ホロライブ・ザ・リング   作:坩堝の騎士王

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タッグマッチトーナメント編…


デュノアピンチ(><)!頑張れフランスの存亡(束主犯)は君にかかっている!!


〜この先くだらない策謀が有るぞ!〜

 

〜織斑千冬・山田摩耶side〜

 

「はぁぁぁ……」

 

「先輩が溜息をつきたくなるのは分かりますが…」

 

千冬と摩耶は練習を見てため息を吐く。

その理由は、シャルル・デュノア、ラウラ・ボーディヴィッヒ…そして織斑秋也だったからだ。

ラウラ・ボーディヴィッヒに関しては教える気が全くなく、生徒達が自主的にやることになり最終的にネロの班に回すというこの2人より輪をかけて酷い有様だったからだ。

 

 

……事は1時間前に遡る……

 

『…では…始めよう。まずは誰からだ?』

 

兜の覆いを上げ、割り振られた生徒達の確認を済ませ誰が乗るかを選択させるネロ。

 

「はいはーい!1年1組!相川清香です!特技はハンドボール!あと、彼氏募集中です!宜しくお願いします!」

 

「あっ!抜け駆けよ!!…」

 

「「「私達も宜しくお願いします!!!」」」

 

「宜しく〜ネロろん〜」

 

相川清香と名乗った少女は、こちらに手を差し出しながら90度の完璧なお辞儀をしたが、それを見ていた他のクラスの子達も挙って手を差し出しながらお辞儀をした。唯一変わらないのは生徒会にいたのほほんとした雰囲気の子だけだった。

 

『…宜しく…あと…今は控えてくれ…()()()()()を皆に与えたくないし…何よりアッチみたいになりたいなら話は別だが…』

 

と言ってネロは他の班の場所を指さし、皆はそちらを見ると、シャルル・デュノアや織斑秋也に詰寄る女生徒達を凄いイイ笑顔で見つめる織斑教諭の姿があった。

 

「「「「集中します!!!」」」」

 

『宜しい…』

 

『それじゃ…歩行訓練?に入るが…君の稼働時間はどれくらいだ?そこからだな……』

 

最初に担当する相川清香に対してISをどれくらい動かしたかどのくらい蓄積してるかを問う。

 

「ん〜笑わない?…コレが初めてなんです……」

 

『…グレートですよ…こいつぁ……相川さんは歩く時のやり方だが、そこの厚底ブーツを履いているイメージで歩けるかい?』

 

「は〜い!……よいしょ…おっ!…おおぉ?…歩けた…」

 

厚底ブーツを履いたイメージをしながら歩いてみなと言ってみたが飲み込みが早くコツを掴んだらしい。ぎこちないながらも、規定のコースを歩きネロの元へ戻って来た。

 

『あとはそこで停止、次の人の為に屈んで降りるんだぞ?…』

 

相川さんが焦らぬ様に慎重に声掛けをしながら、ゆっくりと行動させる。そして行程が終了した。

 

「終わった〜……わっ…」

 

『良くやった。偉いぞ〜…(。-∀-)ヾ(´∀`*)ナデナデ…あっスマン…つい……』

 

「「「「あーーッッ!!!清香ずる〜い!!!」」」」

 

『無償って訳じゃないぞ?今のは頑張った者への正当な対価だ…ならばよく出来たと褒めないでどうする…』

 

…頑張ったら褒めてくれる…その言葉が周りの女生徒達に火を着けた

気のせいか他のクラスの子達もコチラのグループをめっちゃ見ていた。

因みに無事に練習を終えた班の子には頭を撫でるだけではなくハグも要求されたが、織斑教諭が時々見回りに来る為ハグはナシとなった。

順調に進んでいたが、暫く進めて行くうちに問題が発生した。

 

「ネロろ〜ん……ど〜しよ…」

 

『……oh......』

 

最後になった布仏本音を載せようとしたが、前の生徒がやってしまったのか、機体が立ったまま待機していた。

このままではのほほんさんのみが歩行訓練ができない結果に終わってしまう。そう考えたネロの決断は速かった。

が、実行する前に、織斑千冬から呼び掛けがかかる。

 

「ネロ・フェネクス…すまないがこの者達も見てやってはくれないか?」

 

『?…何だ、あの()()()()()()のところにいた二人では無いか?』

 

ラウラ・ボーディヴィッヒの班に割り振られたハズの子達2人が申し訳なさそうにネロ達を見ていた。

 

「……実はだな………………………………という訳なんだ…」

 

『…分かった…その任、請け負った!』

 

