寝て起きたらデスゲームに巻き込まれていたんだが。   作:リベリオン

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ついにがBoBスタート! ただ予選は本戦がほぼシリアスメインなんで今回はバトルギッシリ&おふざけ感が半端ないです。

ただ、あえて言います。俺は悪くねぇ(逃避

ついでに後書きに今回の四方山話をちょっとだけ。


第4話 バレット・オブ・バレッツ

第4話 バレット・オブ・バレッツ

 

 

――2025年 12月13日。

 

 首都グロッケンは普段以上に熱気に包まれていた。

 それも当然と言えば当然。今日からはGGOで最大のイベント「バレット・オブ・バレッツ」……通称BoBが開催され、腕に覚えのある連中は揃ってグロッケンの総督府に行っており、そうでない連中も完全なお祭り騒ぎ。お前らノリノリだねぇなんて暢気に考えながら、総督府に入る。

 辺りを見回して受付端末を見つけると、端末の所まで行ってちょいちょいと受付を……ってリアルの情報必要なんだっけ。上位入賞だとレアアイテム貰えるんだっけ……そうでなくても別途賞金貰えるんだしそれで十分か。

 エントリーを済ませ、エレベーターで待機エリアの地下20階へ。

 ドアが開いた瞬間、その場にいた人間たちから一斉に鋭い視線を向けられた。

 

「うぉう……」

 

 その圧力に思わず後ずさる。ごく一部を除いて参加者なんだから殺気立っているのは当然だが、始まる前からそんな状態で大丈夫なのかと思う。

 って言うか息苦しいんだよ、仮想現実の中とは言えこうも殺気立ってるようじゃ。換気しろ換気。

 

「あれ……クラウド?」

「ん? ああ、シュピーゲルか。よっす」

 

 誰かに名を呼ばれた気がして、辺りを見回す。

 すると人の間を掻き分けてシュピーゲルが来ようとしていて、俺は軽く手を上げて挨拶した。

 

「珍しいね、クラウドがここに来るのって。ああ――シノンの応援に来たの? 彼女はまだ来ていないみたいだけど」

「んー……そうじゃなくてだな。俺もエントリーした」

 

 別に隠すほどのことでもなく、正直に打ち明けると鳩が豆鉄砲を食ったように呆けるシュピーゲル。気のせいか周囲もシーンと静まり返る。

 

「え―――えええぇぇっ!?!?」

 

 少し間を置いてから返ってきたシュピーゲルのリアクションは、それはもう初めて聞くんじゃないかというくらいの驚きの声だった。

 

 

 ったく……ほんっとうサイアク!

 総督府に向かっている途中、道に迷っていた女の子を助けて色々世話を焼いていたら、そいつが実は男だったって私が着替えてる最中にバラしてきて!

 なんでこのタイミングでカミングアウトするのとか、その見た目で男ってどういうことな……いや、それを言ったらクラウドだってパッと見は女に見えなくもないけど。

 そのまま付いてきた男女に一言言ってやろうかと思ったその時、馴染みの声が掛けられた。

 

「シノン! シノンッ!」

「ああ、シュピーゲル……慌ててどうしたのよ?」

「大変なんだよ、クラウドがBoBに出場するって!」

 

 私のことを探し回っていたらしいシュピーゲルから飛び出した衝撃の一言に思わず目を見開く。

 クラウドがBoBに……? どんなに誘っても言って断り続けていたのに?

 突然すぎる報せに呆然としていたら、件の人物が長い銀髪を揺らしながら近づいてきた。

 

「よーっすシノン。結構ギリギリだったみたいだな?」

「クラウド……本当なの? BoBに出場するって」

「ん? ああ。色々と思うところがあってちょっと出ることにした」

 

 戸惑っている私たちとは対照的に、クラウドは普段通り飄々としていた。

 確かに参加してくれるのは私にとって願ってもない話だけど……何の前触れもなく出場すると言う動揺は大きい。

 と、そのクラウドが向かいに座ってる女みたいな男に目を留めた。

 

「そっちの人は?」

「……ちょっと色々あって、詐欺師みたいなやつよ」

「詐欺師は酷いなぁ……」

「事実でしょう。性別偽ってたじゃない」

「いや、あとでちゃんと明かすつもりだったんだ」

 

 ふん、どうだか。私たちの間に起きたことを知らないクラウドとシュピーゲルは顔を見合わせて不思議そうな顔をしている。

 

「なんか、事情は良く分からないけど……俺はクラウド。シノンの友人だ」

「初めまして。キリトと言います」

「……キリト?」

「はい……そうですけど、なにか?」

 

 自己紹介した女みたいな男――面倒だからキリトでいいわねもう――にクラウドはなぜか驚いたように少し目を見開く。

 驚く理由が分からないクラウドに、キリトは不思議そうに首を傾げる。それに気づいたクラウドは「ああ、ごめん」と前置きした上で言葉を紡いだ。

 

