真・女神転生オタクくんサマナー外伝 ~ナホトラマン奮闘記~   作:貴司崎

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災禍の胎動

「それで、以前俺達で倒して推定ガイア再生機構っぽい連中が使ってた装備品の解析後終わったらしいが。【魔王城ダブルツインマークⅡセカンド】の後始末を他四人に任せて来たんだがな」

「いやぁ、忙しい所に悪かったわね呼び出しちゃって」

 

 とある日のグランギニョル社日本支部の一室、そこではDAT隊のヘビクラ隊長と天才技術者(自称)のミツヒロ、そしてグランギニョル社総帥の【ミシェル・ヌーベル】氏とその夫人である【朋美・ヌーベル】及び“過去周回などの事情を知っている”技術者【真島百由】が集まっていた。

 要件としては以前ヘビクラ隊長とミツヒロが戦ったガイア再生機構の戦闘員らしき連中の装備品解析が終わったので、報告ついでに意見を聞きたいと言う理由で二人は呼び出されたのだ。

 

「まあスポンサー様の要望には逆らえんからな。しかし社長と社長夫人が揃っていると言うのは何か面倒な事でも分かったのか?」

「いや、今回私達がいるのは単に時間が空いたから少し情報を共有しておこうと思ったからだからね。ドリフ関係の裏事情を知っていて今のグランギニョル日本支部の最高戦力であるDAT隊には伝えておいた方がやり易い情報もあるし」

「そもそも残念ながら回収された装備からは大した情報は得られませんでしたからねー。ちょっとこれを見てね」

 

 そう言って百由はガイア再生機構の連中から回収した3種の武装COMP類を取り出して、同時にそれの解析データを室内モニターに表示した。

 

「これらの武装COMPは技術的にはグランギニョルで作られていたCHARMに近い設計になってますが、限定的な自己行動加速機能【アクセラレート*1】や何らかの武器と融合させて性能強化とその武器の能力を追加した、所謂【物魔一体型武装COMP】と呼ばれるものだったわ。……ソフトウェアはこちらの物よりも洗練されてたけど、ハードウェア面ではギリギリウチでも作れなくはない程度の代物でした」

「……あー、今の世界でもギリギリ作れる技術の装備しか現地で活動させてる下っ端には配備されてない感じか。装備を回収されてリバースエンジニアリングされた逆転されるなんて良くある手は当然対策済みと。既に作れるハードウェアの技術なら得られるものは少ないからなぁ」

「武装COMPのソフトウェア面は個人に合わせた長時間のデータ集積と回収が重要だからな。【アクセラレート】とかの今でも機能は作れて使えはするが使用者の負担を考えると詳細なデータ分析が必要である以上、別人のCOMPを解説しても技術発展的な意味は薄いか」

 

 つまり回収した装備から分かったのはガイア再生機構の現地で活動する者達の装備品などは基本的に現地の技術レベルの最高峰“程度”に抑えられている、逆にいえば普通に今の世界でも作れる程度のモノであると言う事だけだった。

 ……まあ下っ端じゃない最精鋭なら現地技術を遥かに超える装備とかも持ってるだろうが、そもそも技術のリバースエンジニアリングが目的での遭遇・撃破共に困難極まるだろう事はその場の誰もが容易に予想が付いたので考慮に値しない。

 

「まあ推測するに周回プレイによる技術力の高さを優位点とする【ガイア再生機構】であるなら、敵対的な現地勢力へ余計な技術革新を齎さないようにするノウハウも当然揃えているって言う事だろう。……それに技術的な優位点を活かす上で厄介な手を既に打たれているしな」

「と、言うと社長。相当面倒な事になってる様ですね」

「ああ、実に悩ましい問題でな……現在我々グランギニョル社で試作実験中の技術の幾つかがガイア再生機構の参加と思われる企業に先んじて特許を取得されている。地味な手であるが技術力を資本とする我々の様な会社にはよく効く手だ」

「過去周回の未来技術があるなら当然そういう社会戦もやって来るか」

「的確にウチが開発中の技術を狙い撃って先手で特許申請されてるから、多分これまでの周回でウチの行動パターンが取られてたり元グランギニョル社員とかを取り込んだりして開発予定の技術を得てるんでしょうね。ウチ以外の企業でも結構やられてるみたい」

 

 社長夫妻の話では、恐らく現地社会に基盤を確保する上で傘下企業の拡大及び自らの技術力を宣伝するついでに、他の現地企業が未来で取得する技術特許を先んじて取っているのだろうとの事。

 片手間の一手であるがグランギニョル社にとっては地味に技術開発へ枷を嵌められた形なので活動にかなり制限を受けてしまっている状況であり、他にもスカウトしようとしていた技術者などが先んじてガイア再生機構の傘下に取られていたり、酷い所では暗殺と思われる不審死を遂げている者もいた。

 

