またしても何も知らない元スズカの同室ウマ娘 作:一般通過どうした急に
「というわけで今日は泊まっていってねー」
「う、うん」
ゆっくりと抱っこしながらゆらゆらと体を揺らす、シュヴァルはこうされるのが好きだったよなー、なんて思いつつしてあげる
「なにか寮に取りに行くものとかある?」
そういうとシュヴァルが持ってきてたカバンの中身を漁る、持ち物はウマホとお財布だけだった、あとは玄関に置いてる釣り竿かな
「……特に何も…あ、でも着替え」
そういえばそうだったわ、泊まるんだからそういうのも用意しとかないと。しまった、シュヴァル泊まらせる想定してなかったわ畜生、失態だわ
「んー……今から買いに行っても良いんだけどなぁ」
だけどシュヴァルとイチャイチャしてたいので外には出たくない。というかアイツラとエンカウントする可能性が無きにしも有らずの時点で却下なのだよ
「まあいいや、私の服着せればいいでしょ」
そう言うとシュヴァルが吹き出した、吹き出した。え、マジ?吹き出すぐらい嫌だった?ちょっとセルメント横になりますね………
「僕は、それでも…大丈夫です」
ごめんよシュヴァル、できれば新品のを着せてあげたいんだけれど私ので我慢してくだしいあ………
そんなこんなで3時になったからホットケーキミックスがあったからパンケーキを作った。メープルシロップがなかったのが痛手だけどシュヴァルは気にせず小さい口でもぐもぐしてた、軽く尻尾振ってるから不味くはないんだろう、良かった良かった
そう思いつつおやつが終わったのでうたた寝タイム、すやすやと眠りに落ちる
そんなセルメントをじっと黙ってシュヴァルグランは眺める
そして寝ているセルメントを尻目に過去をふと思い出す
「あの時も、こんな感じだったなぁ」
──僕には、姉がいる。活発な姉だ、僕なんかとは違う世界にいる。そんな人
──僕には、凄いお父さんがいる。ヒトミミのスポーツは廃れている、と言われてるけど。盛り上がることも有る、海外で成果を出して認められたすごい人
──だけど、僕はそうじゃない。他の皆よりも足は早くないし。どうしても姉の影がちらついてしまう、そんな心の弱さが嫌いだけれど。治すことも出来ない
今日もため息をつく、居心地が悪い学校から帰って。あんまり家に居たくなくてよく釣りに出かけて気を紛らわしていた。
釣れる釣れないとかはどうでもいい、ただただ逃げたくてそうしてるだけ。そして憧れた
ただただ泳ぎ回ってる魚に。何かに一生懸命になってる人達を。。そして憧れるけど諦めてしまう、どうやったって僕は日陰だ。日向に居るような、居て良いようなやつじゃない。そんなことは分かってる
でも、そんな僕にも。気にかけてくれる人はいる
『やっほーシューちゃん』
釣りをしてると背中から声をかけてくれる人がその人だ、名前はセルメントさん。独りぼっちでいた僕に話しかけてくれて。こうやって時々様子を見に来てくれる人
『こん、にちは』
『はーいこんにちは。駄目だぞー?あんまり独りでいると』
椅子に腰掛けてた僕の隣に肩を触れさせながら頬を突っついてくる、僕がどれだけネガティブなことを言っても側に居てくれる人。
『シューちゃんはシューちゃんだよ、お姉さんにはなれないしならなくていいよ。キミはキミなんだからさ』
そんな風に劣等感の塊みたいな僕に怒るわけでもなく、変わろうと促すわけでもなく。そのまま受け入れてくれる。なんというか…うん、優しい人だ
会話が持たないことが苦痛になる僕だけど、セルメントさんと一緒のときは特になんとも思わない。時間を共有してる、そんな感じがする
うっかり僕がちょっと寝ちゃったときは。ぎゅっと抱きしめて寝かせてくれたりしてた。恥ずかしかったけど、嬉しかった
でも、そんな日も長くは続かない
セルメントさんがトレセン学園に合格したことは、僕も知っていたし。そうだろうなって思っていた、あの人は日向に居るような人だから。僕みたいな日陰に居るような人とは違う
『ふんふー……』
以前と同じ様に二人で居ると
『はい、シューちゃんにあげる』
そういって手渡してきたのは。セルメントさんと思わしき、いわゆるぱかプチと言われてるものだ。自作したのかな?
