現代に召喚されたのにマスターがいない   作:影後

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今回は短いッス!


インドにて

それはとある一人の大英雄の話だ。

インドにおいて知る人ぞ知る大英雄。

三大叙事詩よマハーバーラタにおける太陽神スーリヤの子にして施しの英雄と呼ばれた彼、カルナは現在静かに生を過ごしていた。

 

「……アシュヴァッターマンか」

 

「………よく帰って来たな、カルナ」

 

「…判らん。この世界は俺の生きた世界なのか、父スーリヤも何も話してはくれない。俺は、今何をすべきなのだろうか」

 

「さぁな、俺にすればドゥリーヨダナも逝った。お前もな。……カルナ、俺は今でもアルジェナが憎い。彼奴はお前の仇だ、でもな俺も彼奴の家族を殺してる。そんな俺が憎むのは筋違いだ」

 

「……アシュヴァッターマン」

 

「カルナ、頼みがある」

 

「どうした、友よ」

 

「懐かしいな、俺は歳老いてお前は変わらずだ」

 

「老いただと」

 

「あぁ…お前もアルジェナも死んだとき俺は再び憎んだ。今でもその憎しみがある、俺は決して憎しみに怒りを燃やさんと誓っただが…」

 

カルナの眼の前でアシュヴァッターマンの姿が老いて行く。額のパワーストーンが無くなり、それは胸にペンダントのように下げられている。

 

「まさか、外したのか」

 

「お前が鎧を外したのと同じだ、俺も頭から抉り抜いた。病は来ないが、かわりに老がな、ゆっくりと俺を蝕んでいる」

 

「アシュヴァッターマン」

 

「いまじゃ、昔のように怒りが……燃えないんだよ。あの頃、お前と肩を並べ戦士として生きていたあの頃」

 

カルナは言葉を発しなかった。

 

「カルナ、俺と戦え。俺にもう一度、お前の強さを見せてみろ」

 

巨大なチャクラムを構えたアシュヴァッターマンはカルナに向かい咆えた。

 

「…ならば、俺もその意思を」

 

カルナはインドラから授けられた槍を構えると自身の魔力を解放する。

ここは神々の結界が張られし土地。

今度こそ、シヴァの本気でなければ壊れはしない。

 

「来い……カルナァァァァ」

 

それは老いたとは思えない程の覇気を持っている。

アシュヴァッターマンは怒る。

ウジウジと悩む自分に。

蘇った戦友に喜び。

自分達をおいて負った馬鹿な英雄に。

 

「はぁ!」  

 

チャクラムが炎をまといながらカルナに迫る。

 

「アシュヴァッターマン、お前は……老いてなどいない」

 

カルナはインドラから授けられた槍でチャクラムを弾き飛ばすとアシュヴァッターマンの拳を受け止める。

 

「良いぜ……カルナァァァァァ!!!」

 

「アシュヴァッターマン、俺は勝手なのかもしれない。今、お前とこうして拳を交え、遥か昔を懐かしんでいる」

 

「けっ!そうだな、俺も嬉しいぜぇぇぇ!!!」

 

喜び怒るアシュヴァッターマンは更に魔力を解放させた。それは段々と破壊神シヴァの一撃に近しいものへとなっていく。

 

「こいつはなぁ……俺が我流で収めた技だ!」

 

「そうか……ならば俺も受けて立とう!」

 

「神々の王の慈悲を知れ。インドラよ、刮目しろ。絶滅とは是、この一刺。」

「灼き尽くせ、―― 『日輪よ、死に随え(ヴァサヴィ・シャクティ)』!! 」

 

「戦士の誓いはとうに消え、我らは堕落した!それでも俺は堕落を怒り、自分自身にも怒り続けよう!疾走するがいい……『天輪よ、憤炎を巻き起こせ(スダルシャンチャクラ・ヤムラァァァァージ)』ッッ!!」

 

2つの宝具がぶつかる、ここはスーリヤとインドラにより作られた結界にして異空間のはずだった。

 

「なんてことだ……次元が………」

 

「おい、カルナ。なんか出てきて無いか」

 

「へへっ…へへへ……やっぱり気持ち良いっす。いやぁ…最高ッすねぇ。太陽の光が清々しくて…良い昼寝日和っす」

 

その時、カルナは若干の違和感を感じる。

アシュヴァッターマンもそうだ、目の前の少女はまさに引き籠もりを体現したような風防であるにも関わらず、何処か知り合いのような雰囲気がある。

 

「アレ……カルナじゃないっすか。アシュヴァッターマンも。ここは私のサボり場ッス!てか……あれ、凄い気持ちのいい太陽。なんすか…スーリヤ?!嫌っす!お母様はよばあ!待って!カルナ!アシュヴァッターマン!助けるッス!」

 

その引き篭もりの前に何もしない二人の戦士。

 

「ガネーシャ、行くぞ。パールヴァティーが」

 

「お父様?!待って欲しいっす!ほら、実際に仕事はないっす!お願いっす!一人にさせてほしいっす!」

 

「パールヴァティーが泣いている、家族に顔も見せないお前が……何処がで一人寂しく死んだのではと」

 

「お父様!本当に駄目っす!その状態のお母様は駄目っす!帰れないっす!」

 

「ほら、実家に帰るぞ」

 

「嫌っすぅぅぅぅ!!!カルナァァァァァ!!!アシュヴァッターマン!!!なんて事したっすかァァァ!!!一生!一生乗りってやるっすぅぅぅぅぅ!!!!」

 

急遽、次元の間に引きこもっていた存在はインドの主神に連れて行かれた。

 

「………アシュヴァッターマン、俺の記憶違いか。俺は、ガネーシャだと」

 

「……ここんとこ見ねぇと思ったら、別次元で引きこもってやがったのか」

 

アシュヴァッターマンもカルナも戦意を削がれた。だが、それ以上に今喜びが旨を覆っている。

 

「アシュヴァッターマン、お前は変わっていない。老いてなお、強くある」

 

「ふっ………まただ」

 

アシュヴァッターマンは笑うとその場から消えた。カルナも微笑みながら太陽を見る。

 

「スーリヤよ、この戦い。貴方には捧げる」

 

その時、カルナを優しく太陽の光が包んだ。

 

 

 

 




ガネーシャは私ッス!
なんか作者が関連で埋めたい見たいっす。
でも言うっす、多分二度と私は出てこないっす。
ロックロックロックロックロック!!!!
もっともっともっと!超超超超厳重な鍵をかけてターンエンドっす!もう二度とカルナとかからのそれこそお父様の力でも出ないっすよぉ……
もう二度と……もう二度とガネーシャさんの姿は誰も見ないっす!
残念だったなぁ!わっーハッハ!

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