ぼっちな貴女に恋をして   作:ぬこノ尻尾

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sideAはsideA側の時間で進んでいるので、若干の時間軸の前後あり。


六手塵殺の七者面談~sideA~

 

 

 制服も夏服に切り替わり、すっかり温かくなりました。ひとりさんは結束バンドのオリジナル曲も完成し、初ライブを目指して練習などを頑張っているみたいで、普段の様子を見てみても充実している様に見えて、生き生きとしているひとりさんを見ると、私も凄く幸せな気持ちになれます。

 オリジナル曲もひとりさんが弾いて聞かせてくれましたし、ライブで見れる日が楽しみです。

 

 そんなことを考えつつ時計を確認すると、そろそろ伝えられた時間になるので玄関に向かうことにします。今日は、お母様が日本に帰ってきており、忙しい中で時間を作って会いに来てくださるとのことで、お母様を迎えに向かいます。

 お母様は世界中を飛び回っており、お父様以上に忙しいと言っていい方ですし、今日も家に寄れる時間は短いようですが、忙しい中でも時間を調整して私と会う時間を作ってくださるのは嬉しいものです。

 

 どうやらタイミングは完璧だったようで、私が玄関に辿り着くと丁度ドアが開いてお母様が姿を現しました。

 

「有紗ちゃん、ただいま~!」

「お帰りなさい、お母様」

 

 お母様は私を確認すると嬉しそうな笑顔を浮かべて駆け寄り、私の体を抱きしめてくれました。お母様と会うのは久しぶりなので、少し恥ずかしくも嬉しいです。

 

「また、一段と綺麗になったわね。やっぱり、恋をしてるからかしら?」

「そうですね。ひとりさんと出会ってから、毎日がいままで以上に楽しいです」

「うんうん。やっぱり、恋をすると女は綺麗になるわよね。う~ん、ゆっくり話を聞きたいところなんだけど……」

「やはり、あまり時間はありませんか?」

 

 お母様とはロインなどでもやり取りはしており、ひとりさんのことも伝えていますが、やはり自分の口でいろいろ話したいという気持ちはあります。

 しかし、お母様の表情を見る限り、やはりあまり時間が無いようです……このまま、ある程度玄関で話をして終わりという感じですね。

 

「女優業の方で、映画の撮影がもうすぐ始まるからね。すぐにアメリカに飛ばなきゃならないのよ」

「そうですか、それは残念です。私もお母様とはゆっくりお話ししたかったですが……」

「ああ、でも、撮影が終わったら纏まった休みが取れるから、その時に一緒に旅行にでも行きましょ」

「はい。楽しみにしています」

 

 お母様は世界的な人気モデルであると同時に、女優としてもかなり評価されており、多くの映画などに出演しています。映画館でもお母様の出演している映画を見るのは、私にとっても楽しみのひとつですね。

 このタイミングで撮影に入るということは、夏はほぼアメリカに滞在する形になりそうです。そうなるとお母様との旅行は秋頃ですかね? 待ち遠しいです。

 

「あっ、そうそう。有紗ちゃんにプレゼント……遅くなっちゃったけど、高校の入学祝よ」

「これは、腕時計ですか?」

「そうよ。有紗ちゃんも高校生になったんだし、いままでよりワンランク上のものを身に着けてもいいと思ってね。スイスに行って買い付けてきたのよ」

「お母様……ありがとうございます」

 

 お母様が渡してくれた箱を開けてみると、美しいデザインの腕時計が入っていました。この特徴的なデザインは、お母様も愛用しているスイスの超高級時計メーカーのものですね。お母様の性格を考えると、おそらく最新作ではないかと思います。

 わざわざ私のためにスイスに直接足を運んで購入してきてくれたお母様の気持ちがとても嬉しいです。しかし、なんというか、やはり親子というべきでしょうか……同じようなことを考えていたみたいです。

 

「……お母様、実は私もお母様にプレゼントがあるんです」

「え? 私に?」

「はい。こちらも、かなり遅くなりましたが母の日のプレゼントです。やはり直接渡したほうがいいと思いまして、お母様が戻ってくるのを待っていました」

「この箱、サングラスかしら?」

「はい。以前お母様がそのうちサングラスを新調しようかと仰られていたので、私の方でお母様に似合いそうなものを選ばせていただきました」

「まっ! 嬉しい! ありがとう、有紗ちゃん!」

 

 プレゼントを渡すとお母様は満面の笑顔を浮かべ、ギュッと私を抱きしめてくれました。そして、すぐに箱からサングラスを取り出して、装着します。

 

「どう? 似合う?」

「はい。とても、カッコいいです」

「ありがと、大事に使うわね……っと、もうこんな時間。ごめんね、そろそろ飛行機の時間があるから、行くわね」

「はい。お気をつけて」

「ええ、有紗ちゃんも季節の変わり目だから体調には気を付けてね。それじゃ、また連絡するわ」

 

