空の欠片   作:koba艦長

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まずはじめに……遅くなってしまい、申し訳ありません!!!
前回からかなりの日数がたっていて、いそいで書きました。
そんなわけで、今回は最終回です!!!!……第一章のね。


第15話 カザフスタン警戒、防空任務

 山々がすごい勢いでコックピットの外を流れていく。ここはウラル山脈。

 事件の終息が近づいているが、事件を引き起こした「クーデター軍」の最後の抵抗を警戒するため、今こうして警戒任務に当たっている。

 

『ひゅー、すんごい山だな。腕が鳴るぜ!!』

 

『調子こいて地面にキスするなよ、オメガ。』

 

 ブロンコが華麗に受け流す。それに苦笑するオメガ。

 今回の任務は、昨夜合流した第六師団との合同作戦であり、俺等ボーンアロー隊の数百メートル下では、ヤンキー隊が飛んでいる。

 

『なぁ、ボーンアロー、そっちはどうだ?』

 

『ヴァイパーからジャンクへ、こっちは雲の上を優雅に飛行中。そっちは?』

 

『こっちは高度30メートルをのんびり飛行中。異常は無い。まぁ、こんなとこ、ただの山だがな。』

 

『そうだな。帰ったら、一杯――と言いたいが、休暇中じゃないからな。コーヒーで一杯やろうぜ。』

 

『同感だ。楽しみにしてる。』

 

 コーヒーの話するから今すぐ飲みたくなったじゃないか!!! いや、そんなことはさて置き、今は任務に集中せねば。

 

 低空、高空に広がる様々な雲。空高くに存在する青い空。この景色を見ると、鮮明に思い出す。訓練兵だった頃を。

 この景色は、俺が死に物狂いで訓練した空域。アメリカ、第7特殊飛行空域――通称「円卓」。その空の景色とそっくりだ。

 数々の思い出を頭の中で再生する。全く、こんな「遠い」ところまで来たものだ。

 

『ラプターアイよりボーンアロー、ヤンキー両隊へ、定期連絡を報告せよ。』

 

『こちらヤンキー1。異常無し。』

 

『こちらボーンアロー1。異常無し。』

 

『了解。作戦は20分後に終了だ。それまで警戒を怠るな。』

 

 オペレーターが無愛想に無線を切る。

 

『なぁ、リーパー。』

 

『なんだ? オメガ。』

 

『もう数日で事件が終息すると思うか?』

 

  オメガが一発ギャグでもかますかと思ったら、すごくマジメなことだった。これには、流石に驚きを隠せない。

 

「なんだ? いきなり。ああ、そう思うぞ。」

 

 とりあえず、自分の意見を言い、出方をみる。

 

『そっか、そうだよな。』

 

 オメガは同意。にしても、何故俺に聞くのだろう?

 

「なんで俺に聞くんだよ。ヴァイパーやブロンコに聞けばいいだろ。」

 

『いやさ、お前なんか、鋭いじゃん。』

 

「はぁ? そうか?」

 

『ああ、そうだ。いつも冷静だしな。』

 

『おい、それじゃ、俺等が冷静じゃないようじゃねーか。』

 

 ほら、きた、ヴァイパーの抗議。

 俺としては、もう少し、早く抗議に出ると思ったのだが。

 

『そんなつもりはねーぞ。まぁー、ただ、リーパーの意見を聞いてみたかっただけだ。』

 

 どうやら俺は冷静で鋭いキャラと思われているようだ。実際は違う。俺は全然、冷静ではない。酷く頭が混乱する時だってある。俺の緊張するとつい無口になる悪い癖なのだが。

 

20分後――

 

『ラプターアイより作戦機全機、作戦終了だ。帰還せよ。』

 

『全機帰ろう。そろそろメシの時間だ。』

 

「ああ、帰ってコーヒーが飲みてぇ。」

 

 3時間程の飛行だったが、流石に喉が渇く。

 スリランカで飲んだ紅茶を俺の胃が欲しがっているが、シル基地のコーヒーで騙そう。

 

『そうだな、よし、帰ったら一杯するぞ!!』

 

 ウラルの山々が後に遠ざかっていく。あの空域は、このカザフスタンの一番美しい空域だと俺は思う。

 またこの空域に配属される日を楽しみにして、ウラルの山々に敬礼をする。

 

『全機へ、司令からお話がある。』

 

『全パイロットへ、帰還した後、緊急の会議を実施する。シル基地のブリーフィングルームへ集合せよ。』

 

 何故、このタイミングで報告したのかは分からないが、「帰還後すぐ」ということは、なにかがあったらしい。悪い予感がする。昔から悪い予感が当たってしまうのがいやで仕方ない。

 だが、事件の終息を迎えているのに、悪い事態が引き起こされるか? はたまた、全く別の問題か? 

 悩んだが、見当もつかなかった。 だが、その答えはシル基地のブリーフィングルームで伝えられた。それも、俺が予想していたのよりも何十倍も「悪い」答えで。

 

 国連官僚とその部下との音信不通。ヴェルナー社兵器開発部門最高責任者キャスパー、コーエンの逃亡。同社兵器開発部門及び傭兵部隊の突然の決起。

 現在、イユーリ自治区内では混乱状態にあり、社員の三分の一が決起に参加したヴェルナー社では必然的に営業停止になった。

 さらに、傭兵部隊のほぼ全ての兵器が持ち出され、兵器開発部門の開発していた新型兵器も彼等の手の中にある。

 

 このとき、俺は覚った。いや、ほぼ全ての人類が覚っただろう。

――「事件」は確かに終わった。それと同時に、「戦争」が始まった、と。

 

 

 

 

 

空の欠片 第一章 THE LYULI WAR 完

 

第ニ章 THE USEAN WARに続く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




いかがでしたか?
えっ……投稿しないでなにやってたか? ですか……アレですよ、オリジナル小説の構成とか、
登場人物の設定とか、エースコンバットとか東方とかBF4とかですよ……←オイ、アキラカニカンケイナイノアルジャナイカ
まぁ、そんなわけで、この「空の欠片」とオリジナルの「並行戦火」をよろしくお願いします。これからも、心をこめて、ゆっくりと(?)書きますので、ごゆるりとお待ち下さい。←オイ、キイテンノカ、アレセツメイシロヤ

それでは、また次回、お会いしましょう。でわでわ~←アー、アローズ社航空部隊ダナ? バクゲキチテンノザヒョウヲオクル「コレをカイテルヤツノイエ」ダ。


\ドドーン/



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