真・女神転生オタクくんサマナー外伝 ~ナホトラマン奮闘記~ 作:貴司崎
「……ふう、これで要望の写し身合体とスキル継承は終わったぞ。写せ身を更に20個程消費したお陰で写せ身合体用の術式も安定したしな」
「ただ、未だに仲魔への写し身合体は無理みたいね。貴方達の中に眠る“女神の因子”らしきモノが写し身合体時にある程度自動で儀式を補佐しているから此処の設備でも可能になっているけど、その効果が未だに契約先の仲魔に及んでいないみたいね」
「そうですね。自分へスキルを写すならアオビトの経験から感覚でなんとなく分かるんですが、仲魔へのスキル写しはよく分からないです」
『自分で受けたのなら感覚で分かるのだが、その辺りが原因か?』
あれから俺とアオビトがなんかよく分からない感じで覚醒してから、データ取りと術式の安定性検証の為に使い潰しても問題ない格の写せ身を使って写し身合体を幾度も行なった。
そうして何度か写せ身のスキルを付けたり消したりした結果、俺自身に写せ身合体を行う分には特に問題ない事が分かったので本命のスキルを付けた上で出来上がったニューナホビノのスペックがこちらになります。
| 合一神 | 八坂ヤマト/アオビト | LV38 | 電撃無効 破魔耐性 衝撃・呪殺弱点 |
| ・モータルジハード ・地獄のマスク ・会心の覇気 ・リカーム *1 |
| ・麁正連斬 ・ジオ ・ジオンガ ・轟雷 ・ハマオン・吸魔 ・逆薙 ・神霊水 ・ディアラマ ・マカジャマ ・ラクンダ・神奈備ノ守 ・活脈 ・魔脈 ・反撃 ・アナライズ |
予定通り解析と耐性スキルを【スキル継承】枠に詰め込んだ。【ナルキッソスの写せ身】から取得した【地獄のマスク*2】は即死確率も減らすから破魔や呪殺に対しても気持ち程度にマシにはなったと思う。
更に変更可能な写せ身スキル枠には俺が持っている写せ身の中で最高レベルの【ヘカトンの写せ身】から強力なスキルをセット。極意がないからより強力なスキルを得られず使うのは少し勿体ない気もするが、取っておいても気付いた時には型落ちになりそうだから今のインフレ環境についていく為に少しでも強力なスキルが使える事を優先する。
まあ【モータルジハード*3】【会心の覇気*4】共にレベルに見合わないスキルであるからMPの消耗は激しいが切り札として使う分なら十分。余ったスロットには【マカミの写せ身】から【リカーム*5】を入れて仲魔を蘇生出来る様にした。
「さて、写せ身合体も上手くいって彼等が有する邪教の女神因子的な『なにか』の特性データも大体取れた。……そういう訳でお待ちかねの悪魔合体の時間だァ! これだけのデータがあれば私が作り出した術式をナホビノ仕様に最適化する事で悪魔合体が可能になる筈!」
「写せ身合体の際には彼等が有する女神の力が自動で儀式の流れを補正してくれたけど、悪魔合体時にも同じ現象が起きれば行けるはず。……悪魔への写せ身合体が出来なかったけど、多分これはこっちの術式が悪魔への写せ身合体に対応してなかったからで、既に体系として確立してる悪魔合体術式ならおそらく」
「ここの術式には合体を得ずに悪魔にスキルだけ付与するノウハウが無かったからですかねぇ?」
「多分そんな技術は業魔殿にも無いぞ。サマナーの縁や因果を重視するクルーゼ(偽)の術式なら悪魔合体出来そうではありますが」
「そうなった場合、やはり合体法則は彼らが経験した邪教の世界のそれに準じるんでしょうか? 要検証ですね」
そうしてラウさんとプロスペラさん、後はボ卿達の手によって悪魔合体の準備が始まった。まだ色々と不安もあるがナホビノが悪魔合体をする技術の確立の為には実際にやってみる事がどうしても必要なのだ。
それでも少しでも成功率を上げるべく皆さん色々と工夫してくれたし、プロスペラさんは俺から邪教の世界での悪魔合体──その時に唐突に出てきたピアノを弾いてたって事を聞いて『アルカニスト用のペルソナ調律機能つきピアノ』まで用意してくれた。曰くペルソナは精神に深く関わるからか調律や調整の際に音楽や絵画などの『芸術』を介して行う技法もあるのだとか。
『やはり悪魔合体する時にはピアノを弾かなければな』
「俺はピアノとか弾けないんだが大丈夫なのか?
