真・女神転生オタクくんサマナー外伝 ~ナホトラマン奮闘記~ 作:貴司崎
例の異界【魔王城ダブルツインマークⅡセカンド】でのダアトの残骸ボス退治、及び再度漂着した地下シェルターのヒュージ達の討伐後、異界自体は元から維持の為の術式があった所に異界化地下シェルターが接続された所為でボス悪魔などが消えても残ってしまっていた。元より魔王城側にいたボス悪魔は既に討伐されており、デビルバスター達によって異界内部の悪魔とヒュージが一掃された後に異界を維持していた術式と地下シェルターを解体して可能な限り現実世界に影響が出ない様に無事修祓された様だ。
最も、地下シェルター自体があのエヴォルヴやヒュージ達を作る為に大分物理的に削られており、恐らく転輪鼓の力を使って無理矢理異界として維持していたからなのか俺たちDAT隊がエヴォルヴを倒した時点で地下シェルターは崩壊し始めていたので、内部を探索しようとしたデビバス達は早期に撤退せざるを得なかったので何か有用な技術が回収出来るといった事は無く、精々ちょっとした素材アイテムを回収して金になったぐらいの成果しか無かった事に不満が起きたりもしたが。
……まあDAT隊としては例の転輪鼓含めて人間素材ヒュージとか碌でもないから地下シェルター内部は戦闘のどさくさに出来るだけ回収orぶっ壊す予定であり、その必要が少なくて楽に終わってくれたのは良かったが。エヴォルヴとの戦いでアイテムも尽きかけて装備もボロボロだったし。
「……また君か、厄介なヤツだよ君は! 知れば誰もが望むだろう、
「相変わらず忙しそうですねクルーゼさん。目のクマとか凄いですよ」
そんな事があって暫くした後、俺はレベル90代のボス悪魔を複数討伐した事もあってレベルが上がったので悪魔合体しようと予約したいつもの邪教の館に行ったら、目がイってるクルーゼさんがなんか語録を言いながら迎え入れて来た。
……ちなみに今回ヒュージ俺一人と言うか他のDAT隊メンバーへ以前の戦いで破損した装備品を修復中であり、同時にグランギニョル社からの匡救込みでも在庫含めて殆ど使い切ってしまった消費アイテムを購入する為などで色々と動いていて忙しいのだ。
「フハハハハハ!!!……まったくGPが下がった影響で今の内に手持ちの仲魔を強化して鍛えるぜなサマナーが多数押しかけてきてな。私の様なキワモノ悪魔合体師にすら満員御礼な有様だよ。……君のデータから得られた悪魔のレベルを上昇させる合体方式をまだ未完成という理由で公開差し止めにして良かった。良くも悪くもサマナーの因果からランダム性の高い合体がウチの売りなお陰で一部のマニア以外は余り来ないからまだ余裕はあるがね。他の邪教の館と比べての相対評価だが。せっかくの種映画を見に行く余裕もない」
「それはまあご苦労様です。……じゃあとりあえずおれの写せ身合体と悪魔合体をお願いしますね。予定は組んで時間通りに終わる様にしていますので」
「君も容赦がないね(白目)」
サマナーにとって仲魔の合体強化は他の全てを置いても最優先される事柄だから、目の前の悪魔合体師が過労死しそうだろうが容赦なく扱き使うのはしょうがないんだ。だってサマナーの強さの8割ぐらいは仲魔の強さだしね、指揮能力や本人の戦闘能力なんて精々2割ぐらいしか戦力に影響しないのが普通だって隊長も言ってた。
……と言うわけで、まずは仲魔がレベルアップした時に貰った【コウリュウの写せ身】の耐性を自身に写して、同じく【オンギョウキの写せ身】から【物理無効】を取得、そして先日の魔王城ボスがドロップした【イシュタルの写せ身】を使って【呪殺無効】を取得して弱点を消しつつ自身の耐性とスキルを調整する。
