【星詠衆】
[星詠の編笠]を被る忍装束の軍団。全てが一騎当千の強者であり、[星の魔術]を持つ。【星詠衆】は、宙の彼方より飛来した[星街すいせい]の歌声に惹かれ、彼女の剣として守護り続けている。
ーあぁ!永遠なれ!星の姫よ!ー
星詠衆の忍刀
星詠衆が所持する、金細工の刀、扱うには、技量に優れて無ければ、其れはただの族と変わりない。
専用戦技[斥力斬波]
[重力]を纏ったその斬撃波は当たれば斥力によりコチラが吹き飛ぶ、その為、割と嵌め殺し性能の高い戦技である。
街を散策するイチカ。道中、
「アー…アムッ…美味いな……さぁて…おん?」
そこにはイチカがかつて、足を運んでいた食堂……[五反田食堂]がぽつんと立っていた。何故か、負のオーラが漂っているが……
「…厳さんに、挨拶行ってみようかな?……」
と、懐かしの店に足を運ぶことにした。
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〜五反田一家side〜
「こんにちはー……えぇ…何この陰気…」
店のドアを空け、中に入る。
その前に、[星詠の編笠]を取り、席に向かって歩み出す。
「( ゚д゚)ゲッ!"じっちゃーん!客だ!!」
「バカタレ!はよ言わんかい!」
「何食いますか!」
イチカはそうだったよこの雰囲気だ。とクツクツと笑いながら、とあるメニューを口にする。
「…そうだなぁ……"極甘かぼちゃの煮付け定食"を頼もうか、( ̄∀ ̄)ニヒヒ」
そのメニュー名を呟いた瞬間に、赤髪の少年少女は、一瞬だけ皿を落としそうになってしまった。何せ、そのメニューは、織斑一夏と呼ばれた少年とこの食堂に居る五反田一家しか知らぬことであったのだから。
「おま……なんでソレを知ってんだ……」
「…あの…まさか…"一夏"……さん?……嘘…ですよね?」
「…気付くのはやっ…というか"蘭"ちゃんより気付くの遅せぇよ"弾"!」
自分の正体を明かしたイチカ。すると、"蘭"と呼ばれた少女がイチカの胸元に飛び込み泣きじゃくっていた。イチカは、それを黙って受けいれ、ゆっくりと慰めていた。
「…ぅぅぅ…いぢがざぁぁぁん………えぐっ…ひっぐ……」
「……うん…うん…」
「おう"一坊"……元気そうで良かったな……」
「厳さんこそ……それに…"弾"久しぶりだな……」
この[五反田食堂]はイチカが、織斑一夏として存在していた時の、心の拠り所とも言えるべき場所だった。…"厳"さんや悪友の"弾"それに、妹の"蘭"と少ないが、一夏にはいた数少ない味方だった。
「おい…一坊……お前さん今まで何処に居たんだ?」
「そうだ!一夏、お前が居なくなったっていう日から結構探したんだぞ!」
「……グスッ…そうだよ…確か、"束博士"にも手伝ってもらったんだっけ……」
「……ちょっと待ったァ!!
ドアを壊さぬ様に思いっ切り開けて登場したのは"篠ノ之束"その人であった。
そして、黒いゴシックドレスに身を包んだ少女がやって来てイチカは二重の意味で驚愕した。
「っっっ!…………マドカ?、マドカ……なのか?」
「あっ…にっ…兄さん…(இ௰இ`。)」
「大丈夫だったか?…あの野郎に何か言われていないか?」
イチカはマドカと呼んだ少女をゆっくりと抱き締めると、少女は、死んだと思っていた兄の温もりを感じていたと同時に思いっきり泣き出した。
イチカは死んでしまったと思っていたマドカを抱き締めながら、久し振りの妹との再会を噛み締めていた。
\[閉店中]/
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と書かれた看板が掛けられた[五反田食堂]の店内では、背中にマドカがセミみたいに引っ付いたままイチカが座り、束さんと共にやって来た2人を紹介する。
「じゃ〜ん!今は束さんの部下のお二人だよ〜」
「……オータムだ…宜しくな…」
「私の名はスコールよ…宜しくね♡」
「あ、どうも…"織斑"イチカです……宜しくお願いします……束さん、大変でしょ?」
自己紹介と共に始まった束への愚痴…束さんに言葉の槍がグサグサ刺さり束さんが落ち込むというすごい光景を見たあと、イチカの身の上話が始まった。
「じゃ…いっくんはその世界で何してたの??」
「あー、端的に言うと……[神々VS俺+a]の大戦争ですね……」
「一夏よぉ、ヒロイックサーガもドン引きの偉業じゃねぇか……」
「やってる事がアレだから"世界の薪"になった終りもあったなぁ……」
「一夏くん?、良くまともでいられたわね…」
「真面は、[ホロアース]で死にました…それに、スコールさん…狂い過ぎて真面に見えるだけです(目そらし)」
そして束さんは、イチカのいた[ホロアース]について行きたいと言うが、イチカは、ちょっと苦虫を噛み潰したような顔をした。
その理由が……
「行って見ます?…多分、束さんでも2秒であの世行きのチケットが貰えますよ?」
「…( ゚д゚)…マジ??」
…[ホロアース]は侵入者に対して容赦をしない。というか1回、星の外の存在を受け入れて酷い目にあったことがあるため、世界の外からやってきたやつに対しては過敏になるのである。