「いや、男っぽい名前なんだなってちょっと驚いて」

「男っぽいもなにも正真正銘男よ、コイツ」

「えっ」

「あははは、そうなんですよ」

 

 なにを暢気に肯定してんのよっ! と言いたかったけど、唐突にフロアが眩しい明かりで照らし出されて遮られてしまった。

 

《大変長らくお待たせいたしました。ただいまより第3回バレット・オブ・バレッツ予選トーナメントを開始いたします》

 

 フロアの中央に設置されていたクリスタルが回りながら光を放ち、同時にアナウンスが響き渡る。

 その開幕の合図にフロアに居た参加者は威勢を上げたり、あるいは景気づけに銃を撃ち鳴らしていた。

 ……思いっきり文句言いそびれたけど、まあいい。私は威勢よく立ち上がるとビシッとキリトに指を突きつける。

 

「決勝まで上がってくるのよ! その頭、すっ飛ばしてやるから!」

「……よっぽど恨んでるみたいだなーこいつの事。具体的に何やったの?」

「えーっと……彼女の名誉のために黙秘ってことで」

「そっかー。シノンって1度狙いをつけるとしつこいから気をつけろよ?」

「クラウドはどっちの味方なのよっ!」

 

 なんでかあっさりと仲良くなっているクラウドに思わず吼える。

 ……けど1週周って冷静になって、そう言えばクラウドはどうなんだろうと気になった。私とキリトは同じブロックだったけど。

 

「俺? 俺はCブロック。お前たちより先にエントリーしたか――」

 

 そう言いながら前触れもなくクラウドは白い光の球体に包み込まれて、次の瞬間別のフィールドに転送されてしまった。

 クラウドはCブロックって言いかけたわね……Cブロックには――なんか、癖のある連中しかいないわね。けどクラウドが負けるって事はまず無いか。

 私と当たるのは本戦……まずはその前に、宣言どおりこいつの頭すっ飛ばしてやるわ!

 

「……ってどこ行ったのアイツ」

「今さっき転送されていったよ」

 

 さっきまでそこにいた黒ずくめ男の姿が影も形もなくなっているのに気付くと、シュピーゲルが同情するような目で私を見つめながら教えてくれた。

 ……クラウドのせいでどうにも締まらなくなったじゃない。

 

 

 いやぁ……驚いた。会えるだろうとは思っていたけど、こんな偶然もあるんだなぁ。

 試合開始前の準備時間中、武装を終えてバトルフィールドに転送される前の僅かな時間の間に俺は感慨に耽っていた。

 

「しっかし……あの姿はなぁ」

 

 あれって確かかなりレアなアバターだったはず。コレクターの間じゃかなりの額で取引されているんじゃなかったっけ?

 俺も見るのは初めてだったが、あんな女の子みたいな外見とは……スクショ撮ればよかった。

 いやそれより、今は目の前の試合だ。俺の対戦相手は……えーっと、ポーク…スープ……?

 

「……えっ。それって豚汁だろ? なんでわざわざ英語にしてるの?」

 

 そりゃぁ薄塩たらこなんて名前を使っていた人も居たけどさ。いや……うん、突っ込むのはやめておこう。なんか踏み込んじゃいけない気がする。

 

「まあさっさとスライスしてやりますかね」

 

 豚汁だけに、とあんま面白くも無いダジャレを呟いた直後、俺は光に包まれてフィールドに転送された。

 場所は廃棄湾岸地区……。時間帯は夜間のためか視界はやや悪い。遮蔽物も無数に詰まれて並ぶ大型コンテナもあって隠れる場所には困らないだろう。プレイヤー同士は最初500m離れているというし、すぐに会敵はない……?

 

「えっ、おいマジで?」

 

 ぶっちゃけて言うと俺にはステルス迷彩で隠れている相手であっても視認できる。故に驚いた。

 だって、隠れるとかそういうの一切棄てて一直線に俺に突撃して来ようとしている奴がいたから。

 よほどの自信家か、あるいはバカなのか、俺はどう動くか考える前にそいつは姿を晒す。さらに斜め上の方にぶっ飛んだ行動を伴って。

 

「ヒャッハー汚物は消毒だーッ!」

「へぁっ!?」

 

 奇声を上げながら両手で持っていた軽機関銃――多分ミニミ――を撃ちまくりながら接近してくる人影に思わず変な声を上げ、大慌てでコンテナの陰に飛び込んでやり過ごす。

 びっくりしたー……なんだアレ? えっ、意味わかんない。自信家じゃなくてただのクレイジーサイコ野郎だったのかよっ。めんどくさっ!