| 合一神 | 八坂ヤマト/アオビト | LV87 | 物理・衝撃・破魔・呪殺無効 火炎・氷結・電撃・混乱耐性*1 |
| ・物理無効 ・衝撃無効 ・呪殺無効 ・地獄のマスク ・大活脈 ・物理プレロマ ・ハイリストア ・貫く闘気+5 |
ざっとこんな感じで調整。やっぱり一番使用頻度が高いのは物理攻撃だからそれが無効に出来る耐性は腐り難いし、俺自身も物理攻撃を良く使うから反射された時の対策にもなる。属性攻撃にも大凡耐性を付けて装備が付けられないデメリットを補えるだけの耐性は得られたかな。
ちなみにレベルに関しては高レベルボス級悪魔相手に2戦して、更にマガツヒとか御厳を沢山食った事もあって一気に上がったな。レベルだけならDAT隊でもトップに躍り出たぞ(そもそも普通の人間はそこまでポンポンレベルは上がらないと言われたが)
「さて次は悪魔合体だな。以前の宝石取引とかドロップアイテム売った代金とかヒュージ関係事件を解決した報酬としてグランギニョル社から貰っりして溜めたマッカを全部注ぎ込む勢いで行くぞ! 札束で殴れるのはスポンサーがいるやつの特権だな」
『まずはミトラスからだが、予定としてはこのまま精霊合体でより上位の火炎属性特化の魔王へとランクアップさせるつもりだが構わんな』
「ああ、それで構わんよ。より上位の悪魔となり更なる力を得られるのなら歓迎するさ。……サマナー達との戦いは短いながらも中々刺激的な体験で楽しめたのでな。次の“私”も精々上手く使って面白い戦場に連れて行ってくれ」
本当にミトラスは対ヒュージで活躍してくれたから本当に助かったよ……そういう訳で適当に安値の悪魔による全書合体で作った【フレイミーズ】と精霊合体してランクアップ。合体後の悪魔も『火炎属性特化』だからスキル自体はミトラスが覚えているものをそのまま引き継げば良いので楽で良いな。
「……我はソロモン72柱、序列七位の悪魔【魔王 アモン】である。貴殿が我がサマナーか……“王たる資格”を持つがそれを放棄した者、それに我に繋がる妙な縁もありそうだな」
「やっぱり一部の悪魔は色々と知ってるのか。“嘗ての王”としては俺に従うのは不服か?」
「安心しろ、今の我は単なる悪魔であり、こうして呼ばれた以上は契約に基づき悪魔として力となろう。それに汝の行く末を眺めるのも一興だろしな、今度ともよろしく」
| 魔王 | アモン | LV85 | 火炎吸収 氷結・破魔・呪殺・魅了無効 物理・銃耐性*2 |
| ・メギドフレイム+6 ・コンセントレイト+4 ・ランダマイザ+4 ・デカジャ+4 ・デクンダ+4 ・大活脈 ・大魔脈 ・火炎プレロマ ・火炎ギガプレロマ ・奈落のマスク ・セーフティ ・氷結無効 |
そうして呼び出されたのはフクロウの頭と羽に蛇の下半身と鋭い爪を持つ悪魔【魔王 アモン】であった。前の世界で会った個体がナホビノ関係の事に妙に詳しかったから意味深な事を言ってはいるが仲魔にはなってくれる様だからヨシ! コンゴトモヨロシク。
ちなみにコンセプトは専用スキルである全体貫通超高威力火炎攻撃【メギドフレイム*3】に【火炎プレロマ*4】【火炎ギガプレロマ*5】を乗せてぶっ放す最高に頭の良い戦術を取る事だ。他はミトラスから引き継いだのとレベルアップで覚えた補助魔法とパッシブを覚えているだけのメギドフレイム特化型、加えて何故かちゃんと威力が二倍以上になる方の【コンセントレイト*6】まで覚えてくれたから魔法火力要員ってしては更に強化されたぞ。
「色々気になる事を言っているが今は予約時間が押してるので後で聞くのでアモンはしまって……次はスラオシャだな。回復含めて色々と働いてくれて助かったぞ」