『ナホビノになったら自動で弾ける様になるぞ。俺もそうだった……創造の調べ一曲しか弾けないんだが』
まあ流石にピアノはもしかしたらワンチャン成功率が上がればいいな的な験担ぎみたいなもんだから気にしても仕方ないんで、とりあえず最初に合体させる予定の二体を出しておこう。
「召喚、スライム、オンモラキ」
『ヤット悪魔合体カサマナー! スライムノママナノニメッチャレベル上ガッチマッタゼー?』
\カカカッ/
| 外道 | スライム | LV24(+10) | 呪殺・神経・緊縛無効 火炎・氷結・電撃・衝撃・破魔弱点 |
| ・自爆 ・ダストマ+3 ・ポイズマ+3 ・スクンダ(全体) ・雄叫び ・怪音波+3 |
『レベル上ガリ過ギチマッタヨナァ』
\カカカッ/
| 凶鳥 | オンモラキ | LV26(+12) | 氷結・幻惑弱点 火炎・衝撃耐性 |
| ・プリンパ ・ムド+1 ・マハラギ+2 ・タル・カジャ ・一分の魔脈 ・衝撃耐性 |
まあ二人ともマガツヒスキル検証の為の狩りに付き合わせた所為でとても弱小悪魔とは思えないレベルになってるしな。他の初期メンバーも似たような感じだが。
……そうしている間にも悪魔合体の儀式の準備が整った様でラウさんから声が掛かったのでそちらを見ると、床には非常に複雑な魔法陣っぽい文様が描かれていて、更にいくつかの機器まで設置されており如何にも邪悪な儀式をしそうな雰囲気が漂っていた。まあ悪魔を合体させるなんて邪悪な儀式以外の何物でもない気もするが。
「ようし! これで準備は完了だ! 基本は私のサマナー重視悪魔合体術式に先程写せ身合体の検証をした中で一番ナホビノとの親和性が高かった術式を噛ませただけだが!」
「先程の女神因子の挙動からしてキチンと悪魔合体出来る術式を準備すれば補正はしてくれる筈よ。……まあ失敗してもデータは取れるから」
『トライアンドエラーで成功するまで繰り返すのが実験の基本です。それまでの損失は忘れない様に胸に秘めつつ棚に上げましょう』
「……出来ればそこそこ付き合いの長い仲魔だし成功させたいんだけど。……それじゃあ待たせて悪かったがようやく悪魔合体の時間だ。まあなんとか成功させてみせるから」
『期待シテルゼー。マア俺ハ事故ッテモスライムノママナダケダケドナー』
『デキレバ一発成功デ頼むゼ!』
そうしてスライムとオンモラキを魔法陣の指定した場所に移動させて、俺自身も儀式に必要な要素なので同じく魔法陣の指定した場所に移動してついでに目の前に調律用ピアノをセットして準備は完了した。
……うん、この魔法陣と俺自身の中にある【生命の種子】が繋がった感覚があるから行けそうだな。アオビトも『かなり邪教の世界に近い、これまで100以上の悪魔合体をしてきた時と似た様な雰囲気になっている』と言っているし行ける気がする。
「さあ今こそ謎に満ちた邪教の世界の法則をこの手に! 悪魔合体の開始ダァ!!!」
「とりあえずデータ取りはしっかりとね。私もアルカニスト式の解析は回しておくから」
『さて、種族外道と凶鳥でならダーク悪魔式の合体法則、或いは霊鳥になる組み合わせ*6も確認されていますがどうなるか』
『各データ収集機器の準備はいいですね? 何が起こってもいい様に解析するんですよ!』
そんな合図というか掛け合いの後に魔法陣が輝き出して機器が動き……それと同時に俺の身体はまるで何かに導かれる様にピアノを弾き鳴らし、
するとスライムとオンモラキの二体がそれぞれ混沌を形にしたかの様な禍々しい球体に包まれて、その二つの球体が解けながら一つに交わっていき新たな球体へと作り変えられていった。
「おお、なんか悪魔合体演出の禍々しさが増してますね。術式を新しくしたからなのか」
「いやあんな現象俺知らんぞ、怖。……どう見ても彼の側の因果とかが逆に悪魔合体術式を乗っ取ってるよな」
「写せ身合体もあちらが勝手に臨む形へと調律していましたし、残滓だけでここまでの干渉力とか邪教の世界の“女神”って一体何者……?」
