真・女神転生オタクくんサマナー外伝 ~ナホトラマン奮闘記~ 作:貴司崎
「……とりあえず少し話しをしようか。……アオビト、お前はかつての世界で『人間のみの世界を創世する』事を目指して戦い、その結果として勝ち抜いて全ての悪魔を消滅させた『人のみの世界』を作り上げた……であっているか?」
『ああ、確かに俺はかつて起きた『神州受胎』において全てが魔界へと落ちて『ダアト』と呼ばれる様になった日本、そこで起きた複数の勢力が次なる世界を自分の思い通りに作り変える『創世』を目指して戦い合う戦乱を勝ち抜いて『カグツチ』へと至り『人間のみの世界を創世する』コトワリを持って新たな世界を作り上げた』
……やっぱり俺の知ってる『真・女神転生Ⅴ』とは一部似ているけど違う所も多いな。受胎とカグツチって事は真Ⅲの要素も混じってるし、そもそも真Ⅴ自体が真Ⅲの後っぽい描写もあったけど大分オリジナリティが強いというか色々と混ざってる感じが凄い。
ちなみに争った勢力としては何時ものメガテン式でアレな『メシア教』と、どんな犠牲を払ってでも日本を取り戻そうとする護国ガンギマリ『ヤタガラス過激派』。それらのやり方について行けない穏健派が集まって過激派を止める為に作られた『ベテル』に、混沌の悪魔達が己の望んだ世界を作ろうと同盟を組んだ『混沌の軍勢』。そしてその他魔丞などがトップに立つ複数の少数勢力が混在してお互いの目的を達成する為に争う地獄絵図だったとか……やっぱ色々と混ざってるじゃんか! まあ大体『仮面ライダービルド』みたいな感じと思えば理解できる。
「しかし俺の知ってる受胎と違って結構人間が残ってたんだな。或いは受胎自体が中途半端に終わって日本が魔界に落ちたとか?」
『そうかも知れん。かつて俺が所属していたベテルの調査によれば何者かが東京で起きた儀式の影響によって日本全土が魔界に落ち、その際に国民の半分くらいがマガツヒへと分解されたと言われたが、それでも生き残っている人間は多かった。……だが、その多くも現れた強力な悪魔達に殺されて、残っているのは以前からオカルト側にいた勢力とそれに保護された者達だけだった』
そんな中、まだ普通の人間だったアオビトは生き残った人間を保護していたコミュニティ『聖華学園』に保護されて(今度は退魔生徒会かよ)いて、そこはトップの巫女様の元で何か独自の行動を取っていたらしい。最もまだ只の一般人だった彼は何をしてるのかは分からなかったらしいが、その巫女様が『こんなパターン今までなかったのにぃ……どおなってるのよぉ〜……』って嘆いてるのは偶然聞いた事があるので生き残るのにきっと苦労してたんだろう。
……だが、そうやって頑張っていた聖華学園も混沌の軍勢が大規模な悪魔の大群を嗾けて来て、更にメシア過激派とヤタガラス過激派のトップ戦力まで参戦した大激戦に巻き込まれて主力であった退魔生徒会メンバーの殆どとトップである巫女様の戦死によって壊滅したそうだが。
『そんな中でたまたま俺は戦場を逃れて生き延びる事が出来たのだが、所詮は力の無い一般人がダアトを生き残れる筈もなく程なくして野良悪魔と遭遇して危うく殺されかけた。……だが、そこにベテルが戦力増強の為に開発していたらしい『神造魔人』が現れて、俺は生き残る為に彼と契約して『ナホビノ』となったのだ』
「成る程、この辺りは俺が知っている原作知識とあまり変わらないな」
『それから俺はダアトを生き延びる為に各地を巡りながら悪魔を倒してレベルを上げたりトークで仲魔にしたり、途中で『邪教の世界』という場所でとある女神と出会って悪魔合体やらマガツカ破壊して
それからの“彼等”はナホビノとしての圧倒的な力から瞬く間にベテルの主戦力となり各地を転戦、そんな戦いの中で更に強くなりまず南に行っては退魔生徒会の生き残りと共に混沌の軍勢の幹部級悪魔や魔丞をなぎ倒した。
