真・女神転生オタクくんサマナー外伝 ~ナホトラマン奮闘記~   作:貴司崎

69 / 110
一先ずの決着

『『『キイイイイィィィィァァァァァッ!!!』』』

【マハジオダイン*1】【メギドラ*2】【メギドラ】

「またっ! でもタイミングは読めたわ!【デカジャ*3】!」

「ええ、ここね叶星!【スクカジャ*4】!」

 

 三体の【マシン ヒュージ“クリオン” LV80】は淀みのないルーチン通りの行動で強化・弱体化解除、更には【マカ・カジャ】による魔法攻撃力上昇からの全体魔法連打を行うが、何度も繰り返してパターンが読めている事もあって行動を遅らせていたそれに差し込む様に叶星と高嶺が強化解除を回避率上昇を行う。

 直後に飛来する雷撃は展開してあった五行の理運用司るコウリュウによる【五行思想(万能含む魔法反射)】の結界に防がれ、残り二発の万能攻撃も回避か最低限のダメージであり【メディアマイ(半永久自動回復)】で治る範囲内となった。

 

「回復とHP増強は私が!【メディラマ*5】!」

「姫歌の美声に酔いなさい!」【雄叫び*6

「ふむ、まあ飽きずにもう一度守りを掛けるぞ」【五行思想】

 

 直ぐに紅巴による全体回復とHP増強が行われ、更に姫歌の大音量の歌声(本人の主張)による攻撃力の大幅低下とコウリュウによる魔法反射の結界が張られて敵の攻撃への備えが出来る。

 ……だが、相手の攻撃を凌げても明確にクリオンを倒せる方策は見つからず、ヘビクラ隊長も今までの攻防の中でこっそり自身やミツヒロなどのアタッカーに【気合い*7】や【貫く闘気*8】などのチャージ系スキルを使わせて、それらを維持させて*9攻撃を当てさえすれば倒せる状況を作ったりもしていた。

 

「まあ肝心の“攻撃を当てる手段が無いと意味ないんだがな! 命中率上げるマガツヒスキルの準備ぐらいしとけよヤマトぉ!」

「しょうがないでしょ【的中】なんて雑魚マガツヒスキル優先度低いんだから! 神獣聖獣でレベル高いのあんま居ないし! ……ケンジロウさんの方でどうにかなりません?【会心の眼力*10】は魔法も必中になってチャージも解除されないって掲示板でやってましたけど!*11

「俺は(二水)と違って魔法の才能は無いからな。検証だと悪魔なら行けるが人間だとチャージ効果が切れない様に魔法を使うのにはコツがいるらしいしな。そっちは出来ないのか?」

「俺が使う【会心の覇気*12】はそんなバグみたいな挙動しないので!」

 

 これまでも何度か必中以外の攻撃を行ってはいるがまともに当てられず、正直いまの自分達の手札では突破は困難だろうとヘビクラ隊長も思っており【くらましの玉*13】などでの逃走を試すべきかと考え始めていた。

 ……そんな話をしている彼等に【グラン・エプレ】メンバーの一人であり【会心の眼力】を覚えているので射撃での攻撃役に加わっていた少女【丹羽灯莉】がテクテクと近づいて来た。

 

「ねーねー?【会心の眼力】で魔法も必中になるってホント?」

「あ、まあ掲示板で見た情報で俺は魔法使えないから検証出来んから確証は無いんだがな。確か目に力を入れて必中させる効果と肉体に力を入れて会心させる効果の複合だから、急所を見抜く目で魔法も当てられる様になるとか」

「じゃあ試してみるね。えいやっ⭐︎」

『キィェ?』

 

マーキング衝撃属性スキル敵一体に小威力に衝撃属性ダメージを与え、高確率で「(MARK)」にする。SH出典。

衝撃における区分は“特殊魔法攻撃”であるので【会心の眼力】の必中バグも有効と裁定。

MARK状態異常(MARK)」になっている状態。敵の攻撃が集中するようになり、さらに敵の攻撃を回避できなくなる。

「CHARM」状態の仲間がいるとその仲間からも攻撃される。

戦闘中のターン経過では回復しないが戦闘終了後は自動的に回復する。

 

 そこまで聞いた灯莉は徐にクリオンの一体を人差し指で指し示すと微弱な衝撃波を発射、必中の眼を持って放たれた衝撃波はクリオンに回避を許さず直撃してほんの僅かなダメージを与えると同時に『MARK』状態にしてしまう。

 ……マシンとして精神神経魔力緊縛辺りまでなら耐性にあるヒュージだが、衝撃属性や『MARK』自体の状態異常耐性は無いので耐性を抜ける状態異常なら()()()()()()()()普通に通るのだ。

 

「お〜ホントに当たったよ〜。【会心の眼力】ってこんな使い方もあったんだね〜」

「だね〜じゃ無いわよ灯莉!【マーキング】が当てられるならもっと早くやりなさいよね!」

「だって定森、ボクも眼力が魔法にも効果があるって今初めて知ったんだもん」

「ま、まあまあお二人とも落ち着いて……」

 

