ぼっちな貴女に恋をして   作:ぬこノ尻尾

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二手決殺の自宅訪問~sideB~

 

 

 人は、未知なるものに怯える存在である。後藤ひとりにとって、いままさに目の前に存在する女性は未確認生物にして未知の侵略者と呼んでいい存在だった。

 そして、悲しいかな人とは奇襲に弱い生き物だ。予想外の出来事に遭遇した混乱から立ち直るころには、全てが手遅れとなっていることも多い。

 

「お義母様だけでなくお義父様ともお会いできて、光栄です」

「ついに、娘が……ひとりが、我が家に友達を招く日が来るとは、感動だよ。これからもひとりと仲良くしてやってくれ」

「はい! それはもちろん!」

「ねぇねぇ、有紗ちゃんは、本当におねーちゃんのお友達なの?」

「ええ、そうですよ。そして、将来の妻でもあります。なので、ふたりさんも私のことは義理の姉と思ってくれていいですからね」

「すごいね~おねーちゃんにお友達なんて、本当にいたんだ。絶対いないと思ってたのに~」

 

 一日前に初めて会い、翌日には家に襲来した女性が、いつの間にやら家族に「ひとりの友達」として認識されており、いまさらひとりが「昨日会った変な人です」とは言い出せないほど外堀が埋まっていることも、手遅れのひとつだろう。

 

(……すっごく仲良くなってる!? こ、これが陽の気を持つ者の力……ど、どど、どうしよう!? というか、この人サラッと家族に向かって将来の妻とか言ってるんだけど!!)

 

 この流れになってしまうと、コミュ症で口下手なひとりの話術で挽回は不可能であり、当然の流れとして挨拶が終わった後はひとりの部屋にとなるのは避けられない。

 結局ひとりは、なんの反論も出来ずに死んだ魚の目で有紗を自室に案内することとなった。

 

(い、いったい、なにが目的なんだろう? 昨日金を巻き上げられなかったから、家にまで取り立てに? そもそも、どうやって私の家を……ま、まま、まさか、後を付けて……)

 

 実際はひとりが自ら住所を教えたのだが、その時はテンパっていたこともありすっかり忘れてしまっていた。前日に美人局では? と考えていたこともあり、ひとりの思考はいま大ジャンプをしていた。すなわち、有紗が己の住所を調べて取り立てに来たのだと……。

 

「綺麗なお部屋ですね」

「あっ、い、いや……物があまりないだけです。どっ、どうぞ、お好きなところに座ってください」

「恐れ入ります」

 

 いよいよ本丸……最後の砦ともいえる自室に有紗が到達し、ふたりきりという状態となったことでひとりの緊張は最高潮と言っていい状態だった。

 有紗と向かい合って座った時の心境たるや、獰猛な肉食獣の前に生身で差し出されたようなものであった。

 

(な、なな、なんとか……手持ちのお金だけで勘弁してもらえるように……全力で土下座とかして……)

 

 チラリと貯金箱の位置を確認したり、いま財布にいくら入っていたかと思案したり、落ち着きなく視線を動かしたあとでひとりは意を決して告げる。

 

「……あっ、あの……わわ、私、あんまりお金とかは持ってなくて……ごっ、ご期待には沿えないかと……」

「お金ですか?」

「はひっ!? もも、もちろん、逃げようだなんてわけでは無く……」

 

 しかし、ひとりの言葉に対して有紗は心底不思議そうに首を傾げた。それもそうだろう、彼女にしては好きな相手……将来結婚する予定の相手の自宅に遊びに来ただけであり、なぜそこでお金云々の話が出てくるのか……まさか、ひとりが己を美人局の類と勘違いしているとは察せるはずもない。

 

 ただ、有紗もまた並の思考回路はしていない。彼女もまた超次元ともいえる思考によって、ひとりがお金の話しを切り出した意図を……完全に間違いではあるが察し、納得した様子で頷いた。

 

「なるほど、大丈夫です。どうかご安心を……私はこう見えても、個人資産はそれなりに所持しておりますので、将来ひとりさんに不自由な生活をさせるようなことはありませんと約束いたします」

「あっ、えと……あっ、はい」

 

 これはこれで奇妙な切り返しではあるのだが、幸いにもその言葉はひとりに己の勘違いに気付かせる要因となった。

 

(……あれ? なんか、話が噛み合わない。お金目的じゃないとすると……私みたいなミジンコ以下の存在の元を訪ねてくる理由なんてないのでは?)

