真・女神転生オタクくんサマナー外伝 ~ナホトラマン奮闘記~   作:貴司崎

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激闘! レイドバトル!(後編)

 さて、都内のレルムに現れた四体の超大型悪魔(レイドイベントボス)はその場にいたデビルバスター(人類悪)達によって全て討伐されたが、レベルにして90を数える悪魔達がレルムに齎した被害は甚大であり。更に多くのデビルバスター達にも打撃を与えていた……。

 

『ボス撃破で経験値ウマーwww』『中々斬りごたえがあったでござるなー』『最後らへんがリンチになったのはつまらなかったが』『おかわりまだですかー?』『黒幕に反省を促すダンス!』『はぁ〜雑っ魚。ボスやめたら?』『あそこの剣キチ共は無視して救助活動と瓦礫撤去するわよー』『ふぅはーはっはっはァ!』『黒の騎士団参ッ上!』『レベルは高いけど打ってくる手は単調だったっすね』『ざーこざーこwww』『断末魔が長いぞ早く死ね』『結構街に被害が出ちゃったわね』『け、怪我人の方はいませんかー!』『銃撃弱点とかボスの恥晒しめ』『こんなんじゃ魂の研鑽にならないよーwww』『とりあえず人柱(ファーストランサー)の子を胴上げしようぜ』『ヒーホー、どいつもヤベー人類悪しかいないホー』『イエーイ黒幕さん見てるー?』『スキル封じでハメ殺されるとかよっわwww』『ヒャッハー!』『ドロップと銃弾を回収じゃー!』『それより瓦礫撤去手伝いなさいよ!』『あのクズ(シャドウ)は何処行った⁉︎』『見つけ次第報告! 出来れば始末しなさい!』『誰か怪我人後方に運ぶの手伝ってー!』『おかわりまだー?』『どうせ出来ないんだろうけどなwww』『もう終わりなら帰って積みゲーの消化するかー』『こんな雑魚しか出せない黒幕は余程のアホだなwww』『身の程を弁えろよシャバ増が』『もうちょっとコーラルキメようぜwww』

 

 まあ、レイドボスが街や人に打撃を与えたのは事実なのだが何処も普通に討伐されたので大した被害はでず、人類悪(デビルバスター)達もボスドロップを改修したり救助活動したり黒幕を煽ったりと逞しく好き勝手してたので悲壮感は殆ど無かったが。

 ……だが、そんな彼等に煽られた黒幕が原因かどうかは定かではないが、四体のレイドボスを倒した直後の東京レルムに更なる脅威が現れたのだ。

 

 \カカカッ/

破壊神天命を奪うセイテンタイセイLV93全物理・破魔・呪殺無効 火炎耐性 氷結弱点

 

 現れたのは先程のレイドボスにすら匹敵する巨体を誇り、周辺のビルよりも更に大きい巨人の様な悪魔<天命を奪うセイテンタイセイ>。幾つかのドリフターがいた世界にも現れて大陸一つを破壊し尽くしたとされる大悪魔である。

 

\カカカッ/ 

幽鬼狂気に侵されたレギオンLV38

 

 \カカカッ/

龍神狂気に駆られたガンガーLV60

 

\カカカッ/ 

幽鬼狂気に駆られたコワトリクエLV65

 

 \カカカッ/

幽鬼狂気に駆られたラフィン・スカルLV66

 

\カカカッ/ 

幽鬼狂気に駆られたピシャーチャLV72

 

 更に異界と化したレルム内に最大でレベル70以上の悪魔が“雑兵”として多数出現してデビルバスター達に襲い掛かる。先に召喚されたセイテンタイセイに加えて高レベルの悪魔軍団と合わせれば先程のレイドボス四体よりも脅威度が上になり得る状況にデビルバスター達の悲鳴が上がった。

 

『『『『『おかわりヤッタ────!!!』』』』』

 

 …………悲鳴が上がった(歓喜の)。新たに現れたボスと悪魔の群れに対して我先にと襲い掛かる人類悪(デビルバスター)達、雑魚敵の弱点が割と多い事や意外にも雑魚も経験値やドロップアイテムの見入りが良い事が掲示板に上がった辺りからはまさにソシャゲの周回の様に悪魔達が狩られていく。

 

