ホロライブ・ザ・リング   作:坩堝の騎士王

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…ブチギレ回…

あんまりにもあんまりな最後にする予定のキャラが出ます。

[時女神の義眼(クロノスタシア)]
送られた一通の手紙に付属していた2つあるタリスマンのうちの一つ
時女神オーロ・クロニーの権能を一時的にだがお借りして行使することが出来る。
かなりの下方修正を食らっているが数秒は見つめた相手の動きを止めることが出来る権能は反則とも言えるだろう…




〜金の正体と細々しい銀〜

〜織斑千冬side〜

 

シャルル・デュノアは観念したかのように、自分の"命令"について話し始めた。

 

「僕は[本社]の命令で…織斑秋也と束博士のお膝元にいた[ネロ・フェネクス]の機体データと…可能ならば機体そのものを奪取してこいと…そう言われました。」

 

『…会社の経営が切羽詰まったか…じゃ無ければ、割と自滅行為だな…』

 

シャルル・デュノアは、ネロが言ったことに疑問を感じた。

 

「…どういう事?…」

 

『バレた時のリスクがデカすぎるんだよ…この時点で詐欺罪が問えるだろうな…あとは…一企業が御自分の政府と日本政府に喧嘩を売った……』

 

つらつらと述べるネロの言葉に顔を青くしたデュノアに織斑千冬は更に、トドメをさす。

 

「さて…本来なら学園の生徒にはそういう法に対し、治外法権が働く事があるが……スパイにその法は適応されない…言ってる意味は分かるな?」

 

「どの道僕は本国に強制送還だろうね…ここでの生活は楽しかったけどもう終わりかな?…」

 

『…何故だ?』

 

そう尋ねられたデュノアは、質問の意味が分からずに問返す。

 

「何故って……」

 

『ゴミクズ扱いされているのに何を納得しようとしてるんだ?』

 

「…僕は()の子なんだ…」

 

『だから?』

 

「僕は、"泥棒猫の娘"なんて言われてるんだ…」

 

『だから何だってんだぁ!!!!』

 

途端にネロが声を荒らげる。ソレはネロが心の底からシャルル・デュノアに伝えようとする怒りだった。

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()!…ッッ()()()()()!!!!』

 

「…ヒッ……」

 

『"見たくないものを見ようともしない"…"傷を負う覚悟で前に進む事"もしない…挙句の果てに同情を求めるかのようにこっちを見てきやがる。…俺はそんな輩が大っ嫌いだ!!…いいか!!今のお前はただ"抗うことを辞めた()()()()()()()()だ!!…自分の意思で物事を決めようとしない!そんな奴に同情する義理は無い!!!』

 

シャルル・デュノアを睨みつけるネロは並大抵の軍人が萎縮しそうな程の威圧感を放ちながら、其の瞳でデュノアを睨みつけていた。

 

「…ッッ…あっ…あぁっ……うぁぁぁぁ!!!!」

 

『…言い返すかと思った俺がバカだったか……(´Д`)ハァ……』

 

のほほんさんが解錠したドアを蹴破り、そのまま逃げ出したデュノアをみてそう呟くネロに私達は苦い顔を浮かべるしか無かった。

のほほんさんはその後にドアをそっと閉め直すと、ネロを本名で呼び始める

 

「いっち〜の言う事は直球すぎるんだよ〜」

 

「はぁぁ…一夏…本当に済まない、本来ならこの問題は我々の過失だ…」

 

ネロは携えてた直剣を腰の鞘に収めるとこちらを振り向きこう言った。

 

『なら、謝罪じゃなく行動で証明しろ、証拠はある…ソレでもごねるなら相手の思考回路が小学生と変わらないんだろ。ソレに…聞いているんだろ?束?』

 

【いっくん?本当に放っといていいの?たぶん厄介事持ってくると思うけど…】

 

『其の時は斬る…手を出したら噛み殺される事くらいは学習して欲しいものだ……』

 

一夏が取りだした通信機からは束の声が聞こえた。どうやら状況証拠を揃えるために束という証人を増やしたらしい。一夏本人は"殺られたら殺り返す、倍返しだ"をスタンスにしてるらしい。その倍返しが"即死級"になる事を除けば……

 

【まぁまぁいっくん…今はあのオスカルについての対処だよ…どうする?社会的に破滅させるなら任せて ドヤァ…!( *¯ ꒳¯*)…】

 

『…証拠は録音してあるし…何よりデュノア社の独断なのだろ?並ば、フランス政府に告げれば潰すのに協力してくれるかもしれん。取り敢えず、現状は維持の方向で…』

 

【彼処の大統領は男女共存派だからね(*^^*)いけると思うよ?】

 

「この問題は、明日の職員会議で取り上げよう…山田君、申し訳ないが資料の作成を共に手伝ってはくれないか?」

 

「先輩…分かりました!手伝いましょう!」

 

織斑先生と山田先生は明日の会議資料の作成の為に徹夜をする気らしく互いに話し込みながら部屋を出ていった。あとのほほんさんはその合間に部屋に戻っていったらしい。

 

『寝るか…』

 

そうして一夏は明日の準備を済ませ床に着いた。

〜翌朝・《第二アリーナ》〜

 

ードガァン!!ーズバァァァン!ーバチバチバチバチ!ーボゴォン!ーズズゥン!

