恋愛クソ雑魚リュールちゃん   作:ごまだれ醤油

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誤字報告ありがとうございます。
邪竜の章配信されたのにウマ娘育成にどっぷりはまってガン無視してるエムブレマーがいるらしい
感想にて宝石にお話しありがとうございます。
それでは今回は短めですけど暇つぶしに
どうぞ


日常23

 うんぬんかんぬんでディアマンド王子に案内をしてもらってそれなりに時間がたったところであなたたち、いえあなたは今……

 

――アルトリウスゥ!何故資格のないはずの君が聖剣を使えるのか!なぜ使うときに頭が痛むのか!

――その答えはただ一つ……ハアァ―……

――アルトリウスゥ!貴様はァ!我ら暗黒邪教団が初めてェ!製造に成功したァ!魔道人造人間だからだぁああ!!!

 

「……えっ。……そ、そんな……わ、私が人造…つくられた……??」

 

「う、嘘をつくな!私は誇り高き父と母から生まれ……お、思い出せない!いや違う!い、いない…?両親は、いない?……う、うわああああああああ!!!!!」

 

――アーハッハハッハッハッハハハハハ!!!!

 

 劇の悪役を代わりに演じていた。

 

 

 

「まさか”――”に演技の才能があるとは思いませんでした。凄かったです!」

 

「あぁ、僕も驚いたよ。まるで本物の悪のようだった」

 

「お兄様はそれで飛び出していきそうだったではありませんか。ここはブロディアで私たちはフィレネの王族なのですよ?もし飛び出していればフィレネにどんな迷惑が掛かったことか……」

 

 目を輝かせて興奮したように言うリュールとは裏腹に、ばつの悪そうにセリーヌに視線でも非難されたアルフレッドは気まずそうにすまないとセリーヌに謝罪しました。あなたたちはなんやかんやでブロディアの大衆向け劇場の案内をしてもらっていたところ今やっている英雄譚的な劇の悪役の人が都合よく怪我をしたところにあなたたちが通りがかり、あなたの姿を見た劇団員のそれなりの偉い人が都合よくあなたに悪役を頼み、あなたが渋々と代役を引き受けて劇を一区切り終えてきたところだったのです。あなたが代わりの役を務めるのを了承した理由は主に好きにやってかまわないと言われたことと、ここがブロディア王家が懇意にしている偉い人がなんかいる感じだったそうだからです。

 神竜軍に協力してもらっているブロディアにはきちんと見返りを返さなければ神竜リュールの名が傷ついてしまうことからあなたが腹をくくったのです。とはいえあなたは現代において部活には入っていないものの演技の才能があり、悪役についてはあふれるアニメやゲームの知識が転生者特有で豊富に存在するため、それらとアドリブ全開でもすぐ対応できるスーパープロがいることであなたが悪役を演じることは超余裕でした。

 

「でも本当えらい迫力だったわぁ。実はああいうことしてたんとちゃいます?」

 

――いや俺清く生きてるから。人間作ったりとか非人道的なことしてないから。現に神竜様の軍に参加してるでしょ

 

 ジャンがからかうように言ってきたのですかさずあなたは突っ込みます。こういうとき相手が自分と同じ立場の一般人であるというのはあなたにとって非常に助かります。この軍のほとんどは王族、貴族その臣下と中世的世界観からすると無礼の働けない立場の人ばかりで素で話せる人間はとてもではありませんがそこまで存在しません。ジャンやユナカが一番気楽に素を出してはっちゃけられる相手としてあなたはとても助かっています。

 

「”――”はああいったことはもうしないのですか?」

 

 リュールは劇に興味を持ったみたいですがなぜかあなたにもう一度悪者をやってほしいようです。そんなに悪者をやってほしいのかと聞くとそうではない、と首を横に振って否定します。

 

「”――”があのようにこう、たとえお芝居でも感情を露わにすることはとても珍しいですから。また見てみたくて」

 

――そう言われましてもジャンやユナカとアンナに対しては彼彼女らが一般市民ですからそれができるのであって、王族貴族の方々にそのようなことはできませんよ

 

 そう返すとリュールは少し、しゅんとしてしまいました。誰とでも分け隔てなく接する博愛主義者なリュールからすればあなたの答えは寂しいものでしょう。

 

「そういえば”――”殿やジャン殿、ユナカ殿にアンナ殿は何故神竜様と共に戦っているのだ?差し支えなければ教えてもらいたいのだが」

 

 ナイスディアマンド。気が利く男。彼のその問いに、ユナカは指輪を探し際に嘘をついたのでその罰として、ジャンは医者として戦いながら治す力を得るために、アンナは家族を探すついでに、そしてあなたは迷惑だったからと答えました。

 

「迷惑だから?」

 

――平和な日常を過ごしたいのに変な化け物はやってくるわどこ行っても怯えてるわで迷惑していたんです。そして目の前にその元凶を倒しに行く団体が表れたのでその迷惑ものを倒しに行こうと。私はそこそこ強いですし知った以上待ってるだけというのはちょっと嫌だったので。

 

 具体的にいうとフィレネの風車村でうんたらかんたらな出会いをしてこの団体で実際世界救えるかわからんのよな邪竜の章なんて並行世界あるし、という感じで同行したのが始まりでした。事情を知っておいて終わるまで怯えたままというのが気持ち悪かったのもあります。あなたの参加した事情をあまり知らなかった者たちはほーん的な感情であなたを見てきました。そんなときです、なんか気品ある服を着た先ほどの偉そうな感じの人がディアマンドへ話しかけてきました。

 偉い感じの人、劇団の支配人はディアマンドとそれなりに仲が良い感じで昔から交流あるそうです。彼はディアマンドへともにいる赤と青の髪の女性が神竜である噂の真偽を確かめた後ディアマンドに次のようにお願いをしました。曰くイルシオンと戦争中だし邪竜は復活して化け物は出るわで民衆はそれなりに困って怯えている。そんなとき本物の神竜様が現れたと聞き、神竜リュールが主人公の英雄譚の劇をやって街に生きる人々を元気づけたいので、リュールと見事な悪役を演じたあなたに協力してほしいとのこと。ちなみにあなたが選ばれた理由は怒りさえ抱かせる悪役の演技力と悪魔のような発想力らしい。ついでにユナカも演技力高いので推しておいた。

 実は作られた人間だった、人間ではなかった、といった残酷で無惨な展開現代ではよくある設定ですが、このような時代にはあまりないものらしくその悪魔じみた発想を貸してもらって台本を書きたいのだとか。問題としてそんなことをする時間があるのかという話ですがなんかあるので問題ないのです。偵察とか襲撃とか進撃に足踏みそろえるとか補給とかうんたらかんたら。ゲームの支援会話もそんなこと考えてないと思うよ。

 

「私は構いませんディアマンド王子。母さんも私が目覚める前は世界を見守り世界の平和のために尽くしたと聞いています。母さんならばきっと民たちを安心させるために行動したでしょうから」

 

 ですから頑張りましょうねっ!とあなたの方を向いてリュールは言います。もうこれは完全にアレです。普段おとなしいやつがはっちゃけると面白いので見てみたいとかいうアレみたいなものです。国家案件なお仕事でもあるので断れるはずもありません。あなたはとりあえずどうしようかなと考えるのでした。




邪竜の章やらなきゃ……てか井戸からいけるのね。この主人公調味料とか入れちゃったよ。
あと神竜呼び出しされたあのリトス城に襲撃かけてきたっぽい黒フードのやつあれモデルからしてあいつだよね???
それでは今回もありがとうございました
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