雑魚は俺に任せてみんなはボスを(こっちの方が素材と経験値が美味そうだな)!』『水臭い事を言うなよ付き合うぜ(オメーにだけ美味しい思いをさせるか)!』『殺せ殺せ殺せ殺せェ!』『経験値も素材もより取り見取りだ!』『食いしばり使ったヤツは一旦下がれ!』『ヒャッハー! またデカいやつが来たー!』『限界突破のチャンスだ!』『斬り甲斐がありそうだな!』『怪我人は後ろに下げろー!』『情報はwikiに上げて周回パターンを作るぞ!』『最高効率の狩りを見せてやろう』『三徹は余裕だな!』『俺は五徹行けるぜ!』『誰か蘇生要員!』『回せ回せ回せ!』『誰かスキップチケット持ってないのか!』『スキチケに頼らず林檎食って周回するんだよ!』『一回やってみたかったんだよな採集決戦!』『殺したかっただけで死んでほしくはなかったのに!』『大変です!あのゴミ(シャドウ)がまた勝手に暴れてトループの動きが!』『あの生きた産業廃棄物がァ!』『仕方ないから怪我人の救助を最優先!あのゴミは一旦無視!殺せるようなら殺して良いけど!』『ただひたすらに心を殺して周回するのです』『ドロップアイテムと経験値を寄越せェェェェ!』

 

 そんな街中に現れたレベル90越えボスや最大でレベル70に届く悪魔の群れにも一切怯まず……と言うか、己の欲望丸出しで襲いかかっていく人類悪達が召喚された悪魔達を次々と撃破していき、更には超高速で情報を収集して攻略チャートを作っていく光景を見てちょっと呆れるドリフなどのまとも枠なデビルバスター達。

 なんか途中で現れてすごく真面目に瓦礫撤去や人命救助を行なってる【ブラックフィエンド】とか言う傭兵集団が逆に浮くレベルの乱痴気騒ぎであるが、やはり街中に多数の高レベル悪魔が現れた事による被害は相当なものであり相応な数の怪我人が出るのは当然の事であるので治療や救助を行う裏方の存在もこのレイドバトルには必要なのである。

 

 

 ──────◇◇◇──────

 

 

「うう……足が……ゲホッ!」

「大丈夫ですか⁉︎ 藍は警戒を! 恋花様お願いします!」

「わかったー」

「分かってるって。【ディアラハン*1】!」

 

 そんな風に重症を負ったデビルバスターを見つけた一葉は藍と共に周囲を警戒しつつ回復魔法が使える恋花を呼び、呼ばれた彼女は直ぐに負傷したデビルバスターを治療していた。

 ……【ガイア再生機構】の魔の手から世界を守ろうと思って今回のレイドバトルに参加していた彼女達ヘルヴォルだったが、何というか逞しすぎる(婉曲的表現)この世界に人類悪(デビルバスター)達の姿を目の当たりにして『とりあえず自分達に出来る事をしよう』と言う結論に落ち着き、今はヤマトが作っ(てしまっ)た『MP回復ポイント』周辺での救助活動と悪魔討伐の活動している。

 

「助かったよ、ありがとう。MPさえ切れてなければあの程度の相手には負けなかったんだが」

「お気になさらず。……彼方に治療やMPの回復を行ってくれる場所があるので、戦域から離れたければ避難誘導をしている人の指示を聞けば……」

「確か掲示板でやってたな。……本当にありがとう! これでもう一度周回に参加できるよ! この恩はいつか返すから!」

「あ、ハイ」

 

 尚、助けたデビルバスターもとい人類悪の一人はいい笑顔を浮かべながら礼を言いつつ、ヤマトがいる『人力(神力)MP回復ポイントへと全力疾走していったので一葉達は既に見慣れた光景になっているとは言えちょっと唖然としてしまった。

 ちなみに引率役の筈のヤマトは救助活動の一貫で神意【溢れるマガツヒ*2】を応用したMP回復フィールドなんてのを作ったせいで“MP回復用置き物”として扱われてしまっており、いつの間にか周回目的で人類悪達が集まったり、治療要員がいると聞いた怪我人ぐらい運ばれて来たり、休憩してる人がいるから料理やアイテムが売れるだろうと屋台が出来たりと彼の想定以上に人が集まって野戦病院件休憩場所みたいになったので、その場を離れてヘルヴォルに付いていく事は難しかったので同行してない。

 

「アレなら放置していても大丈夫そうですね。私の権能で助けを求めている人は分かりますから次に行きましょう」

「だが周囲に敵の気配もあるから注意して進むべきだな。サマナーから与えられた命令である『彼女達の安全確保』が最優先だぞ、スラオシャ」

「分かっていますよヨシツネ。あくまでサマナーから離れ過ぎない範囲で助けられそうな者のみを選別しています」

「なら良いがな」

 

 まあ、だからと言って引率役を引き受けている以上はヘルヴォルだけで行動させる事はせず、動けない自らの代わりに“ある程度なら離れた状態で自由意志に任せても問題ない”仲魔である【大天使 スラオシャ LV78】と【軍神 ヨシツネ LV74】を彼女達の護衛てして同行させていたが。

 それぞれ“苦しむ人々の声を聞くLight−Rawの大天使”のスラオシャなら救助活動を行うヘルヴォルを助けるのに嫌はなく、“善性の武人として主人の命を聞いてくれるLight−Neutralの軍神”であるヨシツネならヘルヴォルと言う年若い少女達の護衛を務めてくれるだろうと言う判断からの選抜である。