『私がトレセン学園に行くことは知ってるよね?』
『……うん』
思わず項垂れる、また独りぼっちになるのかな。なんてことも思ってしまう
『だから、それあげる。私は多分しばらく会ってあげられないだろうし。もしかしたら、もう会えないかもしれないし』
私は居なくなっちゃうけど、私って言う人はシュヴァルグランというウマ娘を忘れないから。だから僕にもセルメントというウマ娘を忘れないで欲しい。と
嬉しかった、僕のことそんなに気にしてくれてる人が居たことに。あとは、セルメントさんは隠してるつもりなんだろうけど、所々指に跡が残ってる。頑張って作ってくれたんだろうっていうのが伝わってくる
『シューちゃん』
『………?』
そろそろ帰らなきゃいけない時になり、多分コレが最後なんだろうなって思いながら声をかけて振り向く
『私はシューちゃんのこと忘れないで置くから、シューちゃんもわたしのこと忘れないでね?あと……
セルメントさんの口癖だ、無理はしないでっていうのは。それを聞いて頷くと、最後に軽く抱きしめて名残惜しそうにしつつ去っていく
そうやって、僕とセルメントさんの関係は終わった
──なんて当時は思ってた
だけど、僕の体は僕が思っていた以上に動けたみたいで。僕もトレセン学園へ入れることになった。正直怖かったけれど、セルメントさんに会いたかったから
……だけど、勇気が出せなかった。ほんとに覚えてくれているか分からなかったし。あとなんだか前のセルメントさんとは違う雰囲気だったのも有る
そう思っていたのは僕だけだったのは最近だった、たまたま人通りがすくないばしょで再会したんだ
『んー……?』
僕のことをじーっと見てくるセルメントさんに思わず飛び腰になってしまう。もしかしたら覚えてなくて変なやつだと思われちゃったかもしれない、そうだったら多分僕は耐えられない
『んー……』
再度僕の事を見つつ首を傾げたセルメントさんにとうとう逃げ出したくなってしまう。うぅ……なにか言ってくださいよ……
『
『えっ?』
思わず声が漏れてしまう、忘れてて誰だか思い出そうといしてるんじゃ……?そんなことで頭がいっぱいだった僕を見つつセルメントはクスクスって笑う
『んー?シューちゃんは私が忘れてると思ってたのかなー?』
『あうあうあうあう』
ほっぺた突っつかないでくだしゃい、そんな願いも通じるわけもなくされるがままになっている
『忘れるわけないでしょ?《キミ》は私の友達なんだからさ』
そう言われたのを、多分僕はずっと覚えてるんだろう。そんなことを思い出していると、僕も眠くなって寝てしまう
おやすみなさい、セルメントさん………
あー…ちょっと寝すぎたかも、なんて思いつつ体を起こそうとすると。シュヴァルが上に乗っかって寝ていた、寂しんぼは相変わらずだなぁ。なんて思いつつゆっくりと抱き起こしてご飯作ろうとするとがっしり掴まれていたことにも気づく
「シュヴァルー?」
少しでも引き剥がそうとするとやだやだっていう風に体揺すってきて離れてくれない。こりゃあスペ以上に甘えん坊だ、前から知ってたけど
起きないものは起きないので、もう一回横になる。無理やり起こすのも良くないし、なんだかしあわせそうだしな
トントンって背中を撫でながら適当にウマホを弄ってると、シュヴァルがモゾモゾって動く。スペみたいにとうとう噛み付いてくるのか?なんて思ってると
ぽふっ
肩に顔を乗せつつ全身でぎゅぅぎゅ〜って抱きついてくる、可愛かよ。撫で回せばくすぐったそうにしてる
思う存分構い倒してれば、そのうちシュヴァルが目を覚ましてお顔真っ赤で恥ずかしそうにしてるけど逃さないになんなら寝てるときよりももっと激しく構い倒す。こうすると逃げることを放棄するのでたまにやる
いちゃついてるともう日が落ちる頃になってた
夜はコレといってやれることもなかったのでご飯食べて一緒にお風呂入った。何回か一緒に入った事あったはずなんだけどシュヴァルはなんだか恥ずかしそうだった
そしてお風呂上がって私の服を着せた、ちょっと大きかったのかだぼっとしちゃってるけどいいかな?パジャマが萌え袖とかしたのは別に狙ったわけではないですはい
「髪乾かすよー」
「ん……」
膝上に乗っけてドライヤーを当てていく、耳の部分は敏感なのであんまり当てないようにしつつ。手櫛で梳かすこの時点で大分うとうとしちゃってたので、今日は早めに寝るかなと思った
案の定髪を乾かす頃にはシュヴァルはすやすやと寝てしまっていた。寝る前のお風呂だったので何も問題はないのでそのまま一緒にベッドに潜り込んで寝かしつける
「おやすみ、シュヴァル」
そういうと私も寝る。じゃないと色々と不味いと思ったので寝る、別にシュヴァルの頬を撫でてたら指に吸い付いていたので危なくなったとかそういうのではない
誰かパジャマ萌え袖シュヴァルグランちゃん描いてくれ
それはそれとして、R15ってどこまで書いていいのかちょっとよくわからん…キスシーン位までだろうか
需要は
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ある
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ない
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さっさと書け
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イチャコラしろ
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ほのぼのしろ
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全部やれ