創造のハジメと破壊の光輝   作:スカイハーツ・D・キングダム

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第6.5話 動く者たち

 

《カズマ視点》

 

カズマ「悪いな…こんな遅くに呼び出して」

 

その日、訓練を終え…皆が寝静まる深夜に俺とアクアの部屋に浩介、幸利、そして恵里を集めた

 

浩介「それは別に構わないが…どうしたんだ?」

 

幸利「それよりお前ら大丈夫か?あまり寝てそうにないが」

 

恵里「ふたりともあれからあまり休んでないでしょ?身体は大丈夫?」

 

アクア「ありがとうね恵里。私達は大丈夫よ…それよりカズマ」

 

カズマ「ああ、んじゃあ本題に入ろうか……こんな遅くにお前らを呼んだのは他でもない……ハジメ……それと光輝についてだ」

 

浩介/幸利/恵里「「「……」」」

 

カズマ「つい昨日のことだ……アクアの天職に魂の行方を探る技能があってだな……それでハジメと光輝の魂を探った……もし死んでいるなら魂はこの世界から消えているんだが……ふたりの魂はこの世界から消えていなかった」

 

浩介「!じ、じゃあ…あのふたりは!」

 

アクア「うん……生きてたわ…ふたりとも」

 

アクアの言葉を受け、三人は周りに気づかれないように大声を出さなかったが

 

幸利「そ、そうか…生きているんだな…あいつら!!」

 

浩介「は、はは…マジかよ」

 

恵里「生きてたんだ…本当に生きてたんだ!!」

 

それぞれ嬉しそうに口を並べた

 

カズマ「んでさ、本来ならすぐにでも救出してやりたいところなんだが……いくつか問題がある…」

 

そう言い俺は指を一本立たせた

 

カズマ「その1、あいつらが落ちて生きている階層は恐らく未開の地だ……集団で行けば安全だがその分進むのが遅い……その2、仮に救出できてもあいつらがまともな扱いを受けられる確実性がない……もうあれから一週間経つっていうのに未開の地で食料もなしで生き延びている時点でまともな状態ではないと思う……もし連れて帰ってみろ…教会の連中がなにを言い出すか……そして3つ……今のクラスはバラバラになっている……戦いを恐れて進めない者……協会や王国に従いたくない者……そして天之河兄に付いていき戦う者の3つにな……最初は天之河兄の言葉に流され表面的には一つだったクラスがだ……」

 

浩介「……ならカズマ……どうするつもりなんだ?」

 

カズマ「そうだな……本来ならまずはふたりの救出から先だ……と言いたいところだが……敢えてそれは後回しにする」

 

幸利「なっ!?なんでだ!!」

 

カズマ「勘違いするなよ…別に見捨てるつもりで言ってるんじゃない……実はふたりの魂の行方を見つけた後もアクアに見てもらっていたんだ……」

 

ここでアクアにバトンを譲る

 

アクア「あのふたりの魂が強くなっているわ……これは大迷宮の下層のほうでなにかして強くなってるって考えるのが自然だわ……」

 

カズマ「それにな……あのふたりはそう簡単にはくたばらない……そんな気がするんだ……まあ勘だけどな」

 

浩介/幸利/恵里「「「……」」」

 

俺の言葉に三人はなにかを考える素振りを見せ

 

幸利「はぁ…わかった…とりあえずはそれで納得してやる」

 

浩介「でも助けないまま、ってわけじゃないだろ?」

 

カズマ「当然だ」

 

恵里「じゃあいつになったら救出しようと考えてるの?」

 

カズマ「その前にいっておくが、あのふたりが生きている事は他言で頼む……」

 

浩介「はあ!?どうしてだよ!」

 

カズマ「あのふたり…ただでさえ無能って扱い受けているのに今生存していることが知られれば連中が何するかわからねえ…最悪異端者にかけるかもしれないからな……それと、クラスはハジメと光輝のふたりが死んだと思っている……その為精神的に落ち込んでいる…いくらメンタルケアをしたからって、平和な日本で学生として過ごしていたアイツらからすればさっきまで普通にいた奴らの突然の死という体験………この先あいつらがそれをどう乗り越えていくか……大事になる」

 

恵里「……つまり、精神的な成長のために敢えて…?」

 

カズマ「そもそも異世界転移に加え世界を救ってくれるよう頼まれて浮かれていた奴らだ…いかに自分達が軽い気持ちでいたってことが今度のでわかっただろうな……少なくともこれを乗り越えて自らの意思で考えて動いていく必要がある……とりあえず2ヶ月だ……その2ヶ月の間にクラスの実力と精神状態の変化を見届けて……それから色々やってから俺とアクアで救出に行くつもりだ」

 

幸利「はあ!?いや待てよ!いくらふたりのステータスが高いからって流石にふたりだけじゃ…」

 

カズマ「……これは内緒だぞ?」

 

俺は自身のステータスプレートを見せた

そしてアクアも自身のステータスプレートを見せた

 

これには全員が驚いた

 

浩介「な、なんだこのステータス!!」

 

幸利「ま、魔力が万単位…!?」

 

恵里「それになんなの…この技能の山は……」

 

カズマ「騒ぎになるとまずいから隠していた……これで俺達の実力なら問題ないことがわかっただろ?」

 

浩介「あ、ああ…」

 

カズマ「とにかくだ……俺はまずお前たち三人を鍛えたい…だからこれから2ヶ月、どんなことがあろうと生き残れるよう厳しく鍛えたいと考えている……どうかな?」

 

浩介/幸利/恵里「「「……」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

浩介「俺は…強くなりたい……この世界で生き残るために…故郷に帰るために…」

 

幸利「……俺もだ…」

 

恵里「僕も……だから教えて…強くなるための方法を!!」

 

カズマ「……ふぅ…これから毎日、昼間の訓練が終わって、晩飯が終わったら指定した場所に集合だ…内容は俺が決める……みんな…必ず俺達は故郷へ帰る……いいな?」

 

浩介/幸利/恵里「「「ああ/うん!」」」

 

こうして俺達は他のクラスメイト達とは別で団結し、新たな派閥を作った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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