 そんな割とMVPな活躍をした灯莉含むグラン・エプレ後輩組がいつも通りの掛け合いをする横で、チームDATの面々は降って湧いた様な勝機を見つけて即座に動き出した。

 

「作戦変更! 的になったヤツをブチ殺せ!」

「了解、バフ効果を変更、物理を上げるわ!」

「ここが勝機、マガツヒスキルを使います! 力を借りるぞオーディン!」

 

勇奮の舞補助属性スキル味方全体の物理攻撃力と物理防御力を3ターン二倍にする。NINE仕様。

元は単体にしか効果がない(P2仕様)スキルだったが全体バフを補助する特性を活かす為

既に使えた【天上の舞(NINE)】を参考にした修練によって進化させた。

禍時:溜力マガツヒスキルターン中、味方全体の全てのチャージ効果が行動後に解除されず維持される効果を付与する。

魔神族のマガツヒであり【魔神 オーディン】を召喚しているので神意【種族超越】の効果でヤマトも使用可能。

 

 ヘビクラ隊長の簡潔な指示と共にアンヌがペルソナ【女帝 ラクシュミ】の舞によって味方全体の物理攻撃力を跳ね上げ、更にヤマトが蓄積しておいたマガツヒを解放してオーディンの力を借りたマガツヒスキルの効果を使う。

 それと同時に彼は防御結界の展開よりも敵の数を減らして行動回数を減らす事を優先し、十八番の【天剣叢雲*14】による長大化した光の剣をMARK状態になったクリオンに振り下ろした。

 

『キィェァァァァァッ!?』

「よし当たった。「的」状態ならあの回避力も機能しない事を確認!」

 

 その光剣を【アリ・ダンス】【龍の反応】【全属性見切り】といった回避率上昇スキルを駆使して躱そうとするクリオンだったが、付与されたMARKの効果によってまるで引き寄せられる様に光の剣の軌道が回避した先に導かれてそのまま袈裟懸けに斬り裂かれた。

 その攻撃によって回避能力が機能していない事を確認したヘビクラ隊長は、呼び出しておいた仲魔の【ヤマタノオロチ】及び【ガネーシャ】と共に斬撃をまともに受けてよろめくクリオンへと接近する。

 

「気合いを入れて物理で殴る、必ず攻撃が当たるならこれが一番だ。【朧一閃*15】!」

『ヨッシャァッ! ヨウヤク強化カ壁以外ノ仕事ガデキルゾ!【火龍撃*16】!』

「散々メギドラを撃ってきたのでお返しです。【メギドラ】!」

『キイイイイアアアアァァァァァッ!?』

 

 ヘビクラ隊長の“愛用の武器”である【蛇心剣(強化クサナギの剣)】による気合いを入れた必殺の斬撃がクリオンを引き裂き、そこに八つの蛇頭に火炎を迷わせたヤマタノオロチが喰らい付き、どうにか離れた所にネビロスの放った万能魔法が襲いかかる。

 付与された『MARK』の効果は絶大であり、これまでとは打って変わって吸い寄せられる様に攻撃が当たる光景を見て今までのフラストレーションが溜まっていた他のメンバーも吹き飛ばされたクリオンに容赦なく攻撃を加えていく。

 

「勝手に弾丸が目標に飛んでいくなら楽で良いな。【ワンショットキル*17】!」

「まあ此処で仕留めておくのは賛成だがな。【グングニル*18】!」

「倒せる隙が出来たなら容赦しないのが基本だ。【カタストロフ*19】!」

『グギイイイイアアアアァァァァァッ!?』

 

 ケンジロウの陽中の魔弾とオーディンの必中の魔槍がクリティカルとなってクリオンに直撃し、そこに接近して来たミツヒロが魔晶剣【DSTハイパーブレード】を光らせながら(単なるエフェクト発生機能)の貫通効果を付与された一閃によって大ダメージを与えて撃破してみせた。

 ……クリオンは回避重視でボス悪魔などと比べればHPや耐久性が低いのか、チャージと物理攻撃力増加込みならばチームDATの一斉攻撃が当たれば撃破可能と見たヘビクラ隊長はMARK状態を与えられる灯莉を中心に一体ずつ倒す作戦にシフトした。

 

「ガネーシャは彼女を【カバー】して守れ。灯莉と言ったか、君には他の二体にもMARKを付与してもらう」

「オッケー! なんか眼力も維持されてるし行けるね⭐︎」

「私達も灯莉ちゃんのサポートに回ります!【ラクカジャ*20】!」

「とりあえずもう一度【スクカジャ】を掛けておきましょう」

 

 ヘビクラ隊長はクリオンが三体から二体に減った事で単純に手番が3分の2となり、このままバフとデバフを掛け続けていけば今まで出た情報からは此方を倒せるだけの手数は無いと判断して確実に詰めに行こうとする。