 

「けど、何はともあれ向こうから出向いてくるなら手間が省けたっと!」

 

 腰にぶら下げた光剣のグリップを握り、電源スイッチを弾くようにオンに。鈍い灰色に光り輝く長いエネルギーブレードを展開する。

 

「オラオラどうしたぁっ! 俺のすゲェ弾幕に声も出せねぇのかぁ? そうだよなぁ! 『ラストフェンサー』だか『ジェ○イ』だか知らねぇが、大層な名前の割りに大したことねぇじゃねぇかあっはっはっはっはぁっ!」

「(……イラッ)」

 

 ああ――うん、ちょっとそのやかましい口、閉じようか。

 瞬間、急激に頭の中が冷え切って同時に物陰から飛び出し、無数の予測線が身体にポイントされ――ミニミからマズルフラッシュが何度も瞬いたと同時、放たれた弾丸を悉くMURAMASAで打ち落とした。

 

「――――えっ?」

 

 その光景を見たとたん、ポークスープはまるで鳩が豆鉄砲を食ったかのように呆然となる。それは目の前で起きた出来事に頭が追いついてこないとか、そんな感じに。

 対する俺は至極平然と、当たり前のようにその場に佇み――ゆっくりと光剣の切っ先を相手に突きつける。

 

「は、ははははっ! おおおお思ったよりもやるじゃねぇかっ! だがなぁ! 俺の弾幕はこんなんじゃねぇ! もっとすゲェ弾幕を見せてやるぜ……トリガーハッピーエ「うっさいわ」――――えっ」

 

 頬を引き攣らせながらもなおも喚いていたポークスープの台詞を遮りながら、間合いを詰め一閃。両手で保持していたミニミの銃身を中ほどから叩っ斬った。

 使えない鉄くずと化したミニミに目を落とし、またも呆然とするポークスープ。直後にその身体に2つの斬撃が縦に走り、3分割されてポリゴンの結晶が砕け散る。

 同時に勝利のアナウンスが表示され、俺はそのフィールドから転送されて……ああ、次の対戦相手が決まったのか。相手は――

 

「ユナイト☆ペンギン?」

 

 ……追求するのはやめよう。これ以上の突っ込みは無駄に疲れるだけだと嘆息と共に放棄する。

 予選2回戦のフィールドは大渓谷だった。谷に巨大なアーチ状の橋が架かっていて、対岸へ向かうにはあそこを通るしかないらしい。

 ……と言うか谷が巨大すぎるから実質的な主戦場はこの橋の上って事になるのか。1回戦とは違って夕方で遮蔽物もほとんど無いから隠れる場所も無い。

 これは真正面からの撃ち合いかなぁ――なんて考えた直後、ずっと遠くで噴煙が上がり、煙の尾を曳きながら何かが飛んでき――ロケットォ!?

 

「うおぉぉっ!?」

 

 飛んでくるものを認識した瞬間、全力で回避行動。緩やかな螺旋を描いて飛んできたロケット弾に対して斜め前方に走ってヘッドダイブ。数瞬して爆風が後方から襲い掛かる。

 

「ぺっぺっ――個人戦で対戦車兵器持ち込むか普通!?」

 

 口の中に入った砂利を吐き捨て、素早く起き上がる。

 ロケットランチャーを持ち込んできたのは驚いたが、外してしまったなら詰みだ。いくら威力が高くても単発式の携行火器じゃあとはサイドアームぐらいしか……と考えていた時期が俺にもありました。

 

「うっそだろぉ!?」

 

 遠方で再びロケットが発射、しかも3発連続で発射されさすがに俺も度肝を抜かされる。

 ちょっと待て、なんでロケット砲が連射できるんだおかしいだろ!? 心の中で激しく突っ込みながらも予測線を頼りにロケット弾を連続で回避。歯噛みしながら前方を睨みつけ、一気に走り出した。

 あれで打ち止めか否かは知らないが、どちらにしても接近しなきゃ始まらない。向こうの迎撃が整う前にこっちの間合いに持ち込んでやる!

 相手の姿を鮮明に視界に捉え、担いでいた兵器に走りながら唖然とする。それは確かにロケットランチャーだが、9門の発射口を備えた多連装ロケットランチャーというとんでもない代物だった。

 えっと……今まで飛んできたのが4発。あの発射口は9門と言う事は――

 

「火力は偉大! つまり火力は正義だよ兄貴!」

 

 多連装ロケットランチャーを担いでいた男が、ナニカ良く分からない事を口走る。

 その直後、再びロケットランチャーが火を噴いた。しかも残った5発全部を同時発射――ぁあっ!?