 

 後藤ひとりは、ギター関連以外ではかなり自己評価が低い、故に有紗の目的がひとり自身という考えを早々に捨てていた。

 しかし、他の道が塞がれてしまえば、一度捨てた可能性を考え始めることもある。

 

(えっと、考え方を変えてみよう。仮に時花さんの言葉に一切の嘘が無かったとしたら……この人は、私に一目ぼれして……家まで押しかけてきて……ッ!?!?)

 

 大きく横道に逸れていた思考が戻り、ひとりは顔に血が集まっていくのを感じた。チラリと有紗の方を見てみると、視線に気付いた有紗はニコリと見惚れるような笑みを浮かべる。

 

(……捕食者の目をしている!? ここ、このままではよい子には見せられない展開とかになるんじゃ……あわわわ)

 

 しかし、そもそもの人付き合いが少ないこともあり、彼女の思考は飛躍しがちである。まぁ、思考の飛躍に関しては目の前に座る有紗も負けてはいないのだが……。

 

「あっ、あの!? 私、のの、飲み物を用意してきます」

「そうですか? お気を使わせてしまって申し訳ありません」

「いっ、いえ、しょしょ、少々お待ちを……」

「はい。ありがとうございます」

 

 とにかく少し考えを纏める時間が欲しかったひとりは、飲み物を用意すると言って立ち上がり、一階に降りていく。

 

(どうしよう、どうすれば……あんな陽の気に溢れるお嬢様を相手に、私のゴミみたいなコミュ力で太刀打ちできるわけない。丸め込まれて、押し切られて……天井のシミを数えることになる可能性も……い、いや、流石にいきなりそんな強引に……会った翌日に実家に襲来するような行動力MAXの相手に、そんな常識が通用するのだろうか?)

 

 悶々とした思考の中で、それでも手だけは動かして飲み物を用意していると、ふとその場にひとりの妹であるふたりが近付いてきた。

 

「おねーちゃん」

「え? ふたり?」

「おねーちゃんって、本当にお友達がいたんだね。絶対見栄張って嘘ついてると思ったのに~」

「い、言ったでしょ。お姉ちゃんは家で話さないだけで、友達はちゃんと居るんだって」

「うん! 有紗ちゃんすっごく綺麗なお嬢様みたいな人だね。あんな人とお友達になれるなんて、おねーちゃん凄いんだね!」

「こらふたり、お姉ちゃんの邪魔しちゃ駄目よ」

「は~い」

 

 母に呼ばれてニコニコと笑顔で手を振って去っていくふたりを見送りつつ、ひとりは衝撃を受けたような表情を浮かべていた。

 最近己を馬鹿にしている……舐めている様子だったふたりが、見直すような目を向けてきたこともそうだが、それ以上に……。

 

(……友達……そ、そうだよね。その、目的はどうあれ、最初は友達からって言って……友達になったわけだし、時花さんは私の友達なんだよね……は、初めての友達……)

 

 そう、幼き頃から友達0人を貫き続けてきたエリートぼっちであるひとりにとって、ことの経緯はどうあれ有紗は初めての友達といえる存在だった。

 ふたりの言葉でそのことに気付いたひとりは、思わず口元に笑みを浮かべた。

 

(え、えへへ、そっか……友達かぁ。私だって、やれば出来るんだよ。友達だって作れるんだ! この調子なら、バンドを組める日も近いかもしれない!)