 元気よく手を振って去っていくお母様を、私も手を振って見送ります。娘の私から見てもお母様はいつまでも若々しくて、エネルギッシュで……私も、見習わなければなりませんね。

 とりあえず部屋に戻って、お母様から頂いた腕時計を付けてみましょう。できれば合う服も考えたいところですし、場合によっては腕時計に合わせて新しい服を購入するのもいいかもしれません。

 

 

****

 

 

 休日でひとりさんも今日はバイトもバンドの練習も無いとのことだったので、ひとりさんの家を訪れて一緒に過ごしていました。

 その際に気になったのが、部屋の片隅に山積みになっている写真でした。

 

「……ひとりさん、これは?」

「あっ、それは、結束バンドの皆と撮影したアー写……アーティスト写真です」

「へぇ、この方たちがひとりさんのバンド仲間なんですね……詳しく聞いてみたいですが、その前にひとつ……なぜ同じ写真がこんなに大量に?」

「あっ、最初は壁一面に貼ってたんですけど、お母さんが目がチカチカするし怖いから剥がせって……」

「なるほど……」

 

 よほどこの写真が気に入っているのでしょう。たしかに皆さんで手を繋いでジャンプしている姿は仲の良さも伝わってきて、ひとりさんの表情も俯き気味ではありますが少し明るく感じられます。

 バンドメンバーに関しても、ある程度の話は聞いているので、誰が誰かというのは想像できますが……機会があるなら一度会ってみたいものです。

 

「……むぅ」

「あっ、有紗ちゃん? ど、どうしました?」

「あ、いえ、申し訳ありません。少し羨ましいなぁと……私もひとりさんと一緒に写真を撮りたいですよ」

 

 そう、ひとりさんがバンドメンバーと仲良くやっているのも、バンド生活が充実しているのも喜ばしいことではあります。でも、それはそれとして羨ましいです。

 私はひとりさんと一緒に写真を撮ったことがありません。理由としては単純に、ひとりさんの性格上外に遊びに行くということがなく、普段は遊びに来ても部屋で一緒に過ごす感じなので、そういう機会が無かったというのが要因と言えます。

 ひとりさんを困らせる気は無いですが……うぅ、やっぱり羨ましいです。

 

「……あっ、あの……それなら、どこか近場に出かけて……い、一緒に撮りますか?」

「……え?」

 

 その言葉は正直予想外で、恥ずかしながら一瞬思考が停止してしまいました。写真を撮ろうかと言ってくれたこともそうですが、なによりもひとりさんが「近場に出かけよう」と発言したのに驚愕しました。

 そう言ったお誘いをしてくださるのは、知り合ってから初めてのことで、心に歓喜の思いが吹き荒れるのを感じました。

 

「よ、よろしいのですか?」

「あっ、は、はい……有紗ちゃんが撮りたいなら」

「ありがとうございます! で、では、早急にカメラマンの手配を……」

「あっ、い、いや、カメラマンとかは、無しで……普通にスマホで、じ、自分たちで撮りましょう」

「そ、そうですか……分かりました。では、ふたりで参りましょう」

 

 せっかくのひとりさんとの写真なのでプロのカメラマンを手配しようかと思いましたが、ひとりさんの性格を考えるとそういうのは好みませんね。つい、舞い上がってしまいました。

 しかし、それはそれとして、写真の撮影もそうですが、ひとりさんとふたりで出かけるというのも登校以外では初めてなので、とても嬉しいです。本当に、私の願いを叶えてくれたひとりさんに感謝ですね。

 

 

****

 

 

 ひとりさんと一緒に、住宅街の道を歩きます。普段通学の際に向かう駅とは逆方向なので、少し新鮮な思いです。

 しかし、こうしてふたりで出かけているのは、実質デートと言っていいのでは? ……さすがに性急ですかね?

 

「こちらの道にはあまり来たことがないので新鮮ですね。ひとりさんは、よくこちらの方に行かれるんですか?」

「あっ、えっと、中学校がこっちの方向だったので中学時代はそこそこ……いまはあんまり来ないですね。コンビニとかも近いのは駅方向なので……」

「なるほど、ちなみにどこかひとりさんのオススメの場所はありますか?」

「あっ、この道をしばらく行くと丘……というか、少し高台になった場所に小さな公園があります。そっ、それなりに景色はいいかと……見えるのは住宅街ばかりですけど」

「それは素敵ですね。行くのが楽しみです」

「あっ、あんまり期待しない方が……ほ、本当に小さい公園です。何年か前に、少し離れたところに大き目の公園ができてからは、休日でもほぼ人の居ない公園です」

 

