調子がズタボロボンボンだったので初投稿です。
邪竜の章3章までやりました。結構本軸と別人感が出たので殴るのに罪悪感なしっ!でやれたので気が楽でした。特に邪竜セリーヌ。
ただし邪竜ディアマンドお前休めマジで。聖魔のリオンみある。
あとですね、みなさんの名前の横についているその、アイコンマークがですね、なんであるんでしょうね。うん。
「これが人間のやることかぁーーーーーッ!!!」
激怒したアルフレッドの声がソラネルに響いた。
あなたはソラネルの自室に戻ってネタを考えていました。ネタを考えるといわれても悪役が行いそうな悪行のシーンを書き、それをプロの脚本家に見せて脚本の参考にして英雄譚の劇の脚本にするという形です。今回は英雄譚、つまりは勧善懲悪モノでありわかりやすい悪が良いかもしれません。ですがそれで本当に良いのでしょうか。これは国家案件でもあり転生者特有に持っているあなたの知識の展開をそのまま書いてそれで満足してくれるでしょうか。好きに書くときは特に何も考えず書き散らすことができるのですが、それが仕事となると本当に考えたものが正しいのかわからず途中までかけたとしてもネタそのものが良いかわからず没にしてしまいます。ここは一度書くのをやめてソラネルを適当に回ってリラックスしようとあなたは外に出ました。
リラックスするついでにあなたは首領パッチソードを作るために色々と物をいれた井戸に立ち寄ることにしました。何気に邪竜の章公開の際にその章への入り口となっていることが判明した異世界とつながる不思議な井戸に色々と物をぶち込んでいますがきっと大丈夫でしょう。武器をいれたら書物が出てきたりするので調味料ごとき入れたところで問題はないはずです。実際来てみるとなんか変なオーラが井戸から出ています。水をくむ要領で井戸のロープを引っ張ると数々のものが飛び出してきました。チョコレートの剣ことビターブレードと……、やりました!首領パッチソードです!あなたの思い付きは見事成功しました!それなりに強いよ、とソラネルシステムが教えてくれています。今度は魔剣ダイコンブレードも作ってみましょう。
それはそれとしてビターブレードです。食べられる武器ではありますがこれで敵兵を切ったりして感染症等の心配はないのだろうかと考えたものの、特に問題ないとシステムが教えてくれます。そして正直気になっているのはその味。実際チョコレートの味がするのかものすごく気になります。それもそのはずこの世界にチョコレート的なものはありません。つまりは前世以来のチョコレートなのです。食べたくて仕方がありません。あなたの元日本人的な、これとりあえず食ってみるか魂があなたを武器を食べるという奇行へと走らせました。……チョコレートです!なんか、こう、チョコレートでした。味と舌触りとかがチョコレートでした。すごいすごくチョコレートでした。あなたは前世以来味わうチョコレートの味をかみしめていました。
―その時、不思議なことが起こった!
異界の井戸より現れたビターブレードを食べたことによってあなたの脳細胞が活性化し創作意欲がわくようになった気がするのだ!
ふとひらめいた!これはネタ作りに役立てるかもしれない!あなたは一目散に部屋に戻りました。
何をしていたのでしょう。そもそもやり方が間違えていたのです。最初から100%のものを作ろうとするからうまくいかないのです。たとえ80%であろうと50%であろうとまずは作ってみるのです。そのあとに足りない部分を補完してやれば100%へ近づき良いものができるのです。あなたが前世で行っていた仕事のやり方をすっかりと忘れていました。とりあえず枠組み作っとけ、書きたいところだけを書けを実践するのです。
……………………………
できました!あなたはなんかいい感じにやり遂げたのです!没案と書かれたノート的なものに最初の案は間違えて書いてしまいましたが次のネタからはちゃんとしたネタ帳と書かれたほうに書いたので問題ないでしょう。あなたさえ覚えていればよいのです。ましてやだれかが捨ててしまうなんてことをする人は誰もいないのでセーフですセーフ!おっとアンナさんネットワークから呼び寄せた珈琲がなくなってしまいました。アンナさんにもらいに行きましょう。あなたはなぜか没案と書かれたノートを抱いて持っていき、帰ってきたときはそれを持っていなかったのですがそれに気づくことはありませんでした。
「あ、セリーヌ王女。いらっしゃーい!」
「こんにちはアンナさん。今日も素敵な日ね。あら?それも売り物なの?」
「えっ?…ぼつあん?……あっこれ、きっと”――”が持ってたものだわ。お買い物の時に置いて帰っちゃったのね」
「なら、私が返しておくわ。あとその紅茶をくださる?」
「ありがとうございまーす!お願いねー!」