 

「最も方針に関しては基本的にそちらの指示に従いますけどね。どうしますか一葉さん」

「え、ええと……」

「まあサマナーの目から離れた高レベルの悪魔を警戒するのは当然だがな。……我らにその気は無いとは言っても信じては貰えんし、信じない方が悪魔との付き合い的には良いのだがな」

「我らの主人の悪魔に対する“強制力”は通常のサマナーの比では無いです。我々は仲魔と言うより“従属神”ですからそもそも逆らう気は起きないと言うか」

「は、はあ……」

 

 ただ、自分達よりも遥かに高レベルの悪魔(サマナー抜き)を付けられてヘルヴォルが警戒心を抱く事を失念してる辺りはミスな気もするが、そもそも仲魔にさえすれば性格など関係なくどんな悪魔でも言う事を聞かせられる『合一神』の契約*3しかしてこなかったので通常のサマナーの常識がちょっと疎いヤマトなのだった。

 

「まあ我々は仲魔達の中でも穏便な方なので単独行動許可を得ているのですが。オーディンとかミトラスとかジャアクフロストとかからはサマナーも目を離しませんし」

「信用しろとは言わんしお前達の身の安全を最優先で動くが、その範囲内なら好きに利用するが良い」

「……分かりました、少なくともヤマトさんは信用できる人なのでその仲魔である貴女達の事も信じさせて貰います。とりあえず負傷者の救助を続行しましょう」

 

 それでもヤマトは最低限単独行動させても大丈夫な仲魔はしっかりと区別していて、これまでの行動からヘルヴォルからも信用されていたので問題が起きる事もなく救助活動は続行された。

 幸い先程のレイドボスとの派手な戦いがあった事と避難誘導が早期に行われた事もあって戦えないレルム住民の避難は殆ど終わっており、負傷者もこの状況で尚も戦えるぐらいに図太い人類悪が多かったので辻ヒーラームーブをすれば勝手に動いてくれていた。

 

「辻ヒールサンキュー!」「……何? レイドボスが再召喚されただと!行かねば!」「再召喚してくれるとかこれは神運営」「遅れて来たけど今度こそレイド参加じゃー!」

「……さっき倒したレイドボスが一時間後に再召喚されたって言うのに皆さんやる気ですね」

「まだ悪魔の群れとかいるのに人類悪……もといデビルバスターの数も増えてるし。どうも掲示板とかで情報を掴んでレイドボス狙いのバスターが次々と東京に集まってるみたいだけど」

 

 確かにレイドボスと悪魔の群勢の同時召喚で敵の戦力も増えたが、時間が経つにつれて情報を聞きつけた経験値稼ぎ狙いのデビルバスター(人類悪)達が次々と東京レルムに集まり始めて戦力が増えているので実の所は状況の悪化はそこまでではない。

 むしろ各レイドボスや雑魚悪魔達の能力や攻略法が次々と明らかにされて掲示板やwikiで公開されているので、討伐効率が更に上がった事からどんどん人類悪達が如何に効率的に悪魔を狩れるか競うソシャゲのレイドイベント味を感じさせる状況になっているのだが。

 

「一葉〜、藍たちはどうするのー?」

「私達は引き続き救助活動を。治療や救助が必要な人を探しつつヤマトさん達の近くにいる悪魔を倒していきますよ。どうも行動パターンが分かってるレイドボスよりも突発的に遭遇する悪魔相手の方に被害を受けているみたいなので」

「雑魚悪魔扱いされてるけどコイツらもレベルは大体60超えてるからね。掲示板とかでの被害情報を見る限りでは負傷者への対応パターンすらも出来ているレイドボス戦の方が逆に致命傷になるケースは少ない感じだし。回復ポイント近くの安全確保の方が必要か」

「我々もマグネタイトの供給的に余りサマナーから離れるのは難しいですから、引き続き後方治療地点と化してるサマナーの周辺に沸く悪魔を倒して周囲の安全確保を行う事に賛成です」

「後方拠点の安全確保は重要だからな。戦場では安全な休憩場所があると言うだけで死者が減らせる。……まあサマナーの周囲には多数の凄腕がいるから余程の事が無い限りは問題ないんだが」

 

 尚、今のヤマトの周囲は休憩場所として沢山人が集まっているのでマグネタイトを狙う雑魚悪魔に襲われやすくなっているのだが、まあ大体その場に屯している人類悪達に『MP回復するならスキル使いたい放題じゃー!』『向こうから獲物が寄ってくるとか最高かな?』『向かって来る悪魔は経験値だ!逃げる悪魔は良く訓練された経験値だ!』と言う感じでフルボッコにされるので逆に安全になっていたりする。