 ……だが、このままでは詰みにまで持ち込まれるのは残ったクリオン達にも分かっており、故に彼等は内蔵された【マガツヒ運用自己進化特化ヒュージコア】の力を用いてアマラの深淵よりマガツヒを引き出してその身に赤黒いオーラを纏い出した。

 

『『ギイイイイアアアアァァァァァァァァァァッ!!!』』

【マガツヒチャージ*21】【禍時:会心*22

「……やはり【会心】が使えるタイプか。このタイミングでの使用なら連続攻撃が来ます!」

 

 それを見たヤマトは直ぐに『会心状態になったら動けず敵に手番を渡すタイプ』ではなく『一回の行動でマガツヒチャージを行い直ぐに次の行動に移せるタイプ』と見抜いて、その後は当然会心が乗った連続攻撃を叩き込むだろうと警告を飛ばす。

 バフデバフが掛かった状態でもクリティカルが発生する万能魔法を連打して敵の数を減らせば挽回は可能と言うクリオン達の判断であり、先程までと同じく展開された魔法反射障壁を【マハジオダイン】で打ち消してからの【メギドラ】を二連続で放ち致命的な威力を持った万能の光で敵全体を飲み込み……。

 

「……まあ()()()()()()()()()()()()()()()なら二発喰らってもバフデバフとHP増強込みで誰もが死なないんだがな」

『あのヒュージに遭遇した時点で残った御厳を使って神意を習得しておいて正解だったか』

 

マガツヒ散らし神意味方が敵攻撃を防御・回避・無効・吸収・反射した場合、敵全体の禍時:会心効果を終了させる。

戦場で使われる覇道の神意であり、最も多用されるマガツヒ【会心】へのメタ神意。

 

 その万能の光は直前に使った雷撃が“反射された”事によって発動したヤマトの神意により纏っていたマガツヒが散らされて【禍時:会心】の効果が打ち消されてしまったが故、単なる万能属性魔法でしか無くなって普通にHPで受けられてしまった。

 ……ヤマトはクリオンに遭遇した時点で『マガツヒ使えるみたいだし、種族マシンなら【会心】して来そうだな』と考えて、戦闘が始まる直前に【マガツヒ散らし】の神意を解放していたのだ。

 

『『ギ、キイイイイィィィィッ!?』』

「悪いがそのスキル(禍時:会心)を使ってくるヤツとは昔()()()()()()()()()からな。それの対策ぐらいは幾つも容易してるんだ」

『嘗てのダアトでは全ての悪魔が【会心】を使って来たし、万能や連続行動と組み合わせる者も少なくはなかったからな。それに今の世界では万能も無効に出来るスキルやアイテムも多いから【マガツヒ散らし】の有用性は高いだろう』

 

 色々と抜けてて価値観が独特だからやらかす事も多いヤマトではあるが、嘗てダアトと呼ばれた超大型ボルテクス界で頂点に立った経験は本物であり、合一神としてマガツヒや神意の運用法や対処法に関わる技術に関しては相応のものを持っている。

 それはともかくとして彼等は万能魔法で受けたダメージをデメテルの【エウレシスの実り】で回復させ、ヤマトが事前に使っていた【禍時:溜力】の効果でチャージ状態ぐらい維持されているDATのアタッカー達が攻撃の反動で動きが鈍ったクリオンに迫る。

 

「じゃあ引き続きMARKを頼む。それでMARKが掛かったヤツをリンチにして数を減らすぞ。数の暴力と言うのを教えてやる」

「チャージが付与されたままだから同じ様に殴ればもう一体は倒せるか」

「ウチのメンバーが仕留めきれなければグラン・エプレ側も攻撃に回ってちょうだい。バフデバフはまだ付与されたままだからね」

「分かりました!」

『『キイオオオオオアアアアァァァァァ!!!』』

 

 

 ──────◇◇◇──────

 

 

『キィィィィァァァァァッ!?』

「よし、これで三体目も撃破っと。まあ攻撃が当てられるならそこまでの相手でも無かったか」

 

 ……それから数分後、同じくMARK状態にされたクリオンの一体を先程と同じ様な一斉攻撃で撃破して活動を停止させ、手が空いたものは最後の一体にバフデバフを掛けて準備。

 それを打ち消すのにクリオンが手番を使ったと見るや再びチャージを付与しつつ二回攻撃だけでは倒せない様に魔法反射とダメージカット障壁を準備、悪あがきにメギドラを連打した所を耐えてもう一度一斉攻撃であっさりと撃破したのだった。

 

「まあ異常なレベルの回避率と平均的なボス悪魔ぐらいの耐久性のコンボのせいで恐ろしく倒し難いのが厄介だっただけで、攻撃に使うスキルはそこまで強力なものではなかったからな」