そして西に行っては“レイブン”と呼ばれていた人物を中心とした元ヤタガラスと共にヤタガラス過激派、及びそのエースであった“黛冬優子”を打倒した……なんか少し前に活動休止したアイドルに同名の人がいたけど多分平行同位体ってやつでしょどうせ(ギャラファイ感による高速理解)
そんで北に行ってはメシア教を離反した“大天使アブディエル”と共に暴走していた(事にしておく)大天使とかの羽根を毟ってぶっ殺し、更に東に行ってはなんかマガツヒ集めて世界を滅ぼそうとしてた【破壊神 魔丞・シヴァ】を名乗る“少女”を打ち倒した(ただアオビト曰く非常にやる気が無さそうだったらしいが)
「ふーむ大体分かった。つまり何時ものメガテン主人公ムーブだな、そりゃあ強くなれるわ」
『そうしてダアトにいた主要な勢力を全て打倒して残ったのはベテルと生き残り目的の少数勢力程度となったのだが、そこで今の日本の現状を打破する為にはカグツチにナホビノがコトワリを告げて『創世』せねばならない事となった。……そしてベテル及び生き残り勢力には俺達を含めて複数のナホビノがおり、全員が異なる世界の創世を望んでいたのだ』
まあ敵対勢力を倒したら内乱とかはお約束だよね……と言っても、不幸中の幸いというか残っていたナホビノ達はそれぞれ譲れない“コトワリ”こそあったものの『これ以上戦いで無関係な人間を傷つけたくはない』とは全員が思っていたらしく、最終的にカグツチの元で誰にも被害が出ないように自分達だけで決着をつけるって事になったらしい。
『そうして激戦を繰り広げた結果、最終的に生き残った俺はこれ以上『悪魔』による犠牲を出さない為に『人間のみの世界を創世し、この世の悪魔を全て消し去る』形で創世を行い、世界は人間だけが住みオカルトなど無い世界となった…………筈だった』
「……悪魔がいなくなったのに、その代わりになる様に怪異たる『シャドウ』と異能たる『ペルソナ』が世界に現れたんだな」
『ああそうだ。……そして最終的に『統制神』を名乗るシャドウが現れて世界を支配下に置こうとしていたので俺は戦ったのだが、悪魔が全て消えてナホビノとしての力の多くを失っていた俺では歯が立たず敗れ去った筈だ。……霊基の損壊の所為なのか細かい記憶は思い出せない所もあるが概ねこんな過去があった』
「あー……うん、大体分かったけど……」
いや真Ⅴで『真・人間ルート』行ったらペルソナシリーズに繋がりましたとか酷くね? 確かにどのルートも何かしらの問題は残ってますよ的な終わり方だったけど、人の為に創世した最後が大衆から生まれた統制神に敗北とか皮肉が効き過ぎてて笑えねぇ……。
まあアオビトの過去はそんな感じで、そりゃあ原作知識を知ってネガティブにもなるよなぁって内容だったけど、まだ
「……アオビトはかつての自分は失敗した、間違っていたと思ってるのか?」
『……そうとしか言えないだろう。少年の原作知識の様に統制神を倒すか或いは他のコトワリなら……』
「うん、統制神に敗北した事に関しては失敗だったかもしれない。……けれど『人のみの世界を創世する』事を選んだのは決して間違ってなんてなかったと俺は思うぞ。それに何よりアオビトとずっと一緒にいてくれた“相棒”は
『ッ! それは……』
俺としては『女神転生の各ルートには優劣は無く、ハッピーエンドやバットエンドの区別もない何を選び何を捨てたかの選択の果て』だと考えてるからな。これまでに歩んだ道から彼等“メガテン主人公達”が何を感じて何を経験してどんな道を選んだかをゲームという形とはいえ色々と見てきて俺はそう思った。
「まあ所詮はゲームプレイヤーからの身勝手な感想に過ぎないんだが、それでもアオビトの選択を祝福してくれた“仲魔”はいたんだろ? ……それとももう一度創世をやり直してみるか? 俺の“悪魔がいない世界でメガテンがゲームとなっている記憶”があれば本当の意味で人間だけの世界を作れるかもしれないが」
