4月1日クリアしました
DLC4日前。そしてこの小説が投稿されたのが2月初めあたりで18章クリア。
クリアまで約2か月。おっっっっっっそ!!!!
エンゲージは神ゲーとまではいくには惜しいところがあるので(演出とか序盤の薄味感とか
神ゲーと良ゲーの間で良ゲー寄りあたりですわ
でも買っても後悔はしませんわ!
では今日も暇つぶしに
どうぞ
あのあとは兵士の一人がリュールに模擬戦を挑んできて結果的にほぼ全員と模擬戦をすることになりました。1対1だったり1対多だったりとあなたも混ざって模擬戦は行われました。あなたやユナカにとって1対多の戦闘はよくあったことですが、リュールはある程度場数は踏んでいるとはいえ一応目覚めたばかりなのでモリオン王には及ばなくとも一流クラスと戦うと苦戦してなんとか勝ったり引き分けたり、それなりに負けたりして経験を積みました。ちなみにあなたの1対多は大体トゥ!ヘアァー!な感じで剣道の次々とメーン!メーン!するアレみたいな感じでした。
そんなこんなで場所は城下町。なんかこう城下町というの見たいなー的なリュールの意見でそれなー、とそこそこの人間が同意したのでディアマンド王子に連れられて城下町の案内をしてもらっています。ゲーム本編では全くの描写がなかった城下町ですが流石城下町こと首都的な場所、ドラクエとかFFとかその他中世ファンタジー的な感じの露店やら土産物屋やらどこぞのマルチ商法団体が売っていそうな壺などの工芸品的なものを売っている屋台がうじゃうじゃあります。あなたはそれなりの旅をしてきたのでそこそこ珍しいものを見た、というほどではありませんが見ごたえがある風景です。そりゃ都会が好きになる。いるだけで目の保養。
特に目を輝かせているのはリュールです。起きて神竜パワーでリトスの地に降り立ったら化け物どもと戦闘してゲーム上では主要人物以外だれもいなかった城で一晩寝たら母君暗殺すぐさまフィレネへ直行後城攻略、書簡送ったのに殺害されかけるといった波乱万丈の人生を歩んでいます。こういった少しでも落ち着ける時間の中で盛んな街並みを見ることは初めてのはずです。興奮を隠せないのも無理はありません。
「わぁ……!ソラネルも広くていろいろありましたが、こちらは全く違って人も建物も屋台もたくさんあります!」
「神竜様にそう言っていただけるとは、光栄だな」
宝物を見つけたようなキラキラさせた目で興奮気味に発された言葉を聞いたディアマンドは微笑ましいものを見るかのように穏やかな顔になりました。世界の信仰対象である神竜から愛する自国の城下町をこのように見てくれるのは光栄を超えて国の誇りといってもよいでしょうから。同行しているヴァンドレのまなざしも温かみと少しの悲しみを帯びています。おそらくここにルミエルがいれば、とでも思っているのでしょう。
娘であるリュールが目覚めたらお話をして、ご飯を食べて、お買い物をして……というのが神竜王ルミエルの願いでした。今リュールは戦争の最中ながらもそれができる場所にいますがそれを一番共にしたかった相手はすでにいないのです。ヴァンドレの内心がルミエルの意思を継ぎリュールにこの光景を楽しんでもらえたら、と思っているのならばあなたも同様に考えています。ゲーム本編では城に泊まる、城下町を散策する等のことはありませんでした。本来ならすでにイルシオンの襲撃に遭いイルシオンへ向かって進軍している最中です。いつ来るかわからないけれどもあなたは日常を知らないリュールにこの日常というものを楽しんでもらいたいと思っています。
「ううぅん……いろいろあってどうすればいいかわかりません」
「なら順に紹介していこう。私が生まれてからずっと世話になってきた街だ。案内は任せたまえ」
フランとクランがリュールの両手をとって先導します。ほかの面子もディアマンドの案内によってともに歩いていきます。そんな中ある程度の案内を聞いたら一人で回ろうかなとあなたは考えていました。
