恋愛クソ雑魚リュールちゃん   作:ごまだれ醤油

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GWで楽しいゲームのセールやらないかな。
それでは今回も暇つぶしに
どうぞ


日常27

「うらやましいです」

 

 リュールはふてくされていた。原因はその場にいないあなたです。あなたがフィレネ御一行との壁がある程度取っ払われたことにより少し感情を出して話すことが多くなったのです。それに対してリュールにはいつもの堅苦しい感じのままです。本来それが正しくアルフレッドのように気さくに友人関係となり夜中に笛をピーヒャラピーヒャラ吹いたりするのが異端なのです。なのにここ最近のあなたとフィレネ一行の様子ときたら……

 

 

 

 

――革命!

 

 楽しく大富豪をやっていた。

 

「なんと!我がフィレネに革命を起こすとは。流石人の心がない”――”だ」

 

 あのアルフレッドの君には人の心がないという台詞から今度は神竜軍に「人の心がない」ブームが流行っていました。

 

「しかたありませんわ。人の心がないのですから」

 

――まだいいますかそれ。

 

「君の自業自得じゃないか」

 

 全く持ってその通りです。あなたはセリーヌ王女に己を律するものとしてあの没案の話を書いた書物をもらえないかと言われたので原本と加筆したノートをあげたのである。ノート的なものを上げた時のセリーヌの表情は王女のものであり、そして同時に危うさを感じることのないものであったのであなたは勝手に強くなられた…ッ!と後方保護者面をしました。ちゃんと加筆しておいたと伝えた時のえっ、加筆したの?というような一行の表情はよく覚えています。推敲するって言ったじゃないですかと返すと、いやそうだけど……アレにまだ足したの?という反応を返されました。ちなみに足した台詞は以下のものです。

 

――――――――――――――

 

「国を守る!そのための覚悟というのは最高だな!覚悟というのは最高の免罪符だ!どんな罪さえ正当化される!たとえ今貴様が親殺しをしようが、子殺しをしようが、人を食料にした以上罪の意識すら感じることはないだろうよ!何故って?正しいからさ!貴様がやってきたことすべてが!何かのため!誰かのためと!そういう最高の言い訳をすれば、どんなことをしてもいいというのは、良いことだな!!正当な理由があれば!何をしてもいいってことさ!世の中は綺麗事では回らないことの方が多い!だからこそ痛みを感じる心を!優しさを思う心を!忘れてはならないというのに!貴様は獣へと堕ちたんだよ!」

 

――――――――――――――

 

 いやあれだけやったのにまだやるの?もうちょっと手心を……と引き気味でしたがセリーヌは違いました。それも自分にとって必要なものだから追加してくれてありがとうとあなたに言ってくれました。その時の顔が前よりどこか柔らかくなっていることに気が付きお綺麗になられた…とこれまた勝手に感慨に耽りドラえもんのごとく生暖かい目をしました。後方保護者面。

 

 

――随分な物言いですな。だが私の手札はそれなりに強い。革命返しされなければ。

 

「では王女の名の元に悪しき革命者を罰しましょう。革命返しです」

 

――あっ…ちょ

 

「助かりましたセリーヌ様。ではエースを」

 

「それじゃあ、私は2ね。」

 

 そんなこんなで順番が回ってきましたが

 

――何もできないんですけど。人の心ないんですか?

 

「あなたがいうことではなくてよ?」

 

 大貧民になった。

 

 

 

 

 

 

「マルス、何かいい案はないでしょうか」

 

「ふふ、君がそんな我儘を口に出すなんてね」

 

「?……我儘ですか?シグルドには前にお願いしましたけど」

 

「そうだね。僕が言ったのはもっと彼と仲良くなりたいという我儘という意味でだよ。そう言った目的の我儘は初めてだろう?」

 

 そうだったかなと首をかしげているリュールを見るマルスは微笑ましいものを見るような目で見ていました。実際誰かと仲良くなりたいと思ったときリュールは自分から行ったりしてコミュニケーションして親交を深めます。ですが今回の相手はあなた。壁取っ払ってよといっても無理デースと返されるのがオチですしそんな簡単に中世的身分制度の壁は薄くありません。

 

「マルスはそういったことはなかったのですか?」

 

「そうだね。僕はみんながいてくれたからそれに応えてきた感じだったから。仲間に対して恥ずかしくないようにしていたよ」

 