 それでMP回復出来る安全地帯だと広まって、ついでに人類悪達が行き掛けの駄賃で悪魔を狩っていったりするので避難経路に組み込まれたりしてるので更に人が集まるを繰り返している模様。だからこそ仲魔二人だけ付けて都合上余り自分から離れられない様にしておけば、ヘルヴォルに周辺警戒と救助活動させても問題ないとヤマトは判断したのだが。

 

「ま、まあヤマトさんの周辺には怪我人の方も多いですし、多分レイドボスが復活した以上はデビルバスター達もそっちに向かって後方の戦力は減ると思うので周辺警戒は無駄じゃないと思います」

「悪魔は幾らでも湧いてくる以上は倒し過ぎるなどと言う事はないだろうが。……ほれ、言った側から現れたぞ」

 

 ヨシツネがそう言いながら指を刺した方向には無数の怨念が群れ集った幽鬼【狂気に侵されたレギオン LV38】が四体程に、上半身が羽根の生えた女性で下半身が蛇となった龍神【狂気に駆られたガンガー LV65】と【狂気に駆られたコワトリクエ LV66】が一体ずつの群れが迫っていた。

 その名に刻まれた“狂気”と言う言葉が意味する様にその悪魔達からはまともな理性は感じられず、ただ狂気が命じるままに近くにいる人間に向かってその力を振るおうとして……。

 

「まずは先手は奪うよ! レベルは向こうのほうが高いから先制で数を減らす!」

「弱点含めて情報は出揃っているので攻撃力を上げつつ機先の奪い合い(プレスターンバトル)で一気に攻めます! まず藍が火炎攻撃!」

「おっけー、いっくよー!」

『ギャァァァァァァァァッ!』

 

速攻戦型コマンダースキル発動ターンは味方全体が敵より先に行動出来る様になる。DSJ出典。

突撃指令コマンダースキル発動ターンは味方全体の攻撃ダメージが上昇する。DSJ出典。

武装COMP用に手番消費無しで使用可能に改造した分クールタイムが延長されている。

ムスペルヘイム火炎属性スキル敵単体に火炎属性で中ダメージを与え、弱点だったら高確率で萎縮を付与する。

佐々木藍のCHARM【モンドラゴン】に搭載された魔晶【灼熱の技晶】により使用可能となるスキル。

同じく装備された【火炎威力アップⅧ*4】によって威力が上がっている、

 

 その直前に恋花のCHARM【ブルンツヴィーク】のコマンダースキルによって時間を奪い取ったかの様にヘルヴォルの行動が先となり、更に一葉の指示の元で彼女達の行動速度が加速する(プレスターン式の移行)と共にそのCHARM【ブルトガング】のコマンダースキルで味方全体の攻撃力が増加する。

 そして真っ先に動いた藍がCHARM【モンドラゴン】を瞬時にシューティングモードへと変形させて装備された魔晶の力を解放、砲身より放たれた超高熱の熱線を火炎弱点のコワトリクエに叩き込んで怯ませて機先を奪う(プレスターンアイコン点滅)と共に【畏縮*5】の状態異常を付与する。

 

「敵は怯みました、一気に攻めます!【ジャッジメント*6】!」

「了解、二体の龍神はどっちも火炎が弱点だよね!【マハラギダイン*7】!」

『『『『グウウウウウゥゥァァァァァッ!』』』』

 

 そこに間髪入れず一葉が万能なる裁きの光を持って敵全体にダメージを与えつつ味方の攻撃力を上昇させ、続いて恋花が己のペルソナ【恋愛 ヘルヴォル】とCHARM【ブルンツヴィーク】の効果で増幅された火炎を持って敵全体を焼き尽くす。

 更に火炎魔法でガンガーとコワトリクエの弱点を突いた事は勿論、一葉のCHARMには万能属性スキルに例え魔法であろうとクリティカルが発生する様になる【万能クリティカル化】の魔晶がセットしてあり、【ジャッジメント】が畏縮しているコワトリクエには致命打(クリティカル)となった事で三人全員が追加行動を行う隙が作り出された*8

 

「アハハハハハ! いっくよー!【メガトンプレス*9】!」

「まずは畏縮が入ったコワトリクエを潰します!【ブレイブザッパー*10】!」

「ついでに後ろのレギオンは倒しておくよ!【マハラギダイン】!」

『『『『ギャアアアアアァァァァァッ!!!』』』』

 

 藍の小柄な見た目にそぐわぬ剛力でフルスイングした【モンドラゴン】より放たれる衝撃波が敵全体を薙ぎ払い、そこにブレードモードの【ブルトガング】を構えた一葉がコワトリクエに接近してクリティカルとなる一閃を見舞い、ダメ押しに恋花が再度の豪炎を放って敵を焼き尽くした。