セリーヌは没案と書かれたノート的なものを見て気になっていました。悪魔的と呼ばれた発想の持ち主である”――”が出した没案とは一体何なのだろうと。とはいえ勝手に見るのは王女としてはしたないことです。リュールの件はあえて漏らしましたが。年頃の乙女は恋バナには勝てなかったのです。と、そこで思い出しました。没案くらいならみんなにも見せますよ意見聞きたいですし、と”ーー”が言っていたことを。
「(彼もああ言っていた事だし……少し見てしまいましょうか)」
パラパラとめくっていくと没案と書かれただけあって途中では書いて線で×印をされていたり、書いたのはいいものの世界観にはあっていないようで?マークをつけられたものなどそれなりにありました。
「(物語を考えるのってやっぱり大変なのね……あの場では作られた人間なんて言っていたけれど)」
読み続けているとそこから比較的綺麗な文字で書かれていることに気が付きます。セリーヌはあら?と困惑しながらも興味の方が勝ってしまったのかその先を読み進めます。すると
”設定:心優しき王女。だが優しさは弱さと考えているところもある。平和のためならばどんな残酷な手段をとることに一切の躊躇がないところも。”
セリーヌはまるで自分のことが書かれたかのような気持ちになりました。一体自分のような人間をもとにどんなことが書かれているのか、それに興味を持ってしまいその続きを読んでしまったのです。
とある世界。邪教徒との戦乱が開かれており、なんやかんやでそれは世界中に広がっていた。そんな中平和を愛する国の王女は非常に困っていた。父は死に、母である王女は行方不明となり他国とも協力してはいるものの明確な光明は見えずそれなりに疲弊していた。そんな中邪教徒がひそかに王女の近くに現れ秘密裏に交渉が始まる。その内容は平和を愛する国の平和を保障する代わりに同盟を結んでいる他国の人間を邪教徒の信仰する邪竜の食料として差し出せというものだった。戦況は変わらず光明は見えず、しかし悪くなる一方ではあるが状況を打開できる可能性がないわけでもない。
だが王女は確実で最も残酷な方法をとった。隣国の人間をすべて切り捨て食料として差し出したのである。そこに躊躇などなかった。覚悟があった。自分はこの国を必ず守ると。そのためならばどんな鬼となろうとも、と。交渉は成立し、しばらくしてその国には平和が訪れた。民たちは日常へと戻り戦うことなどなくなった。戦前と変わらない穏やかで安らかな日々が戻ってきたのだ。自分はやり切った、弱さを切り捨て自国を平和へと導いたのだという自負があった。
そんな時だった。ある日神竜を名乗る一行が城へ入り込んできた。神竜たちは自分たちを悪魔を見るかのような目でにらみつけて己を糾弾してくるではないか。黙れ、貴様らに何がわかる、私はこの国の王女。この国の平和を守るという責務がある。ほかの国の人間がどうなろうが知ったことか。そのためならば鬼になろうと。その平和を乱す貴様らこそが悪魔だ、と。その言葉に対して神竜はこう返した。優しさを捨て自国の人間さえ食らったお前が真の悪魔だ!と。
何を言っているのだこの馬鹿どもは。愛する我が民を食べたなどと意味不明なことを宣い、ましてや弱さである優しさを捨てたなどとなんともみっともないことをいう。優しさなどもったところで平和は訪れない。神竜様を名乗っておきながら弱さを堂々と主張するなどなんて惨めな生き物なのだろう。憤慨した。私自らが引導を渡してやると。そう剣を取った時だった。
あの邪教徒が現れたのだ。そしてこういった。ククク、バレたか、と。
……何を言っている?そう言うと同時に己の手が、口周りが濡れていることに気が付いた。ついているのは赤い液体、血だった。邪教徒は言う。
「それは貴様が提供してくれた隣国の民を食料に加工したものだ。ほら、貴様が食べたものだよ」
邪教徒は術をかけて王女をだましていたのだ。こんなものを食べさせて……死ね!邪教徒!と王女は剣を振るうが邪教徒は避けながらさらに言葉を紡ぐ。
「あぁ、すまない。嘘をついた。隣国の民といったな?あれは嘘だよ。貴様が食っていたのは自国の民の加工品だ」
王女は動きを止めます。何を言ったの?この者は。
「おかしいと思わなかったのか?何もかも戦前と変わらぬ日常に戻っていったことが。隣国の民を食料として差し出したというのに輸入輸出関係の貿易が狂い生活に影響が出るはずなのにその報告が上がってこなかったことが」
「貴様はなぁ、我々の術にはまったんだよ!あの交渉を良しとしたその瞬間から!」
「傑作だったよあの交渉を良しとしたときのお前の決断は!」
王女は震えた声で、だましたというの……?といいますがそれは邪教徒を喜ばせるだった。
「騙した?食料となるのが他国の民じゃなくて自国の民だっただけだろうが」
それが問題だ、そう言おうとした王女の言葉を遮り邪教徒が叫んだ。
「人の道を踏み外したのはお前の方だろぉがよォ!!!守りたかったんだよなぁ自国の民を?愛する民を!俺たちから!確実に!平和のために残酷な方法をとって!俺たちは一切強要なんてしてねぇのによぉ!!自国の民の平和のためならどんな残酷なことも躊躇なく行えるんだろ?それをお前が選んだってのになんで俺たちが責められなきゃならねぇんだよ!」