 

 

「うわエッグ……」

 

 思わずシュピーゲルが漏らした呟きを私は聞き逃さなかった。

 画面が爆炎に覆われ、濃密な白煙が画面を遮る。

 次の試合が決まるまでの僅かな空き時間に待機ホールに戻ってきたら、ちょうどクラウドの試合がモニターに写っていたからシュピーゲルと一緒に見ていたのだけど……。

 

「対人、しかも個人戦で多連装ロケットランチャー(フリーガーハマー)はかなりインチキ紛いね……」

「だよね。クラウドもかなり面食らっていたみたいだから」

 

 あんな物を相手にする事になったらクラウドでなくても度肝を抜かれるわよ。

 クラウドが配置されたブロックに参加するプレイヤーは、BoBに参加するに当たって情報を集めていた私も知っているプレイヤーがそこそこ所属していた。

 と言うより、さっきクラウドに瞬殺されたミニガン使いと今戦っているフリーガーハマー使いを含めて、同一のスコードロンに所属しているプレイヤーが集中している。きっと同じタイミングで手続きをしたからね。

 確か名前は――『正義の光(ジャスティス・レイ)』……だったかしら? どちらかと言うと集団戦に強い連中だって聞くけど、こうしてみると……まあ、個人でもそれなりに強いけど、どっちかって言うと集団戦で実力を発揮するタイプだ。

 まあ基本的にフリーガーハマー相手にしたら勝ち目無いわね。長射程・広範囲・高火力と来ているから。

 

「でもアナウンスはされてない……クラウドはどこに?」

 

 確かにまだ勝敗のアナウンスがされず、ユナイト☆ペンギンは不審に思いながらもサイドアームズであろうミニウージーを取り出して周囲を警戒している。

 アナウンスがないという事は、まだ勝負がついていない。あのクラウドがあれで終わるとは到底思えないし、クラウドなら絶対に勝つと言う信頼だってあった。

 

 だから――――

 

 モニターの上に人影が映り、そのまま落下してその下にいたユナイト☆ペンギンを手にした光剣で脳天から貫いたのを見たとき、私は思わずニヤリと笑みを浮かべていたのだった。

 

 

「あーっ……しんどかった」

 

 ロケット、しかも多連装ロケットランチャーの相手をした精神的疲労は半端じゃない。幸い次のマッチには時間があるのか待機ルームに転送され、俺は大きく息を吐きながらテーブル席に腰を下ろす。

 

「お疲れ様、クラウド。なかなか苦労しているみたいね」

「まったくだ。ミニミや多連装ロケットランチャーで武装してる相手と連続で当たったんだぞ」

 

 何がおかしいのか微笑を浮かべているシノンに口を尖らせて突っ込む。

 個人戦と言う事なら基本的に取り回しやすい小銃で武装するのがセオリーだと思っていたが、なんで俺だけやたらぶっ飛んだ相手が出てくるんだ。しかもやたらと濃いし。

 内心グチグチと突っ込みながらドリンクメニューを呼び出し、ジンジャエールを注文するとすぐに中央からボトルが競り上がってきてそれを取るとぢゅーっと音を鳴らして中身を吸った。

 

「いやでもすごいじゃないか。けどフリーガーハマー相手にどうやって?」

「ん? ああ、アーチ部分からワイヤーが垂れてるのを見つけて、間一髪で飛んでそれを掴んで上に飛び移ったんだよ。あとは頭上からブスリと刺した」

 

 いやぁ、あれはギリだった。あんなフィールドの条件であんな武器持ったプレイヤーと当たるなんて。ワイヤー見つけてなかったら本気出すしかなかったし。

 

「俺よりシノンはどうなんだよ? あとあのキリトってのも」

「私は当然連戦連勝よ。あいつは……」

 

 言いよどんだシノンに俺は首を傾げた。

 聞けば俺が戻ってくる少し前に声をかけたら様子が妙で、まるで何かに怯えているようだったらしい。

 だがその理由を聞くことができないままキリトは次の試合に出場して、それからは破竹の勢いで勝ちあがっているが、試合を見ていたシュピーゲル曰くめちゃくちゃな戦い方を続けているようだ。

 

「ああ……ちょうど彼の試合が始まる所みたいだ」

 

 モニターを見ていたシュピーゲルがふと呟いて、俺たちもモニターに目を向ける。

 試合開始と同時に相手に突っ込み、相手の銃撃を……俺と同じく光剣で防ぎながら接近する。

 まあキリトならこのくらいコツ掴めばいけるよな……なんて考えていたが、シュピーゲルの言葉にすぐ納得した。

 多少の被弾なんて無視した、ほぼ捨て身の特攻戦法という無茶苦茶な戦い方は実にらしくないな……普段ならもうちょっと落ち着いて動きを見切ってるだろうに。

 

「なんか……危なっかしいな」

 

 試合はすぐに決着がついたものの、その特攻戦法には俺も不安を抱いた。

 突然こんな戦い方をするようになった理由は……さっきのシノンの話と何か関係があるんだろうが。

 ただそれでも実力に関しては桁違いで、このままなら順当に勝ち上がって決勝でシノンと対決になりそうだが。声をかけてみようにもなかなかタイミング合わないのがなぁ……。

 

「他人の心配より自分の心配したらどう?」

「あー……俺の次の相手は――ダイヤモンド◆ノリンとウルバ?」

「前者はさっきクラウドが連続で葬ったスコードロンの1人よ。確かスナイパーだったはずだけど」

「それは対処しやすいな」

 