外野からそんな声も聞こえてきたが一種のトランス状態になっていた俺は特に気にならず、創造の調べが導くままに二体の悪魔を新たな在り方へと変性させながらも、かつての二体が持ち得ていた
『……キキキ、オイラハ【妖獣 モスマン】。コンゴトモヨロシクダサマナー!』
\カカカッ/
| 妖獣 | モスマン | LV29 | 電撃無効 衝撃・幻惑・毒耐性 |
| ・ジオンガ+1 ・吸魔 ・プリンパ+4 ・ポイズンブレス+4 ・雄叫び(スライムから継承) ・衝撃耐性(オンモラキから継承) |
そこに居たのは触覚と羽根を持つ何処か虫っぽい悪魔【妖獣 モスマン】であった。邪教の世界式の悪魔合体なら“外道+凶鳥=妖獣”となるし、合体後のレベルも大体こんな感じだな。
ただし悪魔合体してみた感覚だとスキルの継承は任意のものを合体後に引き継げるて、大凡邪教の世界の『女神■■■ー』がやってた程度のスキル継承が出来る様である……というかこのモスマン初期スキル4つもあるな、魔力属性のポイズンブレスは知らんスキルだが別の要素も入ってるのか?
「……おおっ!!! 変な演出が入って正直どうなるかと思ったが無事に成功だな! しかも新たな合体パターンだ!」
「ふむ、外道と凶鳥で妖獣が出来る組み合わせは以前貰った『邪教の世界合体表』の通りですね。やはりナホビノが行う事によって邪教の世界の法則が適応されたと」
「ここのサマナーの因果を反映する術式の影響もあるかもしれんが。或いは両方か」
「とにかくデータは取れたわね。それを検証しつつ次以降の悪魔合体の成功率を上げていくわよ。残りもあるんだから……ヤマト君の体調次第だけど」
「問題ないです。むしろ体調は良いぐらいなのでバンバン行きましょう」
『霊基のズレが治ったお陰かステータスは変わらずとも調子がいい。これなら悪魔合体を連続でやっても問題なさそうだ』
さて、じゃあ残りの仲魔達も待ち望んだ悪魔合体をやっていきましょうか。邪教の世界式の合体法則でやれるならアオビトの経験もあって合体ルートは構築出来てる。
──────◇◇◇──────
『ヨッシャァ! ヤットクソミテェナガキトハオサラバダゼ!』
\カカカッ/
| 幽鬼 | ガキ | LV25(+10) | 呪殺無効 火炎・衝撃・破魔弱点 |
| ・喰いちぎり+1 ・ブフ+1 ・吸血 ・毒ひっかき+1 ・スクカジャ(全体) ・フォッグブレス |
『今まで世話になったなサマナー。次の“私”ともヨロシクしてくれ』
\カカカッ/
| 邪鬼 | トゥルダク | LV28(+9) | 破魔・呪殺耐性 衝撃弱点 |
| ・会心剣+2 ・マハンマ ・リカーム ・ディアラマ ・ペトラディ ・デカジャ |
「次はこの二体にするのだな! では悪魔合体だ! さて次はどんな悪魔になるのだろうなぁ!!!」
「邪教の世界式合体放送だと『女神』になる組み合わせだな。この組み合わせで女神になるパターンは既に確認されている」
「悪魔合体だと邪鬼と幽鬼で女神とかマイナスとマイナスをかければプラスみたいなパターンも結構あるからな」
「そもそも女神ってアレな性格のヤツ多いからこの組み合わせでも不自然じゃないのでは?」
そして次に悪魔合体を受けるのはガキとトゥルダクの二体。先程と同じ様に魔法陣に設置された二体を見た俺は悪魔合体が始まると共に再びピアノを弾きながら創造の調べを奏でつつ二つの霊基を混ぜ合わせて一体の悪魔を創り出していき……。
「……呼びかけに応じて貴方の元へと参りました。私は【女神 パールヴァティ】。今後ともよろしくお願いしますね、サマナー」
\カカカッ/
| 女神 | パールヴァティ | LV35 | 氷結・破魔・呪殺耐性 火炎弱点*7 |
| ・メディラマ+4 ・マハタルンダ+3 ・フォッグブレス+3(ガキから継承) ・デカジャ+3(トゥルダクから継承) ・ヒュギエイアの杯+3 ・チャクラウォーク ・幸せの歌 |
そうして現れたのはインド系の装束に身を包んで朗らかな笑みを浮かべた美女、インド神話においてシヴァ神の妻として有名な【女神 パールヴァティ】であった。一応狙い通り回復・補助役として調整した感じの性能にはなっているからヨシ!