 

 あまりにも友達が居ない期間が長すぎたせいか、初めての友達と考えるとそれだけで先ほどまで有紗に感じていた恐怖が嘘のように消えていった。

 ひとりが単純な思考であるというのもあるが、有紗がここまで丁寧な態度を崩していないのも要因だろう。

 

 少し晴れやかな気分で部屋に戻ると、有紗がジッと押し入れの方を見ており、その様子に首を傾げつつひとりは声をかけた。

 

「……あっ、あの……時花さん?」

「え? ああ、お帰りなさい、ひとりさん。私のことはどうか、有紗と名前でお呼びください。年齢も同じですし、口調も話しやすいもので大丈夫ですよ? ああ、私は誰に対してもこの話し方なので」

 

 ひとりが声をかけると、有紗は穏やかな笑みを浮かべる。元々の顔立ちが絶世の美少女ということもあり、その笑顔は同性であるひとりをも照れさせるほど魅力的で、ひとりはやや慌てながら用意した飲み物を置きつつ言葉を返す。

 

「あっ、じゃ、じゃあ……有紗ちゃん……と、とか?」

「素敵ですね。是非」

 

 同級生ということでちゃん付け……失礼ではないかと不安げに提案したひとりだが、有紗は嬉しそうにそれを受け入れ、ひとりはホッと胸を撫で下ろした。

 なにせ彼女にとって友達とは未知の存在であり、恐怖がある程度解けたとはいえ、どう接していいか分からないというのは同じだった。

 

(な、なにか話したほうがいいんだよね? で、でも、友達ってどんな会話を? ロックの話……いや、有紗ちゃん、ロックとか絶対分かんないと思うんだけど……共通で話せそうな話題が……)

 

 コミュ症であるひとりにとって、自分から話を振るというのは極めて難易度が高い。ただ幸いにも、有紗が行動的な女性であり、すぐに話題を振ってきてくれた。

 

「ひとりさん、質問してもよろしいでしょうか?」

「あっ、はい」

「あちらの押し入れにコードのようなものが伸びていますが……なにかあるのでしょうか?」

「あっ、えと、その……ギ、ギターが……あります」

 

 その話題は救いに近いものではあった。ギターやロックに関してなら、ひとりもある程度は話が出来る。立ち上がって押し入れの前に移動し、扉を開けてスタンドに立ててあるギターを手に持ち見せると、有紗は興味深そうな表情を浮かべて近づいてきた。

 有紗はギターについてはまったく知らない様子で、アレコレと説明することで自然と会話することができた。

 

(す、凄いよ。私……いま、友達と会話してる! 私だって、やればできるじゃん!)

 

 友達とお喋りをするという。彼女にとってはハードルの高い行為を行えていることに気を良くし、押し入れの中に置いている機材などの説明も始めたひとりだったが、ある程度生まれていた余裕は次の有紗の行動で消し飛ぶことになった。

 

「いろいろなものがあるのですね」

「はい……はえ? わひゃぁ!? いい、いつの間に、なな、中に……」

 

 いつの間にか有紗が押し入れの中に入ってきていた。狭い押し入れの中にふたりも入っているという状況であれば、当然その距離は近い。ひとりにしてみれば、振り返った瞬間目と鼻の先に有紗の顔があったような感覚だった。

 

(えぇぇぇ!? あ、有紗ちゃん躊躇とかしない人なの!? 距離が、距離が近い……そそ、それになんか上品でいい香りが、あと相変わらず反則じみた顔面戦闘力!?)