「いえいえ、サマナーが善なる者として活動し続けてくれましたから楽しく仕事が出来ましたよ。後はダンスとかも楽しめましたし。……合体先の“あの悪魔”には正直微妙な気持ちですけど、恐らく今後のサマナーには必要になる悪魔でしょうから宜しくお願いします」
次はスラオシャ、非戦当時である道中の回復役として縁の下の力持ち的な活躍をしてくれて、善性の性格故に仕事もきっちりこなしてくれて有り難かった仲魔なので、合体先も引き続き回復役になる様に調整するつもりだ。
そういう訳で全書登録されてる【鬼女 ラケシス LV80】のデータ(補助で使えたから昔レベル上げてた)をマッカで呼び出してレベル84まで上げてるスラオシャと合体、大天使と鬼女の組み合わせで【女神】となり合体後の予定レベルはデメテルを超えてるから次のランクのヤツが出来上がる筈。
「……私は【女神 マリア】。世に慈悲と秩序を齎す為にサマナーの力となりましょう。どうやら貴方達は“善き人”の様ですからね。今後ともよろしく」
「ああ、今後ともよろしく頼むぞ。……なんか妙に強力な回復スキルが生えてるから非戦当時じゃなくて戦闘での回復役をさせるべきかも知れんが」
「今の私は一人の仲魔ですから戦闘に出してくれても問題ありませんよ。まあ戦わず踊ってMP回復しながら回復魔法を使うのも良いですが」
「スラオシャからダンス好きの要素を受け継いでるのか?」
| 女神 | マリア | LV87 | 衝撃吸収 電撃・破魔・睡眠無効 呪殺耐性*7 |
| ・妖花烈風+4 ・マハンマバリオン+4 ・メシアライザー+4 ・サマリカーム+4 ・ラスタキャンディ+2 ・大活脈 ・魔脈 ・大魔脈 ・チャクラウォーク ・セーフティ ・電撃無効 ・トラエスト |
そうして生まれたのは白衣を着た女性型の悪魔【女神 マリア】である。聖書系の超大物ではあるが悪魔合体のお陰かかなり親しみやすい感じにはなっているし大丈夫そうだな。
コンセントは合体前のスラオシャから【チャクラウォーク*8】を始めとするスキルを引き継いでの引き続きの非戦当時回復役、兼衝撃と破魔によるサブアタッカー……にしようと思ったんだが何故か全体HP状態異常完全回復のヤバい魔法【メシアライザー*9】を覚えて来たので、ラケシスから【電撃無効】以外にも補助魔法を多く使わせる為に覚えさせてた【魔脈】とかを引き継がせて戦闘にも使える様にしてみた。
「メシアライザーとか初めて使うから実際に使ってみてからスキルは調整するか。……そんで次はフツヌシだな。確か“武を振るえる合体先が良い”と言う要望だったか」
「最近はマカラカーンしか張っていなかったからな。別に戦場での必要性を否定する訳ではないが武神としては殴り合いが出来る様な先が良いと言う気分もある」
「まあ合体先にそういうのもあるから問題はないぞ。補助スキルも全書登録したデータを使った合体で別に作るとか、写せ身合体で補助用の仲魔に覚えさせれば良いからな。ガルーダとか」
以前の魔王城であった一件で手に入れた御厳を使って【神の懐・捌*10】【神の懐・玖*11】は解放済みで、ようやく仲魔の所持数も最大の24になったからな。仲魔の数を増やしても問題ないのだ。
そういう訳で合体素材として捕まえておいた【妖鬼 スイキ】と全書の【地母神 スカディ】を合体させて【氷結無効】を覚えた【鬼神 トール LV69】を作成、そこから軍神と鬼神の組み合わせで『破壊神』となる悪魔合体を実行して物理戦闘に特化した大悪魔を作成する。