「攻撃が当たりさえすれば数の暴力で押し潰せるレベルの相手でしたからね。回避を起点にしてもっとやばいコンボやハメ技までは使って来ませんでしたし」

「最も攻撃を当てる手段が無ければ削り倒される可能性が高かったんだけど、ここに今回のMVPレベルで大活躍した灯莉ちゃんがいなければ普通に不味かった訳だし」

「イエーイ⭐︎ ボクってMVP〜!」

「まあ今回は灯莉がいなかったら詰んでたとは思うけどね」

「それよりも戦闘を聞きつけて他のヒュージが迫って来て……」

 

 実際の所、対応策が分かっていれば流れ作業で順当に格上勝ち出来る相手ではあったので、長時間の戦闘もあって彼等も追加のヒュージが来る可能性もあるので周囲の警戒を優先しており……故に“倒されたクリオン”達の異常に気がつくのが僅かに遅れてしまった。

 

「……アレ? ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()ね。大型ヒュージなら残骸が残ってる事は多いんですが、中型以下は直ぐ青い粘液になるんですけどやっぱり特型……」

「ッ⁉︎ 紅巴ちゃん下がって!【メギドラ】!」

 

 紅巴が倒したクリオンの形がしっかり残っている事に疑問を覚えた直後、即座に反応した叶星が万能魔法を三体の遺骸に撃ち込む……が、その攻撃は突如としてクリオンが再起動して機敏な動きを見せて回避しつつ距離を取った事によるダメージを与える事は出来なかった。

 

『『『キイイイイィィィィァァァァァ!!!』』』

「復活……いや【食いしばり*23】か! しかも直ぐに復活しなかった辺り死んだふりしてたな!」

「食いしばり時の死亡偽装⁉︎ 確かに食いしばりテクにそういうのもあるけど……!」

「ヒュージがそんな事まで⁉︎」

 

 実はクリオンは死亡時に【食いしばり】を使ってHP1で耐えており、更に自身のマグネタイトを非活性化させて動かずにいる事で『死亡している』と偽装していたので彼等でも食いしばっている事に気が付かなかったのだ。

 ……彼等も食いしばり程度ならば予想して追撃は出来る様にしていたのだが、味方がやられているにも関わらず死んだフリを続けて敵を騙し、更には倒れている間に『(MARK)』状態を解除する*24などといった搦手を使ってくるのは流石に予想外だった。

 

「高嶺ちゃん! 命中強化!」

「分かったわ!【スクカジャ】!」

「命中バフが掛かっているなら手数で攻める!【冥界波*25】!」

「氷結は耐性止まりだったわね【マハブフダイン*26】!」

「例え命中2%でも当たる時は当たるだろう!【マハガルーラ*27】!」

「一発でも当たれば!【刹那五月雨撃ち*28】!」

「下手な鉄砲数撃ちゃ当たると!【滄海原ノ禍*29】!」

 

 しかしながらそれを理解した後の彼等の行動は早く、可能な限り命中率を強化した上で逃げようとするクリオンに向けてそれぞれ一斉に剣風や猛吹雪や旋風や銃弾による全体攻撃や複数回攻撃を放つ。

 今のクリオンが【食いしばり】でHPが1の状態であるのならどれか一つでも当たれば一体は倒せると判断しての攻撃であった……が、例えHPは1でもクリオンの回避率の高さは変わらず殆どの攻撃は回避され、更に当たる一部の攻撃は三体の内二体のクリオンが【カバー】する事で残り一体を生かす動きを見せた事で一体だけは生き残ってしまう。

 

「一体だけを庇った?」

「だが二体は仕留めたなら十分だ。例え全回復しても一体だけなら押し切れ『ギギキイイイイィィィィァァァァァッ!!!』何?」

 

 そして残った一体のクリオンはこれまで聞いた事ぐらい無い奇声を上げると同時に、まるでクリオネのバッカルコーンの様に口部と思われる部位が展開されて複数の触手が飛び出し、それらが破壊された残り二つのクリオンの残骸を捕食し始めたのだ。

 追撃を掛けようとした彼等もいきなりの共喰いには驚いて一瞬動きが止まってしまう、その僅かな時間に捕食を終えたクリオンは膨大な専用のコアを介してマガツヒを汲み上げながら赤黒い『繭』の様なモノに身を包んでしまう。

 

「な、何ですかアレは!」

「ガネーシャ! ヤマタノオロチ! テレビみたいに第二形態を待ってやる程こっちはお人好しじゃないぞ!」

「オーディン頼む!」

「承知しました【メギドラ】!」

『トリアエズブッ飛バセバ良インダナ!【カタストロフ】!』

「……ふむ、恐らく余り効かんと思うがサマナーの命なら仕方ないか。【グングニル】!」

 

 それをボス悪魔で稀によくある第二形態への変身の類いと判断したヘビクラ隊長とヤマトは仲間達に攻撃の指示を出すが、放たれた破壊の光・多頭の龍による強烈な打撃・必中の神槍はマガツヒの繭から生えて来た巨大な触手による【防御*30】によって防がれた。