「転生逆行仮想戦記モノご都合主義小説のテンプレ展開みたいなムーブしてるな、未来知識で先んじて利益確保のお手本みたい……いや、ご都合主義のお手本に見えるぐらいに今までの周回で社会戦を繰り返し続けてテンプレ化させて来たんだろうな」

「まあ、敵ながら社会性情報戦の鮮やかさは見事と言わざるを得ないが……同時に分かる事もあるな。おそらく連中は少なくとも今の所『グランギニョル社を直接潰すなり取り込む気はなさそう』って事とかな。……ウチを如何にかする必要があるならもっと直接的な行動を起こすだろうし、今のグランギニョル社は欧州の本社を失陥して火の車状態だから片手間の対処で動きを封じるだけで十分、無駄なリスクやリソースを割いてまで取り込みや打倒する価値は無いって考えをしてそうな動きだ」

「大体そこは事実だしね。アッチも幾ら技術力と組織力が高くてもこの世界に現れたばかりの新参で、使えるリソースが無限にあるって訳じゃないんだから“優先度”が高い方に本腰を入れてるって事でしょ。調べたらレルム利権とかの方で積極的に動いているみたいだし。……過去周回に関わる情報戦では遅れは取ったけど、今この世界の社会戦ならノウハウはこっちにもあるのよね」

 

 だが、今は大きく勢力を落としているとは言え嘗ては世界規模の大会社であったグランギニョル社はタダでは転ばず、ガイア再生機構(エデン)がやろうとしている事に大凡の予想を付けて既に社会戦を行う準備を整えていた。

 ……幸いと言うか直接戦闘用の戦力の大半は欧州のレジスタンスとして残した所為でDAT隊などを外部から招き必要もあったグランギニョル社だが、技術者や経営陣の多くは社長夫妻と共に日本支部に避難しているので社会戦を行う人手は足りていた。

 

「そういう意味で君達DAT隊がグランギニョル社に付いてくれた事には感謝してるよ。レベル80近い高位デビルバスターを要する会社、しかも斜陽で奪い取っても利益が少ない会社とか直接攻撃を仕掛けるにはリスクとリターンが釣り合ってない。……少なくともそう思わせる事は出来た様だからね」

「お役に立てたなら何よりですよ。それでグランギニョル社としては今後どうして行くつもりで」

「やる事自体はこれまでと同じ様にグランギニョル社が潰されたり取り込まれたりしない様に守りを固めながら社会戦よ。と言うか今の私達じゃそれ以外は出来ないしね」

「一発逆転や方針転換なんて読まれてるだろうし、企業としてそこまでの体力は残ってないからガイア再生機構を直接どうこうしないのはそのまま。……まあ、腐っても大企業だから社会戦でただやられたままにはしないさ。出来る範囲内でかつ社会のルールに則った上でやられたらやり返すだけだ」

 

 具体的に言えば『本格的に潰しに行くか取り込むにはリスクとリターン後釣り合ってないが、無視するとそれはそれで面倒』ぐらいの塩梅を維持しながら地道にチクチク地味な社会戦に徹するつもりで、やって来る事が分かっていても対応は社会のルールに則った普通のモノしか出来ない範囲で自分達が崩されない事最優先で立ち回る予定である。

 これには幾ら複数の世界を渡り続けている強大な組織でも動かせるリソースには限りがあり、それを“本命”と言える相手への社会戦にメインで向けたいと思っているのなら、そのリソースを地味に削られるのが何より嫌がらせになるだろうと言う狙いもある。

 ……まあ、この辺りが『嫌がらせになればいいな』程度の考えで基本的にはグランギニョル社が崩されない事最優先、かつ状況に合わせて高度な柔軟性を維持しつつ臨機応変に対応していくつもりだが。

 

「まあそういう事なら頑張って下さい。基本的に雇われ戦闘員の俺達に出来る事は無さそうだが」

「まあ君達DAT隊をスカウトしたにはさっきも話したが抑止力として目に見える戦力が欲しかったからだしね。実力があってある程度名を売ってて我が社と伝手があってドリフター情報も知ってると言うこれ以上ない好物件だったからね。今後も引き続き戦力として活躍して欲しいし、その為の援助は惜しまないよ」

「今回少しだけ方針を話したのも、最高戦力のリーダーでその辺りの話を理解出来る頭がある貴方には多少我が社の方針を話しておいた方がいいと言う社長の判断よ。これからもその働きを期待しているわ」

「理解のあるスポンサー様を得られて何より。……それじゃあ引き続き【魔王城ダブルツインマークⅡセカンド】の後始末をしつつ例のヒュージ連中の捜索と撃破で良いですね」

 

 ちなみに件の【魔王城ダブルツインマークⅡセカンド】は元々が京都ヤタガラス残党が確保・維持していた異界だったせいか要になっていたボス悪魔を倒した後も残留しており、このまま維持して宝石採掘場や狩場ってして運用する方が良いのではと言う意見も出た。