 

「はぁぁぁぁぁ!!!」

 

『ぬん!!!!』

 

アリーナに訪れた私達は彼による…対人戦闘の修練をつけてもらうことにしたが、やはり彼は戦士だと心から実感した。……一切の加減など無い…さすが躊躇すれば自分が死ぬ(死に戻り)世界で生き抜いた男…所詮()()()()()…いや、ソレ以上の何かだった。

ネロは赤銅色の鎧に身を包み、ルーンの刻まれた赤銅色の大剣と銅色の大盾を翳し、私達の攻撃を防ぎながら1歩ずつ前進してくる。

先ずは、乱音が"神龍・紫煙(シェンロン・ズィーエ)"から"衝撃砲"を撃つが、其れを大盾で防ぎ切る…とは行かず、衝撃で少しづつ後退していたが、肩に黄金の角を生やし、瞬時加速と同等のスピードでショルダータックルを繰り出し、乱音を吹き飛ばした。その隙を狙い、クーリェがその華奢な見た目にそぐわぬ長大な斬艦刀を加速をつけて振り下ろす…が、身体を横にずらし躱す。

 

 

『はっ!!』

 

斬艦刀を踏みつけ飛び上がり大盾を持っていたハズの右手から火球がロランに向かって投げつけられるが…花を模した盾で私はその火の玉を防ぐ…その瞬間、ネロは、黄金の翼を生やし飛び上がったかと思うとその手に翡翠の雷光による巨大な薙刀を形成。その薙刀を手にこちらに降下してきた。下段の薙ぎ払いを悟った乱音が跳んで避けるが、ネロの狙いはこれであり、そこに冷たい一撃が叩き込まれる。

 

『[迸る月光]!!!!』

 

「「「目からビームだぁぁぁぁ!!!!!!((((;゚Д゚))))」」」

 

途端に鎧兜のスリットから暗月の奔流が放たれ神龍・紫煙に直撃…叩き落とされるが着地した瞬間其の身を捩り二発目をスレスレで避ける。

だが、一瞬遅かったのか自身の手元を見るとその篭手は見事に凍り付いていた。

更に一発目の着弾地点はバリア諸共凍りついていたのだ。

ロランや箒、乱、は少し驚いたが、そこは代表候補生…対策を取ろうと食い入るように見つめていた。

尚、見るのが初であるコメット姉妹やクーリェは……驚いていた。その驚きようは何処かの海賊漫画のような感じだったと後に箒は語った。

 

するとネロの手にあった大剣と大盾が消失し…代わりに現れた武器を目視した瞬間…私達の顔は引き攣っていたと思う。

…後で知る事になるがその武器の名は[ギーザの車輪]という明らかに人が持つには向いていない質量を持った…所詮[特大武器]にあたる武器だそうだ。

懐から取りだした青い針の様な物体を指で折ったその瞬間……その武器の稼働部位が廻り始めた。ーギャリギャリギャリ……とけたたましい音を立てて廻る様相に、私達は電ノコという道具を想像したがそれにしたって物騒過ぎる。

 

『さぁ…行くぞぉぉぉぉぉぉ!!!!』

 

「「「にゃぁぁぁぁぁぁ!!!!!ε≡≡ヘ( ´Д`)ノ」」」

 

その回転ノコギリを振るうネロからコメット姉妹・クーリェが逃亡を始め、追う鎧騎士(回転ノコギリ)+逃げるアイドル達というホラー映画で大ウケしそうなテイストになった。

 

「鎧姿なのに電ノコのせいでアンバランスさが半端ないよ〜」

 

「逃げないと轢かれる!!」

 

『フハハハハハハハ!!!!!!』

 

大魔王みたいな笑い声を零しながら、追いかけるネロを止める為に私たちは飛び出した。

次の瞬間……ネロが私達の方へ旋回し走り寄ってきた。だがネロは私達の横を素通りした後、いつの間にか持ち替えた[銀色の中盾]に金色の魔力を纏わせ……

 

「ふんっっっ!!!!」ー\\ガインッッッ//

 

何かを弾いた。

その何かは砲弾であり、ネロはその砲弾が飛んできた方向を睨みつける。

その視線の先にはISを展開したラウラ・ボーディヴィッヒが忌々しそうな顔をしながら立っていた。

 

アンロックユニットに付随するレール砲の砲口から煙が昇っているため警告もなしに私達に向かって撃ったと見て取れた。

 

「…チッ……防がれてしまったか……」

 

「貴様の攻撃なぞ通ると思うなよ?」

 

銀色の中盾を先程の銅色の大盾に切り替え、背中に現出した赤銅色の大剣を抜刀し戦闘態勢を整えたネロ。

アリーナには互いの殺気が満ち溢れてきているが、此処でネロは大剣を背中にしまい、そこに大盾を重ねる様にマウントし、あろう事か敵に背中を向けたのだ。

ここで闘う気は無いとアピールしたつもりなのだろうが、頭に血が登りきった相手には通用してないらしい。

 

「貴様ッッッ!!私を侮辱するか!!!!ココで始ッッッ……『ラウラ・ボーディヴィッヒ!!貴様何をしている!』……興が冷めた…命拾いしたな…」

 

そしてアリーナを去っていったラウラ。

背中の[角の大盾]・[オルドビスの聖剣][坩堝の斧鎧]を収納したネロは、こちらに振り向くと、腕時計を見るような仕草を取った。

 

私達は急いで時計を見ると、その時刻は、朝食時間の10分前であり、ここからは走らねば到底間に合わないと実感させられた。

 

「「「急げぇぇぇ!!!!」」」

 

急いで更衣室に向かって駆けだす。ネロはその様子をケラケラと笑いながら眺めていた。

 

 

 

……続く!!……

 

 

 





[魔力活性の輝石針]

青い針状のアンプル。
輝石を針状に加工しそこに魔力を詰めたネロの開発品。
割ると魔力の回復だけではなく、一定時間は魔力を消費する魔術・祈祷・戦技の魔力消費を肩代わりしてくれる。
ゲロビ[彗星アズール]を放つ時は"魔術の地"と併用して使うほどである
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