 普段から狙撃手と組んでいるから行動パターンは把握しやすい。

 そう考えていたらシノンが転送され、続いて俺も転送されていった。

 

「えーっと、次はダイヤモンド◆ノリン。場所は廃墟市街か」

 

 装備に関してはこのままで問題無い。シノンの話じゃ相手はスナイパーだって言ってたからな……なら広い視界を確保するために高い場所に行くはず。

 周囲を確認し、警戒しながら1番高い建物を探し回る。あるいは裏を掻かれている可能性も捨て切れないが……スナイパーが市街地戦をするならなんにしても視界を確保しなきゃいけないだろう。最適な狙撃位置を確保し、獲物が間合いに入るまでじっと耐える。それがスナイパーの戦い方だ。

 今までの経験則から相手が陣取っているであろう狙撃位置を予測し、近くまで来るとビルの陰から様子を窺う。

 ……居るな。隠れているようだが、どれほど巧妙に姿を隠していても俺には見分ける事ができる。

 けどどうやって接近戦に持ち込むか……確認したっていってもこれじゃ予測線まで表示されない。

 

「いや、ウダウダ考えるだけ無駄か」

 

 条件で言えば向こうが圧倒的に有利なんだ。なら俺にできる事と言えば、真っ向から跳ね返してやるしかない。

 

「…………っし!」

 

 己を鼓舞し、ビルの陰から飛び出す。今回ばかりは小細工無用、最短で最速で一直線に距離を詰める!

 まさかの正面とは相手も不意を衝かれたのか、すぐに狙撃は飛んでこなかった。

 ――が、直感的に気配を察知して左に飛ぶ。その直後に肩を風圧が掠め、弾丸がアスファルトを穿つ。

 初弾は避けた。これで予測線も視認可能になる。スナイパーなら連射もし辛い……その考えが脳裏を過ぎるが、間髪いれず複数の予測線が出現して反射的にMURAMASAのグリップを掴んだ。

 一閃。身を捩りながら振り抜いた光刃が迫る弾丸を弾き、続けて2度の連続射撃も回避を交えて凌ぐ。

 

「セミオートマチックスナイパーライフルかよっ!」

 

 この連射速度を考えればそれ以外は考えづらい。

 けど普段からアサルトライフルが連射されるのを真正面から吶喊しているから、この程度……!

 

「ふっ!」

 

 足を止めることなく5発目を防ぎ、強く踏み出してMURAMASAを突き出しながら突っ込んでいく。

 窓ガラスを突き破って内部に侵入。乗った勢いを前転して殺してから立ち上がると上の階を目指した。

 直前まで屋上から撃って来ていたと言うことはまだ屋上か。降りてくるにしても室内戦になるならMURAMASAは光刃の長さから取り回しづらい。イングラムにスイッチして階段を登る。

 聴覚には俺の生み出す音しか聞こえない……ならダイヤモンド◆ノリンは屋上に居座ったままか? 待ち伏せて俺が姿を見せた瞬間を狙う算段か。どの道屋上への道は1つだけなんだ、このまま行ってやるっ!

 

「! はあっ!」

 

 屋上へ出る扉を視界に納めたと同時、俺はドアを蹴破った。直後に幾つもの予測線が俺を狙う。

 瞬時にイングラムを腰溜めで牽制と言う名の全弾発射。毎分1000発と言う超連射が降り注ぎ、ダイヤモンド◆ノリンは射線を避けながらサブマシンガンで撃ち返してきた。

 すぐにMURAMASAを展開しつつ弾丸を光刃で弾き、一気に間合いを詰める。

 

「させる―――っ!?」

 

 サブマシンガンを連射して接近を阻もうとしたダイヤモンド◆ノリンの顔が、驚愕に固まった。

 ダイヤモンド◆ノリンの左後方へ回り込んだ俺は、連続ステップと共に水平に4連続の斬撃を叩き込む。

 

「良かったな……ポークスープじゃなく、て……がくっ」

「……意味わかんない」

 

 なんか良く分からない捨て台詞と共にダイヤモンド◆ノリンの身体がガラスが砕けたような音を立てて砕け散る。

 さっきからどいつもこいつも濃い面子で疲れてきたんだけど……転送された先は準決勝の待機空間だった。

 さっき撃ち尽くしたイングラムのマガジンを交換し、対戦相手とフィールドを確認するためにウィンドウを見上げる。

 

「フィールドは樹海、相手は……破産?」

 

 あー……このゲームって毎月接続料取られるからなぁ。

 なんとなく同情しつつ、鬱蒼とした森が広がるフィールドに転送される。

 今までで1番視界が悪い……視覚には頼れないか。

 

「……ぁ?」

 

 どうやって相手を探そうか考えていると、繁みの向こうから物音がして灰色の戦闘服を身に纏った男がゆっくりと姿を現す。

 ……驚いた。真正面からやってくるなんて。どっかのポークスープのように突っ込むだけのバカかとも思ったが、様子を見る限り違うらしい。

 

「『ラストフェンサー』のクラウドで間違いないか?」

「『ジェ○イ』じゃなくていいのかよ」

「どっちでもいい。噂は聞いている。BoBに出てくれたのは予想外だが僥倖だった……ニン」

 

 ……ニン? 今語尾に「ニン」とかつけたか?