 だが、出現悪魔のレベルが高い事やイレギュラーなボス悪魔が出た事などから放置しておいた方が危険と言う意見が勝り、現在は有志による悪魔の掃討と異界を維持している術式解体によって周辺のGP等への影響を出来る限り抑えながらの修祓作業中である。

 

「魔王城ダブルツイン(ryの方はウチの残りメンバーも協力しているし、そう時間もかからずに修祓されるだろう。……それで例のヒュージに関して何か分かったのか?」

「今の所は何も。一応例の地下シェルター異界が漂着すれば感知出来る装置は作ったけど、何分日本中に探知機を付ける訳にも行かないので精々がグランギニョル社の幾つかの支部周辺に出たら分かるぐらいが限界でねー。見つけたらアラームが鳴るんだけど『ビーッ! ビーッ!』そうそう丁度こんな風に……んん?」

 

 そんな事を百由がせつめいした直後、彼女が使っていた機材からアラーム音が鳴り響いたので一瞬呆けるものの、直ぐに何が起きたのかを察して機材を凄い勢いで操作していった。

 

「その地下シェルターが現実世界に出現した反応を確認! 場所は……例の魔王城某付近です!」

「……こっちも現地にいるメンバーから通信があった。魔王城の異界修祓中に異界そのものに異変が発生、直後にヒュージって思われるマシン悪魔が出現したそうだ」

 

 そして百由が特定した反応があった場所、更に同時にヘビクラ隊長の身内用スマホに入った連絡から『【魔王城ダブルツインマークⅡセカンド】にヒュージがいる地下シェルター異界が現れた可能性が非常に高い』事が容易に察せられる報告が相次いだ。

 奇しくも以前から【アマラコンピューター】関連で警戒していたパターンが今になって現れた形であり、少なくとも因縁があってこれ以上の面倒事は避けたいと考えているグランギニョル社とDAT隊に取っては当然動き必要のある事態だった。

 

「ふむ成る程、早速で悪いがDAT隊にヒュージの撃破をお願いしていいかな。あのヒュージ達が過去周回の私達の手で作られたなら出来ればグランギニョル社の手で排除しておきたいからね。……長引いたり被害が出たら余計な“噂”を立てられる可能性もあるから、少なくとも反論材料を用意する程度には戦わないと」

「こっちでも腕利の高レベル社員や伝手のあるデビルバスターを集めるからよろしくね。先日魔王城某のボス悪魔相手に消費したアイテム含めて、資材に関してはこっちで最大限援助するから。勿論報酬もたんまり出すわよ」

「了解。……ではDAT隊はこれよりヒュージ殲滅の任務に当たる。出撃だ」

 

 そう言いつつも『スポンサーのお陰で資金面に憂いが無くなったのは多いが仕事が増えたなぁ』と思いつつも、そこは防衛チームムーブガチ勢なDAT隊なので表向きはキメ顔をしながらヒュージ(侵略者)を討つべくヘビクラ隊長は動き出したのだった。

 

 

 ──────◇◇◇──────

 

 

「……あの方舟はもう現世に上がるつもりか」

 

 次元の狭間とも言える異界の内部にある強襲揚陸艦型方舟【太陽の船】の内部、そこを拠点としている【魔人王 コンス・ラー】と呼ばれる少女は【アマラコンピューター】を有するヒュージが住まう箱舟が現世に浮上しようとしてるデータを表示する機材を見ながら特に動揺もせずに呟いていた。

 そして側には人化した【邪神 セト】や【地母神 イシス】が控えており、魔人王自身が作り上げた電霊によってほぼ自動操縦と化した様々な機材が絶えず動き続けている。

 

「まああそこのヒュージに仕込んでおいた【バックアッパー*2】の改造品からデータの吸い出しは9割がた既に終わってるから別にいいけど」

「状況が動いたのですね、サマナー」

 

 その理由は先日最初に特型ヒュージがいる地下シェルター異界がこの世界に現れた時に行っていた仕込み、探索データを自動記録・共有するアプリ【バックアッパー】の“魔改造品”を仕込んだ機材をヒュージ“無機物を捕食してその機能を取り込む”特性を逆手に取って吸収させていたからだ。

 そしてあの方舟のヒュージには“互いが得た情報を共有して自己進化する”特性も存在しており、それを利用して『情報を共有サーバーに記録する』特性を付加して起点とし、同じ【アマラコンピューター】同士の情報リンクを使ってシェルター内部の二号機からデータだけを三号機へ吸い出していたのだ。

 

「ククク、だが出来ればアマラ転輪鼓……ターミナルの実物も確保しておきたかったのではないか? せっかくお前がこれまでの世界で集めた上でダアトを作るための仕込みとして当時のヤタガラスに提供したのではなかったか?」