 コマンダースキルによる攻撃力強化が乗った全体攻撃の連打によってレベルの低いレギオンは全滅し、更に【畏縮】の効果でクリティカルを立て続けに食らったコワトリクエも打ち倒された……が、レベル60越えだけあって最後に残ったガンガーのHPを削り切るには至らず、プレスターンの欠点として一連の行動を終えた後は敵に手番を渡す程に隙が出来てしまったヘルヴォルに向けて反撃を行おうとし……。

 

「悪いが彼女達の護衛が主命でな。此処で散ってもらう」

『ギィガァ……!?』

 

物理プレロマ自動効果スキル物理属性で与えるダメージが上昇する。真5仕様。

物理ギガプレロマ自動効果スキル物理属性で与えるダメージが大きく上昇する。真5仕様。

会心専心自動効果スキルクリティカル時のダメージが上昇する代わりに通常時のダメージが低下する。真5出典。

八艘跳び+9物理属性スキルヨシツネ専用/敵全体ランダムに8回小威力の物理属性攻撃。必ずクリティカルが発生する。真5仕様。

【戦いの経典】を突っ込んだ琴による物理適正+9によりダメージ+55%、消費MP−40%。

 

 直後、ヘルヴォルの全員の行動が終わったタイミングで同行していたヨシツネが動き*11、残ったガンガーに多重の強化を乗せた必殺の【八艘跳び】による超高速の連続斬撃を見舞って文字通り八つ裂きにして始末したのだった。

 ……彼女達を送り出したヤマトも『ヨシツネとスラオシャを付けておけばレベル70程度に雑魚敵ぐらいならどうにかなる』と判断して仲魔を同行させており、特にヨシツネが得意する【八艘跳び*12】を防げる耐性持ちがいないなら大丈夫だろうと言う判断だ。

 

「ヨシツネさん、ありがとうございました。お手を煩わせてしまいましたが」

「いや、そもそも俺は君達の同行者だからな。俺達を戦力と数えた上で立ち回るのは当然の事だ。そういう意味では先程の機先の制し方は中々のものだったぞ」

「更なる強敵に立ち向かう手段の一つとして機先の制し合い(プレスターンバトル)を完成させるのが今のヘルヴォルの目標の一つなので、まだ未熟ですが訓練は積んできました。お二人には合わせて貰って助かってます」

「サマナーが最も得意とする戦い方だからねぇ。合わせるぐらいなら問題ないわ」

 

 ちなみに後日ヤマトにプレスターンバトルのコツを聞いたら『躊躇わない事さ。……それは冗談としても弱点無効吸収反射クリティカル辺りの機先の制し方ぐらい身についてれば特に言う事はないんだが。強いて言えば【ヤブサメショット(確定クリティカル貫通物理)】と【セーフティ(流れを崩さない戦い方)】をアタッカーのほぼ全員に習得させろとしか』と一般的に参考にならないアドバイスを貰ったそうな。

 ……一応、その後に『プレスターンだと相性の悪い状況もあるから使うタイミングを見極めるのが重要。別に最強戦術って訳でもないし』などの“使用しない方が良い状況”とかの助言は貰った様だが。

 

 

 ──────◇◇◇──────

 

 

「一葉おなかすいたー」

「確かに連戦で疲れたからねー。さっきの大規模な討伐戦もとい人類悪による殲滅戦の手伝いは流石に大変だった。あの人類悪達はまだまだ元気だけど」

「恋花様……あ、あのタフネスっぷりは見習うべきかも知れませんね!」

「無理にフォローしなくても良いと思うわよ。アレは多分テンションで疲労を無視してるだけだろうし」

「終わったら結構酷くなるやつだな」

 

 そんなこんなで出現悪魔の討伐とか負傷者の治療とか瓦礫の撤去作業とか避難誘導などを行うなどしていたヘルヴォルだったが、レイドボスとの戦闘や周りの事を考えずに悪魔に襲い掛かるバカ(シャドウ)の影響などで多数の悪魔達が一ヶ所に集まる自体を解決するする為の討伐戦闘に支援役として参加。

 ……最も討伐自体は雑魚狩りの方は実入りが良いと見た人類悪達が『獲物が一箇所に集まってるぜェェ!』『ボーナスタイムだァ!』と言わんばかりに殲滅したので問題なく終わったのだが、流石にまだ学生である彼女達は連戦による疲労(及びアクの強い人類悪との接触による精神的疲労)もあって一旦ヤマトがいる休憩地点(仮)に戻る事となったのだが……。

 