 ……彼等はまだ知らぬ事だがこの【クリオン】は地上に現れた【アンジェラス】と同じくマガツヒ運用機能を持った効率的な自己進化型ヒュージであり、加えてアンジェラスのデータを元に作られた“発展型”故にマガツヒによる肉体強化・肉体変化の効率も上がっていて、更に進化後の肉体負荷を“同型機を捕食する事によって得たリソースで埋め合わせて補う機能”まで付いているのだ。

 

『……グウウウウウオオオオアアアアアアアアアアァァァァァッ!!!』

 \カカカッ/

マシンヒュージ“ドライツェルレン”LV90(!)特型ヒュージに関する情報はありません。

 

 直後に捕食した同型機の肉体とアマラの底より汲み上げたマガツヒと情報をもって肉体を再構築したそれ──ヒュージ【ドライツェルレン】はマガツヒの繭を突き破って悍ましい叫び声を上げながら外界へと姿を現した。

 その姿はクリオネの様だった以前と比べると頭部と思われる部分に巨大な傘が付いて下半身には複数の触手が生えた『クラゲ』を思わせる姿となっており、大きさは進化前より10倍以上に巨大化して大型ヒュージともほぼ変わらないぐらいとなっていて、レベルや存在感も遥かに強化されていると一目で分かる程になっていた。

 

(第二形態……さっきまでの戦いでヤマトの仲魔のスキルを連発する為に【チャクラポット*31】を結構使ったから連戦は少しキツいか。HPも全回復してるみたいだし)

「まずは耐性ノックから始めるぞ! 回避率も確かめる!【バイパースマッシュ*32】!」

「バフを掛け直すわ!【勇奮の舞】!」

「銃は効くか確かめるか。【アームショット*33】!」

「物理ダメージもだな。【雄渾撃*34】!」

 

 それでも防衛チーム的には巨大怪獣相手に怯むとかは有り得ないチームDATはすぐさま先制攻撃、牽制と敵の能力変化を確認するの目的でアンヌのバフを受けながらヘビクラ隊長のほぼ全ての相手に効く得意な斬撃を筆頭にメインのダメージソースである物理・銃撃の耐性を見る目的での攻撃を放った。

 

「攻撃は普通に当たったが……【バイパースマッシュ】でもダメージが削がれた? ダメージカット系か!」

「銃撃はさっきと同じ通常耐性! だがデバフは通ったが同じくダメージが減った!」

「物理も先と同じく耐性があるみたいだが明らかにダメージは低いぞ! それと気絶も入らん!」

『グウウウォォォァァァァァッ!』

 

仁王立ち自動効果スキル回避できなくなるが、受けるダメージが半減する。P4・P5出典。

奈落のマスク自動効果スキル状態異常・即死を受ける確率を大きく減少させる。真5仕様。

瞬間回復自動効果スキル状態異常の回復ターン数が1ターンになる。P4・P5出典。

ハイリジェネレート自動効果スキル行動する度にHPが少し回復する。SH2出典。

 

 しかし、それらの攻撃はクリオンだった時と違って回避される事こそ無かったものの、進化時に回避系スキルを全て削除した代わりに獲得したしたダメージカットスキルと状態異常防止スキルによって防がれ、僅かに与えたダメージも【メディアラハン】の代わりに取得した自動回復スキルによって治される。

 ……先は回避特化が通じずに状態異常で嵌められた故の状態異常防止と耐久特化のスキル群であり、それに合わせて耐久性も引き上げられた【ドライツェルレン】は受けた攻撃に対して複数の巨大な職種を蠢動させての【猛反撃*35】を行った。

 

「グフっ! 装備で物理無効の俺にも当ててくる辺り物理貫通持ちだ!」

「それにデバフとバフ重ねてこの威力って事は物理強化系のパッシブも持ってやがるな! 完全に物理型になってる注意しろ!」

『グオオオオォォォァァァァァッ!!!』

 

 反撃の触手による薙ぎ払いを受けてダメージを負うヘビクラ隊長とミツヒロだったが、少なくない傷を負いながらもその攻撃から得られる情報を即座に仲間と共有する辺りは歴戦のデビルサマナーである。

 その情報を受けて敢えて行動していなかったヤマトは仲魔に指示を出し、再びデメテルの【エウレシスの実り】で傷を治しつつHP増強、裏をかいての魔法警戒にコウリュウの【五行思想】を使い、ダメ押しにオーディンに【物反鏡】を使わせて味方全体に“基本的に”貫通でも突破出来ない物理障壁を展開させる。

 

『グウウウウウオオオオアアアアァァァァァァァァァッ!!!』

 

ハイアクセラレート補助属性スキル自身の行動回数が大きく増える。SH2出典。

 行動回数が2回から4回に増加。

ヒートライザ補助属性スキル自身の攻撃力・防御力・命中・回避率を一段階上昇させる。P5仕様。

チャージ補助属性スキル自身の次に行う物理攻撃の威力を2.5倍にする。真4仕様。

 