「……我は【破壊神 アスラおう】なり。……ふむ、中々にの面構えよ。汝が我がサマナーに相応き意思を持つ限りは力を貸すとしよう。今後ともよろしく」
「分かった、よろしく頼む」
| 破壊神 | アスラおう | LV87 | 火炎反射 氷結・破魔無効 物理・呪殺耐性*12 |
| ・マッスルパンチ+3 ・冥界波+3 ・ヤブサメショット+3 ・アギバリオン+5 ・至高の魔弾+3 ・大活脈 ・物理プレロマ ・物理ギガプレロマ ・ハイリストア ・セーフティ ・氷結無効 ・物理耐性 |
出来たのが三面六腕の偉丈夫の姿をした大悪魔【破壊神 アスラおう】だ。フツヌシから自動効果スキル及び【ヤブサメショット*13】のセットを継承して、更に本人がレベルアップで覚える【物理ギガプレロマ*14】と合わせて物理攻撃に特化させた仲魔となっている。
対ボスとしての物理アタッカー要員以外にも引き続き雑魚敵の掃討やプレスターン稼ぎも出来るけど、補助の役割補助切り捨ててるので完全にアタッカー運用特化になっている感じで。
「さてと時間も押してるから次はオンギョウキだ。今のままだと力不足だから合体希望と」
「悪魔合体を得ずに仲魔になった身だからステータスが多少劣る上、物理も万能も私以上がいるからな。今後のサマナーの為にも悪魔合体で更なる戦力の強化はいるだろう」
次はオンギョウキ、まあ合体を得てないクエスト報酬で貰った枠だからステータスが多少劣るし、万能と物理ギガ使えるのは強いけど明確な役割を持てる訳じゃないから合体による強化を狙う。
まず交渉で引き入れた【鬼女 クロト】と合体させて【物理無効】などの必要なスキルを引き継がせた【堕天使 アドラメレク】てして、次に全書の【幻魔 フィン・マックール】と合体させれば堕天使と幻魔で『邪神』となる組み合わせになり……。
「オォレハ【邪神 マダ】ダァ! コンゴトモヨロシクゥ!!!」
「ああ、よろしく頼む」
| 邪神 | マダ | LV86 | 火炎吸収 物理・氷結・呪殺無効*15 |
| ・アカシャアーツ+3 ・トリスアギオン+3 ・メディアラハン+3 ・ランダマイザ+2 ・力のドナム+2 ・大活脈 ・大魔脈 ・セーフティ ・物理無効 ・氷結無効 ・不屈の闘志 |
出来上がるのは酔った様なハイテンションながら異形の悪魔【邪神 マダ】である。スキル構成に関しては物理・魔法・回復・補助を必要に応じて使えてフィン・マックールから【不屈の闘志*16】も継承させて生存能力を上げてみた。
秀でた所後無くて良いのか所言われそうだがマダの最大のメリットは邪神族である事、マガツヒスキルの中でも有用性が高い【貫く神気*17】が使えることだからな。なんか【ランダマイザ*18】とかも覚えて来たので、手持ちの【スイキの写せ身】と【ラケシスの写せ身】からそれぞれ【力のドナム*19】と【魔のドナム*20】を取得させて補助を重視する様に調整した。
「じゃあこれで既存の仲魔の強化は終わりで次は新しい仲魔を用意するぞ。まずは破魔に特化したヤツだ」
『レベルは足りてるから特殊合体で“あの大天使”が呼び出せる筈だ』
そういう訳で全書に登録されてる【天使 ソロネ】に低レベル悪魔を合体させて作ったエアロスを合体させてランクダウンさせ【破魔プレロマ】【呪殺無効】【大活脈】【大魔脈】【セーフティ】を覚えさせた【天使 ドミニオン】を用意します。
そこに同じく全書内の【大天使 メルキセデク】と【堕天使 アドラメレク】による三身特殊合体を試みる。以前のダアトにおいて天使の中でもトップクラスにまともなヤツだったから、この世界でも大丈夫だと良いんだが……そうして呼び出されたのは金色の衣装に白と黒の翼を持った大天使であった。
