FE好きだけど積みゲーがおおい友人をこの小説を本編クリア後に紹介してエンゲージに引き込めました。
やったぜ。
でも友人は活字アレルギーだそうなので1話読むのに10分かかるのだとか。
今回はセリーヌの軍の中で一番〇〇なところが出来てるかちょい不安。
それでは今回も暇つぶしに
どうぞ
あのフィレネ陣営の感動的な場面の後、そっと止めて引いてGetWildを脳内で流しつつ、そこそこの靴で床を傷つけながらクソデカ部屋を後にしました。そして同じように出てきたリュールがとことことあなたのそばにやってきました。
「大変なことになりましたけどなんとかなりましたね」
――ええ。ですがあの様子ならばセリーヌ王女は大丈夫でしょう。鬼にならねばならないときが来たとしてもみんなから貰ってできた優しさが人の心を取り戻させてくれます。過ちは起きませんよ。
あなたはセリーヌ推しということもあって彼女のことが心配でした。優しい心を持ちながらもそれを弱さと思ってしまっていること。そしてフィレネのためならばどんな残酷なことをし、どれほど残酷であろうとも躊躇なく行えるといってしまえること。あなたにはそれが非常に危うく感じられていたのです。何か大きな過ちを過ちを思わずに行ってしまい恐ろしいものになり果てるような感じがあると。その不安も今回の騒動でどうにかなりました。優しさを弱さととらえてしまっていることは本編でもなかったので、今回それを共有し共に支えあう関係が構築されたことで彼女はたとえ鬼になったとしても人の心を失わず感じる心を持ち続けることができるでしょう。まぁ今回の騒動の責任の一端はあなたにもあるのですが。
「覚悟……ですか」
ぼそりとリュールが何か言った用が気がします。どうかしましたかと聞く前にリュールが口を開きました。
「それにしても、あなたが極刑をも受け入れるといったとき私がどんな気持ちだったと思いますか?」
――えっ。
「どんな気持ちだったと思いますか?」
大事なことなので2度言われました。そうです。あなたの命がけの進言はこれで3度目です。1度目はスタルーク王子らに対する首を出せ、2度目はモリオン王に対する意見申し立て、そして今回のセリーヌ王女誹謗中傷疑惑事件。リュールを心配させること3回、今回は事故だったおかげか怒髪天を衝くようなことはないもののあきれた様子を隠しきれていません。
――あの、あぁー……すみません神竜様。
「本当です。今回は事故で誹謗中傷の意図も事実もなかったからよかったというのに、いつも無茶をして。私の身にもなってください」
怒ってはいますがぷっくりとかわいらしさを残して起こっているリュールに対してあなたは無茶はしていないんだけど、とはさすがに言えず申し訳ありませんとただ謝ることしかできませんでした。
「あと、話は変わりますが純粋に好きとはどういうことですか?」
おや?どうやらリュールはあなたがセリーヌに好きと言ったことが気になるようです。ちょっと不思議です。ゴルドマリーとの支援会話では好きですか?という質問に対して私も好きですよと返していたのでそういったことを聞いてくるとは思いませんでした。ここは無難に返しましょう。
――そのままの意味ですよ。純粋にあなたが好きですという意味です。
「その純粋に好き、というのがひっかかります。好きではだめなのですか?」
――異性としてではなく人として好きです。という意味で使ったんですよ。
「……?強調する必要があるのですか?」
――基本的に好きというのは恋愛的な意味、異性としての意味で使われることが多いので。
なるほど、と納得したリュール。純粋だなぁとあなたがほっこりしていると急にリュールが質問してきました。
「”――”はセリーヌのことが好きなんですか?」
――好きですね。
静寂。リュールはゆらりゆらりと頭を動かしています。どうしたのでしょう。
「”――”は私のことは好きですか?」
これまた急に自分のことが好きかどうか聞いてきました。驚きますが答えは決まっています。
――えっ?まぁ、好きですよ。
「人として?」
――人として。
「好きなんですか?」
――好きなんです。
リュールは何がしたいのでしょう。あなたとしてはゲームのやり取りの一部のようなことができてうれしかったりしますが真意は全く分かりません。今リュールの頭の中では人としての好きと異性としての好きの違いを見つける恋愛授業が開かれているのでしょうか。