織斑教諭曰く、ラウラ・ボーディヴィッヒの班は肝心の班長が、教えることを放棄していたらしく、見兼ねた織斑先生が班の子達を他のチームに割り振りしたため、この班にも2人ほど任せたい…だそうだ。

 

「「よ…宜しくお願いします(*・ω・)*_ _)ペコリ」」

 

「「「「「宜しくね(*^_^*)」」」」」

 

幸いにも不和に関しては問題無さそうだ。

その最中にどうでもいい視線を複数感じとったが如何様にでもできるため無視した。

そうして残った2人にも軽く自己紹介を済ませ、歩行訓練を無理のない程度にさせてみたところこの2人も飲み込みが早く短時間で達成出来たが、やはりご褒美を要求された。

 

そして、合同授業の終わりを告げるチャイムがなり、合同実技演習の日程が終了した。

 

「よし!終わった班は各自で片付けを済ませ教室に戻るように!あと、今から名を呼ぶものは残れ!!織斑秋也!シャルル・デュノア!特にお前だ!

ラウラ・ボーディヴィッヒ!!お前たちは残れ…こいつらの班の者達は片付けは無しでいい!後始末はこいつらにさせる。以上…解散っ!」

 

ISを台車に乗せて運んでいく生徒達を見ながらネロは、自分の班の子達にある疑問を問いかける。

 

『済まないがひとついいか?』

 

「「「「「なぁに?ネロ君」」」」」

 

『何故、彼女達はわざわざ台車に乗せて運ぶ?ISに乗って格納庫まで歩けばいいのに……』

 

「「「…………Σ(゚□゚)あっ!!…」」」

 

其れは至極、当たり前の質問だったが、当たり前になりすぎて誰もが気付かなかった問題だった。効率的に物事を進めるためなのか…ネロの知力はフル回転し有効な手段を算出していた。

 

『誰も気づかないならそれでいいのだが……』

 

そして殆どが教室棟に戻って行ったところで、冒頭に戻る……

 

〜山田摩耶side〜

 

「はぁ……お前らやる気はあるのか!!」

 

「「「有ります!!」」」

 

「では、何だ!この体たらくは!特に、ボーディヴィッヒ!貴様だ!」

 

「アイツらが教えるに足らない存在だったからです!」

 

こんなにもキレた織斑先生を見るのは、去年の1件以来です。

ですが、納得も出来ます。

織斑一夏君…もといネロ・フェネクス君の教え方は、他の代表候補生とは一線を画す教え方でした。出来たら褒める、欠点は注意し、目標を達成できるように務める。教育者としては、基本とも言える見事な手腕でした。

……ですが、ラウラさんの言い分には私も腹が立ちます。

彼女達は私達の生徒です。親御さん達からお預かりして、危険なISの操作方法をきちんと教えてあげるのが役目なんです。

それを何ですか?覚悟が足りない?ええそうでしょう、アナタにはわかるはずもないのですから……

そうこうしているうちに3人の処遇が伝えられたらしい。

 

「お前たち3人の処遇はそれぞれのチームのISを格納庫に持って行け!特にラウラ!お前は後でしっかりチェックするからな!」

 

そういうと先輩は頭を抱えるような仕草を取りながら立ち去っていく……

私は、コレ以上先輩に迷惑をかけるような事はあの3人は絶対にしないだろうと思っていた。

……ネロ君が本気でブチキレる事件を起きてしまうことも露知らずに……

 

 

〜[IS学園食堂ホール]〜

 

IS学園の食事は豊富だ。味に関しては[ホロアース]や[レインボーアース]での食に舌が肥えてしまったのか、少々物足りない感じもした。が、無い物ねだりもしょうが無いので本日の夕食を注文する。

シチューセットを受け取り、席を探すと、ロラン達が手を振っていた。

どうやらグループ席を確保してくれていたようだ。

 

「すまないな君達…」

 

「なに!気にしないでくれたまえ♪君と僕たちの中じゃないか!」

 

いつもの芝居がかった演技をするロランに苦笑しながら席に着く。そして食事とともに、雑談ついでに、先程の演習についての再講習が始まった。

 

「(´-ω-`)ふーん.....…クーも見たかったなぁ…テンプラウドン……」

 

「何でそんな技名になったの?」

 

と乱音はクーリェが横で頬を膨らませるなか、技名の由来について尋ねると意外な答えが帰ってきた。

 

「ある時に友と囲んだ夕食の名をヤケクソで叫んだ結果です……結果、貂自尊皇(テンプラウドン)と云う技が産まれました。」

 

何と戦いの最中のその場のノリだと言うのだ。

劇で即興のセリフを口にする事もあるロランもこれには驚愕である。

 