 だが、ヤマトが固めた防御を見てもドライツェルレンは躊躇いなく次の行動に移り、更に強化された自己行動加速スキルを使った後に全能力を上昇させてデバフを打ち消しつつ力を溜めて次の物理攻撃の威力を大きく向上させる。

 物理反射結界が展開されているにも関わらずのその動きに敵の“貫通の強度”を察するチームDATのメンバーだったが、既に行動した彼等が動くより早く行動を加速させたドライツェルレンは前面にいたDATメンバーでは無く後方にいたグラン・エプレ、その中でも回復役である紅巴に目を向けた。

 

「逃げて紅巴ちゃん!」

「え……?『グウウウウウアアアアァァァァァッ!!!』

 

物理貫通自動効果スキル相手の物理属性の吸収、反射、無効、耐性を無視する。()4()F()()()

アマラの奥より汲み上げる事に成功したテトラカーンも突破出来る貫通。

物理ギガプレロマ自動効果スキル自身の物理属性によるダメージが大きく上昇する。真5出典。

龍眼自動効果スキル自身の命中率を大きく上昇させる。真5出典。

朧一閃物理属性スキル敵単体に特大威力の物理属性攻撃。

命中率が低い代わりに必ずクリティカルになる。真5出典。

 

 叶星が警告するよりも早くドライツェルレンは触手を鋭い槍の様に変形させて、低レベルの紅巴では反応が追い付かない程の速度で伸張させる事による一閃を放ってその身体を貫こうとし……。

 

「おっと流石にそれは見逃せんな」

「……え」

 

 だが、そこに【カバー】によって割り込んだのは念の為に行動を遅らせていたヤマトであり、尊みの守護神的には美少女を守るのは当然であり回復役を落とされる訳にも行かない事もあって彼は直ぐに紅巴の前に立ち塞がって攻撃を代わりに受ける。

 ……だが、必ず致命打(クリティカル)となる【朧一閃】の刺突はカバーに入ったヤマトの胸部を正確に狙ってあっさりと貫いてしまっていたのだ。

 

「……い、いやぁぁぁ! ヤマトさ「痛いなクソ触手が!」【反撃*36

『キイィィィィッ!?』

 

 それを見て悲鳴を上げる紅巴だったが、ヤマトは胸を貫いた触手を当たり前の様に反撃の光の剣で斬り割いた後に邪魔だと言わんばかりに刺さった残りの触手を引き抜いて投げ捨てた。

 ……ヤマトとアオビトは嘗てのダアトで未だレベルが低く戦い方も拙かった時期には手足が千切れる様な事はザラで、その度に【食いしばり】で気合いを入れて肉体を維持しながら戦った経験から重度の肉体損壊を伴いながらの戦いも意外と慣れているのだ。更にその時の経験と状態異常すら時間経過で治すナホビノの自己情報保全能力、そしてマガツヒを介しての肉体操作のちょっとした応用での応用でHP(生命力)が残って気合い(ソウル)さえあれば肉体を損壊しても生命維持や十全な駆動ぐらいは出来るのだ*37

 

「大丈夫かヤマト? 胸の穴から赤黒い光が漏れてちょっと(ホロウ)みたいになってるけど」

「問題ないです。物理防御バフと増強HP、後は持ってた【観音神符】でクリティカルは防いだらHPは残る程度の威力だったので【食いしばり】系も消費してません、ちょっとカバー時の受け方ミスって胸に穴が空いただけです」

『いつかの様に“死亡時に踏み止まるスキルを無視する”情報汚染もない普通の攻撃だからな。減ったのはHPだけだ』

「まあ首がもげようが心臓を抜かれようが気合いで短時間生存するのは超人あるあるだが、大丈夫でもとりあえずダメージは治しておけ」

 

 流石のヤマトとてもう一度攻撃を受けたら残HP的に【食いしばり】とかを切らざるを得ないので、まだ動揺してる紅巴に声を掛けて正気に戻すついでに回復魔法を掛けてもらう。

 触手を斬られたドライツェルレンも既にナノマシンとマガツヒで構成された肉体を操っての復元を終えており、再びの戦闘態勢に入った敵を見てチームDATとグラン・エプレは厳しい状況ながらも再度の戦いに身を投じる事となる。

 

『……グウウウウウギギギァァァァァッ……!』

「ん? なんだ、ヤツの身体から赤黒い光が……?」

「アレは……マガツヒが漏れている?」

 

 ……筈だったのだが、突如としてドライツェルレンが苦しむ様な呻き声を上げながら肉体からマガツヒを漏らし始めたのを見て何かの罠か予兆かと勘繰り動きを止めてしまう。

 実際には地上のアンジェラス/ジェミノスと同じ様に急速な自己進化による肉体負荷が起こっている為であり、マガツヒ運用と捕食による自己進化のハイブリッドヒュージであるクリオン/ドライツェルレンであっても負荷を完全にゼロにする事は出来ず、更に“当初に予定を遥かに超える強化だった”事もあって負荷を逃す為に余分なマガツヒを放出してしまっている状態なのだ。