 実際マルスはアリティアの王子として生まれその人格から皆に親しまれ、みんなと共に戦ってきた英雄王です。その人格は表ではだれも知ることのない影の英雄さえ誕生させたほどです。とはいえ人格に関していえばリュールも満たしていると思われます。神竜とだけある上に長く長くルミエルから貰った愛情が彼女の人格と神竜としての信仰対象としての威厳を保っているのでしょう。常に誰かのために、優しさを持ちつつもそれを捨てることなく冷静に考え相手を肯定する。この性格が多くの人の救いとなっているのです。

 

「私も神竜として恥ずかしくないようしてきたつもりなのですが……。何が駄目なところがあるのでしょうか」

 

「そんなことはないよ。ただ彼がそう言った身分による礼儀を重んじているだけさ。……といっても君はもっと素の彼と接したいんだよね」

 

「……はい。王族や貴族ではないジャンやユナカやアンナだって私とはこうして公的ではない場所では気さくに話してくれるのに”――”だけはちょっと寂しいです。無理強いすることでは、ないんですが……」

 

「だったら簡単だよ。友達になってほしいと言えばいい」

 

「友達……。アルフレッドのようにですか?」

 

「そうさ。アルフレッドという友人がいるのだから一人増えたって変わりはしないさ」

 

「なって、くれるでしょうか。」

 

「彼はそういうことを無碍にする人ではないはずだよ」

 

 目覚めてからずっと一緒にいてくれたマルスの言葉を受けてリュールはあなたを呼び出すことにしました。

 

 

 

 

 

 私の部屋に来てくれませんか?とリュールに呼び出され久しぶりの褒め褒め大会かな?とついていったあなたは部屋に入って向かい合った瞬間の何か決意したようなリュールな表情から何か違うということがわかりました。

 

「”――”、私と友達になってください」

 

 なんともまぁ急なことを言われたあなたは腕を組み大きく首を傾げてしまいました。一体どういうことかとあなたは説明を求めます。

 

「私と友達になってくださいということです」

 

 このカードが違うとはどういうことですか?カードが違うというということです、といったやり取りはゲームでも似たのがあるため好きではありますがやはりわかりません。

 

「”――”はジャンやユナカ、アンナさんとは普通に接しているのにほかの方、王族や貴族の方とは壁をおいて接してますよね?」

 

 それは当然のことです。なんか知りませんがめちゃくちゃ打ち解けて素で話していたゲーム本編とは違って王族貴族制度があって失礼なことを言ったりすると最悪極刑となりうるのに素を出して話すなんてこと危なくてできるはずがありません。といいながらもあなたは王族にやたら問題のあることをやらかしていますが。

 

「それでも最近はアルフレッドやセリーヌとフィレネの王族貴族の方と打ち解けましたよね?とらんぷで遊んでいたのをみました」

 

 すこしむっとした顔をするリュールがかわいらしいですがこれはちょっとまずい感じがします。

 

「これで打ち解けていないのは私と守り人の3人だけになります。でもフィレネの皆さんと打ち解けたあなたなら3人とも打ち解けますよね?」

 

 それもそうです。フィレネの王族貴族らと素を少しだしてトランプで大富豪をして冗談を言い合うようになってきたというのに守り人の特にフランとクランはあなたが戦い方の指導をしておりなおかつ年下でもあります。守り人という役目さえなければタメ口で話していたことは間違いないでしょう。ヴァンドレに関しては年長者なので普通に敬語で接しますし、彼はもっと軽く接してというタイプではないでしょう。あなたは顔をむむむ、とひきつらせます。

 

「私は駄目なんですか?」

 

――その言い方はずるいですよ神竜様。

 

「ずるくて結構です。これでも最初は私の騎士にしようかと思ったんですよ。でもそれだと守り人の存在意義が問われてしまいかねないのでやめて、アルフレッドと同じ友達ならと思ったんです」

 

 おのれアルフレッド貴様がいなければ……!と思いましたがその時はルミエルという実の母を失ってそんな彼女に寄り添うためだったので仕方ありません。そして何気に〇〇しようとしたけど妥協して□□にしたという交渉テクニックまで使ってきています。

 

「”――”と私はそれなりに長く戦って一緒に過ごしてきましたよね?それなのに壁があるのは嫌です。……ただ友達になりたいという願いを聞いてはいただけませんか?」

 

