転生したら指輪の魔法使いだった。   作:桐野 ユウ

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ウィザード対白老

ウィザードラゴンの力が解放されたことで、ハルトはさらに上の姿ドラゴンスタイルというのを再び入手をした。

イフリートとの戦いでの成長が、自身の力を使いこなせると判断をしたウィザードラゴンにより解放されたのである。

その日の夜にドラゴンスタイルの変身をしてチェックをしてから家の方へと帰り、眠りについた。

 

次の日の朝、ハルトはリムルの家へと行くと二人の女性がリムルを乗せており、一人は鎧を付けた人物だが、見たことがあるので名付けをしたのだな?と思いながら話しかける。

 

「ようリムル、名付けをしたみたいだな?」

 

「えぇ、リムル様より頂戴した名、ベニマルを名乗っております。」

 

「同じくシオンです。」

 

「シュナです。」

 

「わしはハクロウじゃ。」

 

「んでそっちの忍者は?」

 

「ソウエイの名を賜りました。リムル様のご回復お喜び申し上げます。」

 

「なるほど、しかもオーガから、鬼人に進化を遂げたか。」

 

『なるほどの、リムルの魔素はハルト、お前さんと変わらないぐらいかもしれないな。』

 

ウィザードラゴンが中でそういい、ハルト自身は苦笑いをしながらハクロウ達の力が前に交戦をしていた以上になっているのを感じていた。

 

「ハルト様、お主の力・・・・・・改めてわしと確認をしたいのじゃがよろしいですかな?」

 

「えぇ構わないよ?」

 

お互いに外に出て、ハルトはウィザードライバーを起動させて素早さに対抗をするため緑色のウィザードリングをセットをしてシフトレバーを動かす。

 

【シャバドゥビ タッチ ヘンシン!ハリケーン プリーズ!フーフー!フーフーフーフー!】

 

ハリケーンスタイルへと変身をして、ウィザーソードガンを構える。ハクロウも腰につけている刀に手を添えたのをでお互いに構える。

 

(正直に言えば、隙が全然見えない。確かハクロウはオーガの三倍以上生きていると言っていたがってやば!!)

 

一瞬で接近をしてハクロウの刀をウィザーソードガンでガードをする。あまりの速さにハルトは仮面の奥で冷汗をかいており、ハクロウの連続した太刀をはじかせながら後ろの方へと下がりリングを変えてハンドソーサを開いた。

 

【キャモナスラッシュ シェイクハンズ!エクステンド!プリーズ!】

 

ウィザーソードガンを魔法陣を通すと刀身が伸びてハクロウに向かって切りかかっていく。

 

「魔法ですな?ですが!」

 

ハクロウは素早く動いてウィザードが放った伸ばした刀身の攻撃を交わしているので驚いている。

 

「まじか・・・・・・」

 

「もらいましたぞ!!」

 

【コピー!プリーズ!】

 

するとウィザードが二人に別れて構え直している。

 

「なんと、二人になったのですか!?」

 

「「まぁそういうことだ!さらに!」」

 

【フレイム!】【ランド!】【【プリーズ!】】

 

さらにフレイムスタイル、ランドスタイルへと姿を変えて構え直す。

 

「ふ!」

 

「は!!」

 

二人のウィザードの攻撃をハクロウは冷静にはじかせているので、二人のウィザードは驚いてしまう。

 

「流石とだけ言っておくよハクロウ。」

 

「てか二人の攻撃を一閃ではじかされるって・・・・・・」

 

「はっはっはっは!長い間生きていた証拠ですわい!ですが、ハルト様の力・・・・・・このハクロウ、確信をえました。」

 

ハクロウが武器を収めたので二人のウィザードもウィザーソードガンを降ろす。そして一人になりフレイムスタイルのウィザードが残った。

 

「やはりハルト様は遥か昔の書物に書かれているウィザードですね?」

 

「ハクロウ、昔の書物とは?」

 

「遥か昔、一つの魔法戦士がおりました。その戦士は指輪を使い様々な絶望を希望へと変えてきたと書かれておりました。そしてハルト様の姿は書物に書かれているウィザードそのもの・・・・・・わしも戦って感じましたが、今ので確信を得ました。」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・」

 

ハルトは変身を解除をして、さてどうしたものかと考えていたがソウエイが現れる。

 

「おうソウエイどうしたんだ?」

 

「はい、リザードマンの一行を目撃をしました。この辺に現れる事態が珍しいので報告にまいりました。」

 

「リザードマンが?ソウエイ、念のため奴らがこの村へ来る可能性はあるか?」

 

「おそらくは・・・・・・」

 

「リムル、いかがする?ハクロウは少し話をしよう。」

 

「そうだな、念のためリザードマンがなぜ俺たちの村へ来るのかわからないからな、警戒はしておくさ。」

 

そしてハクロウを連れて少し離れた場所へ着いた。

 

「さて、ハクロウ・・・・・・お前の読み通り正解だ。あれだけを書物を見ていたのか?」

 

「はい、故郷の方で死にかけていたのですが・・・・・・その時に読んでいたものでして・・・・・・ですが、オーク達に村を襲撃された際に消失をしてしまいまして・・・・・・」

 

「そうか・・・・・・だがリザードマンがこの辺をうろついているのは、オークが関連をしているんじゃないかな?何事もなければいいが・・・・・・」




次回 リムルの村にリザードマン一行が現れた。ガビルと名乗ったリザードマンに対してリムルはゴブタに挑ませる。

次回「リザードマンガビル現る」

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