『……いや、もうそんなつもりは無い。過去の結果に後悔が無いといえば嘘になるが、それでもあの選択は“俺達”が選んだものだとはお陰で思い出せたからな。それに今の俺は稀人に過ぎない以上はこの世界を自分のコトワリで染め上げるなどやってはいけないと思う。少なくとも創世をするにしてもこの世界の人間が行うべきだろう。少年……ヤマト自身がな』
よし、アオビトはちょっと前向きになった感じかな。単なるニワカメガテニストの言葉だけど少しは恩返し出来たのなら良かったか……それと俺自身は『創世』とかする気は無いぞ。
「うーん、まあここがメガテン世界だと知ってから『前世と同じ人間のみの世界』にして厄ネタをとことんまで駆逐するという選択肢に惹かれないものが無いとは言わないけど、それでも掲示板見るにみんな頑張ってるし大して悪魔業界知らない俺が好き勝手言うのはダメでしょ。何も知ろうとせず自分勝手に世界を作り変えるとかもろ悪役の所業だし、せめてもう少しこの世界で経験積んでから答えを出さないと」
『……そうか、ああ俺もそれでいいと思う』
「それにこの世界で『創世』してもなんかうまくいかない気がするんだよねー。……だってアオビトの過去で『ナホビノ』の名前は出てるのに、肝心の『至高天』って単語がカケラも出てこないのは明らかにおかしいし」
『少年の原作知識にあった世界の創世を行う事ができる『神の王座』がある場所か。……確かに俺の過去で創世といえばカグツチを指す言葉であり、そんな事はまったく知らなかった』
そこなんだよなぁ。確かに真Ⅲと真Ⅴは繋がっててボルテクス界や受胎、後カグツチと言った要素は擬似的に至高天や創世を再現しようとしてたみたいな考察も前世ではあった。人修羅=擬似ナホビノ説とかな。
ただ、どうもこの世界ってループしてるっぽいし、それ自体はシュタゲや龍騎やひぐらし的設定でメガテン・ペルソナ自体も周回プレイ前提だしループ要素のある設定もあったからそこまで驚きはしないんだが……こういうのだとループさせてる『黒幕』がいるってのがお約束だからなぁ。
『……至高天という名前を少年から聞いて思い出したが、俺が敗北して世界の外に落ちて行く途中『例えナホビノであっても至高の玉座に至らなければ真なる創世は成らず、この世界を動かしている者達にも届きはしないのだ』という言葉を聞かされた。そしてその時僅かながらだが“この世界より上位の場所にいる存在”を感じ取れた。たどり着く事は出来なかったがな」
「なんかとにかく意味深な事を言う閣下、いったい何シファーなんだ……!」
まあメガテニスト的にお約束の反応はともかく、やっぱり世界をループさせてる黒幕がいるっぽいなぁ。この謎を解かない限りどれだけ世界という舞台の上で動こうが無駄になるって展開だろどうせ、俺は詳しいんだ。
……それに多分黒幕っぽい連中にちょっと心当たりがあると言うか、どうもこの世界前世ではサブカルのオモチャだった『あの神話群』そのものや派生作品の類いが一切存在しないっぽいんだよな。
「『デモンベイン』も『ニャル子さん』も無いし『FGO』も亜種特異点シナリオ変更やフォーリナーの不在があるし……検閲されてる感があるからやっぱ某邪神群が関わってるのかなぁ(泣)……最悪至高天に『N』がいるとかクソシナリオはやめろよ。それなら四文字か閣下の方が億倍マシだぞ。……でも『ウルトラマンティガ』はあったなぁ、確かにM78だけ87だかは偶然の一致らしいからそれでか? やっぱり円谷御大は偉大だわ」
『……とりあえず少し落ち着け少年。しかし少年の前世に存在していたその『創作神話』だが、この世界の情報生命体である悪魔なら根幹となる神話が世に広く流布されていなければ力を大きく減らされる筈だが。十字教に追いやられた数多くの地方宗教の様に』