「ふふふっ」
急に笑い出します。何がなんやらわかりません。さすがにわからないのでどうしたのかあなたは聞いてみます。
「なんでもありません。それでは今日はお疲れさまでした。退室した皆からは司会役の私が上手く話しておきますからあなたは休んでください」
自分より上の立場であるリュールにそのようなことをさせるのはどうかと思いますが事態の中で中立であったものからの報告の方が良いでしょう。色々話して収まったよ程度の報告でしょうから。あなたはわかりましたと返すとその場を後にしました。
うんぬんかんぬんで次の日。なんやかんやでフィレネ御一行と遭遇しました。
「やぁおはよう”――”!」
「あっ、ごきげんよう。”――”少しお話してもよろしいかしら?」
アルフレッド王子の元気な挨拶とセリーヌの控えめな挨拶です。どことなくセリーヌの声のトーンが少し上がっている気がしますが昨日のことが影響でしょう。もちろんあなたの返事は了承です。
「ありがとう。改めまして。……先日はお騒がせしましたことをフィレネ王女セリーヌの名のもとにお詫び申し上げます。そして同じくフィレネ王女セリーヌの名のもとにあなたに感謝申し上げます」
暖かな感情が乗った簡易的な感謝の言葉の後に凛とした王女の雰囲気をまといあなたに謝罪と感謝の意を伝えてきました。あなたは目を開きながらもすぐに口下手ながらもその言葉に答えます
――あっ、いえ。セリーヌ様、もとは私が忘れたのが原因であのような事態となったのです。悪いのは私ですのでどうかお気になさらず。
「でしたらそれを事前の許しが出ていたとしても勝手に見て勝手に苦しんでそれに皆を巻き込んだのは私です。その謝罪はきちんとしないといけません。フィレネの王女としての謝罪、どうか受け取っていただけると幸いです」
全くの正論に対しあなたは反論する言葉を持ちません。仕方ないので論点をずらしてなんとかしましょう。
――で、では感謝の点につきましては私こそ受け取れるはずがありません。あの時あなたをお救いになったのは神竜様のお言葉とアルフレッド王子らとあなたの臣下の皆様方のはずです。私はあなたにかける言葉など受け売りの言葉しかありませんでした。
「それは違うわ」
「貴方の言葉だって私にしっかり届いていたの。正直なあなたの言葉、純粋に好きだからこそ信じたくて、それでもしないと思うと言ってくれた。断言ことしていなかったけれどあなたの目は信じてくれていた。私がしないと信じてくれた目をしていた。私との交流はたしかにそこまで深くない。でもあなたは信じてくれたの。私がお母様やお兄様やみんなからくれた大切なものを弱さと思っていたとしても信じてくれていたの。だって……あなたがくれた言葉がそう教えてくれたの」
――あの言葉?
「「優しさを失わないでくれ。弱いものをいたわり、互いに助け合い、どこの国の者達とも友達になろうとする気持ちを失わないでくれ。たとえそれが何百回裏切られようとも」……とても響いたわ」
――それこそ受け売りの言葉です。私は本当に深く裏切られたことも、優しさを一度失ったわけでもありません。その言葉をもらう資格が、ありません。
「いいえ、たとえそうでなくても私は受け取ってほしいの。だってあなたは優しさを心から信じているじゃない」
あなたはとっさに出た困惑の声と共に怪訝な表情を浮かべます。そんなに自分は優しさをそこまで信じていないのになぜそのように言えるのかという気持ちです。
「あの王女に向けた邪教徒の言葉、覚えているわ。優しさは弱さでもあるけれど人類は優しさを求めてきた。誰かが幸せになりますように、貧困に喘ぐことがありませんように、虐げられることがありませんように、弱く儚い想いを紡いできた。明日死ぬとしてもひとかけらのそれが救いとなることもあるように、それがない世界は嫌だと、人の心の光を大切にしない世界は嫌だと、……全部”――”が思っていることよね?そうじゃなきゃあんな言葉は、あんなに力強い字で書けないわ。心から書かれた言葉だって、わかるもの。たとえ理想論で綺麗事だとしてもあなたが信じていることでしょう?」
あなたは言葉に詰まります。
