21章、22章やりました。なんだこれ神シナリオか???先読めなさ過ぎてめちゃくちゃ面白いんだが。最初今回覚醒やif枠ねーOKOK、と思っていたけどそんなことはなかったぜ。でも演出は頑張って。もったいない。
これ嘘のネタバレなんですけどリュールのもとに遊戯王GXの主人公が表れて超融合を使って邪竜ソンブルと超融合して神魔竜リュンブルとなってエンディングに入ったのはこの節穴の目を持ってしても読めませんでしたね。
それでは今日も通勤通学の暇つぶしとなることを願って。
どうぞ。
あなたはやらかしたなぁという気持ちでいっぱいでした。俗に言う憂鬱というやつです。本当に憂鬱な気持ちなのはリュールのほうなのですが。
朝から人をほめることを嫌がる地域にいてあなたにそれを行っているように思ってますなどと聞いて愉快な気持ちになる人などいないでしょう。さらには相手が神竜ともなると頭が余計に痛くなります。
神竜は信仰対象でありそのような方を不快な思いにさせたとなればこの軍における自分への目は厳しくなり不和が生まれかねません。そうすれば戦場でどんな目に合うかわかりません。ただでさえ最悪次のブロディア国境付近で死ぬかもしれないのに、と考えていますが自身の保身のことも考えていることにあなたは自分に嫌気がさします。この軍のほかの人間であればそのような考えは浮かばないでしょう。
ここはやはり大人の基本、いや人間の基本であるごめんなさいを言うべきでしょう。ですがあなたは謝るのが下手なのです。何度も同じことで謝ってしまいかえって相手を不快にさせてしまったりします。ここは1回できっちりとケリをつけましょう。
朝食を神竜リュールと離れた場所で内心気まずい形で食べ、鍛錬をそれなりに終えた後でした。あなたはリュールに声をかけられます。
「"――"、私の部屋に来ていただけますか?」
来た。と同時に先に謝罪の件について話しかけなかったことから最悪の場合関係の終わりの時が来た、とも考えました。ここは覚悟していかねばなりません。あなたはそれを承諾するとリュールについていき、彼女のマイルームへと入りました。
謝罪は早めに、簡潔に、一度で終わらせなければなりません。リュールと向かい合うと目を見てきちんと謝罪の言葉を述べました。
――神竜様、今朝あのようなお話をしてしまい大変申し訳ございませんでした。
続いてあなたは深く頭を下げ続きを言います。
――神竜様がお望みになるのであれば今後必要時以外お近づきをしないことを誓います。
「そんな。やめてください。そんな風に――を思ったりしません」
あなたはこの時間が苦手でした。本当にそのように思っているのかよくわからないことが多いからです。あなたはおずおずと頭を上げました。
「――は誰かを褒めたりするのが相手を不快にさせると思ってるんですよね?」
正確には女性に対して綺麗と容姿などを褒めたりすることがですね。とあなたは返事を返します。
「でしたら……私を褒めてください」
はい?と、どうしてそうなるのかという疑問をもってリュールに聞き返します。
「私は自分のことをほめられるのは嫌ではありません」
リュールはしっかりとした目をもってその疑問に答えました。
「私が褒められて不快でないことをあなたに伝えて、それをセリーヌたちに伝えて確認を取れば少なくともこのソラネルの中で女性の方をほめることで不快になる人はいなくなるはずです」
あなたはそれを聞いてそれはまぁ、道理ではありますね。と返します。
「人を素直に褒められることができなくなる、それはとても寂しいことです。私だってあなたに助けられているんですよ?それに対してお礼をしたり称賛したりします。心から思っていることです。あなたがそれをできなくなるのは私としてもとても寂しく思います」
確かに人をほめることができなくなり素直に気持ちを出せなくなった世界は寂しいものだとあなたもそう思います。
「だから私を褒めてください」
リュールの意思は固いものでしょう。それは本編を通してからもわかることです。異形兵との初の会敵にて逃亡を主張し、人質を盾に要求を突き付けられてもそれをはねのける意志。目の前の彼女からはそれを感じます。本気であなたを心配しそれを解決しようとしています。あなたはこれに逆らうことなどできないと悟りました。
――私、褒めたりするのとか苦手ですよ?人並みのことしか言えません。誤解を与えて傷つけるかもしれません。
「かまいません。間違えしまったというのなら一緒に正していきましょう。さあ、どうぞ!」
リュールはえい、えい、むん!とでもいいそうなポーズをとって身構えました。
人に褒められることはそんなに身構えるものだっただろうか。あなたは人生で一番人をどのようにほめることにするか悩むことになりました。とりあえず見た目からほめていくことにします。
――前にも言いましたが神竜様はお綺麗です。
「は、はい」
――赤と青の髪と瞳。あなただけが持つその色合いはあなただけが持つ美しさです。
「ぅ……は、はい」
――嫌ではありませんか?気味の悪い口説き文句には聞こえませんか?