 

「よく分からんが、調子が良くなるまで待ってやる義理は無い!」

「どうやらマガツヒを扱い切れていない様だから此処で『ギイイイイィィィィァァァァァ!!!』

 

トラフーリ特殊属性スキル逃走可能なバトルから確実に逃走する。

 

 それが不調と分かるや否や当然チームDATは攻撃を仕掛けようとするが、それより早く自らの進化が中途半端なものだと“進化時点で想定していた”ドライツェルレンが緊急離脱用に取得しておいた逃走用の魔法を使用。

 身体から閃光を放つと共に転移によってその場から一瞬で消え失せてしまい、まさかの『ボスが逃げる』という行動に歴戦のデビルサマナー故に予想外であるチームDATは思わず呆気に取られてしまった。

 

「逃げた……いえ、肉体が万全で無いから一度引いたのかしら」

「すまんがグラン・エプレよ諸君、今の様にヒュージが逃げるのは良くある事なのか?」

「まあ追い詰められたヒュージが逃げ出したり、そのヒュージが再び肉体を修復・強化した『レストア』と呼ばれる状態になって再び現れるのは稀にあります」

「成る程ね、普通の悪魔とは行動パターンが違うって事か。その辺りも気を付けんといかんな」

 

 ヒュージとの戦いに慣れているグラン・エプレからの情報より逃げた相手をどうするかを思案するヘビクラ隊長であったが、流石に消耗した今の戦力で追撃するのは無謀である事は分かりきっていたので当初の目的通り彼女達を連れて一旦地上に戻る事にした。

 ……のだが、それを実行に移す直前に突如として異界である筈の地下シェルターが激しく振動し始めたのだ。

 

「わわわ! なになに地震?」

「いや異界でそんな事があるわけ……!」

「コレは……まさかこの異界が消滅しようとしてる⁉︎ まだボスとか倒してないんだけど!」

「全員集まれ!【トラエストジェム*38】を使う!」

 

 それが何らかの影響による異界崩壊の予兆に近いと判断したヘビクラ隊長は即座に以前骨董品屋で買ったアイテムを使った転移を準備して、直ぐに地下シェルターからの脱出を選択する。

 ……その選択は無事に成功してチームDATとグラン・エプレは地上に出て残っていたメンバーと合流する事が出来たのだが、その直後に異界は消滅して地上部分の施設の残骸は残っていたものの、ヒュージがまだ多数いた筈の地下シェルター部分が()()()()()()()()()()()()()のだった。

