ロックマンがFM星人の脅威から人知れず地球を救ってから少し。スバルたちが暮らすニホンでは、電波ウィルスが原因不明の大量発生を起こしていた。
そんなニホンのコダマタウンに、北空ミナミという少年がいた。トランサーを持たない孤独なミナミは、突如飛来した記憶喪失の電波生命体『カシオペア』に取り憑かれ、新たな電波人間『カシオペア・レグナント』へと電波変換してしまう。
ロックマンの半身である宇宙人ウォーロックによれば、カシオペアは過去の記憶を失くしてこの地球に流れ着いた、あのAMプラネットの女王なのだという。
既に滅びてしまった電波文明の元女王と、周囲とのツナガリを断たれて久しい孤独な少年。性格も性別も種族すらも異なる、歪で凸凹なひとりぼっちの二人組。しかしその波長は二重奏の様にピタリと重なり、再び脅威に晒されつつある水の星でひとときの輝きを放つ。

「ククク、頭が高いぞウィルスどもよ。ヨは宇宙の女王様なんじゃけど?」
「いいから早くやっつけようよ…」

二人で一人のふたりぼっちは、今日も電波をかき分け飛び回る。緑に輝く電波世界のお騒がせニューヒロイン、カシオペア・レグナントとして。

※ゲーム版流星1エンディング後のお話です。2、3の要素はほとんどありません。
※性転換タグは念の為です。電波変換すると少年がナイスバディな女性型電波人間になります。
※少年と電波女王のバディものです。某電車で時を超える仮面のヒーローみたいなイメージ。尚、恋愛要素はあんまりありません。
※オリジナルの設定や表現があります。
※アニメ版の表現や設定に引っ張られてしまう場合もありますので、その際はどうか生温かい目で見守ってください。

要約:なんでも許せる人向けです。


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