 なんとなく、その公園を目的地に選んだひとりさんの心境は分かる気がします。というか、休日にすすんで公園に行こうとしている時点で、ひとりさん的にはかなり勇気を出してくれているのではないかと思います。

 本当にひとりさんの、深い慈悲の心が身に染みるようで、ますます好きになりました。

 

 そのまま他愛のない雑談をしながら歩いていると、ほどなくして目的の公園に辿り着きました。ひとりさんが言っていたように、少し高い位置にある公園で住宅街を見下ろせるような位置にあり、なかなか景色のいい場所でした。

 ただ、遊具は無く、ベンチが二つほどあるのみの本当に小さな公園で、ひとりさんが言っていたように他に人は見当たりませんでした。

 

「いい景色ですね。今日は特に天気もいいので、町並みが綺麗に見えます」

「あっ、えっと、どこで撮りますか?」

「そうですね……あそこのベンチはいかがでしょう? ちょうど、後ろに町並みも映りますし、座って撮った方が撮りやすいでしょう」

 

 場所にあたりを付けて、ひとりさんと並んでベンチに座ります。ひとりさんは持って来た自撮り棒を取り出して、私に手渡してくれました。

 

「ありがとうございます。お借りしますね」

「まっ、まさか……それを使う日が来るとは、思わなかったです」

「自撮りをするために購入されたのでは?」

「あっ、いや、えっと……スマートフォンを買ってもらった時に、今後友達と撮ったりするのに必要じゃないかと……結果新品のまま押し入れの肥やしでした。は、ははは……集合写真以外の写真なんてこの前初めて撮ったばかりの、下北沢のツチノコです」

「……う、うん?」

 

 なぜ下北沢? なぜツチノコ? よくはわかりませんが、時々ひとりさんは独特の言い回しをするので、今回のもその一環でしょう。

 

「でも、こうして実際に想定通りに使う機会が来たのですし、ひとりさんは先見の明がありますね」

「……いっ、言われてみれば……確かに、最初に想定した使い方ですね。はは……分からないものですね」

 

 私の言葉を聞いたひとりさんはクスッと小さく微笑みを浮かべました。どことなく楽しそうな印象で、なんとなくではありますが、最初に会った頃よりずいぶんとひとりさんと打ち解けられているのを実感できて、なんだか幸せな気分でした。

 自然と笑顔になるのを感じつつ、自撮り棒にスマートフォンをセットして画面を見ながら撮影の準備をします。

 

「それじゃあ、ひとりさん。撮りますね」

「あっ、はい」

「では、3,2,1、はい!」

 

 せっかくなので何枚か少し角度を変えつつ撮影し、自撮り棒をたたんでから撮った写真を確認します。ひとりさんと並んでベンチに座り、写っている写真は見るだけで幸せになれると断言できる程素晴らしい物でした。少しだけ、はにかむ様に微笑んでいるひとりさんの姿も大変素敵です。

 

「綺麗に撮れましたね」

「あっ、有紗ちゃん、写真写り凄いですね……こ、こうして並ぶと、私のしょぼさとの差が凄まじいです」

「そうですか? むしろ、私としては愛らしいひとりさんの姿にばかり目が行きますが……」

「いっ、いや、それは、有紗ちゃんだけかと……まっ、まぁ、有紗ちゃんらしいですね」

「う、うん? とりあえず、ひとりさんにもデータを送っておきますね」

「あっ、はい。ありがとうございます」

 

 素晴らしい写真が撮れたので、家に戻ったらさっそく印刷して額に入れて飾りましょう。スマートフォンの待ち受けにもするつもりですが、写真立てなどに入れて机の上に飾るのもいいですね。いつでも、今日の素晴らしい出来事を思い返せるのは最高です。

 

 とりあえず目的である写真の撮影は終わりましたが、そのまますぐに帰るというのもなんだったので、しばしひとりさんとベンチに座ったままで雑談を楽しみます。

 話は主にひとりさんのバンド活動に関して、やはりかなり充実しているみたいで、話す姿は楽しそうです。

 

「バンド活動が楽しそうで、私も嬉しいです。ライブも近いですかね?」

「あっ、そうですね。夏休みとか、その辺りが丁度よさそうな気がします」

「そうですね……話は変わるのですが、夏休みといえば……その前に期末テストがありますが、そちらは大丈夫で……ひとりさん?」

「……あっ、あはっ、あはは……だだ、大丈夫……じゃないです」

 

 大抵の学校がそうであるように、期末テストで赤点を取ってしまえば夏休みに補習なりがあることでしょう。そうなると、バンド活動も大変ではないかと思って声をかけたのですが……これは、思った以上に駄目そうな感じがします。

 なんというか、ひとりさんの顔がとんでもないことになっているというか、顔だけで中間テストが散々な結果だったことが伝わってきました。

 