――信じてはいますけど同時に信じてはいません。私自身その優しさを忘れてしまうことだって、誰かを自分の弱さで裏切ってしまうことだってあるかもしれない。そんなに立派でいられるほど強い人間でもなければ優しくなんてありません。
「いいえ優しいわ。そしてそう言うと言うには、優しくありたいと思っている」
――違います。本当に優しいのはセリーヌ王女です。深い関係ではないもののあなたの優しさを見ることがありました。そして思いました。あなたのような人が本当に優しい人であると。すぐに自分のことに目が言って優しい人でありたいがために人を傷つけてけてしまったことのある私があなたに優しいといわれる人間では……
セリーヌはあなたへ近づいてあなたの手を両手で包んで胸元へと近づけます。
「ほら、優しくありたいといっているじゃない。”――”って素直じゃないところもあるのね。とても素敵で変わっていて面白い人。神竜様より早く知ってしまったわ。いえ、神竜様もご存じなのかしら?どちらにしろもっと早く知りたかったわ。……長くなってしまったわね。もう一度言わせて。”――”本当にありがとう。あなたのおかげで大切なことに気が付けた。みんなから貰った優しさが弱さなんかじゃないって気が付けた。私を思ってくれるお兄様や親友に友人に臣下がいてくれることも知ることができた。こんなに簡単だったのね。私もあなたが、好きよ」
一瞬好きといわれてぎょっとしましたがすぐに持ち直します。セリーヌから言われた好きはあなたの純粋に好きという言葉に対する答えです。ですが周りはちょっとそれに懐疑的なようで目を見開いています。
えっ?セリーヌ?えっえっ?まじで?セリーヌ様マジでございますの?セリーヌ様?なんて声が聞こえてくるようです。急いであなたはフォローを入れます。
――セ、セリーヌ様す、好きという言葉がそう言った意味でないのは分かってはおりまするがお言葉にはお気をつけたほうがよろしいと思われますがけど。
あなたも慌ててしまい変な言葉になってしまいました。
「えっ?……きゃっ。あの、私ったら、ご、ごめんなさい。はしたなかったわ。ありがとう”――”」
なんだか微妙な雰囲気が漂います。
「ところで”――”いいかな?」
おっと性善説の化身ことアルフレッドがナイスフォローです。ぶっちゃけ性善説好きすぎて王族としてヤバそうな気もしますが。
「セリーヌが言った通り君のそういったところを僕も知りたいと思ってね。ほら、君は身分関係を気にして礼儀を重視するから僕達とはこう、間があるだろう?これを機に取っ払いたいと思うんだ」
確かにあなたはこれまで貴族の方々とは一定の距離を置いて接していました。話す言葉だって敬語のままだったりします。
「構わないだろう?たしかに僕たちは身分としては上下関係があるかもしれない。だがこの軍にいる以上は仲間だ。よほどのことがない限り僕は対等の友人として接したい」
「というか、あなただけですわよ。もうそこまで身分を気にしているの」
「俺もそろそろ君と普通に話したいと思ってるんだよな」
「私もあなたとお話ししたいわ。新しい料理とかも興味あるし、珍味も少しは嗜めるのよね?」
「私もお話ししたいですねぇ。ゆっくりと」
ここまで言われてしまっては多少は歩み寄るべきでしょう。とはいえどこぞの司祭のように「うぇーい!!!」となどとは口が裂けても言えません。なんであいつ言えるんだ。常識あるのに。
――そうですね。少しくらいは柔らかくしましょうか。いきなりは難しいので徐々になら、ということでおねがいしますね。
「あぁ。もちろんだとも。そして君に言ってなかったことがあるんだ。だからこの機会に言わせてもらおう」
おや?いったい何でしょう
「”――”のあの物語読んで僕は思ったんだ」
「君は人の心がないね!」
――オイコラ
あぶねぇ!好きよのところ大好きって最初書いてしまった!あぶねぇ!
俺は負けねぇぞ!感想欄とか書いてる最中のなんかそういう雰囲気には負けねぇぞ!
この小説は恋愛クソ雑魚リュールちゃんだぞ!!!ほら!リュールちゃんポイントちょこちょこ貯めてるだろ!最初のところとか!
片方失恋する物語とか書く気一切ないですわ!推しが失恋するとこなんか書くわけないですわ!
ということで今回もありがとうございました。
恋愛クソ雑魚セリーヌちゃん(あくまで参考)
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