「まあ、ダアトを作るために今まで苦労して集めたターミナルの多くを使ってしまったから出来れば回収したかったけど、流石に()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()ターミナルを取り外すのは私でも難しい。それなら余計なリスクを負うよりもデータだけ抜き取った方が手っ取り早いし、余計な欲を出すと昔ワイルドとか葛葉キョウジとかにやられた時に二の舞だから」

「あのバグ枠達に邪魔されてターミナルが取れなかった事は何度もありましたからね」

「うん、アイツら本当に意味わかんないぐらいに強いし。今の世界だと絶対更に強くなってるから出来る限り会いたくない。……まあ、データは九割取れたし、これだけ取れれば残りの一割も“再現”すれば復旧出来る」

 

 そう言った魔人王はアマラコンピューター三号機を起動、転輪鼓が回転すると共に二号機から取得したデータから“その過去にあった出来事”を読み取り、彼女自身の卓越した技術を持って欠損したデータ部分の情報を逆算して補填していく。

 これは分類としては【サイコメトリー】に近い技術であり、対象の情報を読み取ってそこにあった痕跡から『そこの過去に何があった』かを逆算して過去の情報を再現している訳だが、以前に『電脳異界の僅かな残滓からそこで活動していた人物の情報を再構成出来る』事から分かる通り一般的なサイコメトラーと比べれば桁外れの異能となっている。

 ……ただし、これは“失った大切なモノを取り戻したい”と思い続けている魔人王が文字通り死ぬ気で習得した技術の一つであるが故に過去を再現する異常な性能となっているが、敢えて言うならレコードの様に刻まれた情報からそこにあった事を再生しているだけなので、再現されるのは限りなくよく似た“コピー情報”に過ぎず彼女が望んだモノとは程遠いのだが。

 

「……これで良しと。残り一割程度ならほぼ情報確度100%で再現可能だからこれで最低限の目的は達成された。あくまで“コピー品の再現”だから精度は重要な情報には余り使いたくないんだけど、この前みたいな割とどうでもいい電脳異界の情報ならともかく」

「それでダアトの情報はどの程度集まったので?」

「まあそれなりに集まってるかな。後で詳しい検証へ必要だけど。……あの時はシュバルツバースとかテオゴニアの相手で負傷してたから『擬態で【ギュスターブ】とか名乗って【ミマン】になった“ナホビノ実験用神造魔人”を偵察に出したり、アマラの奥深くで見つけた【創世の巫女】らしきモノの残骸を組み込んだ造魔【ソピアー】を作って【邪教の世界】を作り上げて生まれるであろうナホビノの援助とデータ収集を行うぐらい』しか出来なかったから」

 

 そう、嘗てのダアトは魔人王が己の願いの為に至高天への道を開く目的で作り上げたモノであり、そこで創世による至高天への道を作る為に必要なナホビノなどを用意する為の“舞台装置”を幾つも用意してしていたのだ。

 例えばナホビノに合一する為に調整した神造魔人を幾つもばら撒いたり、或いは生まれたナホビノに勝ち残って貰う為の援助用のアイテム販売及びナホビノ自身の情報収集の為の仮の姿だったり、更には創世を成す為の巫女の予備兼ナホビノ用の悪魔合体施設【邪教の世界】を用意したりと、実際にナホビノとなったヤマト達の前世が創世を成す為にかなり手を貸していた。

 

「まあ、結局は余り上手くは行かなかった様だがな。仕込み自体はあのナホビノが有効活用していたが」

「ナホビノの生み出す為に調整された神造魔人をばら撒いたり各神話の上位神格を唆したりしたけど、結局ナホビノになれたのは私が提供した技術でヤタガラスの“狂科学者”が作った神造魔人、しかも観測用に作られたヤツを廃品利用しただけのモノと完全にノーマークだったただの学生だけだったというオチ。……そんなスペック的にも最弱のナホビノである彼等が並み居る勢力を下して創世を成すのは流石に予想外だった」

「こちらも多少は手を貸しましたし、合一した神造魔人はスペック的にはサマナーが作ったモノとそこまで遜色ない出来ではありましたが」

「私が作った神造魔人は()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()同じ様に仲魔のスキル枠を神意で拡張して擬似ボス悪魔化させたり出来る“拡張性の高さ”が取り柄、基本設計技術同じな狂科学者のヤツでも成長性が高いのはおかしくない。それとばら撒いた神造魔人には“万魔の王の作り方”を参考にナホビノに習合して強化する機能もあったから、それらを有効活用すれば理屈の上ではおかしくないけど。……ただ【ソピアー】があそこまで肩入れするとは」

 

 実の所、ナホビノ用に邪教の世界を用意したのは魔人王なのだが、そこの管理者である【ソピアー】と名付けた造魔には“ナホビノに手助けをする様に”とはプログラムした上でそのデータをこちらに回す様にもしていたが、それ以外には回収した創世の巫女の残滓より“再現”した擬似人格の好きな様にやらせていた。

