空の欠片   作:koba艦長

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はい.....どうも..ミニランキング最終日に参加するの忘れたkobaです(泣)。..............最終日はグラセフ5届いたので、やってたら....エースコンバットのこと忘れてました...........。
さて、次話投稿ということで、気分を入れ替えていきましょう!
それでは、3話をお楽しみ下さい!!






第3話 戦友たちの翼

 2019年5月7日 日本 百里航空自衛隊基地

 

 俺はグッドフェロー司令へのあいさつを終え、オメガに連れられ、「宴会」会場へと向かう。

かつては、アローズの優秀なエースパイロットだというグッドフェロー司令は、なんだか怖そうなイメージがあったが、実際会ってみて話してみると、部下思いで、何でも相談できそうな人であった。「ボス」と呼ばれる理由が肯ける。

 

「ここだぞ、リーパー」

 

どうやら着いたらしい。正面のデカイ扉をあけると、40人ほどの自衛隊員や、アローズ社社員が、一斉に拍手で迎えてくれた。だが、俺は何も聞かされていないので、少々戸惑う。

 

「よし、最後はお前だな、リーパー」

 

ステージの近くにいたアローズ社員からステージ上に案内される。今気付いたが、ステージ上には、俺と一緒に各部隊に配属された11人のルーキーが座っていた。

 

『やっとルーキーが全員そろったな。よし、まずは自己紹介だ。リーパーからTACネーム、所属部隊、趣味を言ってくれ。』

 

俺からなのかよ!と司会に言ってやりたかったが、仕方ない。とりあえず落ち着いて、問われたことを答える。にしても、アローズ社員なら分かるが、自衛隊員まで祝ってくれているのか、これが日本人の性格なのだろうか?なんてこと考えていると俺の自己紹介は終了。椅子に座ると、汗が出てきた。なんとか12人全ての自己紹介終了。

 

『次は、皆さんお楽しみの会食だ。ルーキー諸君は自分の所属部隊のテーブルに行ってくれ。』

 

どこだよ!!とツッコミたくなったのはルーキー全員だろう。

 

『それでは、ラリーから案内する。俺の言うテーブルに行ってくれ。』

 

「先に言え!!」と心の中で言う。というか、こんどは俺が最後だ。

11人がテーブルに着いた。ステージの上は俺一人、また汗が出る。

 

『最後はスーパールーキー、リーパーだな、俺についてこい。』

 

 何故?司会について行くんだ?その答えはすぐに考え付く、この男が俺と同じ「ボーンアロー」なのだ。ビンゴ。連れられて行った先、それはもちろん、ボーンアローのテーブル。

座っていたのは、オメガと30代後半くらいの男。

 

「お前の席はこっちだ、特別にトイレから若干近い席だぜ」

 

俺は、おどおどしながら席に座る。

 

「あんたがリーパーだな、隊長のヴァイパーだ、よろしく頼む。んで、こっちが副部隊長のブロンコだ。」

 

「ああ、俺が副部隊長兼この会の司会のブロンコだ。よろしく頼む。」

 

やはり、この司会もボーンアローか。しかし、両名アローズのエースと聞いて鬼のような男だと思っていたが、外見は普通のパイロットのようだ。

 

「こっ、こちらこそ、よろしくお願いいたします!」

 

あっ、敬語いらなかったな。

 

「おいおい、礼儀正しいなー、オメガから聞かなかったのか?敬語はいいって。」

 

「あー、そうだったな、すまん、つい。んじゃ、改めて、よろしく頼むぜ。ヴァイパー、ブロンコ。」

 

「んで、もうお前と会ってるから分かってるとおもうが、部隊のお調子者オメガだ。またの名、ひだn―」

 

「お、おい!言うなって!」

 

料理に夢中だったオメガだったが、ブロンコの紹介を阻止するつもりのようで、慌てて声をかける。ちなみに料理は「スシ」や「テンプラ」、「チャワンムシ」など日本料理。

にしても、ブロンコの言おうとしたオメガのあだ名が気になる。本人が止めにかかったということは、あまり良いあだ名ではないのであろうか?