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『ブルルルッ! 次ハ俺ノ番ダナ!』
\カカカッ/
| 妖獣 | バイコーン | LV30(+10) | 呪殺無効 神経・魔力耐性 電撃・破魔弱点 |
| ・ぶちかまし+2 ・牙折り+ 2 ・チャージ ・スクカジャ(全体) ・獣眼 ・耐神経 |
「短い間でしたが色々と世話に……検証でこき使われた記憶しかありませんが、まあお世話になりました」
\カカカッ/
| 堕天使 | アンドラス | LV32(+11) | 氷結無効 魅了耐性 電撃・破魔弱点 |
| ・ザンマ+2 ・デビルアイ+1 ・ポイズマ+1 ・タル・ンダ+2 ・スクカジャ(単体)+2 ・睡眠無効 |
「さあ三度目の悪魔合体だぁ! 邪教の世界式なら凶鳥になる組み合わせだな!」
「【呪毒散布】は強いですからねぇ。攻撃・魔法攻撃・防御・魔法防御・命中率・回避率一段階ダウンに加えて状態異常とか」
「しかも神経・精神・魔力など対応する状態異常全無効でもなければ必ずなんらかの状態異常が入りますからね。どれかが耐性止まりなら確実に通るという」
「それじゃあヤマト君、準備は良い?」
「はい、始めます」
そして三度目、同じ様にバイコーンとアンドラスを魔法陣に配置して悪魔合体開始、それと同時にピアノを奏でて悪魔合体を執り行う。三度目になれば大分慣れたのでスムーズに二体の霊基を掌握して悪魔を作りつつ、その悪魔の情報を把握した上で合体前から相性良さそうなスキルを継承させて……。
「……キャハハハハ! アナタがワタシのサマナー? ワタシは【凶鳥 モー・ショボー】よ、コンゴトモヨロシクね?」
\カカカッ/
| 凶鳥 | モー・ショボー | LV38 | 電撃吸収 衝撃・破魔無効 魔力・自爆耐性 銃撃弱点*8 |
| ・自爆 ・ザンマ+3 ・マハザンマ+3 ・ディア+1 ・テトラカーン+2 ・タル・ンダ+2(アンドラスから継承・SH2) ・スクカジャ+2(バイコーンから継承・真Ⅲ) ・特徴:風の中の羽の様に ・捜査特技:偵察、飛行 |
生まれ出でたのは翼を生やした少女の悪魔、メガテンアイドル悪魔の一人【凶鳥 モー・ショボー】ちゃんである……勿論実力で合体先を選びましたヨ。
実際種族が凶鳥だからマガツヒスキルでも最強候補の【呪毒散布】が使えるし、補助と回復の適正もあるから真Ⅴでは隠しボス相手でも活躍するし、確かあの『14代目葛葉ライドウ』も愛用した由緒正しき悪魔なんだぞ!