「うーん、それについては自分達の攻略法を明かさない様に隠蔽してるか、或いは人間が持つ『観測の力』対策かな。この世界には無いFGOの設定が元ネタだけど、例えば連中が人間の作った神話から生まれた情報生命体では無く、外宇宙から来た情報生命体だとすれば
それこそ十字教が人々の信仰と認知によって多くの神々を悪魔とした様に、某神話trpgでの『撃破不可能な宇宙的恐怖の邪神』からゲーム女神転生に出て来る『普通の倒せるメガテン悪魔』に貶める事が人間の“観測の力”ならば……。
でもP2のアレは公式で名前使ってるだけって言ってたが……まさか乗っ取られたとか……うぐぐ、俺の前世知識もサブカル知識主体だから『あの神話群』本来の情報あんまり無いんだよな。無い方がいいかもしれないが。
「……最も所詮は素人が前世知識から考えた妄想に過ぎないけどな。もしそうだとしたらだいぶ詰んでるけど……いや待てよ、ウルトラマンティガの2次創作を作って連中が倒される認知を作れば或いは? 人間はみんな光になれるんだ……!」
『少年、色々考えてる事は分かるが落ち着くんだ。今の俺達が推定『黒幕』に目を付けられたら終わるぞ』
「ああうんそうだな、ちょっと落ち着いた。……これ以上“アレら”について考えるとSAN値チェックからのアイデアロールで精神汚染に入りそうだから今は置いておこう。まずは強くならないと舞台にすら上がれないだろうからな」
まあ今の俺達ではどうしようもない話に気を使っても意味無いし、とにかく今は何とか強くなる事を考えないとダメかな。これ以上考えても思考が悪い方向にしか向かわなさそうだし、ナホビノなんて厄ネタの塊になったんだから実力つけないと餃子にされる……!
「まずは現在の俺達のスペック確認だな。……まあちょっと変身出来て手からビームサーベル出せて弱めの電気が撃てるだけのクソザコナホビノだけど」
『先も言ったがスキルもレベルもステータスも神意も失ってるからな。……あれだけ苦労してマラソンし続けた数千時間が……』
「ゲームでやるならいいけど現実で新生はなぁ。……それはともかく、この世界には『邪教の世界』が無いってのは本当か?」
『ああ、先程龍脈にアクセスしてみたが【女神 ■■■■】の気配は感じ取れなかった。今の俺の中には彼女の残滓も入ってるから、間違いなくこの世界には『邪教の世界』は存在しない。それと【回帰のピラー】もないから『龍脈渡り』も出来ん』
ちなみに【邪教の世界】とは真Ⅴに於いて悪魔合体・悪魔召喚・神魔の儀による神意の解放・写せ身合体と言った主人公の戦力を強化する要素を実行できる超重要な場所であり、これが使えないとか縛りプレイってレベルじゃ無いぞってヤツだ。クソがよ。
それと龍脈渡り以外にも龍穴で行えるマッカを支払っての回復や馴染みの道具屋の利用なども不可能というか、それらの要素がこの世界には存在していないとの事。
「はークソゲ糞ゲー。……だが確かアオビトには邪教の世界の主である女神の力の断片も混じってるとか言ってたな。じゃあ上手くすれば邪教の世界無しでも写せ身合体が……」
『済まない少年、それは無理そうだ。……確かに俺には女神が残した【■■の種子】も混ざっているが、先日あの外道を倒した時に【ヘカトンの写せ身】を手に入れてはいたが自らへの写せ身合体などは不可能だった。コイツが覚えている【会心の覇気*1】と【会心専心*2】は欲しかったんだが』
「その二つのスキルには俺もお世話になったしなぁ、惜しい。……ところでアオビトってレベルアップでスキル覚える?」
『…………少年、スキルとは写せ身合体で任意のものを覚えるモノでは無いのか? 写せ身で覚えたスキルを継承して恒久的に覚えるとか』
はーっ! 糞ゲー!!! 今のところの俺は本当に手からビームサーベル出せてちょっと電撃撃てるだけのクソザコナホビノ(笑)じゃ無いか!!! こうチート主人公補正とか無いのか?