 

「えっと……それで? わざわざ姿晒した理由はなんだよ?」

「真剣での果し合いを」

 

 そう答えながら破産は背中に背負っていた得物を引き抜いてその武器に少し驚かされた。

 反りの無い真っ直ぐなブレード。一見すればナイフを大型化したようにも見えるそれは時折スパークを放っている。

 

「高周波ブレードか。俺以外にも酔狂な人間が居たなんてな」

「ああ。だからアンタと戦いたかった。俺と同じ剣士として……ニン」

「なぁるほどねー……俺としては別に問題ないけどな」

 

 言いつつカラビナを外し、MURAMASAから光刃を展開する。

 こっちで斬り合いするなんてな……なんて思いながらも、俺は瞬時に破産へと駆けた。

 間合いに踏み込んだ瞬間袈裟懸けに光剣を振り下ろす。それに対して破産は高周波ブレードで凌ぎ、カウンターで突きを放つ。

 顔を狙って突き出した切っ先を首を傾げる事で紙一重で回避し、再び間合いのギリギリ外まで離脱する。

 

「(こいつ……結構できるな)」

 

 この世界でこんな武器を使っている奴はよほどの物好きか酔狂なやつだ。現代戦において銃火器が主流になっているように、それほどまでに銃と剣では大きな隔たりがある。

 そうでありながらあくまで剣を使い続け、最強のプレイヤーを決める大会に出場し、なおかつ準決勝まで勝ち進んできたのなら……偽りない強者だってことだ。

 

「……………」

 

 破産は不用意に近づいて来ない。

 それも当然だ。向こうの高周波ブレードが約1メートル弱に対してこっちはその倍以上のリーチを誇る。同じ近接格闘武器ならよりリーチの長い方が有利だ。その辺りを弁えて迂闊に踏み込まず、カウンターを狙いに行くのは当然か。

 ……じゃあどこまでついて来れるか、遊んでやるかなっ。

 

「ふっ!」

「っ!」

 

 切っ先を突き出し、即座に払う。破産はそれに素早く反応して顔を逸らし、身を屈めて斬撃をかわし踏み込みながら斬り上げる。

 それをサイドステップで避けながら同時に斬り払い、破産は高周波ブレードで受け止め、即座にカウンターを返す。

 息すら忘れてしまうほど激しい攻防の応酬。それはやはり、GGOと言う世界で考えれば異様な光景ながらも俺にとっては馴染み深い。

 刃がぶつかり合うたびに閃光が瞬き、視界を一瞬だけ白に染める。

 より深く踏み込もうとする破産に対し俺は光剣のリーチと剣速を以って阻み、絶妙な立ち位置を保ち続けていた。

 

「(GGOにもこれほどの技量を持った人間が居たなんてな……っ)」

 

 本気を出していないとは言え、俺に対してここまで追随できると言うのは中々驚嘆だろう。

 ――けどやっぱり、俺には追いつけない。諦観しながらも決着をつけるべく俺はさらにギアを1段階上げる。

 さらに速度を増す斬撃の嵐に破産は徐々に追いつけなくなり、その身体に赤いダメージ痕を刻み付けていた。

 

「ぐっ……!」

 

 これ以上の接近戦は危険と踏み、破産は斬撃を後方へ飛んで避けながら太ももから何かを引き抜いて投擲する。

 鋭く風を切り裂いて飛んでくる3本の切っ先。その内2つを光刃で弾き、残った1本を回転しながら掴んで同時に投げ返した。

 

「なっ!?」

 

 その離れ業に破産は反応し切れず、胸にナイフの切っ先が突き刺さる。

 全てを叩き落す事もできたが、あえて投げ返したのは破産が投げたのがスタンナイフだったからだ。命中すれば一定時間相手を麻痺させる効果を持っている。

 驚愕を顔に貼り付けたまま破産は殆ど身動きをとれず、そのまま地面へ叩きつけられた。

 破産の取った行動は悪くない。接近戦で不利を悟り、瞬時に離脱。牽制と後の攻撃のためにスタンナイフを投げた一連の流れは淀みなく、普通の相手なら反応できずにスタンナイフを食らっていただろう。

 ただあいつにとって誤算だったのはご丁寧にスタンナイフ2本を叩き落して残りの1本を飛んできたのをそのままキャッチ。挙句間髪入れず投げ返してくるような常人離れした離れ業を軽々と行える相手と当たってしまったと言う事だ。