 これに関しては回収した“残滓”の情報が魔人王の技術でも完全には分からなかったので、データ収集を優先して擬似人格の行動を縛らずに観測して有用なデータを集める目的があり、実際邪教の世界の運営データなども取れたのだが自身の核であった【生命の種子】を渡して自ら滅びを選んでまで彼等に肩入れするとは思わなかったのである。

 

「まあ、創世の巫女と思われる“何か”の行動再現データとしては有益だったから別にいいけど。そもそもダアトの時には色々と私も動けない状況だったから至高天への道を作る事は半ば諦めて次の為のデータ……“超大規模なボルテクス界でナホビノが創世を行う”データを得る事を優先してたし。……そういう意味では彼等はよくやってくれた。最大級のボルテクス界による惑星規模の創世のデータは至高天の予想データを補填する為に役に立ったから」

「転んでもタダでは起きないのはサマナーの得意技ではあるな。良くも悪くも」

「援助に徹して敵対はしなかったから彼等のデータは取り放題だったしね、流石に今の世界では無理だろうけど。……うん、お陰で『至高天の破壊』は理論上可能だとも分かったから、正規ルート以外で座に辿り着く方法があればやれるか。どの道正規ルートは連中がいる以上は使えず、そもそも正しい方法で至高天に上がっても()()()()()()()()()()()()()のだから」

 

 そう冷徹で尚且つ狂気を秘めた瞳で告げる魔人王であったが、そもそも先も言ったが彼女の目的は『失った大切なモノを取り戻す事』であり至高天への到達は目的ではなく手段、そして単に座について己のコトワリで創世を行うなど程度では目的は達せられないと考えていたのだ。

 

「至高天の王座が入れ替わった程度では()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()は変わらない、所詮は己のコトワリで世界を上書きする程度の代物だから、故に正規ルートを使って玉座に縛られても意味がない。……これまで幾度も繰り返してきた成れの果てが今の“この世界”であるなら私にとって玉座は意味がなく、だからこそ全てを取り戻すのなら世界そのものをまるで別のモノにするしかない」

 

 ……魔人王はただ嘗て失われたモノを取り戻す為だけにその全てを捧げており、過去の再現以外にも死者蘇生の術、或いは転生の秘術やそれに必要な器を作る為の神造魔人の生産技術、他にも時間遡行や創世に纏わる技術まで考えうる限り凡ゆる手段を試していた。

 だが、それら全てに於いて望んだ結果は得られず“一度失った(LOSTした)モノは元には戻らない”と言う実際どんな世界でもごく当たり前の、故に強固かつ残酷なルールに屈し続けて……だからこそ『最早この世界そのものを“失ったモノが取り戻せる様に”根本的に変えるしかない』とまで思い詰め、擦り切れ、狂い果てた成れの果てこそが今の彼女となってしまっていたのだ。

 

「まあ、流石にそれをするには未だにこの世界の法則(データ)がまだまだ足りていないから、もう一度大規模な受胎を今度は制御された形で起こしてデータを取らないと。この世界には未だ私が知らない事が多過ぎて、それら全てを理解しなければ世界を作り変える事なんて出来ないのだから」

「ククク、全く随分と遠大な計画を立てているものだ。その前にサマナーが先に死ぬだろうにな。適当に転生体などで満足度しておれば良かったものを」

「……あの連中の様に代替品で満足するのが賢い生き方だと言うのは否定はしないけど、もう私には“妥協”と言う道は無いから全てを取り戻すか私自身が消えるまで進み続けるだけ。……この世界で私が愛した“あの人”はたった一人しかいないのだから」

 

 何処までも覚悟と狂気をない混ぜにした表情で確固たる意思の元そう告げる魔人王に対し、セトの方は滅びを覚悟で進み続ける主人に笑みを浮かべ、イシスの方は少し気まずそうな雰囲気で一瞬だけ目を伏せた後に現在の状況について確認して話を変える事とした。

 

「それで、転輪鼓を有する件のマシン悪魔──ヒュージと言いましたか、それらが現世に現れたのは何が目的なのでしょうか? その性能などはどの程度で?」

「……ヒュージはグランギニョルやエデンの手で作られてるマシン悪魔なんだけど、このヒュージ達はアマラコンピューターから引き出したダアト世界で私がヤタガラスに提供した神造魔人技術も複合されてるヤツ。……まあ、少なくとも今まで見たヒュージの中でも異常な性能をしているのはエデンに手引きや神造魔人技術に加えて、製作者達が色々と手を加えたからみたいだけど。どうもある種の“生命の方舟”とするプランだったみたい」