『いやだが待ってくれ少年、神意の方だがこちらなら残された女神の力で解放出来るかもしれん。神意は“ナホビノが元々持っている力”であり全て解放された状態が本来のナホビノだ。そして今は失われているが全解放した経験があるからなのか、以前と違ってマガツカを破壊せずとも全ての神意が解放可能状態となっている。後は御厳さえあれば好きな神意を解放出来るかもしれん』
「おおっ! ようやくチート転生者要素が来たな! ……ところでアオビト、御厳ってどこにあるんだ?」
『…………御厳は魔丞や同じ合一神を倒せば手に入る筈なんだが。後は悪魔か依頼をクリアして譲り受けたり、たまに居る【ニギミタマ】を倒せば【御厳結晶】をドロップするぞ。後はレベルアップに従って少しずつ神意が解放される筈なんだが……』
はーっ! 糞ゲー!!!(2回目)でも魔丞倒せばいいならヘカトンケイル倒したから御厳手に入っていないかとも思ったが、倒した後に元の霊基が霧散したから手に入ったかは分からないとの事。そもそも今の霊基が不安定だから神意は解放可能状態である事しか分からず、厳密には御厳があれば解放出来るかどうかも希望的観測らしい。
掲示板見る限り【ニギミタマ】別シリーズの御霊合体用っぽいし正直望み薄かなぁ。まあ真Ⅴと違ってレベル上げれば神意が解放される可能性ががあるからまだマシか。その辺にイツヅカとかミマンとか落ちてないもんか。
「というか神意ないとキツイぞ。【神格習合*3】で耐性変えられないから、このままだとずっと呪殺弱点がついたままだ。絶対バックアタックからのムド死してパトるぞ」
『今のままでは【ヒュドラ】にも一方的にやられるだろうな。呪殺弱点はどうにかしたいが、写せ身合体さえ出来れば……』
「ところでアオビト、ナホビノって装備とか出来るのか?」
『…………ナホビノは霊格の強度が強すぎて霊的な装備とは相性が悪く魔力が合わないとかで効果が機能しないんだ。前世でのベテルで色々と試したが装備品は魔剣などの特殊な物を含めても全てダメだった』
はーっ! 糞ゲー!!!(3回目)なんか現状ナホビノ要素がデバフにしかなってない気がするんですけど! これだと状態異常対策もキツイし、メガテンで呪殺と状態異常弱点は致命的だろ。俺でも分かる。
『まあ戦闘時の状態異常は確かに厄介だからな。戦闘が終われば死亡以外なら霊気を調整して完全回復できる*4のだが』
「あー真Ⅴはそういうシステムだったな。フィールド継続の状態異常無いだけだと思ったがそういうシステムなのか。……ネガティブになり過ぎてもダメか、現状出来る事を探さないと」
『その意気だ少年。それとナホビノにはまだマガツヒスキルと内包マガツヒがある。自身の体内にマガツヒを蓄積しておけるから例え周囲にマガツヒが無くともマガツヒスキルが発動可能だ。……まあ現状使えるマガツヒスキルは【禍時・会心*5】だけだし、神意がないからチャージが大分遅くなるが』
「それに関してはマガツヒスキルは会心が使えれば十分って思ってるから十分メリットだぞ。正直ストーリー攻略中はこれ以外使った記憶が無い(笑)……しかし【マガツヒゲージ*6】はそういう仕様か」
他のマガツヒスキルが弱い訳じゃないんだけど、クリティカルか弱点付けば実質行動回数が二倍になるプレスターンバトルでパーティー全員がクリティカルってのが強すぎるんだよな。
だが強力なマガツヒスキルが使えるのは十分メリットだよな! ちょっとやる気が出て来たぞ!
『それに悪魔と契約して仲魔を作る力も未だに健在だ。【神の懐*7】も全て消えているから現状は最大6体までの悪魔と契約・ストックし、同時に3体まで召喚する事しか出来ないが。それと古式召喚術と同等ぐらいのソウルリンクによって仲魔のレベリングも可能*8で、所謂『ダーク悪魔』と呼ばれる悪魔とも問題なく悪魔会話と契約が可能*9になっている』
「おお、それは凄くいいぞ。これだけあれば今の状態でもサマナーとしてなら結構やれそうだ。……ところでアオビト、自分よりレベルの高い悪魔は仲魔に出来るのか?」
『…………少年、流石に自分よりもレベルが高い相手とは契約出来ないぞ。まあ交渉が成功すればレベルが上がるまで保留してくれる事もあるが。……そもそもナホビノは
はーっ! 糞ゲー!!!(4回目)今の世界の平均レベル50とかなんですけどぉ⁉︎ 誰も仲魔に出来ないヤツだろコレ! しかも真Ⅴ式のレベル補正があるとか超高レベル環境下でクソザコ低レベルな今の俺にとっては致命的過ぎるデメリットなんですけどぉぉ!!!