「……ふむ、【大天使 アブディエル】召喚に応じて参上した。お前が私を呼び出したサマナーだな。……成る程、“汚染”などはされていない様だな。であれば汝が神が齎した人の世の秩序に反しない限り力となろう」
「まあ今の世界の秩序と人道に反する様な行いをするつもりはないが、所で今の世界で大天使とか信徒のメシア教徒の一部が今の世界の一般的な人道に反する様な非人道的な事してるけどどう思う?」
「……私は常に神の秩序を守り人の子を導く為に“正しき行い”を心掛けているが、それが常に“正しい結果”に繋がるとは限らないとも分かっている。故に神の教えの元に誤った行いを成し人の子と今の世界の秩序に反する者がいるのであれば、例え
「分かったそれで良い、俺が人の道に反する様な事があるなら止めてくれて良い。今後ともよろしく頼む」
「良いだろう、今後ともよろしく」
| 大天使 | アブディエル | LV84 | 破魔反射 火炎・呪殺無効 電撃・衝撃耐性*21 |
| ・アカシャアーツ+2 ・ナルカミ+2 ・妖花烈風+2 ・ハマバリオン+5 ・落光+5 ・大活脈 ・大魔脈 ・破魔プレロマ ・破魔ギガプレロマ ・セーフティ ・火炎無効 ・呪殺無効 |
呼び出された【大天使 アブディエル】と話してみたが少なくとも理性的で神の秩序最優先であってもある程度は融通を効かせてくれる、嘗てのダアトでメシア教穏健派を守護していた『アブディエル』に近い性質っぽいので大丈夫そうだな。
尚、コンセプトは強力な専用スキル【落光*22】をプレロマで強化する破魔特化型であり、更にレベルアップ時に貰った【ミトラスの写せ身】より【ハマバリオン*23】を継承させて単体攻撃にも対応できる様にしてある。他にも各種攻撃スキルを入れたアタッカーって感じだ。
「さてとマッカはまだ残ってるから次は呪殺特化型。【チェルノボグの写せ身】で【呪殺プレロマ】は写せるから全書合体をソォイ!」
「まだ続くのか! いつかは、やがていつかは(終わるかも)とそんな甘い毒(定時帰り)に踊らされ! 一体どれほどの時を戦い(悪魔合体作業をし)続けて来た!!!」
なんか悪魔合体が進むにつれて俺もクルーゼさんも雑になってるとも言えるが、俺は肉体的にはそこまで疲労はしないのだが邪教の世界の合体方式を再現したせいか合体の際にはそれなりに神経削るし、クルーゼさんも連日の悪魔合体の疲れもあるので精神を鼓舞する為に半ばヤケクソ気味にテンションを上げているだけである。
勿論、精神的な疲労で合体をミスる様な事は俺もクルーゼさんもしないのだが、こういうのは気の持ち様みたいなもんで発言だけでも勢いよくした方が気が紛れる……そう訳でサクッと全書の【破壊神 ザオウゴンゲン】と【軍神 フツヌシ】を合体させて魔神族の悪魔を招来する。
「……私は【魔神 ヴィシュヌ】だ。今後ともよろしく」
「よし事故らなかった! 今後ともよろしく!」
「……随分とテンションの高いサマナーだな」
| 魔神 | ヴィシュヌ | LV90 | 破魔・呪殺反射 物理・火炎無効*24 |
| ・マハンマバリオン+4 ・ムドバリオン+6 ・マハムドバリオン+6 ・メディアラハン+3 ・大活脈 ・大魔脈 ・呪殺プレロマ ・呪殺ギガプレロマ ・不屈の闘志 ・セーフティ ・火炎無効 ・呪殺反射 |
うんゴメンね、時間が押してて急いでるのもあってちょっとテンションがおかしくなってたから元に戻すわ……そういう訳で気を取り直して呼び出されたのは多腕の美丈夫な悪魔【魔神 ヴィシュヌ】。インド神話におけるビッグネームだな。
