——23世紀の「新現代」、
 
増えすぎた人口もピークを過ぎて減少に転じ、
 
安定した世界に日々近づいている。
 
そんな「新現代」に、転機が訪れる。
 
世界に生まれる新生児の3割が多重人格者になったのだ。
 
そして時が進み世界人口の3割が多重人格者に….
 
とはならずに、多重人格による脳のオーバーロードによって
 
死亡する新生児が続出した(これで世界人口の減少具合は上がった)。
 
世界に増える多重人格者は稀であり、ほぼいなかったのも事実だ。
 
しかし人間が進化したのか、はたまた奇跡が起こったのかは定かではないが、
 
3年後、世界に少しづつではあるが、多重人格に耐えうる脳の構造をした
 
新生児が産まれてきたのである。
 
国連はこれを「イレギュラー」と定め、
 
保護対象とした———
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