「四万マッカを捧げてMPを全回復!」「周回効率を上げる為の必要経費です」「悪魔共を狩れば支出分は取り戻せる筈なんだ」「殆ど非売品の【チャクラポッド】よりもMP全回復までのコスパは良いな!」「だから此処でマッカを使った方がお得なんだ!」「ソシャゲの課金でも期間限定商品の方がお得だし!」「とりあえず銀行のアプリで一回支出額を確認してみたら?」「「「「「ヤメロォ!?」」」」」「新人隊員氏に奉納する舞の形を取った方がMP回復効率が高い」「神の加護を賜る奉納演舞みたいな理屈かな」「て言うかこのMP回復って多分神威……」「俺はごく一般的なデビルバスターですよ。ちょっと防衛チームごっこしてるだけの」「「「ア、ハイ」」」

「「…………なぁにこれぇ?」」

 

 そこで彼女達が見たものは何故かヤマトの目の前に設置されている“謎の賽銭箱”に挙って数万単位のマッカを放り込んでいく人類悪達、そしてその周りでゆったりとした動きでなんか演舞みたいな舞を踊っている【チャクラダンサーズ】と言う一瞬理解を放棄してたくなる様な光景だった。

 ……そんな光景を前にしてちょっとフリーズした一葉と恋花だったがヨシツネとスラオシャが特に気にせずヤマトの元へと向かい、ついでに藍が屋台で売っている【もちもち鯛焼き*13】を見て目を輝かせながら買いに行った辺りで正気を取り戻して事情を聞いてみる事にした。

 

「あの、ヤマトさんこれは一体どう言う状況なんですか?」

「なんかさっきよりも名状し難い度が上がってるんだけど。それに何故賽銭箱?」

「うむ、ことの始まりはなんかこの辺りに人が増え始めた所為で俺の【溢れるマガツヒ】によるMP回復量が下がってしまってな。……余剰のマガツヒを回復に回すスキルだから、人数に対してマガツヒの量が少なくなれば当然回復量も落ちてしまうんだよなぁ。……あのレイドボスがどうも【マガツカ】やそれで強化された悪魔に近い性質を持っている事、後は被害を受けたレルム住民や人類悪と化したデビルバスターの影響で異界内部のマガツヒ濃度はそこそこ高いのだが、それでもボルテクス界とかには及ばないしな」

 

 そもそも【溢れるマガツヒ】は【マガツヒゲージ】の余剰回復分をHPやMPの回復に回す神意であり、本来はボルテクス界の様な空間中のマガツヒ能動が非常に高くてゲージ回復量が大きい場所で真価を発揮するスキルである。

 一応、ヤマトとアオビトもダイソン張りのすごい勢いで周囲のマガツヒを集めたり、神意をマニュアル制御して回復をMPのみに限定するなどで回復効率を上げていたが流石にリソースが足りなくなり、目に見えて回復量が落ちたからどうにかならないかと人類悪達から聞かれたらしい。

 

『周回効率的にもっと回復量上げられない?』『【チャクラドロップ】とか他の連中が買い占めてさぁ』『生贄でも捧げれば効果は上がるか?これ神威っぽいし』

『生贄は要らん。これでも限界まで神意をマニュアル制御までして回してるんだが。……まあ俺だけならマッカを対価にパワースポットからマグネタイトを引き出してHP・MPを回復出来るんだが*14

『え? MP回復課金システムを導入するって?(空耳)』『ガチャ石じゃなくて行動値回復の為に課金はなぁ』『いやMP回復系アイテムは非売品の事も多いから金で解決するなら安いのでは?』

『いや、マッカで回復出来るのは俺か仲魔ぐらいだから『マッカを奉納して対価にMPを渡すとかなら出来るのでは? 此処はそれなりのパワースポットですし』……いやデメテル? いや流石にそれは無理があるだろ。一応回復しやすい様に異界のパワースポットを待機場所に選んだが』

『ギリシャの女神が言ってるならやってみる価値ありますぜ!』『とりあえず検証してみましょう』『対価を奉納して恩恵を得るのは古今東西の“神”に纏わる術に使われる要素ですからワンチャンあるのでは?』

 

 流石にない袖は振れないと思っていたヤマトであったがデメテルの助言に加えてたまたまその手の術に詳しい一般識者などがいて、レイドバトルのテンションに当てられていた事もあって色々と実験をしてみる流れになってしまったのだ。

 とりあえず言い出しっぺのデメテルやオーディンやコウリュウ辺りから加護を与えるやり方を聞き出して、ついでに『神への奉納の舞と言う形式にした方がMPの回復効率が上がるのでは?』と言い出した【チャクラダンサーズ】の協力でマグネタイトのやり取りをする簡易の儀式場を作成。

 おまけにその辺の倒壊した道具屋の主人が倉庫で埃を被ってたらしいそこそこ由緒正しい神社で使われていた賽銭箱を持ってきて、それを触媒にパワースポットからリソースを引き出して回復するヤマトの能力をMP回復の経路に合わせて他者へと適応させる感じの術式を組んで……なんか上手くいった。

 