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「さて、次は私か。あまり助けにはなれなかったけど、次の私には期待しててねサマナー」
\カカカッ/
| 鬼女 | リャナンシー | LV25(+8) | 破魔無効 毒弱点 |
| ・マハムド+3 ・メディア+2 ・マリンカリン+3 ・挑発 ・子守唄+3 ・呪いの還元 |
『ウム、色々ト世話ニナッタナサマナー。次ノ私ニハ期待シテクレ』
\カカカッ/
| 神獣 | マカミ | LV26(+5) | 破魔・火炎・精神無効 呪殺・混乱弱点 |
| ・マハンマ+1 ・ディアラマ+3 ・リカーム+3 ・テトラカーン+2 ・魔脈 ・精神無効 |
「次はこの二体だな! リストだと聖獣になる組み合わせだが」
「合体で出来た空きスロットに保管していた二体を入れれば問題なく悪魔合体は出来そうですね」
「あくまで彼自身が契約交渉したから、いやナホビノが契約している悪魔でなければ無理な様ですがね」
「ナホビノの契約を利用して合体してるんだから当然でしょ」
次はリャナンシーとマカミの二体、付き合いは短い二人だが検証作業にも付いてきてくれたから信用は出来る者達だ……と言うわけでまた同じ様に魔法陣に設置してピアノをジャララーンと鳴らすと……。
「オイラは【聖獣 チロンヌプ】だ。サマナーの助けにはしっかりなるから期待してくれよ! コンゴトモヨロシク!」
\カカカッ/
| 聖獣 | チロンヌプ | LV27 | 氷結・破魔無効 火炎弱点*9 |
| ・狐火のアプト+3 ・ハマ+2 ・我慢のフホホイ+4 ・挑発+4(リャナンシーから継承・デビルサマナー版) ・テトラカーン+4(マカミから継承・真Ⅳ版) ・リストア |
そこに居たのは仮面を付けた小柄な狐の悪魔【聖獣 チロンヌプ】であった……彼はアイヌ神話に登場するキツネの神でこんなに見た目は可愛いのだが、ゲームに登場すると何故かめっちゃ強いのだ。
具体的には専用スキルの数と性能がおかしく『
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『ヨッシャァ! 次ハ俺ノ番ダナ! 更ニ強クナッテヤルゼ!』
\カカカッ/
| 妖鬼 | オニ | LV29(+6) | 物理耐性 電撃・破魔・睡眠・混乱弱点 |
| ・ハードヒット+3 ・ぶっ潰し+3 ・牙折り+3 ・挑発 ・雄叫び ・二分の活泉 |
「ほほほ、それじゃあ短い間だったが楽しかったぞい。次のよろしくの」
\カカカッ/
| 地霊 | コロポックル | LV31(+5) | 氷結無効 破魔・毒耐性 衝撃・呪殺弱点 |
| ・ブフーラ+4 ・パトラ+1 ・タルカジャ+3 ・タルンダ+3 ・氷結ブロック+3 ・トラフーリ |
「そして次はオニとコロポックル! 妖鬼と地霊で妖精になる組み合わせらしいなぁ! ハハハハハ!データがどんどん集まっていくぞぉ!」
「こちらはそろそろ徹夜で限界っぽいですがね。まあ最後まで持つでしょう」
「彼の仲魔枠から溢れた分は一旦別人のCOMPに入れれば準備完了です。……彼用に格納機能のみのCOMPとかあればもっとスムーズに行きますかね」
「契約の重複があるからCOMPとの併用は出来ないけど封印する方向性なら? ナホビノのデータ解析とCOMP系技術者の協力が必要だろうけど」
更に次はオニとコロポックル、同じく付き合いは短いが検証作業にも付いてきたし……慣れてきたし時間も押してきたから手早く進めよう。ピアノを弾くのもゲームならスキップ出来そうなぐらいに指が自動で動くぐらいになったし。勿論スキル構成に手は抜きません。
「……【妖精 セタンタ】、召喚に応じて参上した。未だ未熟な身だがケルトの戦士の一人としてサマナーの槍となろう」
\カカカッ/
| 妖精 | セタンタ | LV35 | 衝撃無効 物理・電撃・封技耐性 呪殺・混乱弱点 |
| ・絶命剣+3 ・デスバウンド+3 ・氷結ブロック+1(コロポックルから継承) ・二分の活泉(オニから継承) ・物理耐性 ・電撃耐性 |
そうして出来上がったのは槍を持った少年【妖精 セタンタ】だった。ステータス・スキルは耐久性と物理攻撃に長けているので、悪魔合体の結果後衛型の比率が多くなってきたので前衛役として丁度いいだろう。
──────◇◇◇──────
「ヒーホー! みんなお待ちかねの
\カカカッ/