「思い付いた言葉を字名にしたのかい?!」

 

「他に洒落た名前はあるの•́ω•̀)?」

 

『有る……それは今度な?』

 

「そのぶんだと…オモシロイ技名ほどヤバいと覚えた方が良いな…」

 

クーリェが他にもあるのかと問うてきたがソコは、はぐらかすネロ。

そして箒は、オモシロイ技名ほど警戒するべきだと考えた。

潔く聞くことを辞めたクーリェ達だったが、今度はネロから質問が飛ぶ。

 

『そういえば…【エーデルワイス】の語源を丁寧に説明してくれた…何だったかあのドリルツインテの子……名前は…』

 

「[セシリア・オルコット]?……」

 

『そうだその子だ…何故、彼女は、教導しなかった?…同じ学び舎の子達はだいたい記憶しているが、彼女は"代表候補生"なのだろ?…』

 

そう、ネロはあの時に【エーデルワイス】の説明をした後に俯いた少女の事が気になっているらしい。それ以前にここの生徒の所属を記憶しているということが恐ろしいが……

 

「ふむ…[セシリア・オルコット]かぁ…彼女はあまり"いい噂"を聞いていないな!」

 

「あ〜確か、[日本との関係にヒビをいれかけた]とか、["織斑秋也"に喧嘩を売った哀れな女]とか、"悪評"ばっかりよ?」

 

『…"噂"に関してはここ3ヶ月…入学してからか?』

 

「彼女が決闘…とやらで敗北してから三日後に流れた噂らしいぞ?」

 

ネロはその情報と噂に心当たりがあった。

と云うより、"悪評"というモノに殺されかけた事もある為、そのセシリア・オルコットに関して俄然興味が出てきたらしく、いつか接触しようかと考えていたが……

 

『(まずはシャルル・デュノアだ…ふむ…取り敢えず姉上と山田先生とやらを呼ぼうか?)』

 

食事を済ませたネロは"寮長"の織斑千冬に、ー[山田先生を伴って俺の自室に来て欲しい。…[ジェーン・ドゥ]に問い質して見ようか…]とメールを送り

シャルル・デュノアを連れてきて欲しいとのほほんさんにお願いし、そのまま自室に戻った。

 

 

〜・IS学園・学生寮〜AM:9:00〜

 

シャルル・デュノアは布仏本音に手を引かれ[ネロ・フェネクス]と書かれた寮部屋の前に来ていた。

 

「でゅっち〜こっちだよ〜〜」

 

「待ってよ?のほほんさん……ここってネロ君の自室だよね?」

 

のほほんさんはー連れて来たよ〜とそのドアの前で言うとドアを開け僕ごと中へと入ったが、僕の視線の先には、マフィアのような座り方をしたネロ・フェネクスとその両サイドに織斑先生と山田先生が立っていた。

そして後ろでは…ガチャン…と本音さんが鍵をかける音がした。

僕はこの後に起きる出来事を察した途端、ネロ君がとんでもない一言を言ってきた。

 

「さて…ようこそ?と言えばいいか?"マドモアゼル"?」

 

「えっ?」

 

すると織斑先生が1枚の書類を出してきた。ソコには僕の素性調査の全てが嘘偽りなく記載されていたのだ。

 

「しらばっくれても無駄だぞ?"シャルロット・デュノア…お前の事は調べ尽くした…」

 

「なっ…何で…まさか!」

 

「……"束"が送ってきたのだよ…事もあろうにコレにはデュノア社が主導で行っていると聞く。…はぁぁぁ……」

 

「…フランスに抗議の書類…国連を通じてICPOにデュノア社に強制捜査のお願い……また夜の就寝時間が吹き飛びますね……」

 

織斑先生の溜息に僕らは今日何度目かもしれない命の危機を感じていた。

隣の山田先生は織斑先生の苦労とこれから増える揉め事を察したのか冷めた目をして虚空を見つめていた。

 

「ネロろ〜ん…コレ聞いといた方がい〜い?」

 

「うん…聞いといた方がいい……何が目的でこの学園に来た?さっさと吐いた方が身の為になるが?」

 

マフィアのような座り方をしたネロ君は、其の藍色の目を細くしながら僕を睨みつける。其の心臓を鷲掴みにする様な視線と同時に寒さと恐れが僕を取り囲んだような気がした。

僕はこの時からもう既に詰んでいたのだと思い知った。

 

 

 

………次週へと続く!!…………

 

 





いつの間にかUAが1万を越していた……
何が起こったのか俺にもよく分からん……

……まぁこれからもグダグダ続けていくのでよろしくお願いします(*_ _)♡

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