 

「はぁ……これで終わりだな、っと」

 

 溜め息をつきつつ、俺は光剣を振り上げた。

 

 

「ああ、ちょっと待ちなさいよ」

 

 予選Fブロック決勝――つまり私とキリトの試合が終わって転送され、さっさとホールを出ようとしたキリトをつい呼び止めた。

 呼び止められたキリトは不思議そうな顔をして、素直に私の所へやってくる。

 

「えっと……まだ何かあったかな?」

「別に。ただこの試合は見て行ったほうがいいんじゃないかって思っただけよ。クラウドの決勝戦」

「ああ、さっきの銀髪の。けどなんで?」

「奇しくも同じバトルスタイルで、おまけにアンタよりも全ッッッ然強くて上手いから」

「はぁ……」

 

 断言する私にキリトは若干引きながらも、惹かれるものがあったのかモニターを見上げる。

 クラウドの最後の相手はダディみたいね……今までの相手もかなり癖のある連中だったけど、この男は名前に反し前回の本戦では20位にランクインしている。メインアームにH&K HK417、サイドアームにレア武器のトーラス・レイジングブル(500SS10M)で武装したストレングスアジリティ型。キリトと能力構成は同じだけどこっちはスタンダードなアタッカータイプって呼ぶ方が良いわね。

 前回だけでなくそれまでのBoBでも本戦に出場し、さらには上位にランクインしているから実力はかなり高い。間違いなく難敵と呼べる相手だけど――

 

「うわ……凄いな」

 

 試合の様子を見ていたキリトが思わず口に出した。

 既に試合は始まっており、相手を見つけた両者は片や大口径のアサルトライフルをバースト射撃。片や光剣を振り回し、時に踊るようにして銃撃を凌ぐ剣士。

 

「さすがの上位入賞者もクラウド相手には形無しね……」

 

 観戦しながら私は口の中で呟く。

 そもそも(条件的にはクラウドが若干有利だったとは言え)あのゼクシードに勝ったこともあるんだから、こと近接戦闘と回避・射撃防御スキルに関してはGGOで間違いなく最強のプレイヤーだと私個人は確信しているから別段驚くほどの事じゃなかった。

 と、ダディが弾切れでリロードを行おうとした瞬間を狙ってクラウドが仕掛けに行く。強烈な踏み込みから光剣を突き出しての高速突撃。クラウドが得意とする剣技の1つ、『ヴォーパル・ストライク』。ただでさえ長い射程と高い威力を併せ持っているそれが光剣カテゴリーでも上位の威力と最長のリーチを兼ね備えるMURAMASAで放てばまさに一撃必殺。

 だけどダディはギリギリで突進をかわし、サイドアームの500SS10Mを抜いて片手で発砲する。500S&W弾……あの有名なデザートイーグルと同じく拳銃用の弾丸としては最大最強クラスの50口径の弾は、あの距離なら必中だしおまけに50口径弾を使う銃にはインパクト・ダメージと呼ばれる足や腕に当たろうが範囲攻撃力を丸々被ってHPゲージが消し飛ぶ効果がある。当然拳銃弾と重機関銃弾では射程と効果範囲に差があるけど、あの距離でなら必中する事には変わりない。

 ――――けど。

 

「――避けた」

 

 クラウドは危うい所で避けて、素早く立て直してダディに肉薄する。強力な威力を誇る500S&Wだけどその威力に伴う反動は強烈で、それを無理やり片手撃ちしたのだから大きく体勢を崩していた。

 その致命的な隙を決して見逃さず、クラウドは離れた間合いを再び詰め、剣閃が3度閃いた。『ヴォーパル・ストライク』と並ぶ、クラウドのもっとも得意とする技『シャープネイル』。斬撃の痕が獣の爪を想起させる3連撃が叩き込まれ、ダディの両腕が宙を舞う。

 最後には無造作の横一閃が炸裂し、首が跳ね飛んだ。

 勝利のアナウンスがクラウドの目の前で表示され、ホールでは歓声が沸いている。

 ただ私はクラウドなら予選突破くらい余裕だと思っていたから、そこまで感動はなかったんだけど。

 

「……とまあ、こう言うことよ。クラウドはアンタと同じ光剣使いで普段は私の相棒。同じスタイル同士少しは参考になる物があるんじゃ――」

 

 言いながら隣にいたキリトを見て、つい口を噤んだ。

 

「さっきのは……けど、それじゃあ……いやだけど……」

 

 心ここにあらず……と言うよりも何かに怯えているようにブツブツと呟いている。

 それはさっき告白していた時のようだった。

 けどどうしてまた? クラウドがその時のことに関わっているとでも言うの?