王女は何も反論できない。ただ聞くしかできなかった。
「あとさぁ……お前優しさが弱さだって思ってるだろ?」
ハッ、と王女は反応する。その反応を見て邪教徒はより笑みを深くした。
「これは傑作だなぁ!平和を愛する国の王女が!優しさを弱さと思っているだなんて!」
それの何がいけないの、ともはや苦し紛れに吐かれた言葉に力はない。
「馬ッ鹿じゃねぇの!?その優しさがどんな意味を持ってるか本当にわかってねぇんだな!」
邪教徒は急にスン…としずまると今までの乱暴な口調から落ち着いた丁寧な口調に戻して続きを言った。
「すまない、乱暴な言い方をしたな。……お前の思っている通り優しさが弱さというのは本当だ。だが同時に強さでもある。なぜそんなことが言えるかって?……お前は父親から、母親から何をもらった?」
王女は父と母の記憶を呼び起こす。そして理解してしまったのだ、二人が自分にくれた多くのもの、それが……
「そうだ愛だ!優しさだよ!その優しさがお前を育てたのだ!お前の父と母は平和を愛していた!だから争いによる解決を望まず対話による解決を求めてこの平和を愛する国はここまで来たのだろう!それをお前は弱さだといった!つまりは!お前が父から!母から!友人から!付き人から!騎士から!民から!もらったものを全て否定したのだ!!!」
王女の瞳が絶望に満ちる。
「優しさは弱さでもある。だがそれでもと!それでもと人類は優しさを求めてきた!誰かが幸せになりますようにと!貧困に喘ぐことがありませんようにと!暴力に虐げられることのないようにと!だれかがそう思ってほんのひとかけらの弱く儚い想いを紡いできた!たとえ明日死ぬとしてもほんのひとかけらの優しさがその人の救いになることもあるように!それがない世界は嫌であると!それは人の心の光を大切にしない世界が何にもならないことを知っていたからだ!だというのに!貴様は!それを弱さと塵芥のように捨て去った!」
王女は自身の所業の重さを思い知った。だがそれはあまりにも遅すぎた。
「だが安心しろ。私は優しい私は清い私は慈悲深い。罪の償いをさせてやろう」
パチンと邪教徒が指を鳴らすとそこには行方不明だった王女の遺体が現れた。お母様とつぶやかれる声はあまりにもか細い。
「今まで国民を食してきたのだ。新しいものを食わねば生きていけんよなぁ?」
王女の体の自由は邪教徒の術によりすべて邪教徒の思い通りに動く。そう、実の母親を食べることに。
”嫌っ!いやぁ!いやあぁ!やめて!やめてぇえ!!お母様!お母様ぁぁあ!”
王女の悲鳴とは裏腹に両手は母親へと近づいていきその肉へ歯を突き立て、かみちぎっていく。くちゃくちゃとした人の肉を咀嚼する際に出る音が響き、血が王女の顔と体を汚していく。やがて肉の部分を食い終えると骨へと差し掛かる。固いものを食べる際に発せられる特徴的が音が響きながらも、叫びをあげていた王女は食べることをやめられない。術によって狂うこともできず美味しいと感じる自分自身に絶望しながらも食べることに嫌悪感を覚えながらも快楽を感じる王女がそこにいた。
”コロシテ……美味シイ…コロシテ…コロシテ…美味シイ……”
……的な感じのことがそれなりに詳しく書かれておりそれを読んだセリーヌはもうすでに限界でした。設定の王女がまるで自分の様だと思ってしまい感情移入してしまったことが悪かったのです。胃からせりあがってくるものを止めることができませんでした。
「うっ……うぇえぇぇえ………げほッ、げほっげほっ……!!」
顔を真っ青にして胃の中のものを吐き出しせき込み、その場に倒れこむことこそしませんでしたが傍から見て明らかに異常であるとわかる状態でした。
「セリーヌ!?どうしたんだ!セリーヌ!しっかりするんだ!!」
近くにいたアルフレッド隊がセリーヌの異常を見て急いで駆け付けます。アルフレッドが背中をさすり、エーティエが手を握りながら呼びかけ、ブシュロンが拭くものを持ってくるといって急いで離れていきました。
「いったい何が……ん?これは本?魔術のようなものではない、普通の書物だな」
「アルフレッド様、セリーヌ様のお着換えなどはあたくしが」
「あぁ、すまない。没案?セリーヌはこれを読んだのか……?」
ひとまずアルフレッドはセリーヌのことを親友のエーティエに任せて没案と書かれたノート的なもの、さきほどセリーヌが読んだ内容を読み始めるとだんだんとその顔が憤怒へと染まっていき、邪教徒のあまりの邪悪さに気が付けば彼は叫んでしまっていました。
「これが人間のやることかぁーーーーーッ!!!」
書いておいてなんだけどなんだかすごいことになっちゃったぞ
自分のやった残酷な所業を正当化するような奴に因果応報な結末を与える展開は好きなんだけど
なんで俺推しにこんな目に合わせてるんだろう。
首領パッチソード 威力9くらい 重さ、そこそこ 技x2倍%で相手の一手を無効化する(その敵との初戦闘のみ