 

 それこそ吐息がかかりそうな距離まで一切躊躇なく近づいてきた有紗に対し、ひとりはただただ慌てふためくばかりだったが、有紗の方はさして気にした様子もなく話を続ける。

 

「普段はここで演奏をされているのですか?」

「あっ、ははは、はい……あの、せせ、狭いですし、汚いですし……その」

「そんなことはありませんよ。なんだか秘密基地みたいで、素敵ですね」

 

 極めて整った顔立ちで浮かべる無邪気な笑みの破壊力は凄まじいもので、楽し気な笑顔の有紗を見てひとりは思わず言葉を失った。

 そしてひとりが再起動するより先に有紗の方が口を開く。

 

「ひとりさん、もしご迷惑でなければ、演奏を聞かせていただけませんか?」

「あっ、そ、そそ、それはいいですけど……近いので……離れ……」

「はい?」

「なななな、なんでもないです!? たた、直ちに準備を!?」

 

 一度切っ掛けを逃してしまうとコミュ症であるひとりには、押し入れから出るように交渉するような話術は無い。いや、本来であれば話術など必要ではなく一言でいいのだが、ひとりにとってはその一言すらもそびえたつ巨大なハードルとなる。

 そしてそれを飛び越えられるようならばコミュ症などやっていない。結果、ひとりは慌ててギターの準備をして、肩が触れ合うような距離で演奏を始めることになった。

 

 特にリクエストなどはない様子だったので、ひとりは覚えているメジャーな曲を演奏することにした。出だしこそ緊張からややもたついたが、一度演奏を始めてしまえば演奏に慣れた手は淀みなく動き旋律を奏でる。

 場所がいつも演奏している押し入れの中というのも幸いして、比較的いつも通りの演奏を行うことができた。

 そして一曲演奏し終えて、チラリと有紗の方に視線を動かすと、有紗は感動したような表情で口を開いた。

 

「素晴らしい演奏でした。ひとりさんは、ギターの演奏が上手なんですね」

 

 その言葉を聞いた瞬間、ひとりの体にはえもいわれぬ、痺れるような快感が駆け抜けた。ひとりはコミュ症で自他ともに認める陰キャではあるが、だからこそ承認欲求や自己顕示欲というのは人一倍持ち合わせている。故に家族以外から初めて直接告げられる惜しみない賞賛の言葉は、どうしようもなく嬉しかった。

 

「あっ、えと……えへへ……そそ、そうですかね?」

「はい。演奏している時の姿も凛々しくて、とてもカッコよかったです」

 

 ただ、なんとも言えない快感の要因はもうひとつある。それは賞賛を口にしたのが有紗であったということだ。

 ひとりはまだ有紗のことはよく知らないが、それでもここまで接したことで理解していることがある。それは有紗が明らかにハイソサエティ……上流社会に存在する相手ということ。

 まず間違いなく、有紗はひとりとは住む世界が違うレベルの凄まじく裕福な家庭の令嬢だ。今日の訪問の際に持って来ていた、見たこともないような高級そうな菓子包みを見るだけでもランクの違いを察することができた。

 

 その上、同性であるひとりでも見惚れるほどの圧倒的な美貌、明るく社交的な性格……なにもかもひとりより上の生まれながらの勝ち組と言っていいような存在。それが有紗だ。

 だが、いまそんな有紗がひとりに対し心から尊敬しているという目を向けてきている。他の全てが負けていようとも、ギターに関してだけは明確にひとりが上なのである。

 それはなんとも言えない優越感と共に痺れるような快感をもたらし、ひとりの口元はだらしなく緩んでいた。

 

「ふへへ……そそ、そんな……大したことでは……ほ、他も、演奏しましょうか?」

「ええ、ひとりさんさえよろしければ是非お聞かせください」

 

 その影響もあって先ほどまでより積極的に……自ら提案してさらに演奏を行う。有紗はその演奏を心から楽しそうに聞いてくれており、一曲終わるたびに惜しみない賞賛の言葉を口にした。

 嫌味のない賞賛は耳に心地よく……当初と比べてかなり打ち解けて、ギターやロックの話をすることができた。ひとりの拙い話を、有紗は本当に楽しそうに聞いてくれて……なんだかんだで、ひとりもいつしか時間を忘れて有紗との会話を楽しんでいた。

 

 

****

 

 

 最初こそ突然の襲来に驚いたものの、すっかり有紗と打ち解けたひとりは、夕方になり帰る有紗を玄関で見送っていた。

 