スキル構成は分かりやすく【マハムドバリオン*25】と【ムドバリオン*26】をプレロマ系で強化する呪殺特化アタッカー。耐性も優秀だし回復や【不屈の闘志】も使えるから生存性は高い感じに調整した。
「そろそろ時間だし話のネタも切れたから次で最後の合体だな。さっさと終わらせよう」
『一気にテンションが下がったな』
「ルーチンワークの合間には時折奇妙な行動を取りたくなる事って結構あるじゃないか」
そんなこんなで最後の合体、まずは全書登録されてる【大天使 ラファエル】と【龍王 ユルング】を合体させて必要なスキルを継承した【堕天使 アドラメレク】を作成。そして出来上がったアドラメレクに全書の【軍神 フツヌシ】を合体させて【地母神 アリラト】を作り、最後に【精霊 アーシーズ】を合体させる精霊合体によるランクアップを実行すれば……。
「……私ハ【地母神 イナンナ】。コンゴトモヨロシク……」
「ああ、よろしく頼む。ちょっとダウナーな感じなのか」
「イエ、ニンゲンノ言語ヲ話スノニ少シナレテナイダケヨ。カロウジテ日本語ヲ話セテル辺リサマナートノ契約ノオカゲカシラ」
| 地母神 | イナンナ | LV88 | 火炎・氷結・電撃・衝撃・呪殺無効 物理耐性*27 |
| ・熱りたつ豪雹+5 ・熱りたつ雷光+5 ・熱りたつ大嵐+5 ・殺風撃+5 ・マハザンバリオン+5 ・大活脈 ・大魔脈 ・衝撃プレロマ ・衝撃ギガプレロマ ・セーフティ ・物理耐性 ・呪殺無効 |
呼び出されたのは異質な外観をした鳥の様にも見えなくもない悪魔【地母神 イナンナ】である。耐性スキルてお約束の自動効果スキルをフツヌシから、強力な衝撃属性スキルである【殺風撃*28】【マハザンバリオン*29】【衝撃ギガプレロマ*30】をラファエル継承させつつ、最後に【フウキの写せ身】より【衝撃プレロマ*31】を取得させた衝撃スキル特化型だ。
イナンナは専用スキルの【熱りたつ〇〇*32】シリーズで四属性の特大威力単体攻撃が出来るのが売りだけど、俺の仲魔枠には衝撃特化アタッカーがいなかったのでその穴を埋める形でスキルを調整してみた。サブには仲魔で使い手ぐらい少ない氷結と電撃を残す感じ、火炎属性は覚えてる仲魔が多いしな。
「それに俺が仲魔にした悪魔の中で高レベルの衝撃スキル使いがかなり少ないからな。と言うかラファエルぐらいしかいなかった」
『サブで衝撃スキルを覚える悪魔はいたのだがレベル70以上で衝撃特化型はラファエルぐらいしかいなかったからな』
「別にラファエルでも良かったけどせっかくだから専用スキルが使えるイナンナにしてみた訳だ。……後は大天使は話が合うか分からんから」
まあ、今の俺たちでも合体で作った大天使の分霊なら普通に従えるぐらいは出来ると思うが、前の世界でもメシア教は結構アレだったしこの世界でもアレな噂が多いからな。試しに呼んでみたアブディエルは大丈夫だったけど、ここから更に大天使の人格ガチャをするのもちょっとねって事で。
……それとアブディエルやマリアから少し話を聞いたけど聖書系天使の本体の様子がおかしいらしいしな。流石に合体で呼ばれた分霊なら大丈夫だと思われるが後で詳しく話を聞いた方が良いか。
「さてと、後は残り時間で少し写せ身合体を使って仲魔のスキルを調整するか……非戦当時の回復役はイズンにやらせれば良いかな【チャクラウォーク】覚えてるし。戦闘時に使わないならMP効率的に【シルキーの写せ身】から【ディアラマ*33】を覚えさせてと」
『それとガルーダには【テトラカーン*34】を覚えさせておくか。補助特化型の彼女に覚えさせておいた方が使い勝手は良いし。後で経典を使って適正をあげても良いかも知れん』