「理屈としては奉納されたマッカを対価に俺がMP回復を使って、それで得たMPを術式と【溢れるマガツヒ】を介して加護的なサムシングで提供する感じなんだがな。後はレルム異界で出来るだけ龍脈が強い場所を選んでいたとは言え費用対効果は龍穴で使うよりも悪い程度の代物なんだが……」

「なんだが?」

「俺にマッカを払えば直ぐにMP全回復出来ると知った多くの人類悪達が効率的な周回の為にソシャゲ的な課金の暗黒面(ダークサイド)に堕ちてな。もう周回する為だけのマッカを投げ捨てる人類悪が多い事多い事。返金は効かないから気を付ける様に言ってるのに」

「ソシャゲで破産とか洒落にならないと思うけど。……でも凄く儲かりそうねー」

「そう見えるだろ?……実際には捧げられたマッカの全部MPに変換消費される仕様だから実質ボランティアです。まあマッカを支払うかは任意だし、引き続きこの辺りの者にはMP回復を掛け続けるから普通に回復するだけならその辺で休んでいれば良いさ」

 

 そう言いながらヤマトは首を竦めつつも引き続きかれこれ一時間以上はぶっ続けで行っているMP回復作業を続行する。状況は色々とカオス極まりないことになっているが、チームDATの一員として可能な限りレイドバトルの被害を減らすなら人類悪達の周回作業を効率化させるのが一番だと考えての事だ。

 

(まあその辺に突っ立ってマガツヒと神意を操るだけで、慣れれば作業でいけるから疲労はそこまででもないんだが。……それに予定外の“恩恵”もあったからな)

『ああ、まさか奉納と対価やら奉納演舞とやらで僅かながらだが【御厳】が稼げるとはな。まあ御厳には神への信仰などが関わっているとは知っていたが』

(御厳は信仰される事で得られるって以前ダアトの【オオクニヌシ】が言ってたか。……ただソシャゲの人権ユニットとか課金アイテム提供するする運営に向ける信仰心的なモノだから正直微妙)

 

 まあ、なんか人類悪の欲望に満ちた御厳だろうと使えるものは使うのだがと思うヤマトとアオビトであったが、突然この国では良くある震度1〜2程度の地震が起きた瞬間に“何か”に気が付いたかの様に顔を上げた。

 ……普通の異能者であれば地震としてぐらいしか感じ取れないが、彼等の合一神(ナホビノ)としての感覚には龍脈に異常が起きている事、そして今何処かで世界の【創世】に近い様な“何か”が起こった事を感じ取っていた。

 

「これは……【創世】か? 俺達が前の世界のカグツチで行ったものとよく似ている感覚だが。……いや、それよりも“深い”と言うか“濃い”と言うか、むしろ“裂けてる”のか?」

『東京の龍脈への異常も確認した。今すぐこの異界がどうこうなる事はないだろうが「ちょっと一葉!大丈夫!」ム?』

 

 彼等としても見知った様で初めての感覚に『何かヤバい事が起きてる』としか分からず困惑するのだがが、そんな恋花の声が聞こえた先で一葉が苦しげに胸を抑えながらうずくまる光景があったので直ぐに対応に移った。

 

「ハァッ……ハァッ……ハァッ……コレは……!」

「【メディアラハン】!【アムリタ】! ちょっと何で治らないの⁉︎」

「……オーディン、何か分かるか?」

「ふむ、この少女に埋め込まれているのは【ヘイムダル】……ラグナロクの始まりを告げる悪魔だからな。何処かの(オーディン)が作った“新世界”や“ギンヌンガの裂け目”に当てられたのだろう。大分無茶な埋め込み方をされた様だからな」

 

 一葉が宿す悪魔が【ヘイムダル】だと知っていたヤマトは北欧神話繋がりでオーディンなら何か分かるだろうと呼び出すと、なんか突然意味深な事を言い出したので取り敢えず苦しそうな彼女をどうにか出来ないか頼む。

 

「このぐらいなら結界のルーンで影響を緩和すれば良いだろう。一種の“酔い”や“立ちくらみ”の様なモノだから暫くすれば慣れる」

「じゃあ早速頼めるか?」

 

 そのヤマトの指示に従ってオーディンは手早く一葉に結界を敷いて“何か”からの影響を薄めると、直ぐに彼女の顔色は元に戻って呼吸も安定し始めたので心配していた恋花や藍もホッとした表情となった、

 

「大丈夫か一葉ちゃん」

「あ、ありがとうございます。気分は大分良くなりました」

「それはよかった。……所でオーディン、今何が起きているのか分かるのか? 俺には【創世】に近い現象が起きているぐらいしか分からん」

「……全知の神ではない従属神たる【魔神 オーディン】である今の私には詳しい事は分からんが、おそらく(オーディン)がナホビノレベルの存在に立ち返って北欧系のコミューンを使って創世するか世界を滅ぼそうとしているかと言った所か? まあ全知でない以上は推測も混じるが。ああ、従属神となって本来の権能の多くを失っている今の私では“アレ”をどうにかする事は出来んぞ」