「“生命の方舟”?」

「転輪鼓の方にもヒュージ制作者達の情報が少し残っていたから引き出してみたんだけど、どうも単にあの人喰い共に対抗するだけでなくて『地球にいる生物の遺伝子全てを組み込んで、後の世界に自分達が生きていた証を残す』みたいな目的で生体パーツ部分に様々な生物の遺伝情報を組み込んだみたいね。……それに加えて元々の機能が合わさって色々と変な方向に作用してバグったのが“あのヒュージ”達って所」

 

 実はあのヒュージが人喰い悪魔に対抗する為に組み込まれた機能は戦う続ける為の捕食・吸収からの自己修復機能ぐらいでったのだが、地球の生物種の遺伝子を組み込んだ事によって吸収したモノを使った自己修復機能が自己進化機能にまで暴走・変質したのが真相である。

 ……まあ、その上で科学者達はこのままでは人喰い悪魔達(テヴァローガ)に世界が蹂躙されるだけだからと制御を放棄するどころ限界までヒュージを強化して戦線に投入したのだが、その結果は『勝った方が我々の敵になるだけです』だったのだが。

 

「まあ、私が言える事じゃ無いけど滅亡寸前に追い込まれて狂った者達が『自分達が生きた証を後の世界に残そうとする』のは良くある事だし、それらが後で厄災になるのも“良くあること”だから大した問題じゃ無い。……今回も精々“転輪鼓を取り込んだレベル90以上の進化したヒュージ”がそこそこの数のヒュージに率いられて現世にやって来た()()だから。この世界の現地勢力なら倒せる範囲でしょ」

「ですが、このヒュージが我々にとって厄介になる可能性は。それにこの件に関してトライアドなどは動くでしょうか」

「別にもうデータは取れたし、転輪鼓が勿体無いぐらいで放置していても問題ない。バックアッパーは既に自壊して逆探知も不可能だから取られて困る様な情報も残らない。……後、連中が動く可能性は低い、精々ヒュージについて詳しくて現在勢力拡大中のエデンが動くかどうか。連中にとって単に暴れるだけのヒュージなんて脅威にならず優先度も低いだろうから、基本逃げ回るだけの私と同じで」

「連中の最大の敵は自分達以外の三大勢力だものなぁ。向かって来るならともかく逃げる者や他所で暴れるだけの者は大した脅威と見做されておるまいよ」

 

 だからこそ自分達だけでもどうにか動けている……そう考えつつ、狂い果てた人修羅の成れの果てである魔人王は“全てを取り戻す”為に進み続ける──止まる事が出来ないままに歩み続けるのだった。

 

 

 ──────◇◇◇──────

 

 

「……なんか【シン・魔王城(仮)】の上に()()()()()()()()()()()()()()

「いつから魔王城はピラミッド姫路城になったんだ?」

 

 そう言ったのはDAT隊のメンバーであるヤマトとケンジロウであり、彼等は残りのメンバーであるアンヌ副隊長とトモヤと共に【魔王城ダブルツインマークⅡセカンド】の修祓作業を手伝っていたのだが、縮小していた筈の異界に“別の異界が接合”して乗っ取られる事態が発生。

 更に見覚えのあるマシン悪魔──ヒュージが現れた事で例の地下シェルターが魔王城(ryに漂着したと推測、グランギニョル社にいる隊長に連絡を取りつつ調査に向かい、以前の経験もあって順調にヒュージや悪魔を蹴散らしながら既にボスが消えて消滅寸前だった魔王城(本物)の元に向かった所、その城の上部に逆三角錐の様な巨大な物体が突き刺さってるのを発見したのだ。

 

「アレ多分絶対ヤバいヤツっすよねぇ。なんか“中身”で何か蠢いてるし……特撮式なら『怪獣の繭』とかって線が濃そう」

「あり得るでしょうね。城の周りにヒュージが結構いてあの推定繭を守ってるし」

「加えてあの推定繭からマガツヒが発せられているみたいですね、赤い粒子として視覚化されるぐらいに。このままでは異界内部がボルテクス界の様な高濃度のマガツヒ空間になるかと」

「あの繭を【ハイ・アナライズ*3】で解析しているが……【マシン ヒュージ“???” レベル■■】とぐらいしか分からん。何というか未だにステータスが定まっていない様に見える」

 

 その数十メートルはありそうな巨大な物体は逆三角錐と言うかカットされた宝石の様にも見えたが、僅かに透けていて中身には巨大な“何か”が蠢く繭にも見えるモノであり、周りにはそれを守る様にヒュージが周囲を彷徨いていたので彼らは一旦物陰に隠れて状況を把握する。

 ……その結果ってしてDAT隊は特オタ的な視点と最近色んな所で見られるお約束から『こう羽化したら巨大ボスが出て来るヤツだろうアレ』と判断し、テレビの中と違って態々怪獣になるのを待つ必要は無いと羽化前に繭を破壊する事に決めた。

 