 

「リーパーよ、明日、オメガの機体を見るときに教えてやるよ。」

 

「ああ、そうだな、それがいいな、よし、明日、俺やヴァイパーやオメガの機体を見るときのお楽しみだ。」

 

そう言うと、オメガとヴァイパーは、悪ガキが悪戯を企んでいるような笑みを浮かべ、

一方のオメガは、額に手をやっている。

なんだかよく分からんが、俺も明日がもっと楽しみになってきた。

 

「……..あっ、そうだ、忘れてた。おし!じゃあ、リーパーの配属を記念して乾杯するぞ。乾杯!」

 

ヴァイパーが部隊を命令するかのように、乾杯の音戸をとる。乾杯と言っても、さすがに酒ではないが。

 その後は、俺に向けて質問の猛ラッシュが続いた。お陰で、料理にはあまり手をつけられないくらいだが、俺が避けようと思っていた「気まずいムード」は回避することが出来た。

 

「あ~、食った、食った、満腹だぜ。」

 

オメガが腹叩きながら言うが、俺はまだ腹4分目くらいだが。食べたことのない料理をたくさん食うことが出来た今日の食事、それらは全て絶品であった。

だが、この時はまだ、知るよしもなかった。後日、料理の請求書が、アローズ社宛に来ることを。

 

「ははは、俺も今回ばかりは、食いすぎちまったぜ、おっと、時間だ、司会の仕事してくる、耳かっぽじってよーく聞いててくれよ、リーパー。」

 

「おう、わかった。耳掃除しとく。」

 

ブロンコは「よっこらセ」と立ち上がり、のっそのっそ歩いて行く。相当食ってるな、アレ。

『それでは、全員注目。御開きの前に、アローズ社航空部隊指揮官兼アローズ社代表グッドフェロー司令の御言葉をいただく。』

 

司令はいないようだが…..否、ステージの近くで料理を食べていた。

ブロンコに呼ばれると、司令は、ゆっくりと、表情変えずにステージに近づいていく。

『あー、私がアローズ社代表兼航空部隊指揮官のグッドフェローだ。まず、この会を開催してくれたアローズ社社員、自衛隊員諸君ありがとう。新人たちは、部隊に馴染むことができたことだろう。それから、ルーキーの諸君!君たちはこれから、苦難を乗り越え、時には非常に残酷な判断をとらなければいけないときが来るだろう。だが、その行為もみなのたいせつな「もの」を守るためであると、迷わないでほしい。それから、これは我々第一線から退いた者からの願いだが、聞いてほしい。

この地球上から、戦争と「戦争」という単語を無くしてくれ。

以上だ。繰り返すようになるが、この会を開いてくれてありがとう。』

 

司令はまた表情変えずステージから降りていく。

俺たちは、無言のまま、盛大な拍手を送る。それほど、司令のお話は、素晴らしいものだったのだろう。実際、俺もそう思っている。

 

 御開きになってからは、貸された自室に戻り、レポートなどをまとめる。

だが、隣の部屋から大音量のロックが聞こえてくる。あまりにも五月蠅いので、住民を確認しにいくと、なんと住民はオメガだった。

 

「おい、オメガ、ロック五月蠅い。」

 

「ああ、すまんすまん、下げるよ、音量。それにしても、お前と俺が隣の部屋とはなぁ。リーパー。」

 

「えっ…まぁ、この基地にいる間だけどな。」

 

とりあえず、音量を下げてもらったが、まだ聞こえる。時計を確認すると、もう11時である。これ以上起きて居ても眠くなるだけであるので、寝るとしよう。

 

 配属初日は終了。異国の地であるが、結構ぐっすり寝ることが出来た。

 

5月8日 日本 百里航空自衛隊基地

 

 朝食を済ませた俺はハンガーに行くため、荷物をまとめているときだった。

誰かがドアを叩く。オメガか?と思ったが、外に立っていたのはなんと、ヴァイパーであった。

 

「おお、ヴァイパー、なにか用か?」

 

「用か?って、俺は昨日、お前とハンガーに行くって約束したから、迎えに来ただけだが。」

 

「そうか、迎えありがとうな。んじゃ、いこうか。」

 

「おう!ついてこい。」

 

 今日の天気は晴れ。居住棟の外は太陽が照りつけている。まったく、まだ5月だというのに、暑いな。これが地球温暖化の影響だろうか。

 

「なぁ、ヴァイパー。いつこの基地に来たんだ?」

 

「お前の来る1週間前からだな、ここに来る前はミッドウェーにいたんだ。」

 

「そうなのか。そんなに長くないんだな。」

 

「まっ、俺らは傭兵だからな。ルーキーの初任務のことは聞いたか?」

 

「ああ、国連軍艦隊の防空任務だよなインドまで。8日後に。」

 

「そうだ、期待してるぞ。」

 

「はは、楽勝だぜ。防空任務なんて。」

 

「だが気を引き締めていけ。警戒しなければならないこともあるしな。」

 

「?「警戒しなければならない」とは?」

 

「あー、お前も聞いてると思うが、あれだ、イユーリとヴェルナー社のことだ。」

 