| 妖精 | ジャックフロスト | LV32(+7) | 氷結吸収 水撃無効 破魔・呪殺耐性 火炎弱点 |
| ・ソニックパンチ ・ジャックブフーラ+4 ・アイスブレス+4 ・マハンマ+1 ・氷結ブロック ・氷結高揚 |
「オークションで買われたと思ったらフロスト属の合体素材とか世の中クソだホー」
\カカカッ/
| 妖精 | ジャックランタン | LV20 | 火炎無効 破魔耐性 氷結・混乱弱点 |
| ・アギラオ+5 ・マハラギ+5 ・ドルミナー ・カルムディ |
「諦めろ、悪魔などそんなものだ」
\カカカッ/
| 堕天使 | べリス | LV24 | 火炎・呪殺耐性 氷結弱点 |
| ・鎧通し+2 ・アギラオ+2 ・プリンパ ・コロシの愉悦 |
「それじゃあ今日のトリである【魔王 キングフロスト】の悪魔合体をやっていくぞ! 邪教の世界ではこの組み合わせで特殊合体できたらしい!」
「しかし特殊合体は縁を結んだ悪魔を合体によって創り出した器に召し寄せる技術。前周回では作った事があるとはいえこの世界で出来るのかどうか」
「まあそれを確かめる実験でもあるんだがな。それにジャックフロスト自身の希望もあるし、派生種が異常に多いフロスト族なら案外なんとかなるかもしれん」
「色々とゆるいと言うかよく分からないものねフロスト族」
さて、最後は真Ⅴ式でキングフロストの特殊合体なのだが……これに関しては出来るかどうかよく分からんな。キングフロストの特殊合体条件を解放したのは前周回のアオビトであり、俺自身はキングに会った事もないんだし。
まあジャックフロスト自身の『ビッグなフロストになりたい』希望もあるからやってみるとして、これまでと同じ様に悪魔合体術式を起動しながらピアノを弾き鳴らし……むむ、なんか悪魔合体の混ざり具合は微妙に悪い気がする。
(これは器が作れても肝心の要素がない感じか? 特殊合体結果の悪魔を呼んでいる感じはあるんだが反応が……やはり流石に特殊合体は無『これは中々いい感じに鍛えてるフロストだホー。今後の期待も込めてちょっとだけ分霊をプレゼントするホー。悪いジャアクにはなるんじゃないホー?』頭の中にいきなりヒーホーな声が⁉︎)
そう思った瞬間、先程までの不具合が嘘の様に合体が進み、一気に三体の悪魔は一つとなって巨大でビッグでヒーホーな輪郭を描き出した。
「……ヒーッホッホッホー! 【魔王 キングフロスト】の降臨だホー! 長い下積みと修行とダッツ断ちの苦行を得てようやくキングの頂に手が届いたホー! これからはキングらしくダッツを週二回食べてやるホー! ……もちろん更なる上の領域を目指す事も続けるからコンゴトモヨロシクだホー、サマナー」
\カカカッ/
| 魔王 | キングフロスト | LV33 | 氷結吸収 破魔耐性 火炎・呪殺弱点 |
| ・鎧通し(べリスから継承) ・キングブフーラ+5 ・ブフーラ+5 ・ドルミナー+1(ジャックランタンから継承) ・氷結プレロマ ・氷結ブロック(ジャックフロストから継承) |
そんな感じでどうにか【魔王 キングフロスト】の特殊合体は成功したのだった。まあこれは元のジャックフロストからのハイレベルアップに近い形だった事、そしてどっかの“王様”がちょっと手を貸してくれたからこその芸当だろうがな。
だから俺の感覚だと色々と条件が緩いフロスト族のランクアップならともかく、やっぱり特殊合体だと合体先の悪魔との縁を改めて結んだ方が良い気がする。
……とにかく、この六体の悪魔が新たな俺の仲魔となる。俺自身もスキル面が相当に強化された訳だし、これならば隊長達が主な活動場所としている平均レベル50越えの前線でもどうにかやって行けるだろう。後は御厳さえ使えればもう少しマシになるんだが。
あとがき・各種設定解説
ヤマト&アオビト:悪魔合体解禁
・彼らの中にある“女神“の力と特殊な合体儀式によって、合体法則は『真・女神転生Ⅴ』のものに準じ、合体元から引き継げるスキルは自由に選べる。
・ちなみに合体後の悪魔のステータス・スキル・耐性は基本的に真Ⅴ準拠だが、それよりもレベルが低い同名他作品の悪魔のスキル・耐性が追加・反映される場合もある。
・そしてレベルが上がれば反映される他作品同名悪魔の能力も増えて、スキルや耐性が更に強化・変化される感じになる予定(ただ大元の真Ⅴ悪魔の能力から出来るだけ離れない様にする)
読了ありがとうございました。
尚、二人はナホビノマックスハートな彼らが求めて止まない御厳ですが、本家様でなんか設定があるっぽいのでそれが出るまでお預けです(笑)