転生したら指輪の魔法使いだった。   作:桐野 ユウ

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ドワルゴンへ

リムルとハルトは、ランガ達にまたがりドワルゴンへと向かう最中に魔物たちが迫ってきたが、ハルトがウィザーソードガンを放ち魔物たちを撃破しながら進んでいくので楽に進んでいた。

だがランガ達を休めないといけないので、一度川辺の付近でご飯を食べることにした。

 

【クラーケン!ガルーダ!ユニコーン!プリーズ!】

 

「頼んだぞ?」

 

ハルトは三体にこの辺を見張っているように指示を出して、三体はそれぞれの方角へと飛んで行ったりしているのを確認をした後リムルが近づいてきた。

 

「ハルト、何していたんだ?」

 

「この辺に魔物たちが現れるかもしれないから、プラモンスター達に何かあったら連絡ができるようにと偵察に行かせたんだ。」

 

「なるほどな。」

 

そしてリグルに気になったことがあったので、ハルトは聞くことにした。

 

「そういえばリグル。」

 

「はいハルト様。」

 

「お前さんの兄は誰につけてもらったんだ?」

 

「兄は、通りすがりの魔族のゲルミュット様につけてもらったそうです。」

 

「ゲルミュット?(あれ?どこかで聞いたことがあるような名前だな。)」

 

ハルトはゲルミュットという名前を聞いて、どこかで聞いたことがあるような名前だなと思いながら昔にそんな奴がいた気がしたが、リグル曰く兄は自分たちのような変化はしていなかったとなるとリムルの魔素がどれだけ彼らにとって強力な魔素だったのかわかる。

 

「我々の足なら二カ月かかるところをランガ達のおかげで、もうじきドワルゴンが見える頃ですよ。」

 

「そんなに遠いんだな?ドワルゴンは」

 

「そのドワルゴンは、俺のような魔物が入っても大丈夫なのか?」

 

「心配はいりません。ドワルゴンは中立の自由貿易都市、領地内での争いは、英雄王ガゼルの名において禁じられているのです。」

 

さらにそこには、ドワーフ、エルフ、人間がいることなどを聞いてリムルがエルフエルフと呟いているのを聞いて、ウィザードラゴンはため息をついていた。

 

『全く、あのスライム・・・・・・わしらの本来の目的忘れていないだろうな?』

 

「大丈夫だと思うよ?たぶんね。」

 

次の日となりランガ達はドワルゴン近くの森についた後、リムル、ハルト、ゴブタの三人で行くことになった。

リムル曰くあまり多いと目立ってしまうから、案内はゴブタだけで十分ということでリグル達は森の近くで待機をするように指示を出してから、三人は歩いていき並んでいた。

 

「チェックが厳しいんだな?」

 

「まぁ通ったら自由なんですけどね?」

 

「そうだな。」

 

そういって並んでいると

 

「おうおう魔物が並んでいるぜ?」

 

「まだ中じゃないし、ここなら殺してもいいんじゃね?」

 

「フラグ回収はや!!」

 

ハルト自身もどうしたものか?と考えてウィザードライバーを使おうとしたが、リムルが前に立つので彼に任せることにした。

そしてリムルはランガのような姿に変身をして、チンピラたちは攻撃をするが、擬態が進化をしたのか効いていない。

リムルは咆哮をして威圧をするとその場にいた者たちが次々に吹き飛ばされて行き、ハルトは嫌な予感がしたので、指輪を変えてその場を後にする。

 

【テレポートプリーズ!】

 

そしてリムル、ゴブタの二人は捕まりハルトがいないことに気づいた。

 

「ハルトの奴どこに行ったんだあああああああああああああああああ!!」

 

一方でそのハルトは何をしているのかというと?街の中に入り探索をしていた。

 

『おいおいいいのか?リムル達捕まってしまったぞ?』

 

「なーに、リムル達なら大丈夫だろ。それに俺もこの世界へ久しぶりに戻ってきたんだ。街がどのように進化をしたのか見たくてね。早速鍛冶屋行ってみるかな?」

 

ハルトはそういい、鍛冶屋へとやってきた。

 

「・・・・・・すごい武器だな?」

 

「てめぇええええええええええええええええ!!」

 

「ほげええええええええええええ!!」

 

突然としてハルトの顔面にスライムが襲い掛かってきたので倒れてしまう。

 

「なーに逃げているんだこの野郎!こっちがどのようなことになっていたか!」

 

「てか普通に街にいるってことは出れたんだろ?」

 

「まぁそうだけど、なんか許さん!!」

 

「あばばばばばばばばば」

 

「兄ちゃんたち仲間だったのか?」

 

「がぼがぼぼぼぼぼぼぼぼ」

 

ハルトはリムルに窒息されかけたので、カイドウと呼ばれた人物はリムルに止めるように言われて、彼自身はげほげほと咳こんでしまう。

 

それからリムル達はカイジンと呼ばれた人物と話をしていると、どうやら彼はロングソードを作らないといけないが、材料が足りないので困っているとリムルは魔鉱石が必要だってことで口から出した。

 

(そういえば、リムルは中に色々と収納をしていたんだったな?ん?リムルができた剣を捕食をしているのか?しかも解析をしているってことは?)

 

するとリムルの口からロングソードが20本出てきたので、全員が驚いている。

 

『おいおい、あのスライム・・・・・・ロングソードを量産をしやがったぞ!?』

 

「なるほど、コピーか。」

 

カイジン達は驚いてしまい、目を見開いている。ロングソードを試すこととなりハルトが持ち近くの魔物たちを攻撃をするため街の外へとやってきた。

 

「それじゃあ俺はこの剣を使い魔物たちを切るってことだな?」

 

「あぁ頼む。」

 

「わかった。」

 

現れた魔物に対してハルトはロングソードを使い切っていき、カイジンはそれを次々に変えて切り裂いて最後の20本目を使い魔物を切り裂いた。

 

「どうだ?」

 

「あぁ完璧だ。驚いていることばかりだ。納品をしたら一杯付き合っちゃくれませんかね?」

 

「おぉっ!?いいのか?」」

 

「積もる話もあるし、そこでゆっくりしましょうや。」

 

そしてリムル達はカイジン達に連れられてバーへとやってきた。




次回 バーへとやってきたリムル達、あるエルフの人物が占いでリムルの運命の人を調べてくれるってことで

次回「運命の人」

(あれ?どこかで見たことがあるな・・・・・・)

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