「・・・・・・・・・・・・・・・」
副盟主としての仕事をこなしながらハルトは最近リムルがため息をつくことが多くなっていることに気づいていた。
何かを隠しているようだが、ハルトはなんとなくだがシズが言っていたことを思いだした。
(そういえば、イングラシア王国にシズが教えていた子達がいたな、なるほどな・・・・・・なら俺がやるべきことは、あいつをイングラシア王国の方へと行かせることだな?)
ハルトはそう決意を固めながら、その日の夜リムルに話す。
「リムル、お前は何かを考えているようだが・・・・・・行くがいいさ」
「え?」
「イングラシア王国の方へと行こうとしているんだろ?心配するな、これでも俺はエレメンタルドラゴンなのだからな?しばらくはお前がいなくても紅丸や紫苑もいる。こっちのことは心配するなってことだ」
「・・・・・・ハルト、わかった。明日皆に話をするよ」
「あぁ(そして俺ももう一人に協力をしてもらうために向かうとするかな?)」
そして家へと帰ったハルトはヴェルザードに話をしていた。
「え!?あの子に会う!?」
「あぁそうだ。」
「ハルト・・・・・・」
「わかっているが、俺の力はいずれにしてもばれる可能性が高い・・・・・・お前が動いたとなるとギィは知っているってことになる。なら彼女も俺が生きていることを知っている可能性が高い。ならこちらから行こうと思う」
「・・・・・・・・・・・・」
「いずれにしても、俺のインフィニティーリングはおそらく彼女が持っているはずだからな、ついでに返してもらおうと思っている」
ヴェルザードはあまり納得はしていないが、確かにハルトのインフィニティーリングは彼女が所持をしている可能性が高い、けど一人で行かせるなんて・・・・・・と思っているが、彼はふっと笑いながら指を鳴らす。
「心配するな、念のため分身は置いていく」
「そういう問題かしら?」
「さて行くなら夜・・・・・・よし!」
彼はウィザードライバーを腰に装着をして緑色のウィザードリングを掲げる。
【ハリケーン・ドラゴ―ン!チョーイイネ!スペシャルサイコー!】
ドラゴウイングを展開をして彼は飛びあがりその場所へと向かっていく。一方、銀色の髪をした人物は突然として立ちあがった。
「・・・・・・この力・・・・・・まさかお主なのか?ふふふふあははははははは・・・・・・あはははははははははははは!!」
彼女は笑っており、部下である人物は驚いている。
「ルミナス様?いったいどうしましたか?」
「ロイよ、しばらく留守を頼む・・・・・・宴は迎えに行かなければならないのでな、この指輪が導いてくれるのだ」
「は!お気をつけて」
「ふふふふふふふふふ」
彼女は背中の翼を広げてその場所へと向かった。一方ハリケーンドラゴンに変身をしたハルトは間もなく彼女がいるであろう領土に突入をしようとした時辺り一面にコウモリが現れたので止まった。
「おっと」
やがてコウモリは上の方へと飛んでいき人の姿へと変貌をする。そこに現れたのはメイド服を着て髪は銀色、右目は赤、左目は青の人物が彼の目の前に現れた。
「前もこうしてあの綺麗な満月の夜・・・・・・我と宴は出あった。そしてぶつかったな?」
「あぁそうだな、その時もハリケーンドラゴンだったのを覚えている。久しぶりだなルミナス・バレンタイン」
「あーーーハルト、やはりお主なのだな?」
「さて悪いが、用件はただ一つ・・・・・・お前の左手に装着されているリング、インフィニティーリングを返してもらいに来たといったら?」
「・・・これをか?確かにこれはお主のだ。だが・・・・・・簡単に返すと思ったら大間違いじゃぞ!!」
「はぁやっぱりこうなったか」
【コネクトプリーズ】
ウィザーソードガンをとりだして構える。エレメンタルドラゴン対吸血鬼の始祖と呼ばれる魔王ルミナス・バレンタインが今激突をする。
次回 インフィニティーリングを取り戻すため、ルミナス・バレンタインと戦うことになったハルト、果たして今のハルトは彼女から取り戻すことができるのか!?
次回「ウィザード対ルミナス・バレンタイン」