恋愛クソ雑魚リュールちゃん   作:ごまだれ醤油

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誤字報告ありがとうございます。
ユナカってござるっていってないよな→いってたわ……な回です。
あとユナカ人込み苦手だったりしてたけどそこは王子の案内だからついていったとかみんな一緒だったからとかそんな感じでよろしくお願いします
というわけで暇つぶしに
どうぞ




日常32

 「美味しいですぞこのカレー!わたくしめがいつぞや食べたものとは違いまする!」

 

 ユナカはあなたの作ったチキンカレーを食べて顔をほころばせました。過去にユナカはカレーソースで煮たトマトの鶏肉の煮込みを食べたことがあるのですが癖が強くてとてもじゃないが食べられなかったそうで。あなたが作っていたものをみて顔をしかめましたがあなたが作ったものは転生者特有の世界に絶賛される日本式に近いカレー。味見をさせてみたら食べられる!と言ってくれたためユナカの知らない新たなカレーとして提供しました。

 いやー、うまくいってよかったよとあなたは言いますがあなたはついこの間までアンナさんに頼んでおいたスパイス関連のことをすっかりと忘れていたのです。そのことからブロディア城の料理人に、お昼、いらないよ、と言ったあなたはソラネルにてカレー作りをしていたのでした。

 

 アンナさんはあなたが頼んだ通りのスパイスとその他多くのスパイスをいろいろと用意してくれたことによってこれで本格的なカレーが作れそうですが残念ながらあなたが作れるカレーは簡易的なものです。カレーの道を究める気もそこまでないのでカレーを研究する役目は誰かに任せることにします。

 今回もあなたは急に食事に出すことはせず自ら製作し味見することをしてから皆に提供しようと思っていました。伊達にあなたは現代で一人暮らしを利用してアレコレと男故に凝った料理を作ってきたわけではありませんからその無駄な凝り性を生かして転生者特有に美味しいカレーを作っていきましょう。

 簡易的なスパイスからのカレーの作り方としてまずは基本のスパイス3種類をそろえましょう。必要なのはカレーを思わせるエスニックな芳香をもったクミン、甘く爽やかでほのかにスパイシーな香りのコリアンダー、鮮やかな黄色が特徴のターメリックの3種です。これをなんやかんやで頑張って粉末状にします。機械的なものがないのですり鉢とかウインドとかを応用して頑張ります。今回作るのはチキンカレーなのでほかに鶏肉や玉ねぎ、にんにく等を用意して準備完了です。さっそく作っていきましょう。

 フライパン的なものに油を敷き鶏肉と玉ねぎとニンニクらと3種のスパイスを入れて炒めていきます。しばらく炒めたらトマト缶詰…はないのでちょっとつぶしたトマトと水と砂糖に塩、コショウを入れてとろみてきな物ができるまで煮詰めていきます。その中に鶏がらスープの素、ここでは魔法で都合良く加工されて保存された塊的なものを入れます。醤油とか味を調えたりして日本式っぽくしてそんなこんなで完成です!スパイスでのカレーって簡単に作れるんです。カレールーを砕くの忘れてそのまま鍋にぶち込んで中々全部溶けねぇ…なんて家事初心者みたいなことにはならないのでその点では楽です。ちなみにご飯は用意済みです。

 

「それにしてもこんなに美味しいものを一番先に食べてしまっては、皆に申し訳ないですな」

 

――これからまた作ればいいし。ユナカはもっと得してもいいでしょ。

 

「はて?といいますと?」

 

――だってユナカ、色々頑張ってるし。

 

「”――”氏ほどではござりませぬ。このカレーや脚本の手伝いに筋肉鍛錬の道具の提案などもされてるでありませぬか」

 

――いろいろと無駄に知識があるだけだよ。……ところで、まるっきり話変わるんだけどさ。

 

――打ち合わせの時体全体の見た目がいいっていったけれど、アレ嫌じゃなかった?言い方とか

 

「そんなことありませぬぞ。むしろ鍛錬した自分を褒めてくれてうれしかったくらいです。しかし何故そのようなことを?」

 

 あなたは言い方によっては女性にとって性的な物言いになってしまい不快にさせてしまうためと答えました。女性に対していい体してるじゃねぇかなどという蛮族みたいなやつが偶にいてそれを不快に思う女性がいるように同じ思いをさせていないか、そしてそういうことに過敏な場所で生きてきた経験があることも伝えました。おかげで人、特に女性をほめるのがまともに出来なかったと。

 それに対してユナカは大変同情的な態度をとってくれました。ですがそれにしては自分のことを饒舌に褒めてくれたがどうかしたのかと疑問を抱きそれをあなたに問いました。あなたはリュールとの褒める練習の件を話しました。

 

「神竜氏とそんなことを……あっ、ところで……」

 

 ユナカから何かしら聞きたいことがありそうでしたがその前にあなたから聞きたいことがあったので先に質問を口に出していました。

 

――あとさ、もう一つ聞いていい?