 

 ――昔2人……いいや。4人、人を殺した。

 

 あの時キリトはそう言っていた。その中にクラウドが? 確かにキリトが名前を名乗った時少し意味深な反応をしていたけど……。

 クラウドとは長いとは言えないけど、かと言って短い付き合いと言うわけじゃない。戦闘中は物凄く強くて頼りになるけど、普段はどっちかって言うと残念ではっきり言っちゃえばお調子者なバカっぽい人なんだけど、時折不思議な雰囲気を漂わせていたりもしている。

 もちろん、それがクラウドの全てじゃなくて別の面も持っていたりするかもしれないけど……キリトを恨んでいるとか、そういう風には感じなかった。

 

「ボロマントの中身はあいつ……なのか?」

 

 恐れるような独白。その視線は既に何も映さないモニターをただ見つめ続けていた。

 

 

「あー終わったー」

 

 最後の試合も無事終了。フロアに転送されてようやく一息つくことができ、俺は思いっきり伸びをする。

 なんと言えばいいのか、とにかく濃い面子ばっかりだったから疲れた。っつーかなんでこうなったのか小1時間ほど問い詰めたい。いや誰にだよ。

 

「(とりあえず第1段階はクリア、か。先は長そうだなぁ)」

 

 遠くを見ながら嘆息して――目を、細めた。

 

「さっきから無言で人の背後に立って、何のつもりだお前」

 

 いつからそこにいたのか――いいや、()()()()()()()()()()()

 ボロマントを被り、腕に包帯を巻き付けたスカルフェイスのプレイヤーが無言で佇んでいた。

 普通のプレイヤーとは明らかに異なる雰囲気に俺は警戒しながら光剣のグリップを掴み半眼でスカルフェイスを見据える。

 

「………………」

「おい、なんとか言ったらどうだ?」

「お前は、誰だ?」

「はぁ?」

「試合を、見た。あの、剣技…………お前が、本物、か?」

 

 何を言ってんだこいつは? 本物だとかなんとかって。

 言っている意味がまるで分からず、俺は警戒も忘れてきょとんとしてしまう。

 そんな俺の反応にスカルフェイスはまた無言になってしまった。

 

「まず人に質問をする時は、名乗ったりするのがマナーってものじゃないのかよ?」

「俺の名は、――――《死銃》」

「っ……!?」

 

 《死銃》? こいつが例の……!

 まさかこいつから接触してきたとは思わず不意を衝かれた。

 

「キリトでは、なく、お前、が、奴、なのか?」

「……言ってる意味が全く理解できないんだが。本物とか奴とか、何を指している?」

「――黒の、剣士」

 

 《黒の剣士》、って……あの世界でのあいつの2つ名じゃないか。

 と言うことは、こいつは俺と……いいや、あいつらと同じ、あの世界の生き残り……? キリトの名前を出したって事は少なからずこっちのキリトを知っていて、接触もしたのか?

 

「…………知らないな、黒の剣士って何のことだ?」

「………………」

「それに、仮に何かを知っていたとしても見ず知らずの相手に言うわけないだろ」

「…………まあ、いい。どのみち、明日、わかる、こと、だ」

 

 結局お互いの探り合いはこれ以上難しいとでも考えたのか、《死銃》はそこで引き下がってしまった。

 得られた情報は少ないが、それでも必要最低限の物は得ることができた。《死銃》の姿、その過去……これだけ確認出来れば十分。

 

「待て。最後に1つ聞きたい。お前もBoB本戦に出るのか?」

「…………ああ」

 

 エレベーターに向かおうとする《死銃》に向けて問うと、少し間を置いてから肯定を返し、そのまま《死銃》はエレベーターへ乗り込んでフロアを後にする。

 

「……………」

 

 《死銃》が消えたエレベーターを、俺は険しい表情で睨み続けていた。




はい、途中までふざけたんですけどどうにか死銃氏に修正してもらいました。苦労しながらもシリアス路線に修正してくれる意外と真面目な人なのかもしれません。ないですね←

えーっと、今回の話はなんというかですね、弁解をさせてもらうとなんか「んー対戦リストどうしよう」なんて何気なく呟いた所その時通話していた人たちに乗せられたり乗っちゃったりして、身内の作家勢が揃って巻き込まれて生贄にされ、結果が皆仲良く死屍累々となっちゃってます。

この場を借りて、今回協力と言うかむしろ生贄にされた方々に感謝……? うん、感謝を。

豚汁、ゆいろう、秩序鉄拳、トゥーン、ボドボド(敬称略)

皆さん、ありがとうございました。あと豚汁さんはクレームに関してはゆいろうさんと秩序鉄拳さんにお願いします。あの2人がこうなった発端ですから(爆

それと後々活動報告で各自の簡単な設定とかを公開予定です。



さて次回からはBoB本戦が開始! なお難易度が上がって……いや下がってる? 上がったはずなんだけど相対的に見れば下がる結果になってるのか。

どういう意味なのかは本編をお楽しみにと言うことで!
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