またしても何も知らない元スズカの同室ウマ娘   作:一般通過どうした急に

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久しぶりの投稿だからこれでおしまい!!

この話は時系列的に本編の前になります、スズカに振り回される前のお話かつシュヴァルグランに再開する前の話になりますね


幕間 生徒会のお手伝いさん

「ふぅ………」

 

生徒会室にため息がこぼれ落ちる。ため息をこぼしたのは副会長であるエアグルーヴだ、今日も今日とて厄介事が数多く寄せられるのが生徒会である。生徒間のいざこざの仲裁やら、事務手続きやらで大忙しである。無論巡回していればトラブルに立ち会うことも有るので気の休まる時間というのは無いに等しいのだ

 

「さて、なんとかするしかない……ん?」

 

積もりに積もった書類に手をかけようとした時、ドアがノックされた。入室を促すと、見知らぬウマ娘がやってくる……確か……ああ、セルメント。と言ったか

 

「職務中失礼いたします、副会長。資料の方を提出致します」

 

「すまない、助かる」

 

落ち着いた表情で書類の束を机の上に置かれる。不備がないかチェックするのは骨が折れるが、仕方が有るまい。仕事なのだからな…そう思っていると

 

「書類の方は確認済みです。記入漏れ、表記の誤り、抜けが有るものは此方である程度弾き。突き返しているので目を通していただくだけで問題ないかと」

 

と言われる、ふむ………そうしてもらえるのは非常に助かる。仕事が一部だがぐっと減るのは事実だ……ん?

 

「その言い方だと、他の生徒の物も…?」

 

「私の方である程度確認を。要らぬ気遣いではあるとは思われますが、無駄な時間を使わせてしまうわけにも行きませんので」

 

僭越ながら言いつつセルメントが話す、今目を通す限り特に問題はない。弾いた書類の枚数と弾かれた人物も分かりやすくリスト化されている…何故か1枚白紙の紙も印刷されているが。

 

「そちらの方はもしお気に召されたのであれば。刷れるように作成しておきました」

 

とセルメントが此方が尋ねる前に補足をしてくれる…なかなかに優秀だ。皆がこう出来るわけでがないのは重々承知では有るが。求めてしまうのが性というものだ

 

「私は此れで失礼させていただきます。万が一精査して不備があった場合は連絡を頂けると幸いです。では」

 

そういうと直ぐにセルメントは此方に一礼して部屋から出ていく。これで少しは楽ができるといいが

 

その後リストは印刷されて各方面に配布されることになった、優秀な物は使い回すに限る

 

──⏰──

 

忙しさで時が経つのも忘れたある日、私は不覚にも起床時刻を大幅に遅れる失態を晒していた。門限までには時間が有る、だが生徒会の仕事があることを考えればあまりにも足りない。

 

焦燥に身を包んで生徒会室に入る、そこで待ち受けていたのは

 

「おはよう御座います副会長、お疲れの様ですね」

 

何故か生徒会の仕事をしているセルメントの姿だった、判子が必要なものは寄せており。確認だけでいいものは処理済みの棚へ。不備があるものは付箋とファイリングが施されていてとてもわかり易い

 

「あ、ああ……自分でも根を詰めているのを自覚していなかったようだ……いや、そうではなくだな」

 

「まずは、手を動かして終わらせてしまいましょうか」

 

「…そう、だな。そうしよう」

 

尋ねる前にセルメントに促されて隣に座りつつ流れ作業で書類を処理してく。此方のペースを鑑みて流してくれているのでやりやすい。私でしか処理できないものをやっている最中は別のことをしているようだ

 

書類が片付いた時刻は普段私がやっている時刻よりも随分と速いことを時計の針が示していた。間に合わなくなるかと一時は焦ったが、なんとかなったな。そう思っているとセルメントは寄せていた書類を片手に退室するところだった。

 

「此方は私が突き返しておきますので」

 

「あ、あぁ……」

 

「では、失礼いたします副会長」

 

そう言うと直ぐに行ってしまった。取り付く島もないというよりは、此方のことを鑑みてくれたという方が正しいような気がする、そう思いつつ後で礼でも言わないとな。等と一人心地にそう思った

 

そんな風にちょくちょくセルメントが生徒会の仕事の手伝いに来てくれるようになった、とは言うが。会長やブライアンが居るタイミングではなく。私が一人で仕事をしてるときだけだが…単にタイミングが悪いのだろう。負担が減ってある程度まとまった時間も取れたりするようになるのは感謝しか無い。

 

そんな慌ただしい毎日が過ぎていくある日

 

「……?」

 

花壇の手入れが終わり、生徒会室に戻ろうとすれば。セルメントが一人で日光浴…というよりは単に寝てしまっているのを見つける。

 

「セルメント?」

 

声をかけても反応はない。どうやら居眠りではなく本当に寝入ってしまっているようだ…ただ、このままにしておくのはどうなのだろうかとも思う、放課後故寝入ってしまっては門限もすぎる。夜になればある程度冷え込むこの季節に放置は良くないだろう………となるとどうするべきか

 

「ふむ」

 

保健室は無しだ、特に衰弱しているわけでもない。寮は…同室があれではゆっくり休めるとは言えない。無論私の方もだ。となるとどうするべきか、やはり生徒会室に行くしか無い

 

「……失礼する」

 

聞こえるわけはないが一応断りを入れてから背負って生徒会室に赴く。誰かに見られれば要らぬ噂も立つので注意しつつ……今日は会長は別件で出払っている。ブライアンは……何をしているのか分からん。今はそれはいいか

 

──⏰──

 

「…………」

 

吐息を立てながら寝ているセルメントを横にして書類を片付けていく、しばらくすると。セルメントが緩く起き上がる、普段の彼女からは考えられない気の抜けた表情だ。疲れているのだろうな…

 

「おはよう……?」

 

声をかけてみるが夢見心地なのかうつらうつらと寝ぼけている。半分ほどしか意識が覚醒していないのか返事らしい返事もない。他の者が相手であれば厳しい態度を取るのだろうが、相手が相手だ。流石に酷だろう

 

短くない時間微睡んでいると

 

「……む」

 

此方へと体を預けてくる、まだ寝たりない様子だ。まあ、寝かせておいてやる方がいいだろう、これも先日の借りを返す、ということも兼ねてな。

 

規則正しい吐息を立てながら眠っているセルメントは猫のように体を丸くしている、落ち着いてくれているようで。特に寝返りも打つこともない、寝相が悪くない様子なので助かる

 

そこからしばらく紙の擦れる音とセルメントの寝息だけが部屋にこだまする、まあ存外悪い時間でもないか…

 

「……んん」

 

大方仕事も終わったところでセルメントが起き上がろうとする、だがうまく体を起こせないようなのでそのままにさせておく。

 

「…もう少し休息を取る方がいい。いいな?」

 

そういうとセルメントは頷く代わりにそのまままた眠りにつく。雰囲気も普段と大きく変わっておとなしい、というよりかは素直な雰囲気だ。言われたことは大人しく聞く物分かりの良い子なのだろう

 

そしてそろそろ帰る時間になる頃になっても起きる気配もなかった。仕方ない、寮へ送り届けてやるとしようか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




セルメントは年上に弱いです。


ということは……?

そういうことです。ここからはしばらく年上組との絡みが多くなってきます

ヒロインはセルメントらしいのでそうします

需要は

  • ある
  • ない
  • さっさと書け
  • イチャコラしろ
  • ほのぼのしろ
  • 全部やれ
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