境界戦機オリジナル小説「境界戦機〜変わりし妖鴉〜」   作:RGL

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第1話

「最近、八咫烏の人たち荒れてないか?」

街に出るとそんな声が聞こえる。

「確かに、最近は暴力、暴言が目立ってきたな…」

どうやら荒れているようだ。

「あれじゃ数年前の日本と変わらないよ…」

そこまで荒れているのか…

そう思いながら、俺は街を歩いている。俺はこの街に住んでいる日本人だが、特に被害は無い。だが街の人間が話しているのを聞く限り、被害が無いのは一部の日本人だけのようだ。外国人はほとんど日本国内にはいないから、外国人は被害を受けることはまず無いと言っていいだろう。俺はメイに街の状況の解析を頼んでから、路地に入る。ここの路地にある喫茶店が、情報交換の場であり、価値のある情報を得ることが出来る場所として、密かに人を集めている。

「さ、今日は何か獲物はあるかな?」

『 どうだろう?八咫烏らの情報があればいいのだが…ね』

メイと話しながら喫茶店に入る。

「いらっしゃい!待ってたよ〜!」

やけにテンションが高いな。

「どうした?マスター?」

「八咫烏の情報さ。近々あいつらのオリジナルAMAIM…MAILeS…だっけ?あれを使っての大規模戦闘が起きるって話さ」

面白そうなネタだな…そう思いながら話を聞く。

「大規模戦闘?八咫烏とどこの連中が?」

八咫烏は一番の規模を誇るグループだ。そこのオリジナルAMAIM(以後MAILeS)

を出撃させてまでの戦闘となると、殲滅作戦…の可能性もかなり高い。少なくとも哨戒や警戒任務では無いだろう。警戒程度の任務ならNA12、通称ブレイディハウンドやNA10/3、通称ジョーハウンドで事足りるはずだ。

「最近の八咫烏の行動に疑問を抱いている連中が居るんだよ。知らないか?」

「不満が出てるのは知ってるが…抵抗組織が結成されたのか?」

「さぁな…あんだけの大規模で、オマケに高性能AMAIM持ってんだ、ケンカ売る奴なんて居ねぇと思ってたがなぁ…」

実際、俺もそう思っていた。あの規模に仕掛けるとなると、あのMAILeSを超えるAMAIMを持っていなければならないのは間違いない。オリジナルAMAIMも無くして戦い、勝つのは不可能に近い。

「マスター、その件もう少し深く探れないか?気になる件だな」

「へいへい、リギル君の頼みならやってみるよ、任せときな!」

「じゃ、頼んだ。俺は次があるからこの辺でお暇するよ」

「何かあれば連絡するぜ!」

「頼む」

これでこの件は一旦大丈夫だろう。マスターに任せておこう。

そしてそのまま俺は喫茶店を後にした。

 

 

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