六対目は最後まで取って置く ~これでいいのだ!~   作:アルポリス

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後編までの繋ぎ編

*サイド*

トキワの森にいた、ある虫取り少年というにはちょっと年が上のような気がする少年

 

 

 別の地方が住まいなんだけど、今は両親と旅行中。虫ポケモンが沢山いることで有名なトキワの森に早く行きたくてホテルでは中々眠れなかったんだ。

 

 でも、大好きな虫ポケモンのために朝早起きして虫かごと虫取り網を持ってトキワの森に来ていたんだけど、全然捕まえられなかったよ。

 

 太陽も頂上に近い場所にあって、残念な気持ちのまま大きな木の木陰でワザワザお母さんが作ってくれたおにぎりを食べていたら、森には珍しい凶暴そうな獣の雄叫びが聞こえてきたんだ。

 

 オイラ、思わず体が竦んでおにぎりを落としちゃった。でも、オイラは弱虫じゃないからすぐに立ち直って周りを見渡したんだけど、別に変わったところは無かった。そしたら、空から大きな音が聞こえてきたんだ。そう、ポケモンバトルしているような音が聞こえて、オイラは好奇心が擽られてしまったんだよね。

 

 休んでいたこの木は高さがあったから丁度良かった、オイラ木登りは得意なんだ。持っていた荷物をその場に全部置いて身軽になればすぐさま木に登ったよ。

 

 

 

 そして頂上付近の枝に降り立った所でオイラは凄い光景を見てしまった。

 

 

 

 金髪の綺麗な女の子がセレビィーと呼ばれる時渡りのポケモンに支えられて浮いていたんだ。そして対峙していたのはこれまた珍しい、ドラゴンポケモン、ラティオスだ。

 目の前で繰り広げられる空中戦に僕の心は興奮の一途を辿る。まるでアニメのひとコマを見ているような華麗な戦いに開いた口が塞がらないよ。

 

ラティオスの繰り出した技にオイラは目を見開く。

 

「うそ、スピードスターにあんな使い方があるなんて」

 

 思わずそう言ってしまうほど凄い技だった。そして最後は太陽の光を受けて打ち出されるこれまた凄いソーラービーム。

 

 数え切れないほどの光の雨がラティオスを襲う、もちろん必死に避けたり光の壁で防御したりしていたけど駄目だったらしい。物凄い大爆発のあと黒焦げになったラティオスは地面に落下したよ。上空に残っていた金髪の女の子は飛散したエネルギーに照らされて、何て言うか美の女神みたいに見えたんだ。初恋かもしれない。でも、それよりも心に強く作用したのはオイラも得意の虫ポケモンであんなポケモンバトルしたいというものだった。

 

 僕は木から降り立つと、早速ホテルに帰った。そしてもっと強くなろうと決めた。両親を急かして地元に帰る準備をする。

 

 

「オイラがもっと強いトレーナーになれたら告白したいな」

 

 

 そう言って、オイラは愛用のリュック持って地元、シンオウ地方に帰るのだった。

 

 

 

 

 

 

 後にこの少年はシンオウ地方のポケモン四天王の一人に任命されることになる、のかもしれない。

 




 あのキャラ、結構好きです。


 
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