「ん〜、じゃ今度はこっちから質問……何処でマドカを見つけたんですか?」
「…マドカを見付けたのは私達、[亡国企業]よ……」
「[亡国企業]…テロ組織だと聞いたけどな……まさか?」
「安心しなさいな、マドカは裏方作業に徹底させたわ…殺しはしてないわよ」
行方が分からなかった妹の心配を真っ先にするあたり、イチカの根底は、変わってないんだと微笑む束。
……他人を思いやる……その心意気は、この世界にいた時から変わらないのだから。だが、束さんはイチカの過去を知っているため、とある疑問を口にする。
「何で、いっくんは、ここに帰ってきたの?この世界にいい思い出ないのに……」
「…"里帰り"と言えばいいのか……端的に言えば、この世界にやってきた"異物"の排除です。」
「異物って……巷で言われてる"絶対天敵"見たいなやつ?」
「いや、アレ違います。あんな"
"絶対天敵"とやらは、ソチラが対処するべきであり、大元は別に居るとイチカはそう告げる。
絶対天敵達がそのセリフを聞いた場合、ガチ切れしそうだが……
「……まぁ、終わったらあっちに帰る気でいますし…
それに…長旅なんて慣れています!伊達に200年も向こうに居ませんし!」
束さん達は、開いた口が塞がらなかった。
そして、イチカのその言葉に、うん?となった。
「帰る?」
「…あっはい…俺がやるのは、[異物]の排除ってだけで…この世界のゴタゴタに巻き込む気なら、途中で帰りますよ?」
イチカは、あくまで[異物]の排除を念頭に置いており、この世界自体のゴタゴタに巻き込まれるのは、勘弁だと告げた。
並ばと束さんは、ある決心をした。
「なら、束さん達が、いっくんのことをサポートしてあげる!!…いっくん…この世界の事知らないでしょ?[今]の状況を教えるし、戸籍の方も束さんに任せなさい!!それに、束さんの研究所で護衛として居住すればいいじゃん!いっくんはココからその異物の場所に向えるし、束さんの研究所は見つかる心配のない場所だからね♪」
「束さん……(・д・)ゞ アザッス!」
「…兄さんと一緒に入れるのか!!」
イチカからしてみれば、願っても無い相談だったからだ。
向こうでは、魔術、祈祷、戦技、を恐ろしいくらいの知識欲で学び、自分の知識として蓄えた為に、教えてくれるならチャンスだと束さんに頼み込んだ。
そして、マドカは、別の意味で大喜びした。少ない?時間かも知れないが兄と一緒に居れるのだろうと、想像出来たからである。
「……待って下さい…それ何か、裏ありますよね…」
だが、イチカの思考は、この言い方に裏があると踏んでいた。
「……うん…束さん達を[ホロアース]に連れて行って欲しいな〜と…ダメ?」
「…あ〜……[建国祭]があるのでその時には、ご案内致します。」
「[建国祭]…?」
「…[ホロアース]を経由していける[レインボーアース]にある[桜魔皇国]で行われるお祭りです…」
世界を越え、また世界を越えた先で行われる、ある皇国のお祭りに束さん達を招待すると言った、イチカ。
束さん達は、期待半分恐れ半分の心持ちで待ってるよ……と言っていた。
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「……ん?なんだコレ?……死亡?」
「んげっ…一夏、ソレはっっっ!…」
イチカは1枚の新聞を見つける。そこにはデカデカと[織斑の恥晒し!!めでたく死去!!]と書かれていた。
ソレを一夏は、永久に眠り続ける少女[伊那尓栖]に群がろうとしてくる、[異星の眷属]共を見るような冷た過ぎる眼をしていた。
(死のルーンの紋様が瞳孔に現出している)
「:( ; ´꒳` ;):ガタガタガタガタ……一夏?怖ぇよ…」
「…束さん?これ書いたの何処?」
束さんに出版社というかこれを言い出した奴らの居場所を聞き出そうとして、束さんは…あ、キレてる。と直感した。
「いっくん…:( ;´•ᴗ•):どうするつもり?……」
「いやぁ…こんなの書いたんだからね〜、御礼として、
[
(((絶対にヤバいやつじゃん( ゚д゚))))
「いっくん?後で、ボコる機会は上げるから、今はやめて?ね?」
「あぁ、言っておきますが、別に来られても行方不明とか傀儡に出来ますからねぇ…」
(((((仄暗い笑みが怖ぇ……:( ;´꒳`;):…)))))
「束さん…止めねぇんだ…」
頭のネジが取れた天災と倫理観が吹き飛んだ(元、落ちこぼれ)味方になったら、無茶苦茶恐ろしいおふたりである。
(束さんは、知力とスペックを駆使して相手を追い込む)
(イチカは、罠も敵も全て真正面から粉砕してボコリに来る。)
違う方面で理不尽のふたりが手を組むととんでもないのが誕生します。
祈祷・[不死鳥散華]
不死鳥達の中でも最高峰の力を持つ小鳥遊キアラの持つ奥義。
自らの背に
灼熱の業火が周囲一帯を覆い尽くすが、そこに居る命は、業火に蝕まれながら、同時に放出される命のオーラにより
術者本人は、失った体力と傷が癒えるだけであり、
不死鳥特有の業火の中から生まれ出るという伝説の発端となった。
(モーションは、…朱きエオニア…)