「じゃあ効果時間が拡大された【天上の舞*4】と【勇奮の舞*5】と【韋駄天の札*6】を使って取り巻きのヒュージを殲滅で」

「まずはいつもの【ヤブサメショット*7】。後はオーディンの電撃主体で」

「貫通付きの全体銃撃で一掃する!」

「早く仕留めないとヤバそうな雰囲気がプンプンするっすからね! みんな【マッスルドリンコ*8】はキメたな! 行くぞぉ!」

『『『『KIEEEE!?』』』』

 

 そして方針を決めたDAT隊はデビルバスターの嗜みであるHP増強とバフを掛けた後に即座に突撃、以前の経験よりヒュージに有効な攻撃によって先手を奪い繭(仮)を守るヒュージへと先制攻撃を仕掛けた。

 ……だが、此処に居たヒュージ達はレベルは他よりも多少高いばかりでなく、魔王城上部の繭を守る様に連携して来た事もあって苦戦した訳ではなかったものの想定よりも遥かに全滅させるまで時間が掛かってしまったのだ。

 

「ええい、思ったよりも手間が掛かったわ。…後、明らかにあの繭っぽいのから出ているマガツヒの量が増えてないかしら」

「今にも大怪獣羽化寸前って感じっぽいっすねー」

「取り敢えず早急にバフとドリンコを済ませて先制攻撃か。破壊しきれずとも多少なりダメージを与えられるか、せめて耐性をノック出来れば」

【銃撃貫通*9】【銃プレロマ*10】【トリガーハッピー*11】【ハメット★*12】【ワンショットキル*13

「了解」

【貫く闘気*14】【万能プレロマ*15】【天剣叢雲*16

 

 その間に魔王城上部に設置されている繭っぽい物体から正に『今にも羽化しますよ』的な脈動が聞こえてマガツヒが溢れ出してきたので、特撮やら映画やらのお約束を熟知している彼等は即座に繭屁の攻撃を決断。

 直後、ケンジロウが持つCHARM【アステリオンマギカノン】より放たれた特大威力の銃撃が繭に直撃し、ヤマトが手から発生する光の剣を数十メートル以上まで伸長させた上で特大の斬撃として繭に振り下ろした。

 

『……RUOOOOO!!!』

 

神の大盾マガツヒスキル次のターンまで味方全体に被ダメージを90%カットする状態を付与する。

真5出典の種族:大天使が有するマガツヒスキルの筈だが……?

 

 だが、それらの攻撃は繭の中に居る“何か“が汲みあげたマガツヒを糧に展開した輝く光の壁によって防がれて、その威力の大半を殺されてしまい繭にはかすり傷程度しか負わせる事が叶わなかった。

 

「貫通込みの一撃が防がれたと、欲張らずに解析を優先した方が良かったか?」

「アレは【神の大盾】か? だがあのマガツヒスキルは大天使が有する力だった筈……」

「確か万能ダメージ大幅カットのスキルだったっすね。まあ以前のヒュージもマガツヒスキル使って来たんで驚かないっすけど」

「……それよりも、どうやら時間切れだったみたいね」

 

 副隊長がそう言った直後、宝石の様な繭がマガツヒとなりながら砕け散って内部にいた存在──全長30メートル以上はありそうで胴体部に仮面の様な装甲を見に纏い羽の様にも見える複数の触手を有するまるで“海洋生物を模した幻獣の様な外観の大型ヒュージ”が姿を現したのだ。

 

『…………キィウゥ……オオオオアアアアアアアアァァァァッ!!!』

 \カカカッ/

マシン/大天使ヒュージ“エヴォルヴ”LV95※特型ヒュージに関する情報はありません!

 

 そうして現れたアマラ転輪鼓(ターミナル)を取り込んだ史上最大最強格のヒュージにして、以前DAT隊が戦い取り逃した【クリオン】【ドライツェルレン】の最終進化形態【エヴォルヴ】は嘗て戦った事のある彼等を敵対対象と認識して襲い掛かるのだった。

*1
自身の行動回数が増える。SH2出典。SH2ではサマナーが使うスキルなのでCOMPの機能であるとする。

*2
デビルサマナーでは何処でもセーブが出来るアイテム、ソウルハッカーズでは何処でもセーブ出来る様になるインストールソフト。この世界では探索データ自動記録して共有するソフトとして扱う(ケガレビトの設定を拝借しました)