『……その、大丈夫か少年。まあレベル補正はそこまででもないから対策を練るか見かけたら逃げるとかでなんとかなるかもしれん』
「……あー手っ取り早くレベルを上げられる方法とか無いかなー。DLCの御霊神楽とかー」
『偶然ナホビノになった俺が言うのもアレだが手っ取り早く覚醒して強くなるなんて事は無いぞ。俺がかつてあの戦いを勝ち抜けたのもダアトを駆け巡って悪魔を倒したり、100を優に超える悪魔会話を繰り返して仲魔を増やしたり、そこらへんにある自販機を巡ったり、頼みごとを解決する為に東奔西走したからだ。要するに強くなる為に掛けた時間こそが力になる』
……うん、なんかこうメガテン主人公っぽいアドバイスだな。まあプレイ時間とやり込み度合いこそが強さと言うのはメガテンのお約束、所謂主人公達が共通で持つ『マラソンのコトワリ』と言えるのではないだろうか(錯乱)ほらフツオもアレフも人修羅もフリンもナナシもみんな『そうだそうだ』と言っています(幻聴)
「……そうだな。色々と悪い方向に考えても意味は無いからこそ今は力をつける為に動くべきか。とりあえず連絡先を貰った『キリギリス』のメンバーに会ってみて相談してみよう。原作知識があるからと言って俺が悪魔業界素人なのは変わらないし、今は業界に詳しい人に教えを請うべきだろう。うまくいけばレベリング用の狩り場とか紹介してくれるかも」
『それで良いと思うぞ。俺もベテルに入ってからは“レイブン”に色々と教えてもらったからな。先達には素直に学ぶべきだ』
「まああの時会った彼らは囚われてた人を助けたりしてたからいい人そうだったし、最悪ナンバリング主人公最高の運動能力を持つナホビノのダッシュからのジャンプからの土下座で頼み込もう」
『……土下座はともかく今の俺達のレベルでも不意を突かれなければ大抵の悪魔からは逃げられるだろう。ただしスイキとマカーブルは除く』
まあいきなり現れるクソエネミーでなければダッシュで問題なく逃げられるな(地形にハマらなければ)……自分に出来る事は大体分かって、この世界のクソさも何となく予想出来るけど、それでも抗う人達がいるなら俺達も諦めずに戦ってみよう。少なくとも俺が憧れる“ヒーロー”達ならそうするだろうし。
あとがき・各種設定解説
ヤマト:メンタルは図太い
・現状『真・女神転生Ⅴ』主人公が初期から使えるシステムは大体使えて、それらはこの世界ではナホビノとしての性質に由来するものと解釈しています(本家でもP1組が踊り場で反復横跳びしてるし)
・また融合の影響によってアオビトの戦闘経験などを共有しており、武芸の心得とかさっぱりな彼でも問題なく各種戦闘行動が取れる様になっている。
・なのでメガテン主人公らしく一般人だけど最初から戦闘可能であり、更に地形走破能力中心に運動能力やダッシュやジャンプ能力は高いけど流石に空中ジャンプ出来そう(スマブラ)なジョーカーとかには劣る。
アオビト:そんなに人間が好きになったのかナホトラマン(ガチ)
・彼がいた周回で起きた『神州受胎』事件は誰がなんの為に起こしたのか、或いは偶然だったのか含めて原因は調べられず詳細不明だった。
・かつてのベテルにはレイブンさんと一緒にJC達も何人かいたのだが、彼はむしろ一緒に戦ったレイブンやクラスメイトだった男子生徒2人とかと重点的にコミュを取って好感度上げてたのでそこまで付き合いは無かった感。
・なのでこの世界の彼女達と会っても別に脳破壊とかされない(ローグさんの持ちネタなので)し、某ダークサマナー()を見ても『まあ今度はちゃんと大人になって結婚して幸せに過ごしてくれれば良いな』としか思わない模様。
・だけど責任から逃げたらぶっ飛ばす、貴様に許された死に方は畳の上で妻達と子供達と孫達とひ孫達に囲まれた老衰死のみダァ! ……ぐらいは実情を知れば思うかも知れない(笑)
読了ありがとうございました。
本作の設定は本家様及び他のオタクくんサマナー三次で自由にネタとして使ってくれても構いません。見ての通りネタ成分多めの作品なので(笑)