前世の世界で突き飛ばされて電車に跳ねられた仁藤 ハルト、彼はかつての世界で目を覚まし、相棒であるウィザードラゴンのおかげでかつての世界での記憶を取り戻して、かつて変身をしていたウィザードの能力を取り戻す。
そこに現れたスライムに対してウィザーソードガンを構えたが、敵意がないと判断をして銃を降ろす。
声が聞こえて振り返るとでかいドラゴンがいた。
『まさか、お前が生きているとはなハルト。』
「色々とあってな。ヴェルドラ、なんでお前は洞窟の中にいるんだ?」
『まぁ色々とあって300年前に勇者と戦いこの洞窟に封印されてしまったんだ。長かった・・・・・・300年というのは、誰も話す相手もおらず退屈をしていたら、そこのスライムとお前がいたというわけだ。』
『全く、勇者に封印されるとは情けない竜だなお前は。』
『む!?その声はウィザードラゴンか!?』
『まぁそんなことはどうでもいいじゃないか?だが問題は、スライムが困っているじゃないか?』
一人と一匹が話している中、スライムは混乱をしており話についていくことができなかったが、すぐにヴェルドラはスライムと話をしている中、ハルトはその様子をうかがいながらウィザードラゴンと話をしていた。
「・・・・・・一応あっちの世界でも鍛えていたが、魔力の低下は痛いな・・・・・・」
『まぁあっちでは魔法が存在をしない世界だったからな、それに貴様は記憶を失い我自身も眠りについていたからな。仕方がないさ。』
自身の魔力の低下などを考えて、名付けられているのを聞いていた。
『今から我はヴェルドラ=テンペストと名乗るとしよう!そしてお前は今日からリムル=テンペストを名乗るがいい!!』
リムルと名付けられたスライムは、ヴェルドラを捕食をするかのように吸収されて行く。ハルトもヴェルドラに施されている無限牢獄の封印を解除をすることができないので、彼自身の中に収納されることになった。
「さてリムルだっけ?これからどうする?」
(うーんそうだな、って俺の声聞こえないだっけ?)
「いや、念話を使ってお前と会話をするが、やはりしゃべれないのは苦労をするな。」
それからリムルと共に歩きながら、様々な魔物たちが襲い掛かるがリムルは水刃を使いモンスターを倒していき、捕食をしていく。
ハルトはウィザーソードガンを使い変身をせずに援護をしながら、リムルが捕食しやすいように倒していき、扉を見つける。
「・・・・・・誰かが来るな?リムルは隠れていてくれ。」
【ステルス プリーズ】
ハルト自身は透明化の状態となり扉が開いて三人の冒険者が入ってきた。彼はどうするかとリムルに念話を送る。
(いや、やめておくよ。それで襲われたりしても嫌だからさ。)
(わかった。)
二人は扉が開いたので、そこから脱出をして洞窟の中を探索しながら魔物を倒しながら、休憩をしてハルトはコネクトの魔法でどこからかご飯を調達をしていた。
(それどこから?)
「気にするな、ある場所から取った。」
リムルはハルトがどこから調達をするんだ?と思いながらも彼は気にせずに食べてからリングを装着をして腰に触れる。
【ガルーダ!プリーズ!】
(うわ!?なんだそれ!?)
「これはプラモンスターと呼ばれるまぁ使い魔みたいなものだ。」
ガルーダと呼ばれたプラモンスターのリングをセットをして、この先を偵察をしてくるように指示を出してガルーダは飛んで行く。
その間にハルトはリムルが何かをしている気がするが、目を閉じて魔力を回復をするため眠りについた。
「おいハルト!起きろよ!」
「ん?」
誰かが声をかけてきたので、目を開けるとリムルがプルプルと震えており、もしかして今の声はリムルか?と思いながら確認をするためを開けて声をかける。
「もしかして、今の声はリムルお前か?」
「おう、いやー蝙蝠みたいな奴を捕食をして練習をしていたんだ。それでやっと声が出るようになってな。」
「・・・・・・なるほどな、どうやらガルーダが帰ってきたか。」
ガルーダが戻ってきて、指輪を外してプラモンスターは消滅をする。
「どうだったんだ?」
「この先を進んでいけば、洞窟の外に出ることができるみたいだ。てか発声をするのに時間がかかると思ったが早くないか?」
「諸事情だ。」
「お、おう。」
一人と一匹は休憩を終えて、歩いて洞窟の外へと向かっていく。果たして二人の運命とは・・・・・・
次回 洞窟から脱出をした二人、彼らは歩きながら行くと前の方で武装をしたゴブリンたちが現れたが、震えているのを見てリムルからかなりの妖気が出ているので抑えるように指示を出す。
彼自身は右手を一部を竜化させて驚かれてしまう。
次回「ゴブリンとの会合」