*3
対象の種族・名前・レベル・耐性を解析する。

*4
味方全体の魔法攻撃力と魔法防御力が二倍になる。NINE仕様でペルソナ【ラクシュミ】の特性とスキルにより6ターン継続。

*5
味方全体の物理攻撃力と物理防御力が二倍になる。NINE仕様でペルソナ【ラクシュミ】の特性とスキルにより6ターン継続。

*6
味方全体の命中・回避率が上昇する。P5出典でペルソナ【ラクシュミ】の特性とスキルにより6ターン継続。

*7
敵全体に小威力の物理属性攻撃。相性を無視して貫通し、必ずクリティカルになる。真5出典。

*8
一時的に最大値を超えてHPを回復する。ただし最大値の2倍を超えると半分に減少すし、毒などになる事もある。

*9
銃撃属性で攻撃した時、耐性・無効・吸収・反射を無視してダメージを与えられる。SH2の【物理・銃撃貫通】の改変スキルで物理貫通がない分だけ反射も突破出来る様になっている。

*10
自分の銃撃属性攻撃時の攻撃力を強化する。真4F仕様。

*11
銃撃属性のクリティカルが発生する確率が上昇する。P5出典。

*12
銃撃属性のクリティカルのダメージが50%上昇し、敵の防御力を無視する。SH2出典。

*13
敵一体に銃撃属性で特大ダメージ。クリティカル率が高い。P5出典。

*14
自身に次に行う全ての攻撃ダメージが上昇し、相性を無視して貫通するチャージ効果を付与する。真5出典。

*15
万能属性のダメージを上昇させる。真5仕様。

*16
敵一体に力依存による特大威力の万能属性ダメージ。クリティカル時に威力が上昇する。真5出典。




あとがき・各種設定解説

グランギニョル社:実態は火の車だけど頑張ってる
・一応ヘルヴォルからガイア再生機構の情報を聞いた時点で過去に使って来た社会戦に関しても色々と聞いたので、可能な限り先んじて新技術の特許を取得するなど対策は打っていたが基礎技術力の差もあって結構持って行かれた。
・とにかく自分達が崩されない様にする事最優先で再生機構の相手は他がやってくれるだろう的な方針だが、直接攻撃も警戒し続けており社長夫妻は万が一自分達が暗殺されても娘の楓が生きていれば会社の存続が問題ない様にもしている。
・後エデンの動きに関しては本家様から頂いた情報・アドバイスを元に描写しました。

魔人王:全てを取り戻す為に足掻く逃亡者
・まあ要するに本家様でやらかしたカンピAA魔女達の同類、ただし実力と狂気とタチの悪さが百倍ぐらいみたいなヤツであり、三大勢力と協力しないのもスカウト組が彼女の地雷踏んで白蘭されたから。
・目的に関してはあくまで『失った大切なモノを取り戻す事』であり、その為に世界を知る手段として至高天を“正規ルート以外で”狙っていたり【シン・東京受託】をデータ収集目的で計画しているだけなので玉座や新世界の創世には一切興味がない。
・尚、やろうとしている事は例えば『原作がメガテンとかエンディングクソ展開しか無いじゃん。だから“でぇじょうぶだドラゴンボールで生き返れる”ぐらいの原作に改変してやる』と言うレベルの無謀とも言えない挑戦である。
・言うまでもなく彼女の願いが叶う可能性などゼロなのだが、それが分かっていながら最早止まる事が出来ずに進み続けるしかなく、その過程で何を踏み付けても或いは自分が滅びると分かっていても『嘗て失った大切なモノを取り戻す為に』歩み続けるだろう。
・そんな彼女だが三大勢力からは大した脅威とも思われていない……大切なモノを失ってそれを取り戻そうとする逃亡者などさして珍しくもなく、本家様曰く堕ちた混沌の王やら万魔の王など幾らでもいるらしいので。
・ちなみに嘗てのダアトで【ギュスターヴ】とか【ソピアー】を用意したのは彼女だけど、あそこは“何故か真5に似ている世界”なのでナホトラマン含めて真5のシリーズポジションとかとは基本無関係という事でお願いします。
・ソピアーに関しては見つけた創世の関わった“何か”から読み取った情報から付けた名前で、ギュスターヴの方も何処かで聞いた名前の中で都合のいいモノを偽名として使ってた感じ(魔人王も変装・擬態中には適当な過去設定を流用する事をやったりしてるので)

エヴォルヴ:ヒュージ最終進化系
・以前の【クリオン】が進化した【ドライツェルレン】が逃亡した後、地下シェルターの中枢部である“ヒュージ化したアマラ転輪鼓”を取り込んで更なる進化を遂げた存在。
・その能力は未だに不明だがこれまでマガツヒ運用能力などにリソースを喰ったせいでレベルの割にはステータスが下がっていた以前の特型ヒュージ達と違い、キチンとレベル相応のステータスがある様に進化して能力が調整されている。
・更に種族が単なるマシンではなく大天使のマガツヒスキルが使えるので種族に大天使が混じっている様だが……?


読了ありがとうございました。
魔人王が嘗てダアトで行った仕込みに関しては偶然真5設定と同じになったと言うか、何処かであった事を再現したら類似したとかな感じ。まああくまで裏側の舞台設定で既に終わった世界の事なので今後の展開に関わる事はほぼ無いです。
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