 

「んっ?なんですぞ?」

 

――これ聞いていいかわからないんだけどさユナカのその服の横の部分、空いてるけどなんか意味あるの?

 

 服の横の部分とはユナカがゲーム上でシーフの職業でデフォルトで来ている服のことです。その服にはウエスト横部分が大きく切り取られておりそこ切られたら死ぬんじゃない?危なくない?と思わせる部分です。この世界でも普通に来て普通に攻撃したり回避したりと着て動いているのでさすがに気になって聞いてみたのです。

 どうみても肌丸出しで虫に刺されたりなにか枝でひっかけて切り傷作ったりしそうな服ですから。

 

「この部分のことですか?もちろん動きやすくするためでござるが……。あ、わかりましたぞ。ふふーん。実はこの部分見た目ほどやわではないのですぞ」

 

――と、いうと?

 

「このわたくしめが来てるこの服には魔道の術がかけられておりましてな?見た目より頑丈でこの部分も敵の攻撃などをそう簡単には通したりはしないのですぞ!ちなみに害がなかったりすると触れられたりする感じでござりまする」

 

 へー、とあなたは感心してユナカのあけられているウエスト部分を見ます。魔法がかけられたものは色々あるけどよく作るものだなぁとじっと見ていましたが失礼と感じたのでさすがに目をそらしました。というかその格好で街の中を歩いていてぶっちゃけ露出度的にはよろしくない、露出狂と間違えられないだろうかと思いましたがそっとしておく、もとい聞くのはやめておきました。

 

「それにしても美味しかったでござるよこのカレー。もう何杯も食べられそうで……危険ですな…」

 

 ユナカは初めて食べたチキンカレーの舌鼓を打ちましたがその美味しさに食べ過ぎてしまいそうになる危険性を同時に感じました。その危険性を無視しチキンカレーを欲望のままに貪ればその結果は華奢で美しさを感じるウエスト部分に結果が現れるでしょう。

 

――今は私服の方が多いけど行軍中に……まぁそこの部分がアレになってると格好はつかんわな。

 

 逆に今その服を着ているということは実戦形式で鍛錬でもしてきたのでしょう。

 

「あっ、”――”氏!女性に対する配慮が足りませぬぞ!文句を言われるならそういった言葉でですぞ!」

 

 あなたはそりゃそうだと思いながらごめんごめんと謝るのでした。

 ですがそう考えるとユナカをはじめとするリュールやセリーヌなどの王族らに対して現代料理やこの世界の食材等から作られる料理を作り上げて広めるのはあなたのひそかな計画ですが、それらをパクパクと食べさせて体重を気にさせるという悪魔の所業が可能なことに気が付きました。食品ロスとかが気になった現代ではもうやっていないかもしれませんが中国人のおもてなしのごとく大量の料理を目の前に出しお腹がいっぱいになるまで出し続けるということを新料理で実現させ、美味しくパクパク食べさせる計画を妄想すると悪どい笑みが浮かんできてしまいます。

 

「そ、その悪どい笑みはなんでござるか……人の心がない所業をする気ですな!?」

 

――ちゃんと心あるから。ちょっといろんな料理作って皆に食べさせまくって体重気にさせてやろうかなって思ってるだけだから。

 

「心がない!心がないですぞ!こんなに美味しいもの食べ続けたら太るに決まっておりまする!!」

 

――食べたくないの?まだメニューたくさんあるけど

 

「まだあると!?…た、食べたい。食べたいですぞ……」

 

 ははは、食べたければ頭を垂れよとあなたは悪代官のごとくふるまいますがユナカが気が付いたように話を変えてきました。

 

「そ、そういえば聞きたいことがあるのですぞ!その、”――”氏は神竜氏とセリーヌ氏のことをどう思っているのでござるか?」




料理見直してみたらリトスの地にオレンジチョコあってチョコレートの食品化技術あるの!?ってガチでビビった。絶対超高級品やん。貿易で絶対強そう。
明治のチョコレートができるまで見に行っちゃったよ。
料理のところ見てみるとそれぞれの国の食文化が見れて面白い。今更だけど
フィレネに厚切りポテトフライあったりするし。お前その国にあるんか。
ところで前にも思ったけど乙女ユナカみてみたいな……みたくない?

恋愛クソ雑魚セリーヌちゃん(あくまで参考)

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