境界戦機オリジナル小説「境界戦機〜変わりし妖鴉〜」   作:RGL

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第2話です、今後もよろしく


第2話

俺は喫茶店を出た後、すぐに八咫烏らのキャンプ地に向かった。少しでも情報が得られれば、と思っての行動だ。大規模戦闘ともなると見過ごせない。彼らのキャンプ地は、街のはずれにある。空から見ても、地上から見ても、パッと見は発見出来ない。上手くカムフラージュ出来ているのだろう。そう考えているうちに、到着した。メイと少し偵察してみる。

「…!?あれは…MAILeS…と…?」

いつものMAILeS、そして見たことの無いAMAIMが鎮座している。

「なんだ?あの複雑な機体形状は…?」

『 解析データによると、恐らくあれは可変機のようだ。有人機だが無人でも稼働可能みたいだな』

「無人稼働の可変機!?そんなAMAIMがあるのか?一体どうやって…メイ、急いでマスターに情報を送れ」

『 了解した』

俺はすぐに走り出す。可変機が居るとなれば戦況は一変する。ただでさえ八咫烏のMAILeSには空を飛べるAMAIMがいるのに、可変機までいるとなるとまず抵抗組織は戦意が削がれる。そうなれば俺も困る。喫茶店に戻る必要があった。

「はぁ、はぁ、クッソ…!!」

俺は汗だく、息を切らしながら山道を走り抜けた。

街に戻ると、他の市民が汗だくになって肩で息をしている俺に怪訝な目を向けたが、そんなことは気にせず喫茶店のある路地に入る。喫茶店に入ると、

「お?一体どうしたんだ、リギル君?」

そう言いながら汗だくの俺を見てアイスコーヒーを寄越してくる。

「マスター、可変機がいるぞ。八咫烏の連中には、可変機がいる!」

『 私の解析データからしても間違いない。MAILeSのデータを基に開発した可能性が高い。MAILeSの性能を考えるとかなりの高性能機だろうな』

「さっきの情報から大体は察したが…奴ら、そんなバケモンまで作ってるって言うのか!?」

「そういうことになる…他の組織の機体が八咫烏の本拠点にはいねぇだろうよ」

そんな会話をしながら、この先どう動くべきかを考える。そもそも一般市民の俺が情報を集めているのは、生計を立てるためだ。この「八咫烏に新型、しかも可変機の無人稼働が可能なAMAIMが存在するかもしれない」という情報だけで、普通に1ヶ月は暮らすことができるレベルの金が動くだろう。だが、この情報を抵抗組織に売れば、必ずその可変機を破壊しようと動く。そうなれば戦闘は回避できず、また一般市民を巻き込んでの殺し合いが始まる。売れば、生活費を稼げる。だが、何人もの関係ない人間を巻き込むことになる。だが売らなければ生活費を稼げない。丸2日考えて、俺は決めた。

「メイ、可変機の存在は伏せて、新型のAMAIMがいるようだ、とだけ伝えろ」

『 分かった。そうしておこう』

そして俺はすぐに行動を開始した。次に備えて。

 

 




新型機の存在を知ったリギルは、戦争を止めるために動き出す。
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