*1
敵全体に電撃属性で大ダメージを与え、さらに15%の確率でSHOOK状態にする。真3仕様。

*2
敵全体に万能属性の大ダメージを与える。

*3
敵全体の能力上昇効果を消去する。

*4
味方全体の命中・回避率を一段階上昇させる。DSJ仕様。

*5
味方全体のHPを中回復させる。【ヒュギエイアの杯】による回復効果増加&HP増強効果付与。

*6
敵全体の攻撃力が二段階低下する。真3仕様で姫歌はアイドルとしての美声で敵の戦意を挫いていると主張している。

*7
次の物理攻撃をするまで、物理攻撃力を2倍にする。真3出典。

*8
自身に次に行う全ての攻撃ダメージが上昇し、相性を無視して貫通するチャージ効果を付与する。真5出典。

*9
チャージ系スキルは対応する行動を取るまでは維持される。チャージさせてから補助やアイテムを使わせて維持させていた。

*10
次に行う物理・銃撃攻撃が必中し、必ずクリティカルになる、真4F出典。

*11
真4Fには【会心の眼力】を使ってから魔法を使うと必中になるバグがある。加えて物理・銃撃を使ってないのでチャージ効果も解除されない。

*12
次に行う力依存攻撃が必中になり、必ずクリティカルになる効果を付与する。真5出典でありナンバリング最新作に魔法にも効果が有るバグなど存在しない。

*13
使用するとバトルから必ず逃走出来る。ただしイベント戦などでは効果を発揮しない事もある。

*14
敵一体に力依存による特大威力の万能属性ダメージ。クリティカル時に威力が上昇する。真5出典。

*15
敵単体に特大威力の物理属性攻撃。命中率が低い代わりに必ずクリティカルになる。だがMARK状態なので必中。真5出典。

*16
敵単体に力依存による中威力の火炎属性ダメージ。真5出典。

*17
敵一体に銃撃属性で特大ダメージ。命中率とクリティカル率が高い。P5出典。

*18
オーディン専用/敵単体に特大威力の物理属性攻撃。相性を無視して貫通する。真5仕様。

*19
敵単体に特大威力の物理属性攻撃。真5出典でDATハイパーブレードに宿る【フツヌシ】からウィスパーイベント含む鍛錬で習得した。

*20
味方全体の防御力を一段階上昇させる。DSJ仕様。

*21
周囲のマガツヒを集めてマガツヒスキルが使用可能な状態とする。クリオンはアンジェラスのデータを元にマガツヒの運用を前提として作られている。

*22
味方全体に魔法を含む全ての攻撃が必ずクリティカルになる効果を付与する。全ての種族が使えるマガツヒスキル。真5出典。

*23
戦闘中に一度だけ、HPがゼロになった時にHP1で耐える。

*24
MARK状態は戦闘終了と共に解除される。

*25
敵全体に大威力の物理属性ダメージ。真5仕様。

*26
敵全体に氷結属性で大ダメージ。稀に敵を氷結させる。P5仕様。

*27
敵一グループに疾風属性で中ダメージを与える。P2仕様。

*28
敵複数体に2〜4回小威力の銃撃属性ダメージ。DSJ仕様。

*29
敵全体ランダム3~7回小威力の氷結属性攻撃。真5出典。

*30
防御態勢を取る事でダメージを軽減し、弱点ヒット、クリティカルヒット防止、状態異常の被付着率の低下の効果を得る。

*31
味方一体のMPを一定量大回復させる。

*32
敵単体に100%属性による特殊物理ダメージ。1回使用する度に威力が累積で強化される(最大8回) P1仕様。

*33
敵単体に銃属性の小ダメージを与え、攻撃力を下げる。DSJ出典。

*34
敵単体に物理大ダメージ+気絶効果。超力兵団出典で魔晶剣のフツヌシよりウィスパーイベント含む修練で取得。

*35
力依存攻撃を受けた時、確率で中威力の物理攻撃で反撃する。真5仕様で力依存なる100%属性や万能属性にも反応する。

*36
力依存攻撃を受けた時、確率で小威力の物理攻撃で反撃する。真5仕様。

*37
女神転生・ペルソナにおいて基本的にHPがどれだけ減ってもステータスなどに変動は無い。あくまで理想論だがヤマトとアオビトはそれに近い挙動が出来る。

*38
ダンジョンから即座に脱出する。P3出典。




あとがき・各種設定解説

ヤマト&アオビト:肉体欠損には強い
・普通に痛覚とかもあるのだがダアト時代序盤に欠損したり回復させたりで必死の戦闘を続けてきたので慣れており、マガツヒ操作と自己情報保持でダメージを受けながら動く技術や食いしばり時にレベルを気合いで下げない様にする技術などを体得してる。
・その気になれば心臓を抜かれても首を斬り落とされても問題なく動けたり、その状態での食いしばりでかなり長時間の生命維持を行ったりも出来るが、別に不死身という訳でもなくダメージや状態異常やデバフは普通に受ける感じ。
・メタ的にはHPが1でもステータスが変わらず【食いしばり】してもレベル変動は起きないゲーム設定通り動けるのだが、逆に言えば気合いで状態異常やデバフを跳ね除けるとかゲームの仕様を逸脱する様な挙動は出来ない。
・まあ欠損時に動けるようにするよりも食いしばりの応用として気合いでダメージを受けてもなるべく肉体が欠損しない様にする事も出来るので大道芸みたいなものと本人達は思っている(そもそも一般的な超人なら普通に出来る技術だし)
・また食いしばりの応用による肉体ではなくソウルと情報に依存した肉体維持なので“死亡時に踏み止まるスキルを無視する”や“部位欠損を状態異常として起こす効果”などの“スキル効果”による情報汚染は普通に喰らい、実際にダアト時代の暴走した夢結に食いしばり無効の剣で貫かれてあっさり死んでるので【食いしばり】を過信はしない様にしてる。

ドライツェルレン:ラスボス(第二形態)
・戦えば戦う程に進化するタイプのアサルトリリィ編のラスボスであり、鬱陶しい回避特化で敵の手札を晒させて進化後にメタ張って倒す感じのコンセプト。
・ただし戦闘中の超高速自己進化は肉体負荷が掛かる事は変わらず、更にクリオン時にメタを張られて倒された事もあって今の進化段階では眼前の敵を倒せる可能性が低いと判断して一時撤退を選んだ。
・この事からも分かる通り普通のボス悪魔と違ってとことんまでに機械的な判断で動くので必要なら撤退も当たり前にするし、より確実に勝利する為に“更なる自己進化”と自身の安定化を優先して行動したりもする。
・元ネタはラスバレメインストーリーで【クリオン】が同種を捕食にして進化した事で誕生した【ドライツェルレン】であり、コイツは最終的に“メインストーリー第一章のラスボス”となる。


読了ありがとうございました。
コレでアサルトリリィ編『前編』である地下シェルターの戦いは終わりになります。次のリザルトでシェルター編は最後になって、それからレイドバトルとかの幕間的な話を挟んでから『後編』に行きたいと思います。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。