「……ちなみに、中間テストの最高点は?」

「……ろっ、6点です」

「……最低点は?」

「…………0点です」

「……5教科合計は?」

「………………17点です」

 

 10点満点とかではないですよね? なさそうですね、この表情だと……。ひとりさんの性格を考えると、テストは真面目に受けているはずなので、その点数ということは全力で挑んだ結果と推測されます。だからこそ、ひとりさんも絶望的な表情を浮かべているのでしょう。

 

「……もしよければ、私が教えましょうか?」

「あっ、え? い、いいんですか!?」

「ええ、流石にいきなり平均点以上というのは難しいとは思いますが、赤点の回避ぐらいであればお手伝いできるかと」

 

 5教科合わせて20点未満という現状では、流石に集中して教えたとしても平均点越えは難しいでしょう。ですが、赤点の回避だけなら中間テストの問題と試験範囲を確認して、必要な要点だけを集中して指導すれば可能でしょう。

 補習となればバンド活動にも影響が出るでしょうし、出来るだけ力になりたいものです。

 

「あっ、有紗ちゃん……え、えっと、ちなみに有紗ちゃん……中間テストの最高点は?」

「100点です」

「さ、最低点は?」

「97点です」

「ご、ごご、五教科合計は?」

「494点です」

「ひ、ひぃぃぃ……」

 

 高校最初の中間テストは中学時代の復習の意味合いも強いので、それほど難しいものではありません。ケアレスミスが無ければ、最高498点までは行けていたと思います。1問完全に覚え違えをしていたので、そこに関しては、ケアレスミス無しでも落としていたでしょうが……。

 まぁ、テストというのは点数を取るのが目的ではないので、そこまで点数を気にする必要はありません。重要なのは知識の確認であり、見直すことで覚え違いなどを見つけられ、次に生かせるのがなによりの利点ですね。

 

「ともかく、安心してください。赤点の回避だけなら、それほど詰め込んで勉強をしなくても、要点だけ押さえておけば大丈夫ですから」

「あっ、はは、はい! ごご、ご指導よろしくお願いします、先生!」

 

 大げさな様子で敬礼をするひとりさん……なぜ敬礼なのかはよく分かりませんが、やる気は十分に伝わってきました。とりあえず、今度ひとりさんの元を訪れるまでに、ひとりさんの学校のテスト範囲などを聞いて練習問題を作ってきましょう。

 

 

****

 

 

 ひとりさんに勉強を教え始めて数週間が経過し、練習問題でもそれなりに点数が取れるようになってきたので、赤点の心配はなさそうです。

 ひとりさんは真面目に勉強されているようですが、要点もそれ以外もなにもかも片っ端から理解して覚えようとするあまり逆に上手く勉強ができていない印象でした。趣旨本質を理解しないまま詰め込み過ぎた結果、自身でも混乱してしまっているのが低い得点の原因でしょう。

 なので、必要な部分を細かく絞って集中的に教えると、理解力はちゃんとあるので覚えたところはしっかり解けるようになっていきました。

 今回の期末は赤点ギリギリ回避ぐらいの30~40点になるでしょうが、秋の中間や期末であれば、同じように指導すれば60点前後は取れそうな気もします。

 

 ちなみに、ひとりさんのバンド活動は、オリジナル曲も数曲完成して極めて順調の様子ですが、ライブハウスでライブを行うためにオーディションを突破する必要があるみたいで、そちらに向けて頑張っているみたいです。

 ライブハウス側も商売である以上、誰でも出演させるわけにはいかないという気持ちもわかりますが、願わくばひとりさんにとっていい結果になって欲しいものです。

 

 そんな折、ひとりさんからロインにてライブハウス「STARRY」……ひとりさんと結束バンドが拠点としているライブハウスに来られるかどうかという内容のロインが届きました。

 なんでも、バンドメンバーやライブハウスの方に私を紹介してもらえるとか……元々、結束バンドの皆さんとはお会いしたいと思っていました。最速で初ライブ後と思っていましたが、思っていたより早く機会が回ってきたのは喜ばしい限りです。

 

 ひとりさんが一緒に活動するバンドメンバー……お会いするのが楽しみですね。

 

 

 




時花有紗:基本的にコイツはブレーキ壊れている以外は完璧超人レベルでなんでもできるので、勉強も普通に得意。ひとりとのツーショットはウッキウキで引き延ばして額に入れて飾っている。

後藤ひとり:ぼっちちゃん。有紗への好感度は順調に高まっており、写真などに関しても「有紗ちゃんが撮りたいなら……」と、普段からは考えられないほど積極的に動くようになっている。

有紗ママ:モデルで女優。世界中を飛び回って活動している。有紗の行動力は間違いなく母親譲り。例によってたいして出番はないので覚えなくてOK。
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