「相変わらず写せ身合体による仲魔のスキル調整があっさり出来るのは反則だな。……知れば誰もが望むだろう。君の様でありたいと!」
「うんまあかなりチートなスキルであるとは自覚してるけど、代わりに俺は御霊合体とかで仲魔のステータス上げたりは出来ないんですけどね」
ナホビノの契約が特殊なのか、或いは俺達が神造魔人ベースだからなのかは分からんが相変わらず悪魔合体が出来るのもクルーゼさんの所の専用儀式場だけであり、どうも仲魔に特殊な神意による加護を与えているからなのか御霊合体などによる強化は実行不可能だったからな*35。
……そうして今ある写せ身を使って可能な限り仲魔のスキルを調整し終わった所で予約時間終了1分前となった。ギリギリだったが懐のマッカが羽の様に軽くなるまで使い切っただけの成果はあったと信じたい。
「それじゃあ今日はこの辺にしておきますね。またレベルが上がったら予約します」
「まあレベル80後半ならそうそうレベルが上がったりしない……筈なんだがな、今の環境だと普通に上がりそうな所が怖い。今では週一ペースでレベルが上がったから仲魔の更新だとか珍しくなくなってるからなぁ。……どうしてこんな所まで来てしまったんだろう、私達の世界は……」
「それは別キャラの台詞では? でも世界を滅ぼそうとする連中が沢山いて、それを阻止する者達もいる辺りこの世界はコズミック・イラにノリが近い世界なのかも」
「流石に種世界よりもマシだとは思いたいなぁ。まだ核ミサイルも飛んで来てないし」
まあ種世界みたいに核ミサイル乱舞する様になったら普通は終わりだけどね。しかし種自由結構評判が良いって話だし見に行ってみようかな。種も種運命も20年近く前の作品だから昔Blu-rayで見たぐらいだが。
「どの道、他のメンバーが今忙しいから新しい仲魔の調整の為に異界に行くのも危ないしな。今の環境だとレベル80超えてもソロだと事故る可能性があるし」
『サマナーはサマナー自身が倒された時点で全滅だからな。出来れば人間の仲間とパーティーを組んだ方が安定する。……この世界に来てから本当に人間の仲間の有り難みを実感した』
「それな。……昔みたいな一歩間違えれば死ぬソロ行動とかやってられんよ。レベルに関してもここまでになったら近場の異界程度じゃ早々は上がらない(筈だ)からな。この世界だとどんな仲魔でも一発レベルアップさせられる【魔導書*36】が大量に手に入るとかはないから」
『この世界では【福音書*37】も見当たらないしな。……昔の最盛期であるレベル99まで上げるのは厳しいか。戦力的には御前相手でも戦いになるぐらいに揃えられたと思うが』
こんな経験値増強アイテムがそこらに偶に出てくる御霊を倒したらドロップした辺り、今思うと明らかに昔【ダアト】って世界は色々と可笑しかったんだよな。多分【魔人王】が作った世界って話だから目的である『至高天』云々に辿り着く細工とかだったのかも知れんが。
……まあ、その分今は一人で何とかしなくても良いからレベルアップの速度が多少遅くてもどうにかなるんだがな。やっぱり人間でチーム組む事の素晴らしさと戦いやすさを知ったらもうソロには戻れん。
「ただ、前世の最盛期レベルまで戦力は揃えられたと思うが、それでも【魔人王】相手に勝てるかは怪しいし、御前も今思えば以前戦った時は撤退優先で攻め毛が薄かった気もするし、多分倒されても逃げられる感じで戦ってた可能性もある」
『今の世界では全盛期の俺達でも『ちょっと強いデビバス』ぐらいだからな。……だからと言って此処から一気に強くなる、或いは前世の俺達以上の実力を得るお手軽な方法がある訳でもない』
