WBC日本世界一位奪還おめでとうございます!!
まあ自分あまり野球見ないけど←サッカー派
ハジメ「だあぁァァァクソ!!あっついし面倒だし、ミレディの所とは違う意味で苛つくなあ!」
ユエ「ん…暑すぎて魔法じゃ涼しくなれない」
シア「うぇぇぇ……暑すぎて耳が…」
香織「ぬ、脱ぎたい…今すぐに服を脱ぎたいよぉぉぉ…」
雫「やめなさい香織、気持ちはわかるけどそれはやめなさい…」
光輝「……」←暑すぎて普段以上に口数が少ない
ティオ「むぅぅ…妾もこれだけの暑さは初めてじゃ…」
大宴会を終えた翌日
ハジメ達は【グリューエン大火山】へと向かい大迷宮の攻略へと乗り出した
ちなみにメンバーはカズマ達伝説のパーティーメンバーとミュウを除く面々だ
残る理由はミュウの面倒を見るためと作らなければならない物があるのと、もうしばらく再会した面々と一緒に過ごしたいという物だった←これ一番の理由
大火山に入ったハジメ達だったが、中はマグマの熱で物凄く高温であり、しかも内部にはマグマの魔物まで出てきており、一行を苦しめたが、主にハジメと光輝が仕留めていった
やがては百を超えるマグマの魔物が群れを成して襲ってきて、それを一匹残らず始末していった
途中光輝の須佐能乎がマグマの熱で溶けるハプニングがあったものの、誰ひとりかけることなく戦い
そして、最後の魔物であるマグマ蛇を仕留めた瞬間だった
何の前触れもなく、突如、天より放たれた白き極光に巻き込まれたハジメと香織
ユエ「ハジメぇぇぇ!!」
雫「香織ぃぃぃ!!」
その直後、ほぼ同時に無数の閃光が豪雨の如く降り注ぐ
それは、縮小版の極光だ。先程の一撃に比べれば十分の一程度の威力と規模、されど一発一発が確実にその身を滅ぼす死の光
それをティオが魔法で防ぎ、光輝は近くに居た雫を守るように前へ出て全て刀で防いだ
「……看過できない実力だ。やはり、ここで待ち伏せていて正解だった。お前達は危険過ぎる。特に、その男は……」
そんな声が上空から聞こえ、一同は上を見上げた
そして驚愕に目を見開いた
いつの間にか、そこにはおびただしい数の竜とそれらの竜とは比べ物にならないくらいの巨体を誇る純白の竜が飛んでおり、その白竜の背に赤髪で浅黒い肌、僅かに尖った耳を持つ魔人族の男がいた
「まさか、私の白竜が、ブレスを直撃させても殺しきれんとは……おまけに報告にあった強力にして未知の武器……女共もだ。まさか総数五十体の灰竜の掃射を耐えきるなど有り得んことだ。貴様等、一体何者だ? いくつの神代魔法を修得している?」
ティオに似た黄金色の眼を剣呑に細め、上空より睥睨する魔人族の男は、警戒心をあらわにしつつ睨み返すユエ達に、そんな質問をした。ユエ達の力が、何処かの大迷宮をクリアして手に入れた神代魔法のおかげだと考えたようだ
光輝「……そういうことか……貴様が魔人族側の攻略者ということか?」
「ほう…その口ぶり、そういう貴様らは人間族側の攻略者と言うことだな…それにしても…絶滅したと思われた吸血鬼族に竜人族、亜人族に人間族とは…随分とまとまりのない一行だな……私の名はフリード・バグアー。異教徒共に神罰を下す忠実なる神の使徒であり…わが魔王にして魔人族崇拝の神、アルヴ様…そして我が魔人族の存亡の為に戦う魔人族の戦士だ」
光輝「……忠実なる神の使徒……操り人形の間違いだろ」
光輝のその言葉にフリードの眉間が一瞬ピクッとなったかと思えば強い眼光を光輝へと向けてきた
フリード「貴様…今のその言葉はどういう意味だ」
光輝「そのままの意味だ…神とやらの言葉を疑いもせず真に受けた挙げ句、終わらない戦いを続ける愚かな存在と言ってんだ……もっとも…愚かなのはこの世界のエヒトを信じる人間族も同類だがな」
光輝の言葉に何か違和感を感じたのかフリードの強い眼光が少し弱まった様に感じられた
フリード「貴様らは…人間族の味方では無いのか」
光輝「興味ない…他人の力に頼るばかりのこの世界の人間族がどうなろうと、俺には関係ない……そして俺は貴様ら魔人族など眼中に無い」
フリード「なっ!?」
光輝「神狩り……俺はいずれエヒトやお前らの崇める神もこの手で狩り取るつもりだ」
そう言う光輝の両目は写輪眼を開眼させていた
フリード「ならば…貴様らは尚更この場で倒しておく必要がある!!」
光輝「……それはそうと、貴様らはいつまでそんな上から見下ろしている……頭が高い」