「”――”、あなたも来てください。色んなものがありますよ!」
おっとあなたは名指しされてしまいました。神竜様のご指名ならばともにいかねばなりません。まぁそれもよいでしょう、これから先過酷な戦いを強いられる一人の神竜が純粋に楽しむ姿を見ることができるのですから。
「あ!鉱石です!こんなにたくさん種類があるんですね……」
「神竜様!これとかいいんじゃないですか?大人っ!って感じで!神竜様に似合うかと!」
「わぁ、この赤色が綺麗ですね」
「神竜様、こちらの落ち着いた色の鉱石も素敵ですよ」
とまぁネックレスやらジュエリーやらによるトークをフランやセリーヌが繰り広げています。クランは一つ鉱石を手に取ってみますがよさがよくわかっていないようです。
「"――"さん、色は確かにきれいかもしれないですけど……あんなに興奮しますか?」
――君くらいの年頃だとわからないかもしれませんね。年を取ればわかってきますよ。
「……たまにおじさんみたいなこと言いますよね」
実際前世を合わせればとっくにおじさんです。美術品やら花の美しさというものは若いうちから興味を抱いていなくとも年を取るにつれよくわかるようになるものだとあなたは思っています。年を取るというのもよいことがあるものです。年収は上がらなかったが。
「いいや、”――”は花の良さがわかる、ということさ」
「アルフレッド王子、どういうことです?」
「まだクランには早いかな?そのままの意味だよ」
「なんですか?それ」
「はっはっは」
目の前で蛮族系男子がまるで中世の王族のような話し方をしていますがおそらく気のせいでしょう。ちなみにルイは後方で腕組してきゃっきゃしてる女性陣を見ています。あなたは鉱石の一つを取ってじっくりと見てみます。この鉱石を加工してネックレスやら装飾品類にできればもっと売れそうな気がしますがそれはブロディアにはない技術です。イルシオンにはその加工技術があり戦争後は互いに持ちつ持たれつの関係が出来上がるのですが、そのことをさすがにこの場では言えません。ディアマンド王子がいる上に戦争状態の敵国と手を取り合いましょうなどと言ってしまえば論争間違いなしです。あなたは叱られたことをしっかりと覚えています。誰か誉めて。
「こっ!これはっ!よ、良いものですぞ!」
と急にユナカの興奮したような声が聞こえてきました。彼女は鉱石に興味あっただろうかと思いながらもどうかしたのかと声を掛けます。
「あ、”――”氏。実はよい武器を見つけたものでして……わたくしめはこういったものには目がないのです」
そうでした、ユナカは武器が好きなのでした。ここは骨董品店のようで高いものから安いものまでありなかなか種類も豊富のようです。あなたはユナカの持つ武器を見るとそのデザインはあなたの心に刺さるものでした。
――これは確かにいいデザインだ。あ、ここの曲線よくない?
「!?わかるのですか!?これが!そうですぞここの曲線が良いのですこの何とも言えない感じがなんとも!!それにそれに、持ってみてくだされ!」
あなたはユナカから骨董品を受け取ります。
――あ、ああ、ああああ良い重さしてるこの重量感がいい!この完全に観賞用として作られた感が本当に良い無駄に洗礼された無駄のない無駄な形状がたまらない芸術品は良いなぁ!
「そうですぞそうですぞ!その無駄が良いのですぞ武器としては欠陥品ですがそんなことはどうでもよくとにかく色艶重量感それらがとにかくよいのですぞおおおおおお!!!!」
――で、買えるの?
「……………買え……ま…せぬッッッ!!!」
骨董品は高かった。
リュールは二人をちらりと見ていた。
クリアしたのはいいけど俺明後日には共に旅した仲間たちの並行世界存在と殺しあうんだよな……
人の心ないんか?そもそもあの世界救いなかったわ(公式