「仕方ない地道にやって行こう。まあ今は動けないし他のメンバーが復帰するまでは息抜きでもするかな。せっかくだから時間が合えば映画でも見るか、後はソシャゲのイベントでもこなすか。確か良い感じの尊い百合モノの新刊が売ってる筈だから本屋にでも行くのも良いな。ブレーザーの映画はまだ先だが……それまでは何としても世界を存続させねば」
『まあ、次の戦いの為にも休息は重要だからな。やろうと思えば一週間近くは無補給で動ける我等だが肉体も精神も万全の状態にしておくのに越した事はない。モチベーションは重要だとおれもこの世界に来て学んだ』
幸い最近はそこまで大きな事件もない(比較的)らしくGPも安定しているので身体を休める事は必要だろうな……どうせまた暫くすれば何か厄介事が起きるんだろうし、そうなればグランギニョル社とかから呼び出しが来るんだからそれまでは趣味の時間を取っておこうか。
あとがき・各種設定解説
ヤマト&アオビト:大体全盛期ぐらいの総合戦闘力は取り戻した
・サマナーとしては仲魔は十数体用意して必要な役割を割り振って状況に応じて使い分ける、レベルが上がったらより強い仲魔に更新すると言うタイプで、仲魔の運用技術ヒュージそこそこだがナホビノ・神造魔人としてのスペックでカバーしているタイプ。
・レベルは前世と比べるとまだ足りてないが知識や戦闘技術面では前世より上がっている上に仲魔の質も前世の経験からより洗練させてるので総合的な戦闘力は大凡取り戻したが、これでも現環境だとソロでは普通に事故ったりヤバいのに突発遭遇すれば普通に負けると思ってる。
・ちなみに他のDATメンバーが装備品の修復・新調中であり、チームとして保持していた消費アイテムも二度に渡る長期戦によって殆ど使い切っているので現在DAT隊としては休業中。
・だが、二度に渡る高レベル悪魔との長期戦のお陰で他のメンバーも限界突破してレベルは(ナホトラマンよりも上がり幅は低いが)上がっており、大体平均70後半から80前後ぐらいになっている。
・なので装備品に頼る必要のない彼等は現在暇してるので悪魔合体したり休憩したり映画見たりしつつ、グランギニョル社からのちょっとした依頼を他のデビルバスターと一緒に行ったりしている模様。
クルーゼ:語録を言う程度には余裕がある
・邪教の世界擬似再現型の悪魔合体だが上昇するレベルやステータスがサマナー次第で安定しない、実は事故率も結構高いなど後々の実験で色々問題があったので正式採用にはまだ時間が掛かる……と言う名目で一般には実装されていない。
・以前のヘビクラ隊長の時に上手く行ったのは彼が魔界帰りで高レベルサマナーだった事などが理由であり、今は上手くいってもステータス上昇は誤差レベルの最小限、呼び出されるのは真5軸の悪魔のみでレベルアップもその悪魔がスキルを覚えるレベルまでと言った仕様になる予定。
・だがその応用で普通の悪魔合体用サービスを真5軸の悪魔合体法則に変更して色々とデータを取っており、元から事故上等の不安定さがウリの趣味の悪魔合体師である風評を利用して過労死しない程度に働きながら研究も並行している。
・まあ仕事に研究と忙しいのでバイトを増員したりもしても中々暇が取れず話題の種自由映画が見れないのが悩みだが、これでも邪教の館では大分上手く回している方なので過労死からの蘇生までやらされてる他が聞けば血涙を流して羨ましがる模様。
読了ありがとうございました。
種のテレビシリーズがもう二十年以上前の話なのかー。リアタイで見てた様な気がするんだが……(実年齢がバレる表現) 種自由も見に行ってみようかな。