duplex personality Relite & Brite   作:如月ねこ

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第6話「合流」

 暖かい日差しの元、「ガレージ」メンバーRelite一行は

 中央区にある仮装新都市メインターミナルに来ていた。

 此処にはありとあらゆる輸送手段が集まり、物、人問わず日夜多くのものを

 新都市に運んで来て、そして他の都市へ運び出している。

 その南入り口にある集う女性群が一つ。

 

「まだ来ないの? 遅れてるの?」

 

「我儘言わないの、もうちょっとで着くそうだから」

 

「私は我慢できるわ」

 

 それこそ、Relite一行である。

 今日彼女達は「ガレージ」古参で、今まで依頼でいなかった

 爀とグラーツ・レクスを待っているのだ。

 本来ならば五分ほど前に駅に着いてそこから合流という

 話だったのだが、人身事故の影響より遅れていると言う。

 という訳で、彼女達は暇を持て余していた。

 そこから数分経つと、駅に着いたと言う報告が来た。

 

「もう来るらしいわよ」

 

「やった〜! やっと会える!」

 

 そう言いつつも駅の改札を目を凝らして見ていると、

 爀とレクスを知っている朱莉が一番に声を上げた。

 

「いた! お〜い! ここここ〜!」

 

「あの人たちですか……?」

 

「そうよ」

 

 赤い目を持ち、黒茶色のショートの髪を半分右に流す、四角いメガネを

 着けている高身長の男性と、水色の髪をショートウルフの

 アシンメトリーにしたこれもまた高身長な女性が歩いて

 きていた。

 

「遅れてすまない」

 

「しょうがないわ、あなたが悪いわけじゃないもの」

 

 いきなり謝罪を始めた爀を慌ててフォローする。

 一方では

 

「人の謝罪は素直に受け取りなさいよ」

 

 毒を吐くレクスがいた。

 

「分かったわよ」

 

 以前から面識のある朱莉は軽く流して駐車場へと停めてある車へ

 彼らを案内する。

 

 

 

 

「て言うかこの車5人も乗れたっけ」

 

 

 

 

「あ」

 

 

「ギリギリ詰めたらいけるわよ」

 

 

 

 

 

 そう、朱莉の乗ってきた車はワンボックスカーなどではなく、

 小型の乗用車なのである。5人で座ることも想定されているが、

 当然、そこまで広くない。

 そして運転は朱莉、唯一の男性である爀は助手席に座るので、

 残りのRelite、鴎、レクスは強制的に後部座席に座ることとなった。

 

 

 

「まずは自己紹介からしてもらいましょうか。鴎ちゃんは初対面だし、

 Reliteちゃんもそんな会ったことないでしょ?」

 

「うん」

 

「そうよ」

 

「じゃあ爀からお願いね」

 

「私は爀、年齢は26。「ガレージ」の初期メンバーで、戦闘担当だ。好きな食べものはピザだ」

 

「使う武器は?」

 

「光風霽月だ。基本は扇の様な形をしている」

 

「へぇ〜扇ですか……」

 

「そうだ。たかが扇と思うかもしれないが、使いこなせれば強力な武器と化す」

 

「そうだわね。じゃあ次、レクス!」

 

「何で自己紹介なんてしなきゃいけないのよ

 ………….私はグラーツ・レクス。年齢は言わない。爀と同じく戦闘担当よ。

 好きなものはチョコケーキ。質問はないわね?」

 

『ずいぶん可愛い趣味してるね』

 

「なな何て事言うのよ!?」

 

『純粋に褒めてるんだけどなぁ』

 

 久しぶりに出てきたBriteに揶揄われて怒り、

 そっぽを向いたレクスの顔が窓ガラスの反射で見えたが、

 何故か紅くなっていた。

 

「風邪ですかレクスさん? 顔赤いですよ?」

 

「———!」

 

 鴎から純粋な善意(此処では鴎は初対面なので丁寧な感じになっている。

 レクスの本心に気づいていない)

 によって追い討ちをかけられたレクスは頭を抱えて下を向いてしまった。

 運転席の朱莉は大笑いし、爀も苦笑いしている。

 結局駐車場に着くまで当の本人のレクスはまだ下を向いたままだし、

 朱莉はニヤニヤしたままだった。


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 爀

 

 言うなれば「ガレージ」のお父さん的立ち位置

 目はBriteとは違う赤みがかったオレンジ

 髪は黒茶色。半分横に流している。

 四角いメガネ付き。

 

「ガレージ」戦闘担当。若干お父さん的立ち位置を

 獲得している。常に冷静沈着。

 ある意味朱莉の自由奔放さをカバーする一面があるが

 タッグを組んでいるのはレクスである。

 彼は常に冷静沈着に、いかなる状況下でも

 正確に、そして最適解を導き出す。

 それは人を殺すことにも適用される。

 その冷酷さは彼の何があってこそなのだろう。

 

 好きなもの:ピザ 冬 宵町

 嫌いなもの:辛いもの(キムチとか)

 

 メイン武器種:扇

 戦闘スタイル:効率を求めた、目標を推敲するのに

 特化した我流の戦い方を得意とする。

 不規則な動きであるため、非常に当てにくい

 

 持ち武器

「光風霽月」

 軽く硬い特殊合金、構造で作られた扇。

 一枚一枚全てが刃になっていて、

 展開してきることもあれば閉じたまま

 打撃を繰り出す事もできる。

 扇は元々風を起こすための夏の必需品である。

 そんな物までも武器にするのは爀の効率重視の

 考え方が出ていると言って良いだろう。

 

 固有技巧

「青楓」

 仕込まれた燃料を使い一定時間刃を分離させ、

 思うがままに対象に襲い掛からせる。

 

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