「いっ、嫌ではありません。人によるかもしれませんが……私はそのように聞こえません」
――でも神竜様、お身体をこう、くねくねしてるじゃないですか。お顔だって赤いですし。
「照れているんですっ。私だって照れるときくらい……あります」
うっそだー、とあなたは考えます。純粋無垢で素直な人たらしでフラグ建築士である彼女の行動をあなたはすべてとは言わずともみてきています。ゲーム本編でもそうでしたし実際当てはまることが多いのも事実です。
本当ですか?と聞いてみました。
「ほ、本当ですよ。恥ずかしぃ…です……」
じゃあ止めましょうか、というとそれは駄目です!と確固とした意志を見せてきます。仕方ないので続けます。
神竜様の所作は美しいですよね。テーブルマナーや普段の動きから品があって綺麗で目がひきつけられます。手を伸ばした時の指の先まで美しいです。
リュールは体をくねくねさせながらも手をせわしなく胸の前で動かしている。ただでさえ白い肌で綺麗な顔がだんだんと赤くなっていく。その白と赤のグラデーションで彩られた顔すら綺麗であり流石主人公、セリーヌ王女とかも綺麗なんだろうなと思いながらもあなたは言葉を続けます。
とはいえさすがに外見をほめる言葉はなくなってきました。ただでさえ語彙力のないあなたです。あー、えーといいながらも必死に言葉をひねり出します。もちろんたじたじになりながらです。
あとは……お声ですね。お声もとてもいい感じだと思います。神竜様の思いやりと素直さがでているお声をされていてとても聞き心地が良いと思います。
そりゃ声優オーディションしてるから当然だよなー?と思いながらもさすがに無理があったか?とあなたは思いましたが
「ぁぁぁ……も、もももう今日は終わりにしましょう!ううれれれしかったですから!今日は!おわわわわりにに!……しましょぅ……………」
どうやら一応失敗はしなかったようです。とはいえこんな反応を見るのは漫画とゲームとアニメくらいの世界だけなのであなたはこの微妙な雰囲気の中綺麗に会話の幕を引く方法を知りません。お、おう、いえ、あ、はい。そうですねとなんとまぁオタク特有のアレで閉めることになりました。
あなたの内心も微妙な感じであったためとりあえずこいつ、おもしれー女と思うことにしました。見事な首ちょんぱ案件です。
なお紋章士として顕現せずに見守っていたマルスは二人にはわかりませんでしたが腕を組んで生暖かい目をしていたそうです。
プロットがないからこう難産になるんだ。てかまだ6章なんだぜ?これ。まぁ後の話になっても全部なんやかんやで日常に組み込みますけど。
なんか恋愛クソ雑魚感が凄く久しぶりに出てきた気がする……タイトルが仕事してる。
あー!多分もうすぐエンゲージが終わってしまう。嫌ですわー!もっと続きやりたいですわー!
それでは今回もありがとうございました。