その瞬間、フリードやその配下の竜達が突如急降下、いやまるで何か目に見えない強い力で下に引っ張られる様に見えた
それにより竜の大半がマグマ溜まりに落下した
残っていたフリードとフリードが乗っている白竜はというとフリードが何かを詠唱した瞬間、マグマ溜まりへ落下する寸前に光り輝く膜のようなものが出現し、それに飛び込んだ
すぐに周囲を警戒する光輝達だった
そして
フリード「やってくれたな…貴様ら」
再びフリードが光の膜から飛び出してきた
フリード「私の配下の竜達を瞬く間に全滅させ、危うく私まで殺られる所だった」
光輝「……(重力魔法……強力だがあれだけの数と範囲を覆い尽くすのにかなりの魔力を使うな……そして今のワープ移動……恐らく神代魔法……能力は空間移動ってところか)」
光輝はフリードとの会話の合間にミレディの大迷宮で手に入れた重力魔法を使い、一気に勝負に出たが、フリードとフリードの乗る白竜は仕留めきれずにいた
光輝「……やはり簡単には仕留められないか」
フリード「貴様…」
光輝「さて…どうするつもりだ?……貴様の配下の竜はその乗っている白竜を除いて全滅させた……貴様だけでも戦うか?……もっとも…それはオススメしないが」
フリード「なに?」
光輝「まだ気づいてないか?……貴様は既に完全方位されていることに」
フリード「……!」
そしてフリードは周りを見て気がついた
周りには数多くの剣や槍に矢に斧にナイフといった数多くの武器がその場で浮遊しており、フリードは武器達に囲まれていた
すると岩影から無傷のハジメと香織が出てきた
ハジメ「たくよ…良いところ皆持っていきやがって…やられたふりすんのも楽じゃねえんだよ」
光輝「フン……どうせお前のことだからあんな攻撃、避けて次の一手に勤しんでいるだろうなと思っていたからな」
ハジメ「チッ…今度はお前がこの役やれよな……それはそれとして、どうするフリード…このまま俺達とやり合うか?……お前の味方を立った一人で倒したそこの天之河はこれでも全力じゃねえし、俺も本気ではない…このまま戦えば…お前は確実に死ぬぞ?……だが…このまま引いてくれるなら死なずに済む」
フリード「……私を見逃すと言うのか?」
ハジメ「うちのリーダーからの指示でな…魔人族と遭遇しても出来ることなら殺すなって言われたからさ…」
フリード「……なぜだ…なぜ私を殺そうとしない…貴様らの実力ならそれも容易かろう……貴様らの目的はなんだ?……」
ハジメ「俺は故郷に帰ることだが、そこの天之河とうちのリーダーの目的は神殺しだ………リーダー曰く、お前ら魔人族にもいずれ選択の時が来るらしいから…その時までは不殺であって欲しいとさ」
フリード「なんだと?」
ハジメ「フリード…お前が本当に自身の種族の生存を願うなら……争う必要のない平和な世界を望んでいるなら……本当に倒すべき相手を間違えるな…」
フリード「!?」
ハジメ「もし、またお前と会う機会が合ったら……うちのリーダーと話をしな……お前ら魔人族だけじゃねえ……この世界に生きる全ての種族の存亡に関わる問題だからな…」
ハジメがそう言うと周りに浮かせていた武器は全て落下した
フリード「………」
フリードは何も言わず、再び空間移動の魔法を使いその場を去った
ハジメ「……俺達も行くか」
そして再び一行は探索を始め、遂に魔法陣のある部屋にまでたどり着いた
ハジメ達は互いに頷き合い、その中へ踏み込んだ。 【オルクス大迷宮】の時と同じように、記憶が勝手に溢れ出し迷宮攻略の軌跡が脳内を駆け巡る。そして、マグマ蛇を全て討伐したところで攻略を認められたようで、脳内に直接、神代魔法が刻み込まれていった
ハジメ「……これは、空間操作の魔法か」
光輝「……恐らくこれが奴の空間移動の正体だ」
シア「ああ、あのいきなり背後に現れたやつですね」
どうやら、【グリューエン大火山】における神代魔法は『空間魔法』らしく、とんでもないものに干渉できる魔法だ
ハジメ達が、空間魔法を修得し、魔法陣の輝きが収まっていくと同時に、カコンと音を立てて壁の一部が開き、更に正面の壁に輝く文字が浮き出始めた。
〝人の未来が 自由な意思のもとにあらんことを 切に願う〟
〝ナイズ・グリューエン〟
ハジメ「実にシンプルな言葉だな」
そう呟いたハジメだった
こうして3つ目の大迷宮を攻略した一行はアンカジへと帰路につくのだった