転生したら指輪の魔法使いだった。   作:桐野 ユウ

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現れたゲルミュッド

オークと交戦をしているウィザード達、ランドドラゴンの姿のまま交戦をしていると魔力の増大を感じて上の方から、誰かがやってきた。

そしてそのまま地面へ着地をするが、疲れているのか息が上がっていた。

 

「これはいったいどう言うことだ!このゲルミュッドさまの計画を潰しおって!」

 

「計画?潰して?」

 

「貴様がさっさと魔王に進化をしていれば、上位魔人の俺様が出むことはなかったのだぞ!!」

 

ゲルミュッドと名乗った魔人は、ゲルドに杖を向けておりガビルは彼がつけたと判断をしてウィザードは別のリングを装着をしてシフトレバーを動かして別の姿に変身をする。

 

【ウォーター・ドラゴン!】

 

ウォータードラゴンに変身をしてゲルミュッドに接近をしてウィザーソードガンを振るうが、交わされる。

 

「なぜ貴様が生きている!?貴様はあの竜の女の前で死んだはず!」

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

ゲルミュッドが竜の女の前で死んだという言葉を言った瞬間、彼はシフトレバーを動かして魔法リングをウィザードライバーにかざす。

 

【バインドプリーズ!】

 

ウィザードのバインド魔法がゲルミュッドを捕まえて、鬼人達がゲルミュッドを囲んでいく。

 

「ハルト様、悪いですが・・・・・・こいつは、俺達の仲間の敵なので」

 

「あぁ好きにして構わない。」

 

シオン、ハクロウ、ベニマルがバインド魔法で動けないゲルミュッドを痛めつけていく、リムルが行こうとしたのをウィザードは止めようとした時、ゲルドと呼ばれた人物がゲルミュッドの方へと向かおうとしたのを見てシズ達は止めようとしたのだが、ゲルドと呼ばれた人物は、持っている剣でゲルミュッドの首を切断した。

 

「「!!」」

 

そのままゲルミュッドの体を食べていき、全員が驚いているとゲルドの体から妖気が放たれていくが、リムルは離れろといいウィザード達も離れるとオークの死体が負傷をしていくのを見て、ウィザードは仮面の奥で冷汗をかいている。

 

「おいおいまじかよ・・・・・・ゲルミュッドを食べたことで、奴は魔王に進化をしたってことかよ。」

 

「我はゲルド、オークディザスターゲルドと呼ぶがいい!!」

 

『ハルト!奴の力はわしが思っている以上に上がっている気を付けろ!』

 

「言われなくてもわかっている!」

 

【フレイム・ドラゴン!】

 

フレイムドラゴンに変身をして、ウィザーソードガンのハンドソーサーを開いて魔法リングをハンドソーサーにかざす。

 

【コピー!プリーズ!】

 

ウィザーソードガンがもう一個増えてオークディザスターゲルドに接近をしてウィザーソードガンを振り下ろす。

ゲルドは持っている剣を使いウィザードが振り下ろされるソードガンを受け止めてはじかせた。

そこにシオンが突撃をして大剣を振るうが、ガードをする。

 

【キャモナシューティングシェイクハンズ!フレイム、シューティングストライク!】

 

「は!!」

 

二丁のウィザーソードガンから炎のドラゴンの弾が放たれてゲルドに命中をする。さらにハクロウの素早い斬撃がゲルドの首を切断させた。

だが、ゲルドは首を切られても動いてハクロウは驚いている。そして首を拾い接続させる。

 

「おいおいまじかよ。あいつ、再生能力を持っているのか?(だがどうする?エレメンタルドラゴンの力を解放させれば奴に勝てると思うが・・・・・・今のエレメンタルドラゴンとして勝てるかもわからないからな。)」

 

ハルトはどうしたらいいのかと考えていると、リムルが横を歩いてきた。

 

「ハルト、後は俺に任せろ。」

 

「リムル、お前・・・・・・何かあるのか?」

 

「まぁな、だから下がっていてくれ、お前魔力を消耗をしているだろ?」

 

「あ、ばれた?」

 

「当たり前だ、お前が一番最初の仲間だろうが・・・・・・」

 

リムルはため息をついて、ハルトは仮面の奥で苦笑いをしながらシズたちと共に後ろの方へと下がり、リムルは歩いていきオークディザスターゲルドに構える。

ちなみにガビルは、ゲルミュッドの攻撃から彼の部下、そしてリムルが助けた。

 

オークディザスターゲルドは剣を構えて振り下ろすと、リムルがいつのまにかゲルドの手を切り裂いていた。

 

(あれは、大賢者だな?なるほど、リムルの奥の手・・・・・・大賢者を使い戦わせることだな?さてお手並み拝見といこう。)

 

ウィザードはリムルの動きなどが変わったので、大賢者だな?と思いながら見ていると素早く動いてリムル事大賢者は持っている剣に黒い炎を纏わせて剣を叩き折る。

だが魔王と名乗ったることもあり、再生能力などが速くなっている。

ゲルドは両手から連続した光弾を放つが、大賢者は冷静に光弾を両手で吸収をしているが、ゲルドは後ろの方へと回りこみ大賢者をつかんでしまう。

 

「「あ!!」」

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

「ふっはっはっは!このままくらってやるわ!!」

 

すると地面に魔法陣が発生をしてフレアサークルが発動をする。だがゲルドはフレアサークルの炎の耐性を取得をしてしまい、大賢者はすぐに再演算をしようとした時、リムルの目が変わった。

 

するとリムルの体が溶けていく、シズはもしかして?とハルトに聞いた。

 

「ねぇハルトさん。」

 

「あぁ・・・・・・リムルの捕食だ。だがいくらリムルでも魔王相手に捕食ができるのかわからない。」

 

魔王ゲルドの体を巻き付いていき、捕食同士の戦いが始まっている。ゲルドは抵抗をしていくがリムルは捕食を続けていく。

そしてついにリムルが勝った。上空へと飛びあがりリムルは人型を生成をする。

 

「お休みだゲルドよ。安らかに眠ってくれ。」

 

「やったなリムル。」

 

『見つけた!ぐおおおおおおおおおおおおおお!!』

 

【脅威!大きな何かが接近!】

 

「何!?」

 

リムルは見ると獅子のような顔に鳥、カメレオン、イルカ、牛が合体をしたものがウィザードに接近をしてきた。

 

「何?が!!」

 

その謎の物体はウィザードの中に入っていく。

 

「が・・・ぐう・・・がああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」

 

ウィザードは地面を倒れて、何かの力が介入をしようとしていた。

 

(な、なんだこれは!?俺の中に何かが・・・・・・)

 

「ハルト!」

 

「ハルト様!!」

 

「しっかりするッス!!」

 

オークディザスターゲルドはリムルによって捕食されて、オークとの戦いは終わった。だがハルトは何かが彼の中に入りこんで苦しんでしまう。果たして・・・・・・




次回 ハルトが眠っている間、話は色々と進んでいた。一方ハルトは目を覚ますとライオンに牛、鳥、イルカ、カメレオンの頭部を持ったウィザードラゴンみたいなのが目の前に現れる。

次回「現れたもの」

「お前は・・・・・・」

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