恋愛クソ雑魚リュールちゃん   作:ごまだれ醤油

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今回もちょっと文章が微妙気味です。
チェックはしましたが場面がおかしなところなどありましたら感想欄にてバシバシご指摘お願いします。
あと2、3千字で満足する体に戻りたい……
それでは暇つぶしに
どうぞ


日常29

 

 その場では女子たちによるお茶会が開かれていました。

 

「神竜様、あれから”――”との仲はどうなのですか?」

 

セリーヌがリュールに尋ねます。もちろんほかのエーティエやクロエ、ユナカにフランやアンナさんも興味津々です。というよりこの神竜軍の中でリュールが”――”に一定の興味を持っていると知らない女子はいません。

 

「はい。いただいたエメラルドは部屋で大切に保管していますし、以前ネックレスのように胸元に寄せてそうしたらどうかと聞いてみたのですがとても似合うといってくれました」

 

「素敵ですわ神竜様。たしかに真っ白なそのお召し物にはエメラルドの緑色の輝きが大変お似合いになります」

 

「アンナさんとしては故郷にこうせきを加工できるぎじゅつがあるからネックレスにしてあげたいけどブロディアにはないからできなくてざんねんだわ~。ひともうけできそうなのに」

 

クロエは男性から女性へ想いを込められた鉱石を送られた御伽噺のような出来事に酔いしれ、アンナさんは相変わらずお金儲けのことを考えていました。ふとリュールは気になりました。みんなからみて”――”はどのように見えているのだろうと。ということでリュールは聞いてみました。

 

「あたくしはやはり筋肉鍛錬ですわね。”――”のおかげで依然と比べて充実した鍛錬生活がおくれていますわ。最近では以前のだんべるについて鍛冶師に相談したところ重さを調節できるようになりまして。おかげでアルフレッド様とより厳しい鍛錬ができていますわ」

 

「私はやっぱりお料理かしら。おこめを使った料理はどれも美味しいものばかりだし、ディアマンド王子に城下町を紹介してくださった際に一緒に珍味を食べたりもしたわ。それに前は壁があったけど結構感情豊かな人よね。とらんぷの時とか」

 

「わたくしめとしては、良い骨董品仲間ですぞ。一緒に話しても楽しいですし良き友人でありますな。……暗殺術は気になるけれど

 

 打ち合わせの時にあんな風に”――”からも思われてますからいい関係ですねとリュールが言いますが、そのことは今は無しですぞ!とフランへ続きを促します。

 

「私にとっては良きお師匠です!神竜様を御守りするためにもユナカさんと一緒にいろんな相手を想定して訓練出来て勉強になりますし優しい人だと思います!」

 

「アンナさんにとってもいい人ね!よくお店の方を見に来てくれるしいろんなものをかってくれるおとくいさまよ!」

 

 各々と”――”について意見を述べます。だいたい一致するのが不思議な人ということですがおおむね好評のようです。あなたはこの場に入ませんが女子内で嫌われるということは避けられました。こういった話し合いでは女子は情け容赦ないのでもしこの内容を知ったならばあなたは胸をなでおろすでしょう。

 さて最後にセリーヌです。彼女だけがまだ”――”についてどのように思っているかを言っていません。

 

「最後は私ね。……”――”についてはやっぱり感謝しているわ。大切なことを気づかせてくれてお兄様たちが私を支えてくれることのきっかけを作ってくれた人だもの。そしてちょっと照屋さんで素直じゃないところもあって不思議で素敵な人。……神竜様はご存じ?あの人はね、とても優しい目をしてくれるの。私を純粋に案じてのことだと思うのだけれどあの件から立ち直った私を見てそんな目をしてくれるの。まるで亡くなったお父様が私やお兄様を見守ってくれていたような目。……人の心がない物語を書いたりするけれどやっぱり彼は優しい人なのよ。彼がくれた書物は大切にしているわ」

 

 それを聞いた皆は目を見開きます。それはセリーヌ王女がとても清らかな笑顔で声から本当に”――”に対する感謝と親愛が伝わってきたからにほかありません。美しく感じられさえするその雰囲気にみんな驚き飲まれてしまったのです。ふと、元に戻ったリュールは思います。”――”はセリーヌをこうまでさせるような優しい目をするだなんて私は知らなかったと。そのことがとてもうらやましく思えたのです。

 

「”――”がそんな目を……。よかったですねセリーヌ。セリーヌが知っている通り”――”は不思議な人です。私と出会ったころからそうでした。私を信仰対象というよりもただの偉い人というような感じで見てくれて、そして今は友達としてみてくれています」

 

「神竜様を、ご友人として……?」

 

「はい。私からお願いしたんです。皆さんが彼と距離を置いていたのに変わっていって、私も彼ともっと親密に話したかったんですよ。でもセリーヌにそんな風に思われて、先を越されちゃいましたね。うらやましいです」

 

「ふふふっ……大丈夫ですわ神竜様。きっとあなたにもあの優しくて暖かい目を向けてくれますわ。だって”――”は神竜様のことを気にしているようですもの。それに、愛の鉱石をもらいましたものね?」

 

「か、からかわないでくださいセリーヌ。あ、愛というのはまだわかりませんからあの時はただ驚いてしまっただけです。そういえばセリーヌと同じように私のことを彼が好きと言ってくれたんですよ」

 