 

 そのオーディンに推測を聞いたヤマトはナホビノである自分がどうにかすべきかと一瞬考えて少し難しい事を考える表情になった…が、直ぐに表情を戻してため息を吐いた。

 

「……まあ今の俺ではどうしようもない規模の話っぽいから今は気にしても無駄かな。隊長の話から考えるに『漫画好き』氏が関わってるっぽいから、現地にいる彼等が何とかしてくれるって信じるしかないヤツだコレ」

「ほう? 随分とあっさりしているな。正直言って人の身でどうにか出来る規模の事象では無いぞ?」

「そうかな? 降って湧いた様なカミサマの力ぐらいなら強きソウルを持つ人の力であればどうにかなると俺は思うが。それにそんな突然手に入った力で新世界作ってヤッターなんて上手くいかん事は身をもって知ってる。……今は“誰かが何とかしてくれる“と信じて“今の自分に出来る事”をするべきだろうよ」

 

 そう奇しくもついさっき自分がヘルヴォルの少女達に偉そうに語った事を早速実効する羽目になるとはと苦笑しつつも、ヤマトは嘗てのダアトと違って自分一人だけで全ての問題を解決するしようとするより、誰かが何とかしてくれると信じられる今の世界らしく自分に出来る事(MP回復の置き物)を続けるのだった。

*1
味方一体のHPを全回復させる。

*2
覇道の神意。マガツヒゲージがマックスの状態でのターン開始時、味方全体のHPとMPが少量回復する。真5出典。

*3
真5の仲魔には性格と言う概念はなく、どんな悪魔でも仲魔とすれば直ぐに言う事を聞かせられる。合一神としての威光と特殊な契約によって仲魔に言う事を聞かせやすい状態になっていると裁定。

*4
火炎属性スキルの威力が45%上昇する。SH2出典。

*5
クリティカルを受ける確率が50%上昇する。SH2出典。

*6
敵全体に中威力の万能属性攻撃。3ターンの間、味方全体の攻撃力を20%上昇。D2仕様。【万能サバイバ】と魔晶【万能威力アップⅧ】で威力が上昇している。

*7
敵全体に火炎属性で大ダメージを与え、稀に敵を炎上させる。P5仕様。魔晶【火炎威力アップⅧ】と【火炎ハイブースタ】で威力が上昇している。

*8
弱点二回とクリティカル一回でプレスターンアイコンが三つとも点滅状態なのであと3回行動出来る。

*9
物理属性で敵全体に大ダメージを与える。SH2仕様。

*10
敵単体に大威力の物理属性攻撃。クリティカル率が高い。真5仕様。

*11
同行者(パートナー)システム。自分側のターン終了時に同行者が行動を行なって味方を支援してくれる。真4・真4F出典。

*12
imagineでは斬撃相性。

*13
マップスキルの効果時間(移動距離)を二倍にする。SH2出典。ちなみに藍はマップで使えるスキルとかは持ってない。

*14
真5の龍穴で使用できるマッカを支払う事でのHP・MP回復。限定的に龍脈へと接続してそこにあるエネルギーを自らの物とするナホビノの力。




あとがき・各種設定解説

ヘルヴォル:レイドバトルは良い経験になった
・その後も救助活動と悪魔との戦闘を行ったが、召喚された悪魔の大半が人類悪達によって狩り尽くされたので大体は辻ヒーラームーブをしていた模様(他の学生組も似た様なもの)
・プレスターンバトルに関しては自分達が更に強くなる為の戦術の一つとして強敵相手でも優勢に戦える手札として習得を目指しており、ヤマトに相談した後は掲示板の戦闘方法スレを勧められた。

ヤマト&アオビト:MP回復置き物(課金機能付き)
・激闘!とか言ってるけど終始戦わなかったタイトル詐欺な主人公だが、レイドバトルでは周回効率こそ最優先なのでサポート系人権ユニットはブラック労働も真っ青なレベルで使い潰さねばならないから仕方ないのだ。
・新世界云々には気付いたが具体的な事は分からないし今の自分ではそちらには何も出来る事がないので終始人類悪達にレイドバトル周回効率を上げる為のMP回復置き物に徹しており、色々とコミュポイント(御厳)をちまちま稼いでいた模様。
・尚、今回使った『課金式MP回復』は割とその場のテンションで作り上げた術式だったのか再現性が微妙で、準備に手間が掛かる上にレルム異界やらインヴォークシステム周りの要素が色々と干渉した結果上手くいった偶然の産物要素も強い感じ。


読了ありがとうございました。
レイドバトルなのにまともな戦闘描写がない主人公のお話。ナホトラマンはレイドボスと一戦もしてないどころか半日ぐらいずっと置き物やってた感じです。
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