さて、はや第四話です。←ハヤジャナイ
戦闘が始りますが、主人公の戦闘はまだです。
それでは、はじまります.....戦闘がね......
2019年 5月9日 9:00 日本 百里航空自衛隊基地
ついに、今日が配属されて初の飛行訓練だ。
午後からが飛行訓練なので、午前は機体の整備となるのでハンガーへ向かう。
あ、レポート忘れた。自室に戻らなくては。
同時刻 百里航空自衛隊基地 レーダーコントロール、ルーム
現在、レーダーに異常、反応無し
「なあなあ、今日の飛行訓練って、アローズのボーンアローだよな?あのスーパールーキーの。」
「ああ、そうだ。あのルーキーどこまでやれるんでろうな?」
「いや、相当出来るだろ。ルーキーでエース部隊に配属されるんだからな。」
「だよな。んでも、案外外見は普通の奴だったぞ。俺一昨日宴会で見たけど。」
「いや、外見は普通の奴だろうg―え?……」
「?どうs―お、おい……なんだよ……これ。」
「ああっ、消えた、なぁ、レーダーに赤い点あったよな。」
「……30個はあったよな、なんだったんだ?消えたぞ…故障だよな……」
「いや、……さっきまで、異常はなかったぞ、なんなんだ?…まさか…「実物」か?」
「んなわけないだろ、いいか?400キロのとこまで来てたんだぞ!」
「また……なんだ……これ……」
「……またでた…おい、嘘だろ!なんでだ!なんでここまで入られてんだよ!!」
『コントロール!バンド(周波数帯)をAからBに変えろっ!!』
「了解!バンドAからBに変更。……くっ!冗談だろ!!?」
レーダーには、先ほどまでなかった約30個の赤い光点がある。
それはつまり、IFF(敵味方識別装置)に反応しない存在………つまり、「敵」である。
『スクランブル(緊急発進、アラート任務)、スクランブルだ!!全てのパイロットに伝えろ!!!』
9:30分 百里基地 ブリーフィングルームC(作戦会議室)
(アローズ社に割り振られている)
さっきまでは、「普通」だったんだ。10分前までは。
基地が、一瞬にして慌ただしくなった。一回のアラームで。
俺は自然と険しい顔になってしまう。いや、俺だけじゃない、この場にいる全員がそうだ。
『よし!全員集まったな。』
グッドフェロー司令が入ってきた。
『これより、作戦を伝える。全員よく聞いてくれ。諸君らも承知と思うが、14分前、当基地のレーダー施設がIFF無反応、所属不明機を察知した。先ほど、所属不明機に無線でのコンタクトを試みたが、返信は確認できず、失敗した。さらに、東京湾近海にて、訓練を行っていた海上自衛隊イージス艦が、所属不明機の撮影に成功した。その映像がこれだ。』
スクリーンに、海の上の空が映し出される。カメラを持っている海兵が向きを変えると、そこには、約8機の小さな平べったい「何か」が西を目指し飛んでいる。
ブリーフィングルームがどよめき始める。一体なんなんだ?あれは?
『あれは恐らく、ステルスUAV(無人飛行偵察機)と思われる。武装は確認できなかったが、搭載されていると考えられる。現在、機種を確認中だ。』
ステルスUAVだって?そんなものあるわけ―いや、ある。だがそれは、アメリカ海軍が試験的に運用していると聞いたが...。
というか、どこの軍だよ?……人様の国の領域に土足で踏み入ってくるのは…前科
から考えて、考え付くのはただ一つ。イユーリ、ヴェルナー社である。だが、いくら彼らが武器を所持しているからと言って、他国に侵入し、国連に喧嘩を売るのは、流石に、まずいのではないのか?