「ああ、あれか。」

 

―イユーリ自治区の難民を大量に受け入れたヴェルナー社が最近、宇宙兵器開発への着手、

飛行部隊による他国への領空侵犯、過剰な武器開発などの、国際条約を無視する行為を繰り返している。

 

「だが……奇襲なんてあるのか?仮にも、難民とPMC(民間軍事会社)だぜ。」

 

「いや.どうだかな、昨日、黒海で、作戦中のヨーロッパ連合艦隊の1隻のイージス艦が奇襲されたらしい。」

 

「はあ!?まじかよ!ヴェルナーにか!?俺ら昨日空にいたから、しらねーよ!」

 

「ああそうか、ここは聞いてないのか。幸い死者は出なかったらしい。連合にはな…….」

 

「ヴェルナー社は?でたのか?死者。」

 

「13機のF/A-18に奇襲されたらしいが、9機撤退、4機撃墜だとよ。対艦ミサイルをたんまり積んでたらしい。」

 

「撃墜された奴は、ベイルアウト(緊急脱出)したのか?」

 

「さあな、そこまでは分からん。まぁ、言えることは、「気を引き締めろ」ということだぞ。リーパー。」

 

「だな、気を引き締めていくぜ!」

 

 滑走路では、今日もまた、航空機が離陸していく。どうやら離陸しているのは、アローズ社の機体のようだ。

 

「リーパー見てみろよ、ボーンリーフ隊が離陸してるぜ。ヴォルドの奴、緊張して、地面にキスとかしないよな?」

 

「どうだかなぁ?」

 

俺たち、ボーンアロー隊の飛行訓練は明日だ。だから、今日は機体のレポートを提出しなければならない。

 

 「おーし、着いたぞ、ここが入口だ。」

 

中には、MIG-29、F-16F、タイフーン、そして奥に俺のF-18Eが駐機している。

 

「よぉリーパー。どうだ、俺らの機体は?」

 

ブロンコとオメガが奥から出てきた。

 

「いやー、すげーよ!めっちゃカスタムしてるじゃねーか、このMIG-29とF-16F。

だが……あのタイフーンは…..ぜんぜんカスタムしてないよな。オメガのだよな……」

 

ヴァイパーとブロンコがまた、悪戯をしている悪ガキのような笑みを浮かべている。

 

「はは、おいオメガ、お前が教えてやれ、ははは。」

 

「えー、まじかよ…………」

 

オメガは困ったように言う。

 

「実は….前落ちたんだよ….」

 

「えっ!まじかよ、大丈夫だったんか?」

 

「ああ、ベイルアウトしてなんとかな。幸いかすり傷一つ付かなかった。」

 

「いやいや、それだけじゃないだろ。こいつ去年4回も落ちたんだぞ。」

 

ヴァイパーとブロンコが笑いながら言う。4回だって!?しかもこいつ4回もベイルアウトを成功し、無傷で帰ってきたのか……………….

俺はオメガに興味を持った。

 

「おい……..お前….運強くないか…………」

 

「いや…俺は悪運が強いんだぞ….」

 

「まっ、これで分かったろ、オメガが機体を見せたくなかった理由と、カスタムがされていない理由。」

 

「ああ、すごく分かったぞ。」

 

「ああ、もうひとつ、こいつのあだ名は「被弾王オメガ」って言うんだ。」

 

「被弾王」と聞いて吹き出しそうになってしまった。

ヴァイパーとブロンコはまだ笑っている。オメガといえば…….あー、また頭を抱えている。

 俺はどちらかと言うと、オメガのことより、ヴァイパーとブロンコの機体のことの方が印象が大きかった。

その後は各自、明日の訓練に備え、機体の整備などを行う。早くも明日が楽しみになってきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

2019年5月8日 17:30 太平洋 某所上空 ??機内 ?????室

 

 「キャプテン(艦長)、整備班からの報告です。作戦機全機の点検が終了したと。」

 

「わかった。「作戦機」というのは、「アレ」を誘導できるやつもだよな。」

 

「勿論です。全機、明日は問題なく飛ぶことが出来るでしょう。」

 

「問題ないな。残るは「アレ」だな。」

 

「ええ、「アレ」もただ今点検中です。ですが、必ず成功するでしょう。」

 

「ふん、そうか…….そうだな。点検終了後、また報告してくれ。俺はこれから「本社」と「本国」に連絡し、指示を受ける。去りたまえ。」

 

「サー、イエッサー(了解)」

 

 

 

 

 

 

 

 




続きは4話をお楽しみに。
感想、評価など待っています。
それでは、また次回~!!
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