりちゃんの方を見る。すると――
ムッギュ。
――私の口に、苺クレープが押し付けられた。
???
一体何が起こったの?
突然のことに戸惑っていると、クレープが私の口から離される。恐らく、私の口の周りにはべっとりとクリームが付いていることだろう。
「う、動かないでください!」
そう言って彼女は、私の顔へと手を伸ばす。とても凛々しい表情で、ゆっくりと、私の口元へ手を伸ばす。
えっ、うそ? そんな、まさか……?
ひとりちゃんの手が唇に触れ――
「やっ、やっぱ恥ずかし、むっ、むむむむむむむっ!」パァン!
――そうなところでひとりちゃんが破裂した。
……危なかった。
ひとりちゃんの不意打ちに、心臓がバクバクと音を立てている気がする。あのまま続けられていたら、破裂していたのは私だっただろう。
全くもう。急に本気モードに入るのだから、ひとりちゃんは心臓に悪いわ……。
頭の中には先程の凛々しいひとりちゃんの姿。
かっこよかった。
次は最後までやって欲しいな……。
火照った頬を手で扇ぎながら、私はひとりちゃんの破片を集め始めるのであった。
ぼっち「そっ、それで、イソスタの写真は撮ったんですか?」
喜多「……――」
ぼっち「??」
喜多「忘れたわ」ションボリイクヨ