 えっ、と一瞬静かになります。

 

「……?どうしたんですか?…あぁ、異性としてという意味ではなく人として私が好きと言ってくれたんです。ふふふ……フランのように言うなら”推し”?のようなものでしょうか」

 

 推しという言葉に反応してフランが勢い良く反応します。

 

「はいっ!私たち守り人はずぅーっと神竜様推しです!……でも”――”さんはセリーヌ様推しだって前に……」

 

 これまた全員がえっ、と声に出し驚いた表情になります。セリーヌは空いてしまった口に手を当て仲が見えないように上品に隠しています。全員の視線を独り占めしてしまったフランが慌てて補足します。

 

「えっと……前に”――”さんが神竜様のことを良く気にかけてるから神竜様のことがお好きだと思ってファンクラブにお誘いしたんですけど「”推し”っていうならセリーヌ様だよ」って言ってて……」

 

 フランは語ります。あなたはセリーヌを見るたび目を引き付けられるような気品があって所作が美しいし内に秘めた優しさがあふれ出ているところが良い。だが優しいだけではなく誰かのために戦える強さを持っているのがよい。とある人はこういった。天使とは誰かのために戦える人間であると。そして同時に戦い奪うことへの負い目があると。甘いといわれるかもしれないが自分はそういうところが好きだ。何故ならそれが優しさの証明であるから。自分が優しい人間になりたいと思っているという利己的な気持ちがあっての上ではあるが奪った命に対して負い目を感じられるというのはその重さを知っていることと同義。その甘さというのは人として上に立つものとして必要だと個人的には思っているから好ましい。そして何よりも人としてだれかの幸せを願い誰かの不幸を悲しむことのできる人間であるという人間として大切なものを持っているのが本当に尊敬できる、と”――”が言っていたと。

 

「……。あ、あらやだ…私ったらっ…こんな……は、はしたな…ぅぁ……っ

 

 少しの間呆然としていたセリーヌは自分の状態に気づきました。

 セリーヌはフランからきいたあなたのセリーヌへの想いを聞いていろんな気持ちがあふれ出てしまっています。自分が優しくて素敵な人、優しくありたいと称した人が自分を天使のようだとそのように具体的に思っているだなんて知らなかった。そしてフランに話した時からすでに”――”はセリーヌが弱さだと思っていた優しさを好きでいてくれて人として必要なものであると、何よりも人間として大切なものを持っていて尊敬してくれていた事。リュールからも自分の弱さについてそれは強さだといわれたことはあった。だがここまでセリーヌは”――”に想われていたとは知らなかったのです。そう、セリーヌはそこまで思ってくれたことの嬉しさ、恥ずかしさや何とも言えない感情であふれてしまってこんな顔を皆に見せるわけにはいかないと両手で耳まで真っ赤になった顔を覆ってしまいました。

 一方でリュールの中にはどうにもなんともいえない何かが渦巻いていました。”――”からは過去多く褒めてもらったことから好意的に思われていると自負があります。自分が綺麗であること、気品があり目がひきつけられること、赤と青の髪と瞳の美しさは唯一のものだと、声がいいこと、実際に彼の口からセリーヌにも言っていいたものの好きという言葉を聞き出しました。もちろんそれには満足していますが思い返せば主に外見での話。彼が口下手というのは彼自身から知っているもののセリーヌの内面についてはフランに饒舌に語ったようなのに、私をたくさん褒めてくれて好きと言ってくれて鉱石をくれて一緒にいてくれる私の内面に関しては一切の言及がなかった気がします。ただ言っていないだけなのだろうか、それとも外見しか見ていないのだろうか。でもそれだけで友人になるような人間ではないとリュールはわかっています。

 とりあえずセリーヌの所作は優しさがあふれ出ているそうなのでセリーヌから気品ある所作というものを学んでみれば”――”も自分をそのように見てくれるかもしれないと思いリュールはセリーヌにお願いしようとします。

 

「あのセリーヌ、”――”が言っていた……」

 

「し、神竜様ごめんなさいぃっ!きょ、今日は失礼しますっ!」

 

 ”――”の名前を聞くとセリーヌは真っ赤になった顔を両手で隠しながらお茶をそのままにして大声を出して脱兎のごとく逃げ出してしまいました。リュールとしても困ってしまいましたがリュールがとる行動は決まっていました。

 第三回褒め褒め大会。ただし内面限定の開催のため”――”を呼び出すことを決めたのでした。

 




ありのままに起こったことを話すぜ!俺は演劇完成までのつなぎとして女子会的なものを書いていたと思っていたらなんか当初の目的と違う流れになってなんか……なんかこんな感じになっていた!どういうことだ
この作品はクソ雑魚リュールちゃん!この作品はクソ雑魚リュールちゃんだから!
親愛セリーヌ書いてたらこんなんになっただけだからセーフ!セーフ!

おまけ

リュールの性別に限らず”――”がこの世に存在する場合アルフレッドとエーティエでアルフレッドがエーティエの腹筋すりすりから始まるラブコメが発生するDLCが無料配布される。
あとさ、ユナカの服の横、あいてるところあるじゃん?あそこにどこぞのオリ主くんがあやまって触っちゃってきゃぁ!とかいって顔赤くしたユナカとか見たくない?俺は見たい

恋愛クソ雑魚セリーヌちゃん(あくまで参考)

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