「それでは、ひとりさん。今日は長々と、ありがとうございました」

「あっ、いえ、大したお構いも出来なくて……えと……と、ととと、とととと、友達を家に招くなんて、始めてだったので……」

「私は、ひとりさんのおかげで、今日という一日をとても楽しく過ごすことができました。名残惜しいですが、今日はこれで失礼させていただきます。またロイン等で連絡いたしますね」

「あっ、はい」

 

 本当にひとりにしてみれば快挙といえるほど、今日という日を上手く過ごすことができた。ロインも登録し合い、ひとりのスマホの連絡先には初めて家族以外の名前が記されることになった。

 

(初めは戸惑ったけど……楽しかったな。で、でも、ちょっと、人と話し過ぎて疲れた……今日は早めに寝よう)

 

 有紗と過ごす時間は楽しくはあったが、そもそも人と接し慣れていないひとりにとっては誰かと会話するというだけでも、それなりに疲労する。

 今日もかなり気疲れしたので、今日は早めに休んで明日の日曜日もゆっくりと過ごそうと、そんな風に考えていたひとりの耳に、予想だにしない言葉が飛び込んできた。

 

「それでは、ひとりさん、また明日」

「あっ、はい……また……明日?」

 

 そう、この有紗……あたり前のように翌日も遊びに来るつもりだった。ひとりとしては、次の会話までには数日ぐらい空けて欲しいと思うところであり、なんとか阻止したい提案ではあった。

 

「失礼します」

「あっ、ちょっ、まっ……」

 

 だが、繰り返しになるが、有紗の言葉に即座にやんわり断る応酬ができるなら、そもそもコミュ症などやっていないのである。

 当然帰結として、ひとりが言葉を纏めるより先に有紗は帰ってしまい。玄関には青ざめた顔で手を伸ばしかけた姿で硬直しているひとりが残った。

 

(……終わった……私の休日)

 

 これでもはや明日にある二度目の襲来を防ぐ術は無くなった。ひとりは軽く天を仰ぎ、のんびり過ごす休日が消え去ったことを理解して諦めの籠った遠い目で天井を見つめた。

 

 

****

 

 

 宣言通り翌日も有紗はやってきて、ひとりと過ごした。なんだかんだで性格の相性はいいのか、気まずい空気などになることは無く、一日目と同じようにそれなりに楽しく過ごすことはできた。

 ただ、家族以外との会話時間の過去記録を余裕で塗り替えるほどの会話量は、ひとりにとってはなかなかの精神的な疲労として圧し掛かり、翌日の朝の気だるさがいつも以上だったのは言うまでもない。

 

 ひとりの通う高校は自宅から片道2時間を越える通学時間だ。よって当然ではあるが、朝早く家を出なければ間に合わない。

 ひとりの通う秀華高校は8時30分までに教室に入っておく必要がある。電車の時間などもあるので、ひとりはいつも朝6時には家を出る。

 気だるさを感じつつも朝食を食べ、制服の上にジャージといういつもの服装に着替えて家族に「いってきます」と告げたあとで玄関に向かい、靴を履いてドアを開けた。

 

「おはようございます、ひとりさん!」

「ひえっ……」

 

 満面の笑顔で告げる有紗を見て、ひとりが早朝の住宅街で絶叫しなかったのはよく踏みとどまったというべきだろう。

 

(な、なな、なんで有紗ちゃんが、ここにいるのぉぉぉ!?)

 

 当たり前ではあるが、有紗はこの辺りに住んでいるわけでは無い。最初に出会った場所を考えれば、住んでいるとすればひとりの高校の近くだろう。それがなぜ、片道2時間かかる県外にあるひとりの実家の扉の前に朝6時という時間に居るのか……もはや軽くホラーと言っていい状況だった。

 

 

 




後藤ひとり:ぼっちちゃん。チョロい、可愛い。初めての友達と認識した瞬間対応がかなり甘くなった。何気に行動的な有紗と、受け身なひとりの性格的な相性は悪くない。
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