『目的地は恐らく、東京都市中心部、国連軍艦隊停泊港であると推測される。先ほど、日本国防衛省、防衛大臣は、所属不明機の撃墜を許可した。離陸後は、空中管制機の指示に従え。アローズ社航空部隊は、航空自衛隊と共に所属不明機の撃墜任務に当たれ!!以上!全員起立!敬礼!!諸君らの健闘を祈る!!!』
俺らは、各部隊のハンガーに移動する。にしても基地がさっきよりも騒がしい。外に出ると、既に、航空自衛隊のF-15Jが次々と離陸している。
「おい、走るぞ」
ヴァイパーがいつもより声のピッチを上げて命令すると、俺らは、滑り込むようにハンガーに入る。整備員も昨日と比べ物にならないほど慌ただしい。
「ボーンアローの旦那方だな?待ってたぜ、よく聞いてくれ、俺ら整備員がなんとか、今すぐ飛べるようにしといた。機関砲も短射程ミサイルも積めるだけ積んどいた。だがな、中距離空対空ミサイルの方は時間がなくて積めなかった。専用の武器庫が遠いんでな….だが旦那方ならこれで文句なしだろ?」
「ったりめーよ、とっつぁん感謝するぜ。よし、ボーンアローいくぞ!!各自の機体に搭乗しろ!!」
タラップに足を掛け、コックピットに入り、キャノピー(コックピットを覆う特殊ガラス)を閉める。さて、これでもう、外に出られない。特有の緊張感がこみ上げてくる。
システムを起動。エアブレーキ(戦闘機の減速装置)異常なし。機関砲発射システム異常なし。短射程SAAM(セミアクティブ空対空ミサイル)発射システム異常なし。全システム異常なし。
『ヴァイパーより各機へ、全機異常無いな。コントロールより連絡が来るまで待機しろ。』
『こちら百里コントロール。ボーンアロー隊全機、第一滑走路へ移動せよ。』
『よし、パーティーの呼び出しが来たぞ。俺から移動する。ついてこい。』
ヴァイパーから順に滑走路へ移動する。ブロンコが移動開始し、俺の番が来た。
ゴトゴトと、振動が体に伝わってくる。俺たちの離陸する第一滑走路では今、航空自衛隊百里第三飛行隊のF-15Jが離陸している。
『百里コントロールよりボーンアロー隊へ、今のF-15Jが最後だ。ボーンアロー1から滑走路に入れ。』
『ボーンアロー1、離陸を許可する。』
ヴァイパーのファルクラムが滑らかに滑走路を駆け抜け、離陸していく。
『ボーンアロー1は指定する空域にて待機せよ。ボーンアロー2、離陸を許可する。』
ブロンコが離陸し、次は俺だ。やってやる、敵を全て落とし、必ず帰還する。心に誓い、人々を守りたいという気持ちを心に宿す。
『ボーンアロー3、離陸を許可する。』
「了解、離陸する。」
エンジンに点火し、推力が付いてくる。加速Gに耐えながら、操縦桿を引く。
俺と愛機は、大空へと旅立つ。
『離陸成功。貴機の幸運を祈る、こちらが指定する空域に移動し、待機せよ。』
空域ではヴァイパーとブロンコが待っていた。合流した後、後ろから来たオメガもトライアングル(三角形のような陣形で飛行する戦術)に入る。
『全機上がったようだな。こちらは、AWACS(早期警戒管制機)「ハヤブサ」。航空自衛隊及び、アローズ社航空部隊の指揮を任された。連絡事項がある。敵機はアメリカ海軍所有のX-47ペガサスであると判明した。東京湾上空で交戦している国連軍艦隊航空部隊の情報によれば、武装は機関砲のみ搭載とのことだ。武装はどうであれ、都市部、国連軍艦隊到達前に全機撃墜せよ。』
おかしい、何故武装は機関砲のみなのか、それでは落ちに行くようなものだ。
『ハヤブサオペレーターよりボーンアロー隊へ、作戦空域を伝える。東京湾北西の交戦空域へ移動、必ず全機撃墜せよ。』
『ボーンアロー1からハヤブサへ、あいよ、了解した。データリンク(データ通信システム)よろしく!!』
『おい、リーパー、緊張してんじゃないのか?』
「いや、してねーよ!」
いや、嘘だ。俺は、今、緊張している。
『リーパー嘘つくな、緊張してんだろ。』
「………ああ、そうだ。しっかし、ヴァイパーに隠し事はできねーな。」
『いや、ルーキーはこんなもんさ。自分のことばかり考えるな。改めて、俺たちを頼りにしてくれている基地の兵士や民間人のことも考えるんだ。いいな。』
「おうよ、そうだな、待ってる人がいるんだからな。ありがとうな、ヴァイパー、いつもの俺に戻れたぜ。」
『いいってことよ、当たり前のことをしたまでだ。さぁ、いくぞ!!』
あの過酷だった訓練の数々は、この時の為にあるのだ。
行こう、人々を守る戦いへ―
いかがでしたでしょうか?
今回、小説全般の質問、感想、評価等を待ってます!
次回.......リーパーの初陣です.....
それでは.....また次回~~!!