転生したら指輪の魔法使いだった。   作:桐野 ユウ

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現れたもの

リムルside

 

魔王へと進化をしたオークディザスターゲルドは、俺が捕食をすることでオーク達との戦いは終結をした。

だが安心をしたのもつかの間、突然として謎のキマイラみたいなのがハルトの中に入りこんでしまい、あいつは倒れてしまう。

そして俺達はリザードマン、ゴブリン、鬼人、トレイニーさん、そしてオークが集まりこの戦争の後のことについての話し合いをした。

こういうのは、俺は苦手なので本当だったらハルトにしてもらいたかったのに・・・・・・俺はシオンに抱えられながらいるが、まぁ俺が思っていることを伝えるしかないな。

 

オーク達の罪を俺の責任ってことにすることにした。おそらくハルトがここにいたのなら一緒のことを言っているだろうな?

 

「ま、待ってください!いくらなんでも道理が!」

 

「これは魔王ゲルドとの約束だ。」

 

まぁリザードマン達も納得をしてないと思っていたが、下がってくれたので驚いている。

オーク達も各地に散りそこで技術などを学んだりして、後は大同盟でも組んだらいいなと言う。

ちょっと待って?なんで全員が膝をついているの?とトレイニーさん?

 

「リムル様をジュラの大森林の盟主として、ここにはおられない仁藤 ハルト様を副盟主として認め、ここにジュラの森大同盟は成立をしました!」

 

何いいいいいいい!俺が盟主だと!?そしてハルトが副盟主!?ってすまない・・・・・・ハルト、お前が寝ている間に色々と決まってしまった。

 

リムルside終了

 

突然として謎のものが体の中にはいり苦しんでいたハルトは戦いの後、すぐに村の方へと運ばれて現在は布団の上で寝こんでいた。

誰も入らないように彼の家の前をボブゴブリン達が立っている以外を覗けば・・・・・・そんなハルトの精神世界、彼は目を覚ますとウィザードラゴンが何かと交戦をしているのを見た。

 

『ぐおおおおおおおおおおおお!!』

 

五つの顔をした何かがウィザードラゴンに対してビームを放ちドラゴンが交わしてブレスを放っているところである。

 

「いったいなんだ!?あれは!!」

 

『ハルト!目を覚ましたか!』

 

『ほーう、奴が・・・・・・』

 

『待て!!』

 

交戦をしていた敵はハルトに気づいて、彼の目の前に着地をした。ハルトは相手がウィザードラゴンのような機械的な体をしていたのでじーっと見ていた。

 

(ライオン、イルカ、牛、隼、カメレオン・・・・・・こいつはいったい。)

 

『我の名前はビーストキマイラ!我は貴様の大きな魔力に誘われてあの場へときた。そして我は貴様と契約をする!貴様の魔力の提供に我の力をお前に貸す!』

 

『貴様!ハルトの魔力を奪うつもりか!』

 

『それが我だからだ、貴様も同じだろうが?』

 

『俺は貴様とは違う!』

 

喧嘩をしているウィザードラゴンとビーストキマイラ、犬猿の仲だな?と思いながらもハルトはビーストキマイラに答えを出す。

 

「いいよ」

 

『ほーう、流石エレメンタルドラゴンと言った方がいいか?』

 

「わかったんだ?」

 

『お前の中に入った時、竜の紋章が現れた。その竜の紋章こそエレメンタルドラゴンとなる証でもあった。よかろう!我の力・・・・・・貴様に託すぞ!』

 

ビーストキマイラは光りだして、ハルト自身は目を閉じてしまう。彼は目を覚ますとどこかの家だったので荷物などを見て自分の家だなと判断をする。

そして彼の目の前には指輪が6つあったので見るとライオンの顔をしたリング、隼のリング、牛、カメレオン、イルカ、そしてプラモンスターを呼ぶためのリングが一つ置いてあった。

 

「これがビーストキマイラのリングってことか、俺が使用をするリングとは少し形状が違うみたいだな?」

 

「目を覚ましたみたいだなハルト?」

 

「リムル?・・・そうか、俺が寝ている間に色々と終わったみたいだな?」

 

「あぁ副盟主殿。」

 

「・・・・・・ん?今何て言った?」

 

「だからこのジュラの大森林大同盟の副盟主って言ったんだよ。」

 

「はああああああああああああああ!?」

 

リムルの言葉を聞いて、ハルトは叫んでしまう。自分が寝ている間に副盟主となっていたので驚いてしまう。

 

だがハルト達は知らない、現在こちらに向かっている目からハイライトを消した女性が向かっていることを・・・・・・そしてこれから起こる事件もまだ知らない。




次回 リムルは15万人のオーク達の名付けを終えて、魔素を完全に使い切ってしまう中、ハルトは何をしているのか?街へと進化をしようとしている作業の指揮をしていた。
だが、突然として強大な力を感じてソウエイからの連絡でリムルやシズもハルトのところへと来た。

そして一人の女性がゆっくりと降りたつ。

次回「再会」

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