ようこそ選択肢に振り回される人生へ 作:らら
一体誰なんだ……?
今回短いです。
子供の頃…僕は、ハーレム系主人公に…憧れてた。
憧れてたって、諦めたのかよ?
うん、残念ながらね。ハーレムはイケメン限定で、フツメンやブスになると構築するのが難しくなってしまうんだ。
そんな大事なこと…もっと早くに気付けばよかった。
そうか…それじゃあしょうがないな。
そうだね。本当に…しょうがない。ああ…本当に、いい月だ。
うん、しょうがないから俺が代わりになってやるよ。
あんたはフツメンだから無理だったけど、心がイケメンなら大丈夫だろ?任せろって。
あんた(前世の自分)の夢は俺(今世の自分)がきっと形にして見せるからさ。
そうか…ああ、安心した……。
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そして今、心はイケメン(笑)を心掛けてきた僕の前にはこんな選択肢が現れている。
【俺がルールだ。一々喚くなこのメスブタがァ!!】
【じゃあチ○コだったらOKなのか?】
………ふざけんなよマジで。ふっざけんなよマジでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇえぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!
出会って数分の女の子に何言わせようとしてんだっ!何がメスブタだバカヤロウこの野郎!!
こんな奴がハーレム系主人公になんてなれるわけねえだろ!!夢破れる瞬間だよ!今更だけどさ!!
しかもただでさえ「じりどり…じて…よぉ…グスッうぇぇぇぇぇぇ…」なんてくっそきもい行動してんのにこれ以上評価下げる必要あります!?通報案件待ったなしだぞ!!
セクハラで前科ついたら一生恨むからなクソッタレ!!
「俺がルールだ。一々喚くなこのメスブタがァ!!」
「……何ですって?」
目の前の少女は俺の言葉を聞いて憤慨した様な表情を見せる。とても怖いです。
ふえぇ…そりゃそうだよう…こんな事いきなり言われてキレない女の人なんていないよう…
一刻も早く誤魔化さなければ俺の人生は終わりだ。
刑務所ENDを迎えないためにもとにかく口を動かせ!言い訳でも責任転嫁でもなんでもいい!!
よくわからんが喋れッ!役目でしょっ!!
「──なんて事をゲーム中に突然言ってくるカスが俺の地元には居てなあ…いくら相手の平静を掻き乱すための煽りとは言え、ちょっと酷すぎるとは思わないか?」
伝家の宝刀「俺は悪くねぇっ!なにも悪くねえっ!!」大作戦!!
この時神妙な顔でふてぶてしく尋ねるのを忘れるなッ
一瞬でも相手の怒りを鎮め困惑させれば俺の勝ちだ!!相手の表情はどうなっている!?状況は!?
「え、ええ…そう…ね……?」
キタアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!(゚∀゚)――!!
完っ壁な困惑!!疑念!!疑惑!!!猜疑心!!!!ほんとごめんなさい!!
でもあとはもう煙に巻けば我が軍の完全勝利!!
勝ったな冬月…ああ。
フッ…敗北を知りたい……。
畳み掛けるならいましかない!!丁寧に謝罪するんだっ!!
「君が随分手強そうだから挑発してペースを乱そうと思ってやってしまいましたが、冷静に考えると女の子に吐くセリフではありませんでした。本当に誠に謹んでお詫び申し上げます。……すみませんでした」
心の底から湧き上がってくる申し訳なさをフルスルットルで解放し謝罪を述べる。
……大作戦がどうとか偉そうなこと言ってるけど、ほんとはこんなクソガキ絶対許して貰えないだろうと内心ガクブルしてるのは秘密だ。……嫌われて当たり前だろこんなヤツ。
それを受けしばらく百面相していた少女だったが、やがて小さく溜息を吐いてこう言った。
「はぁ…もういいわ。悪意があっての言葉ではなかったみたいだし、許してあげる」
「……いま、なんと?」
「怒ってないって言ってるのよ。…伝わらなかったかしら?」
ホンマか?え?マジで?
「…本当にいいんですの?」
「っ…なによその口調」
動揺のあまりお嬢様口調になる俺。ジャッジメントですの!!
それに対し注視してなければ分からない程度に口の端を吊り上げて言葉を返してくれる少女。
どうやら怒ってないって言うのは本当みたいだ。いい人すぎない?
…あかん……わしこんな聖女みたいな娘にセクハラしとるんか……死ねばいいのに俺とか思っちゃうくらい聖人なのやめて!
死にたくなるから!!
【いいから早く答えろよ。しりとりの最中だぞ?】
【じゃあこれからもメスブタって呼んでもいい?】
やめてくれぇぇぇえぇぇぇぇえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!
やめっ、やめっ、ヤメロォー!!!!!!!!!!!!!!
ほんっとに空気読まないなお前っ!!謝罪会見開いた後に下なんか言えるかっ!!
誰のせいで進行止まってると思ってんだいい加減にしろ!!
何様のつもりだよ!?天上天下唯我独尊を地で行くキャラにするのやめて!!
ああいうのはカリスマとかないとただの痛い奴なの!!わかるっ!?
某金ぴか王レベルになってようやくカッコいいって思える次元なの!!
いくら馬鹿でもそれくらいわかんだろ!?
俺は普通に仲良くしたいのにぃぃぃぃぃぃぃぃぃいぃぃぃいぃ!!!!!!
「いいから早く答えろよ。しりとりの最中だぞ?(涙声)」
「え、ええ。そうだったわね。…ところで、何でそんなに泣きそうな顔をしているのかしら?」
「気にしないでくれ…」
もう嫌なんだ…自分が…俺を殺してくれ……(さわやかナイスガイ)
「(触れない方が良さそうね…)……最後は…沈降だったかしら?じゃあ...ウッドチップで」
ウッドチップか…相変わらずチョイスが渋いな。さーてどうするかなぁ…
なんかこれ以上しりとりを続けているとまた選択肢のアホ行動でこの娘に迷惑かける気がする。すごいする。
正直もうやめたい…態とプリンとか言って負けようかなとか考えていると不正は許しませんで!とでも言いたげなタイミングで''ヤツ''が来た。
……くんなよ………来んなよぉ!!誰も呼んでねえよてめえの事なんかよぉおおぉおぉぉお!!!!!!
【「突然ですが問題です!ぷんぷんとプンプンどちらの方がより可愛らしいでしょうか!?実際に言って確かめてみよう!!」】
【プリンと女の胸の感触はほぼ同じだという都市伝説を検証するために、目の前の女の胸を揉みしだく】
【何があっても眠らせると噂のプリンちゃん(ポケ○ン)になる】
あっーはっはっはっはっはっはっはっー!!!!!!!
トライアタックとは思い切ったな!!ふざけやがって!!
少しは自重しろ!!
バカァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!
最初のバスで何話使うんだろう…