 ただ友達になりたい。その願いを否定できるほどあなたは善性を捨てきってはおらず神様たるリュールがここまで言っているのです。断れるはずがありません。わかりましたとあなたは返事をします。

 

「――!それじゃあ、いいんですね!?」

 

――はい神竜様。これより私たちは友人です。まぁすぐに素を出してお話しするということは難しいですからその点はどうかご容赦を。

 

「はい!大丈夫です!……やっとあなたと素でお話しできるんですね」

 

 リュールの顔が喜びの笑みを浮かべています。どこぞの銀髪侍が言っていたように女の最高の化粧は笑顔とはよく言ったものです。セリーヌの涙を流していたけれども浮かべられた笑顔もリュールの花が咲いたような笑顔もどちらも素敵なものです。だからでしょうか。あなたがいつぞやの時のように墓穴を掘ってしまったのは。

 

――それでは神竜様。名前呼びは誰もいないときでよろしい……いえっなんでもありません

 

 失言です。なんということでしょう。間違いなくあなたは余計ないことを言いました。この発言を取り消すべくデュエリストたるあなたは「墓穴の指名者」を使い墓地へ行った自分の発言を無効化しようとしますが

 

「名前呼び…?そういえば私、皆さんから神竜様とは呼ばれますがリュールと呼ばれるのは紋章士たちからだけです…!私の事、名前で呼んでくれるんですか!?」

 

 リュールの「神の宣告」!見事に「墓穴の指名者」を無効化されてしまいました。リュールは水を得た魚のように目をキラキラと輝かせ貴方に迫ります。これはいけません。どれくらいいけないかというと片道1車線を走行中に前から軽自動車が2台並列してやってくるレベルでいけない事態です。ここから入れる保険はあるんですか?

 

「友達というのは名前で呼び合う仲のはずです!私、名前で呼ばれることの方がとても少ないですし多くの人からも神竜様と呼ばれますからリュールと名前で呼ばれたいです!呼んでくれますよね!?ね!?」

 

 そんなものはなかった。

 

「そうですアルフレッドにも名前呼びをお願いしましょう!」

 

 おおっと!正面からくる軽自動車が大型トラックにクラスチェンジしました!神竜信仰がただでさえ基本的に世界中に根付いているこの世界で神竜様をただの一般市民が名前呼びしてますなんてことがばれたら信仰に篤い人たちがガチギレして血祭り待ったなしの可能性がそれなりに存在します。アルフレッドはそんなことはしなさそうですがお国が許してくれそうにない気がします。それにどこから漏れるかもわかりませんのでそれだけは決して阻止しなければなりません。

 リュールを必死に呼び止め、あなたはアルフレッドは神竜信仰が篤いフィレネの王族であること、たとえ友人といえども畏れ多くてできないであろうことを説明します。それを説明し終えるとリュールはしゅんとなってしまいますがそれでもリュールは最後の希望を持っていました。

 

「”――”は名前で呼んでくれますよね?”――”がいってくれたのですから!」

 

 そう、あなたです。リュールの目はまるであなたのことを疑っていませんでした。いったいその自信はどこから来るのか、そもそもキャラ違うんじゃないかと思いますがリュールはやってはいけませんと言われながらも「うぇーい!」とか言い出したり、人生は死ぬまで暇つぶし(キリッ)とかいう中二病にカァコイィイ‼してしまう純粋な心の持ち主でした。あなたは普通の人間なので友達なのに名前で呼んでくれないのと言われて嫌ですとはいえません。ですから……

 

――わかりました。お名前でお呼びしますから。他の方には内緒で…せめて様はつけさせてくださいね。…………リュール様

 

「………っっっ!!!はいっ!」

 

 キキーッ!ドン!グチャァ!あなたは大型トラックと正面衝突しミンチよりひでぇものへとなり下がりましたが代わりにリュールは満面の笑みを手に入れたのでした。

 




「墓穴の指名者」
魔法カード
①:相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを除外する。次のターンの終了時まで、この効果で除外したモンスター及びそのモンスターと元々のカード名が同じモンスターの効果は無効化される。

「神の宣告」
カウンター罠
(1):LPを半分払って以下の効果を発動できる。
●魔法・罠カードが発動した時に発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
●自分または相手がモンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚する際に発動できる。
それを無効にし、そのモンスターを破壊する。


自分が楽しい二次創作全部GW機関だけ毎時間でいいから更新されてくれないかな……

恋愛クソ雑魚セリーヌちゃん(あくまで参考)

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